こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

こんなに人の名前が知りたいことが今まであったか!?「君の名は。」

 約一年前に公開した新海監督アニメ。

 とうとうBDが発売したのでやっと見ることができた。世故に疎い私は世間様の情勢なんてのは知らないし特別知る気もないのだが、聞くところによるとかなり客が入ったようである。ロングラン状態だったためパッケージ化が遅くなったみたいだね。

 私は「ガメラ2 レギオン襲来」を最後に劇場には足を運んでいない、また今後は運ぶ気も無いのでもうお家で見るしか無いのである。それにしてもBD化を待たせやがってよ。

 全く関係ない話をしたいのだが、最初はこのタイトルを見てどうしても映画好きの私は大昔の実写映画の「君の名は」を思い出さないわけにはいかなった。昔の実写作品のアニメ化かと思ったら全く違うオリジナルのやつであった。アニメの方は最後に「。」が入ってるからそこで区別してるのだなと合点がいった。

 ちなみに実写の方の「君の名は」も当時の世間ではバカウケしたのだ。こちらは大人な恋愛ドラマであった。ヒロインの真知子がストールをシャレオツに巻く「真知子巻き」なる流行語&社会現象を発した作品であった。この巻き方ってのがヘップバーンがストールを巻くのと同じものなのだけれども最近の若い人にはいずれも謎であると思う。いい時代だったね。「ガキの使い」で浜ちゃんが世間で話題の「君の名は。」を実写映画のリバイバルが流行ってると勘違いしたコメントをしていてあれには「よくぞ、そっちの話をしてくれた」と私は感心した。さすがは吉本の天然ボケ王子だ。

 まだ語るとだいぶ後になって劇場実写映画の「君の名は」はNHK朝ドラ作品としてお茶の間にも浸透した。私のついでな話をすると朝ドラは「私の青空」を最後にそれ以降の作品はどれも見ていない。こちらの朝ドラ版は仮面ライダーブラックに変身したイケメン俳優の倉田てつをが出演していた。キリッとした眉と綺麗な目をしていて私の母のハートを持っていった男でもある。この倉田てつをを経て今は亀梨君(KAT-TUNのイニシャルKA)が好きな我が母のお話であった。

  あと、「ガメラ2 レギオン襲来」も素晴らしい出来だったのおすすめ!

              これにて無駄話おしまい

 

ガメラ2 レギオン襲来 [Blu-ray]

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 たっぷりと関係の無い思い出話をして、やっと新海監督の手がけた大ヒットアニメ映画「君の名は。」のお話に入ろう。もう一度言うが最後の「。」に注意だ。これが無いと別のヒット作になるからね。

 私の人生において新海監督との関係も長いものとなったな。まぁ、こちらの一方的に認める関係なのだが。新海作品は2002年の話題作「ほしのこえ」から2013年の「言の葉の庭」までどうゆうわけか全てを見ている。特別ファンとかでないけど何故か見ている。

 新海アニメといえば新作を出せばアニメ好きの間では話題にはあがることなのだが、作風からして人を選ぶというか、ちょっぴり暗めのお話もあったりで広く大衆にウけるって感じではなかったとイメージしていた。しかし、今作のこれだけのヒットで一般にすごくウケる物を作ったのだなと証明された。新海作品が認められればそれは私も嬉しい。しかし以前のような、見終わったあとに「ちょっとあそこがわからなかったな」って感想を言わすような少々難解な作り、なんかちょっと欝な暗い話、という素人ウケしないあの独特な世界の作りをもっと味わいたかった感もどこかに残った。そう思える程に今回の新作が本当にさっぱりして後味の良い作品で、これは私も完全に「良かった~」と感想を述べる出来であり、実にあっぱれである。

 年頃男女の入れ替わりというこれまた昔の映画「転校生」を彷彿させるようなワクワク要素に、SF的要素も加わっている。先の見えない展開で楽しめた。彗星が落ちてくるシーンが幻想的な美を感じさせる作りとなっていて見とれてしまった。この世の終りなんてのは案外にもああして美なる眺めなのかもしれない。と、死ぬ前の詩人みたいな感想も沸いて出た。新海アニメの魅せる技である安定の超美麗背景も健在であった。

 過去の作品と比べて色々と新しいと漠然と感じた。前半で学生が爽やかに青春している点がそうかな。そういえば前作の「言の葉の庭」の先生が出てたな。

 ストーリーのこととかよりも男女二人の主人公の愛の物語がなんとも胸がキュンとしてそれが一番の印象だった。甘く切ないよね。好きな相手なのに名前がわからなくなるとか切ない。今までの新海作品の女子ってどこか影がある感じがしていたのだけれど本作のヒロイン三葉ちゃんは文句なしに良いな。巫女装束で舞を踊る時がすごい美人だった。印象深いのは新海さんにあるまじき三葉ちゃんの「乳揺れシーン」があったことだな。あれ、ビックリよ。随分ポップになったな。目の保養でした。

 入れ替わりの記憶の共有は行われないため、スマホで日記やメモをして記憶を整理するという方法を取るのはおもしろい。私はスマホに詳しくないため、この表現が前衛的で驚きだ。

 物語のキーアイテムにもなった「組み紐」だが、三葉が学校に行く前に髪を紐で止めるシーンがなんか純としたエロス感があって印象深い。紐を口に加えて鏡に向かう女子はテレビでしか見たことがないのだが、あれを実際にやる人はいるのかしらと思ってしまった。

 本当にあるのか知らないが「口噛み酒」という例の嗜好品の存在がショッキングだった(いい意味でね)。花も恥らう美なる若い娘っこが、米を噛むことで発した唾液を発酵させてのお酒なら、そりゃあわざわざ儀式の場で作る程の十分に神聖な供物と言えよう。瀧君がこれを飲んだのを知った時の三葉の恥らう反応が可愛いかった。二人が始めて会った時にするお話がこの製法が実にディープな内容の酒の話題と、おっぱいを揉んだ話なので隕石が落ちるという危機迫る展開においてちょっぴり気分が和んだ。

 隕石が落ちることを誰も信じないため変電所爆破という別事件を意図的に起こして住民を無理やりにでも避難させるというのはすごいことをやるなと呆然として見ていた。犯罪だからね。爆破に一役かった土建屋の息子の坊主頭は女子二人に囲まれておいしい学園生活しやがってと羨ましくなりました。公序良俗に煩い私としてはこの坊主君の前半での女子とのチャリ二人乗り、後半でもバイクで二人乗りはよろしいと思えません。あと、坊主君のバイクヘルメットは工事用のなのか、そうであったら乗車用ヘルメットで無いのでこれもよろしくありません。おまけに話の流れ上仕方ないと言えばそうなのだが瀧君の飲酒のシーンがありますね。あれも未成年によるものなのでよろしくありません。

 劇中で交互に写される、入れ替わり後の二人の主人公は実は同じ時を入れ替えているわけでは無く、時を越えての別時間を入れ替えていたというトリッキーなネタ明かしにはやられたな。それは予想できなかった。欲を言うと同じ時制、同じ場面での二人のやり取りをたっぷり見たかったな。エピソードの後の方になっても二人はすれ違ったままでエンドなのかと「秒速5センチメートル」の感じが胸をよぎったが、ラストの長階段でやっと出会えたあのシーンは感動だったな。大人になった三葉がすごい美人になってたな。ヒロインが好きということが一番いいたい作品だったな、やっぱり髪の紐がおしゃれで可愛いく見せる良いアイテムだなと思えた。

 役者の事を言うと、ヘビーアニメオタクの私はプロ声優でない実写俳優の起用については快く思っていなかったのだが瀧を演じた神木君の声は合っていたな。なんらおかしい点はなかった。三葉の声も可愛かった。役者の子は知らない子だけど良い演技だったと思う。

 音楽マニアの間で有名な実力バンドの「RADWIMPS」が楽曲担当をした。知る人ぞ知るみたいなグループだっだのにアニメと共に楽曲もヒットしてMステに紅白にも登場して良かった。TVに出ないグループだったから見れて良かったよ。RADの曲がいいタイミングで流れるんだよな。アニメの映像だけどまるでPVみたいにしっくり来る。作品と楽曲で相性が良かったといえよう。

君の名は。(通常盤)

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なんでもないや

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スパークル

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夢灯籠

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前前前世

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 綺麗な物語を見せてもらったなと見終わった後に清々しい気持ちになった。新海さんの次回作にも期待。やっぱりアニメは素晴らしいな。日本の文化だ。

 

 

 

 

あの頃映画 君の名は DVD-BOX

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 こちらの「君の名は」も悪くない。一緒にどうぞ。