「嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい」は2018年8月に発売されたOVA作品。
コミックマーケット94とコミックとらのあなで発売されたもので、一般店には出回っていない。手に出来る者が限られるレア商品と言えよう。
作品タイトルがその手の人の願望をまんま言っちゃってるものとなっており、とにかく中身が気になって見てみた。
タイトル通り嫌そうな顔しながら女子がパンツを見せてくれる内容となっている。
最近放送したアニメの「あにトレ!」とか「One Room」みたく、男性主人公の一人称視点で物語が進行する。物語と言っても、シチュエーション特化型なので、女子と一対一でおパンツを見せてもらうだけなんだけど。
オムニバス形式で6話が収録され、各話ごとにおパンツ要因たる麗しきヒロインが1人登場する。6人それぞれのおパンツを順に見ることが出来る。
おパンツを見せてくれるヒロインは、メイド、アイドル、シスター、巫女、ナース、女子高生の6人。
そう言えばこの人のパンツが見たいで思い浮かぶ6つのカデゴリーがコレだと想う。おパンツ見たい女子のカテゴリーランキングでこれがベスト6のはず。コレを考えて作ったヤツは世の需要が良く分かっている。
絵は綺麗でヒロインは皆可愛い。
主人公がこんな殊勝な趣味を持っているのを知らない内であれば、ヒロイン達は皆ニコニコして基本的にこちらに好意的である。しかし、一度パンツを見せろという意志を伝えるとゴミクズでも見るような目となる。嫌々ながらも話の流れ上彼女達はパンツを披露しないといけないことになり、マジで嫌な顔してもしっかり見せてくれる。しかしそんな秘部を見せてくれながらも、彼女らの態度は蔑みのみ。最終的にはそんな変態な趣味があるのは哀れと思われる。主人公男性としては、何であれ見ることが出来たらこちらの勝ちみたいな感じで「嫌な顔」も含めて楽しんでいる模様。
これを見た感想は、おパンツシーンは美しい。そして女子のニコニコ顔から蔑み顔への表情の切り替えが素晴らしいと想った。
主人公はまずはスケベ、次にマゾなんだろうけども、そこにしっかりと共感は出来ない。しかし主人公はその道の極地に達している。何であれその位置まで高めたものは感心である。
突き詰められた変態性は、もはや美へと昇華されたものと考えて良いのではないか。再生し終わった時にはそう想った。
この作品はテーマこそ品性に欠けるが、決してそれは脆弱なものではない。ぶれることなく描きたいものを描いている点には拍手を送りたい。
パンツが美しかった。もうそれに尽きる作品であった。目の保養にもなった。制作陣はご苦労さま、そしてありがとう。この冬、私は素敵な作品に出会いました。
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