「がくえんゆーとぴあ まなびストレート!」は2007年に放送した全12話+未放送回1話のテレビアニメである。
これはリアルタイムで見ていた。
女子高生がメインの学園モノだが、一つSFチックな所は主人公が空中に浮くキックボードで通学することである。アレだけは妙に印象が強くて覚えている。
2009年放送の「けいおん!」の前にはまっていた萌え学園モノであった。
メインで堀江由衣ちゃんが出演しているから見るしかないと思って見ていた。
主人公学美の座右の銘にしてお決まりセリフの「まっすぐGOー!!」は印象的であった。
物語のメインとなる舞台は2035年の、高校である。メインで登場する5人の女子高生はリアルで言えば今年になる2018年度の生まれである。
この時代には少子化の影響下で若者の価値観が多様化したことから義務教育以降の教育機関である高等学校に進学しない子供が増え、高校教育は廃れてしまっている。作中では中学が終わったらもう働くという方がメジャーと言ってもよい状況になっている。仕事嫌いな私ならつまらなくても高校で三年間ダラダラする猶予を与えて欲しいと願うので、この設定は恐ろしい思う反面で、中々赴きがあるとも思えた。
学歴の良し悪しと就職の良し悪しの結びつきも昨今では薄れているような気もする。よって、職に就くという点から見て無駄な学を積む暇があるならさっさと社会に出るのも手という若者の考えも頷ける点がある。作品のベースに時代によって変わる若者の進路の取り方という世相を反映させたものを敷いた点は面白いと思った。
主人公の学美が高校に転校して来て早々に生徒会長になる。学校生徒会は書記が一人いるだけでまともに機能していないという酷い設定であった。私もひやかし程度に高等学校なる機関に通っていた過去があるのだが、生徒会ってあったっけ?となって思い出せない。
メインの女子生徒5人で集まって学校の学園祭を成功させようとするのが物語の大筋となる。
途中で、主人公達は高校の必要性すら弱くなる中で、学園祭などやる必要があるのかという疑問にぶつかる。これには見ているこちらも少し考えさせられた。そういえば私の通っていた学校では一回はやったと思うが、あとは途中で文化祭が無くなったと記憶している。
色々壁にぶつかりながらも青春パワーでそれを乗り越えて学園祭を成功させた学美達の姿は眩しかった。
女子で集まってグダグダやるだけのアニメも流行だし面白いが、後半は生徒会でしっかり活動をしていて結構熱のあるサクセスストーリーであった。
林原めぐみが歌ったたOP曲「A Happy Life」とED曲「Lucky & Happy」も良かった。どちらも当時既に亡くなっていた岡崎律子作詞作曲の過去曲のカバーである。
ED曲「Lucky & Happy」はアニメ「愛天使伝説ウェディングピーチ」のキャラソンのカバーである。こちらのアニメは牛乳飲みがちなアニメであった。暇があればこちらのアニメもチェックだ。
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それでは輝く未来にむけて まっすぐGOー!!
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