最近、趣味のネットサーフィンをしていると、どこぞのサイトで「ぷよぷよ」のバナー広告を見かけた。それを見てこの作品に対する様々な想い出が蘇ったのだ。なんせ私の青春の多くはこの「ぷよ」という名の愛苦しい物体を消滅させることに費やしていたのだから。
という訳で落ち物パズルゲーのムの名作「ぷよぷよ」を振り返ろうと思う。
「ぷよぷよ」は名作RPGゲーム「魔導物語」の登場キャラがパズルゲームで対戦する内容なのだが、私は何よりこのキャラクター達が大好き。特に多くのシリーズで主人公を務めるアルルが大好き。
「魔導物語」の方も歴史が長く、PC-98、PCエンジン、ゲームギア、メガドライブ、セガサターンと様々なハードでソフトが発売された。どのハードもかつて私がしゃぶり尽くしたものだが、今となってはどれも古き良き時代の遺産である。
そもそものことを言うと私はパズルゲーム自体はそんなに得意ではない。
名作の「テトリス」なんかははまってプレイして、シャトルの打ち上げも見て、兵隊のパレードも見れるくらいに腕を磨いたのだが、それがやっとのことだった。あとはゲームボーイで発売した同じ絵柄のブロックを二つくっつけるだけで消せる「ノンタン」の落ち物パズルを小学校の時にインフルで欠席した一週間ず~とやりこんだことあった。
そこへ来てこのぷよぷよと言うゲームは同じ色の「ぷよ」を四つもくっつけないと消えないという、それまで私のやって来たパズルゲームの中でもルールが複雑で難しいものであった。そしてモタモタしていたらテトリスと違って相手から攻撃を受けるというスリルの中で落ち着いてプレイも出来なかった。
他のパズルゲームでも「コラムス」とか「ヨッシーの卵」とか色々やったが、大抵がまともな戦績を上げられなかった。私の部屋の押入れにはパズルゲームだけで100本近くのソフトがある。出来もしないのに何でこんなにあるのか我ならがら謎。
私は「ぷよぷよ」が下手くそのくせしてアルルを始め可愛いキャラクターが好きというだけで、「ぷよぷよ」とつけばどのゲームでも買って来た。
実はストーリーモードをやっても最後のサタン様の所まで辿り付いたことはない。アルルでぷよを連鎖消滅させる最上限に達すると「ばっよえ~ん」と言うのだが、終ぞ自らのプレイでそのセリフを聴くことは叶わず、ぷよぷよ上手の従兄弟にやってもらったくらいである。
キャラが可愛い「ぷよぷよ」同様に「サクラ大戦」や「ときめきメモリアル」のパズルゲームもあり、下手なのであまり楽しめないくせしてやっぱりそっちも買ってしまった。私の他にもパズル云々は置いといて、キャラが可愛いからで釣られて買っては発売会社を喜ばせている奴は日本には少なからず存在するだろう。
「ぷよぷよ」から更に派生した「なぞぷよ」とか「ぷよぷよダンジョン」も買って来た。「なぞぷよ」はぷよぷよでやる詰め将棋みたいなゲームで、「ぷよぷよダンジョン」はパズルを離れたぷよぷよキャラ版の「風来のシレン」と言った感じである。このダンジョンの方は大変面白く本編のパズルの方よりもはまり込んだ。もちろんシレンも全クリしている。
↑ もう一人のヒロインとも言っていいルルーも可愛くてセクシーだった。
私の出来もしないのにぷよぷよソフトを集めたい欲求は高まり、スーパーファミコンの「ぷよぷよ通」のちょっとばかし追加要素あり版の「ぷよぷよ通Remix」というパッケージのパッと見で違いがよくわからないのまで買い揃えたりした。お兄ちゃんから「コレ、一緒ヤン」と指摘されたが、その実しっかり違うソフトなのだと言うことを見識の高くない彼は未だに知らない。そんなお兄ちゃんはウィッチというキャラクターが好きであった。
ぷよぷよも魔導物語もシリーズをたくさん重ねているのでソフトによってキャラ画のタッチが違っていたりするのだが、確か「ぷよぷよ通」とか「ぷよぷよSUN」では萌えとちょっぴりのエロス感を出した綺麗な画だった。そこら辺はもう完全にキャラ画に釣られて購入していたな。
あと「ぷよぷよ」ってナンバリングが2を「通」、3を「SUN」とかって表記するのでそこはおしゃれで良いなって思っていた。ドリームキャストでのシリーズ4作目が「ぷよぷよ~ん」と言う洒落っ気のあるタイトルだったのは印象的だった。
ぷよぷよと言えば開発元のコンパイルという会社を思い出すのだが、今は無くなったと聞く。サターン版のぷよ通に「ぷよまん」というぷよぷよの形をした饅頭の宣伝の紙が入っていたことは今でも覚えている。一度食べてみたいものだ。
ドリキャスで「ぷよぷよDA! -featuring ELLENA System-」というオサレなタイトルのゲームが出たのを買ったら、アルルが踊るダンレボみたいな音楽ゲームで「ダマだれた!」って思った。まぁあれはあれで好かったけどね。
ぷよぷよの派生元である「魔導物語」のセガサターン版をたまたま通販サイトで見たら、かなり高額で売られていた。買取も結構良い値だった。こちらももちろん購入してプレイ済みなのだが、こんなに高く売れるのかと思うと所持していることにちょっぴり優越感を抱く。
このサターンの「魔導物語」はキャラの画がとても綺麗で可愛いんだよな。このゲームの想い出と言えば、ストーリーを進めるとドラコかウィッチどちらかを仲間にする分岐ルートがあること。どっちも可愛い本作のヒロインキャラなのでどちらを選ぶか、かなり迷ったのを良く覚えている。結果ウィッチを選択したんだよな。
と言うわけでパズルゲームとしてよりも、個性的で可愛らしいキャラクターがとにかく好きで記憶に深く刻まれた「ぷよぷよ」であった。
これの新作がまだ出ているんだって思った。最近はゲーム自体買わないので暇があれば新しいのもやってみようと思う。
昔のキャラの声はゲーム会社の人がそのままやっていたのか、かなり素人くさかったが、今ではさすがにプロを雇っているんだろうと思う。今のアルルの声とデザインも楽しみたいものだ。
最後に「ばっよえ~ん!!」
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