こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

四隅にいるアイツを見つけろ!「ょすみん。DS」

ょすみん。DS」は、2007年に発売されたニンテンドーDSソフト。

 

 ここ10年程こつこつと近所の中古ゲームショップに通う中で、こんなソフトは一度も見たことがない。多分私の住んでいる地域では全く流通していないのだろう。

 

 そんなマイナーゲームなのかと思って調べると、そもそもはネットでヒットしたゲームらしく、ヒットを受けて携帯用ゲームソフトとしても登場したという。ということはそこそこに有名。だが私は令和に入ったちょっと今まで地球にこんなゲームがあったことを知らなかった。世界は広い。

 

 マジで存在も知らず、見たこともないソフトだったが、つい先日趣味のネットショップ徘徊を行ったところ偶然に発見してしまった。

 まずはこのキャッチーなタイトル、そしてジャケットが可愛い!名前と見た目だけで中身はマジで何も分からないが、とにかく購買意欲を唆る。特に小さい女子とかに受けるものだと思う。それになんとなく「すみっこぐらし」感もあって良いではないか。

 

 突然の邂逅からの運命的何かの引力が働き、気づくとポチして現在は我が家に。そんな感じで私の気ままなゲームライフの仲間入りを果たした素敵なゲームが「ょすみん。DS」なのだ。

 

 見た目だけでなく、中身も結構気に入ったので感想とかを書いていく。

 

ょすみん。DS

 このゲームのジャンルはパズルゲームになるが、従来のものとはちょっと変わっている。

 

 ゲームを始めると、正方形の枠の中に「ょすみん」というぷよぷよ的な可愛いのが最初からぎっちり詰まっている。無から積んでいく落ちものパズルとは一線を画するものである。

 

 このょすみん共は、それぞれ色と形状が異なる。

 枠の中のどこかを四角で囲み、その四隅が同じ色で揃うと綺麗に囲んだ内側が消える。これが基本ルール。あとはとにかくこれの繰り返し。

 

 四隅が合致する配置を見つけて囲んで消す。単純明快すぎるこのルールがありそうで無かった新しいものとして光る。

 頭は確かに使うのだが、積むパズルのそれとは違い、最初から用意されたものの中で答えを見つける瞬発力が重視される。

 見つける力で勝負する系のパズルは慣れないもので、最初こそ手こずったが、段々と目が脳が冴えてきて見つけられるようになる。勉強でもゲームでもそうだが、出来ないが出来るに変わると、人はとんでもなく快感を覚えるのである。四隅を見つけていっぱい消せた時の快感はもう忘れられない。

 

 単純ルールでワンプレイをサクッと遊べるため、寝る前のちょっとの時間におすすめ出来る。これはそろそろ脳が弱ってくるであろう親にもおすすめしたい。

 

 制限時間が迫っているのに、なかなか四隅が見つからない時にはイライラもするが、それもまたゲーム性なので良しとする。

 

 ょすみん達は人懐っこく優しい。あまり長いこと四隅を見つけられないようなら「こっちこっち~」と呼びかけてヒントをくれる。「ヤベェ、可愛い~」となる私の反応も不自然なものではない。

 ゲームを起動すると、まず始めに販売元の「スクエアエニックス」を可愛い声でコールしてくれる。入り口からもう可愛いのでプレイ意欲も増すというもの。

 

 囲む四隅は、最小4つのょすみんから成る。最大だと全消しに出来る。全部を一度に消した時には「う~ょすみ~ん!」を言ってくれる。まず全消しとはどんなゲームでやっても気持ち良い。加えてょすみんの可愛いコールがあると更にアガる。

 

 色んなモードで遊べてやりこみ要素も結構ある。とにかくやる事が単純で楽しく、頭の運動も出来る。操作性よりも見つける力なので、忙しくボタンを押す面倒もない。ゲーム性としてもパズル性としてもライトユーザー向けだ。

 

 楽しいし可愛いので癒やしを得た。

 これは良い買い物だった。

 

 忘れた頃に、またはちょっと人生にお疲れな時にやると程よく癒やしをもらえて良いだろう。そんなヒーリングパズルソフト、それが「ょすみん。DS」だ。

 

 

 四隅を見つける青春も悪くない。

 

 

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