「プピポー! 」は2013年12月~2014年3月まで放送した全15話のテレビアニメ。
この夏に放送されたアニメ「ハイスコアガール」と同じ作者が原作漫画を書いている作品。「ハイスコアガール」のヒロイン大野さんが好きで、大野さんみたいな黒髪ロングヘアーの主人公が出てくることからBDを見ることにした。
これはリアルタイムで放送していたことは知っていたが、当時は色々忙しくて見ていなかった。BDになってからまた見ようと想っていたら、放送からずっとパッケージ化せず、なんと放送から約5年経った今年の8月になってやっとBDが出た。
「ハイスコアガール」も一旦アニメ化が流れて放送が遅れたということがあったから、その関係もあってかな。詳しいことは分からないが、同じ作者の作品のパッケージ化がすごい遅れたな。普通は第一話放送した段階で半年後くらいにはBD出しますって告知するのにね。
とりあえず見てみると、一話が3分で終わる楽しいショートアニメであった。
黒髪ロングの主人公姫路若葉(ひめじ わかば)は霊的なモノが見える霊感体質の小学5年生。そのこともあってクラスの愉快ないじめっ子から因縁を付けられている。ある日の夕方に「ごじゆうにどうぞ」と書かれたダンボールの中に入れて捨てられていた謎の丸くてピンクの生物を拾って家に持ち帰る。「プピポー!」と鳴く謎の生物を「ポーちゃん」と名付けて飼うことにし、それから若葉の日常は色々と大変だったり愉快だったりするものへと変わっていく。
クールなヒロイン若葉が可愛く、相棒のぽーちゃんもとにかく可愛い。
ぽーちゃんのデザインはゆるキャラみたい。ゆるキャラは引き算をして作り上げるため、余計なものは削ぎ落としたデザインにするのが良いとされるらしい。そこへ来てこのぽーちゃん、引き算しすぎだと想う。失礼だが、小学生が三秒で思いついたと言われたら信じてしまいそうなデザインだと想う。
たまにちょっとだけ片言を喋るぽーちゃんも可愛い。移動の際にムキムキな足を生やしたことがあった。あれはキモ可愛い。
若葉をとことこん可愛く書いて、あとの仲良しのオカルト大好き娘や学校の陰キャラ同級生女子なんかは結構ブスに書いている。なるほど、主人公を輝かせるためにここでも引き算か。
若葉本人、若葉と同じく霊感体質の結城君が自分の霊感体質のせいで周りの人に被害が及ぶことを気にするというシリアスな心理描写もあるが、後は基本的にコメディな作品だった。
藤原啓治演じる若葉の父親が娘を溺愛し、ぽーちゃんも可愛がる暇なスランプの画家として描かれる。おもしろいおじさんだった。
ラスボス的なおっさんが、11歳の娘を不思議な池に沈めて16歳の嫁に仕立て上げるとかいうアホっぽい野望を抱いていたのも面白かった。
それにしてもぽーちゃんの正体だまさかあんなことになっているとは思わなかった。
無事にパッケージ化されてよかった。
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