伝説のアイドルアニメ「アイカツ」の放送がスタートして今年で10年目だという。
これの初回放送はしっかりオンタイムで見ていた。あれが10年も前か。マジで時が過ぎるのが早い。そんなに昔の作品だったとはな。
アイカツ10年と聞けば、やはり色々と懐かしく思い出すことがある。というわけで、思い出した事を書き殴って行こう。溢れる思いから発する危険度ゼロの文章の暴力がココにある!
当時は「何かまた可愛いの来た」と思って軽い気分で見ていたものだ。
絵が可愛いし、なんか楽しそう。そんなちょっとのワクワクが夕方の時間に味わえるなら良いではないか、くらいに想って見ていたのだが、これが意外にも熱いアイドル活動を扱ったもので結構心に刺さった。
あとは紫吹蘭ちゃんが可愛いので、こいつを推そうと想って継続視聴していたのだ。なんかいっぱいアイドルがいたけど、真面目に推しを考えたら蘭ちゃんが一位かもしれない。
一年で終わる系かと思いきや2年目もあったし、スターズとかフレンズとかその後もメンバーをとっかえひっかえで続くシリーズものになって行った。こんなに横幅を広げて歴史が続いて行くとは、初代の一話放送の時にはまるで想わなかったぜ。
シリーズの垣根をぶっ壊して全部がコラボしたオンパレードは、最後の最強祭りのテンションで毎話熱かったぜ。後半回でソレイユ、ルミナスがコラボしてガチ名曲「カレンダーガール」を披露した時には、どういうわけか泣けて来た。どういうわけか分からないが、まぁ仕方ない涙だったよな。そんなわけで、たまに泣ける展開もありなのがこのアニメの良いところである。
アイカツといえば、初代ED曲の「カレンダーガール」が一生聴ける名曲として有名。10年経ったのに未だに聴いてるわ。
なんてことのない毎日がかけがえないと大人は言うけど、若い自分達には何のことだか分からない。そんな内容を歌った「カレンダーガール」の初視聴から10年も生きると、やっとこさあの歌詞の意味、そして人生の深みが分かってくるというもの。アイドル達と共ユーザーも成長するわな。
去年放送のプラネットでは、まさかの実写とコラボしてVチューバー的な新時代アイカツが描かれた。あれは意外な方向への舵取りだったな。結果、まあまあ好きなシリーズだったけども。
10年もあればアイドル像とか活動のやり口もそりゃ変わってくるわな。
現在はテレビシリーズが途切れた、というか終わったのか?の状態で寂しくはあるが、始まりがあれば終わりもあるのがアイドル伝説。無理に続けるのもよろしくはない。幕を上げる時はサッと上げ、下ろす時も同じくサッと下ろす、それがステージでの美学というもの。
ここ10年で見たアイドル各員の熱いアイカツは、いつまでも我が胸に宿り続けるだろう。蘭ちゃんめっちゃ可愛い。
長いシリーズを組んだ中の第一号アイドルとなった星宮いちごは、今となってはもはや伝説のアイドルの仲間入りだな。彼女の人生もまた、これはこれでえりこじゃないけどアイドル伝説だったな。
やっぱり10年を振り返ると、懐かしの一作目の事をしみじみと思い出す。
弁当屋の看板娘がおしゃもじをマイクに持ち替えて世界に羽ばたいて行く。今思えば一大サクセスストーリーだったな。
この弁当屋の娘の小さな一歩が、後に長く続く伝説の始まりを飾るビッグステップになるとはな。当時はそんなに仰々しいことはまるで想わなかった。「いちごちゃんかわえぇ~」とか言ってお気楽に晩飯を食いながら見ていたものだ。
娘の羽ばたきを後押しするためにいちごちゃんのお母さんが用いた「しゃもじをマイクに持ち帰る」のフレーズは、いつまでも素敵に心に響く。キレイな弁当屋のお母さんを演じたのが能登麻美子だったのも当時は意外だった。もうお母さんをやる年代になったのかと思ったものだ。アニメも良いけど、とにかく声優好きなんだよな。
これを見ていた10年前の私は、社会の事をまだまだ知らないペーペーのガキだったわけだが、10年もあればそりゃしっかりと色々な事が分かってそれなりに成長するわな。そんな成長の都合を言えば、これに出ていた声優にも同じ事がいえる。声優好きとして、アイカツ声優にも当時から注目していた。この10年で彼女らの成長も分かって良いではないか。
いちごちゃんを演じた諸星すみれは、いちごちゃんと同じく本当に中学生の時に収録していたというからすごい。当時ガキだったのに、この伝説のアイドルに命を吹き込んだのか。すごい歴史を持つ女優になったものだ。ちょっと前に「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の感動の10話をBDで見たのだが、あちらでは病気の母を想う娘の役を熱演していたではないか。女優としてレベルアップしている。いちごちゃんのポワポワした芝居から一転してシリアスな芝居もするからすげぇ。
田所あずさ、大橋彩香らホリプロが発掘した才能もココから羽ばたいて行ったと思うと、初代アイカツの功績はデカい。ソレイユのメンバーを演じた女優陣は、今でも頻繁に名前も顔も見るくらいに売れて行ったよな。
そういえば初代のアイカツは、演劇と歌唱で人間を分けていた。田所あずさや大橋彩香は歌える声優なのに、ステージショーの時には歌ってないんだよな。今思えば、ホリプロ声優アーティストグランプリを取った田所あずさになんで歌わせなかったんだろう。
初代だとおとめちゃん、ゆりか様など、しっかり可愛いけどネタ要素も詰まったクセの強い名物キャラもいたよな。
今だったら黒沢ともよがおとめちゃんみたいな高い声の天然さんをやるなんて意外すぎる。黒沢ともよといえば、結構サバサバ系で腹黒かったりの強かな女をやるイメージがあるので、おとめちゃんの芝居が今だと逆に新鮮。
ゆりか様もおかしなアイドルで好きだったな。中の人の沼倉愛美は最近結婚したし、10年あれば人のライフステージも変わるわなと思える。
そんな訳で、推している声優の歴史からもアイカツを懐かしむことが出来る。
シリーズだと初代のが一番好きだったけど、フレンズに出て来た湊みおちゃんも間違い無く推せたな。強めにハマったのはココが最後かもしれない。
アイカツの歴史を振り返る中でどうしても忘れられない事といえば、みおちゃんの持ち曲の中にある伝説の一曲「マカロン音頭」の存在。めっちゃ可愛かった。
コレをテレビで見た時には、それまで一回食べたことがあるかないかくらいの未知なスイーツだったマカロンを、ちゃんと食べに行ったものな。妹に店を教えてもらってマカロンを知る旅に出たものだ。高いけど美味かったぜ。
そんなこんなで、思い返せば愛しきメモリーの仲間入りを果たしたと確認出来るのがアイカツだった。去年10周年だったプリティーシリーズにも言えることだが、これらの作品と青春を共に出来て良かったぜ。青春のお供は一生ものだからな。
虹野ゆめとか大空あかりとか、まじで皆可愛くて楽しいアイドル達ばかりいたので、これらをざっくり振り返る特集とかして欲しいな。もちろんNHKに。
NHKの次の投票企画は、アイカツシリーズをやって欲しいな。プリキュアもセーラームーンもやったのだから、アイカツだってそこに並べて恥ずかしくないタイトルだと言えよう。ていうか、セーラームーンやお邪魔よりもアイカツの方が長く続いたんだよな。それもすごい。
色々想うと懐かしみがすごい。またアイカツが見たくなった。今年はアイカツのBDを見て歴史のおさらいをしようと思う。
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