こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

可愛いアクションシューティング「ニュージーランドストーリーDS」

ニュージーランドストーリーDS」は、2007年に発売されたニンテンドーDSソフト。

 

 PCエンジンメガドライブ時代からもある古いゲームを現代的にアレンジして誕生したのがDS版であるが、それも今となってはかなり昔のこと。

 このゲームを買って遊ぼうと思った理由は、とにか可愛いから。ジャケットに写っている可愛いキャラには心惹かれるものがある。

 このゲームだが、現在ではDS版が結構値上がっているとか聞く。中古値が新品定価の倍くらいつくのではなかろうか。可愛くて楽しいものなので、大事に買って持っていても損はないと思う。高いくせに中身はクソっていうレトロゲームははっきり言ってたくさんある。

 

ニュージーランドストーリーDS

 

 タイトルの通り、ニュージーランドを舞台にした物語が展開する。この点は潔い。だがニュージーランドなんて行ったこともないし話にも聞いたことがないので全く知らん土地。プレイしてもどこら辺にニュージーランド感があるのかは謎。

 

 ニュージーランドの国鳥とされる可愛いキーウィをモチーフにしたキャラクターが主人公のゲームであり、ジャンルとしてはアクションシューティングになっている。主人公のティキはとっても可愛い。鳥だけど走りやすそうなシューズを履いている点もまたチャーミング。

 マリオ感もあるアクションだが、こちらの攻撃方法が踏みつけではなく、矢を飛ばして相手を狩るスタイルになっているのが新鮮。なかなか心地よい合せ技だ。

 

 デカいアザラシに捕まったヒロインのピューピューはじめその他お友達を助けるため、可愛い主人公のティキが大冒険に出る内容になっている。めっちゃ可愛いくてめっちゃ楽しいゲームだった。

 

 昔出たソフトだともっと難しかったらしいが、DS版はだいぶマイルドになっていると思う。死んでもすぐそこからやり直しが出来るし、上手いことやれば順番をすっ飛ばしてステージワープも出来る。死んでしまったら現世に復活できるチャンスの天国ステージなんて裏ステージも出てくる。この点はユニーク。

 ボス戦はゴリ押しでなんとかなる所もある。頑張れば小学校低学年でもなんとかなるはず。

 

 内容に大きく文句はない。普通に楽しい。DSなので二画面とペンを利用して進む楽しい仕掛けもある。

 ペンをぐるぐるして開けるハンドル式の扉が登場する。ティキが止まってハンドル操作をする時にも敵が動いて攻撃してくるところがあるので、そこはムカついた。

 

 超魔界村とかでも味わった爽快なアクションの二段ジャンプが最初から使える点も心地よい。やっぱり二段ジャンプは人類の憧れ。

 

 鳥なので頑張れば羽ばたけるが、すごくシンドそうで短い間しか無理。

 空を飛ぶアクションステージには風船や飛行船に乗る演出が用意されている。空を飛ぶ乗り物に乗りたければ敵から奪い取ってのパターンがほとんど。中にはマジで訳の分からん乗り物もあり、地上を走る車とかもありで乗り物の種類は多い。

 

 敵はそこら辺にいるのを順序良く倒していくマリオ的配置ではなく、謎のワープゲートから次々といくらでも出てくる。一つどころに留まっていては狙い撃ちされるのでさっさとステージを進めた方が安心だ。

 

 見た目は子供向けで可愛らしいが、後半からは内容もちょっと難しくなってくる。トゲだらけのステージを風船で昇っていく後半ステージとかは結構難しかった。激ムズまでは行かないものの、1ステージが意外に広くて長いことから、集中力が切れたら単純な攻撃でもお陀仏になってしまうことも無きにしろあらず。

 

 二画面打ち抜きで派手に行うボス戦の演出はなかなか良し。ニュージーランドでは水棲生物が多いのか、ラスボスのアザラシ以外にもクジラ、イカなど海の仲間が敵として出てきがち。

 

 とってもキュートでユニークな世界観の良質ゲームだった。他に気になったのは対戦モードだが、これはソフトを持参したお友達を連れてこないと遊べない。そんなに数が出ていないゲームらしいので、近所に同じソフトを持っている人はまずいないと思う。対戦モードは一生遊べないと思う。

 

 ソフトのジャケット全体には、色褪せしやすい事で美品コレクターが怖がる緑色が広がっている。色落ちすれば目立ちやすい仕様となっているので、こいつは湿度温度共に良好な暗所で22世紀まで寝かせておくことにしよう。その時にはもっと磨きのかかった遺産になることだろう。

 

 遠き空の下にあるニュージーランドに思いを馳せて2、3日でクリアした良きゲームだった。キーウィは可愛い。

 

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