こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

リメイクでどうなることやらレトロゲームの価値

 最近気づくことがある。

 大昔のゲームがNintendo Switchで次々と移植やリメイクされているじゃないか。これはなかなか興味深い動き。

 セガサターンメガドライブなど、ソフトどころか実機の確保もちょっと面倒なあれこれの物も新しくSwitch版で出ている。

 これは良い世の中になった。一方で良いのか悪いのかちょっと気になる要素もある。そこんところについて触れていこう。

 

 最近知ったものだと、ルーンファクトリー3のSwitch版に注目できる。

 これはオリジナルのDSソフトで私もしっかり遊んだ。マジで時間を溶かされるもので面白かった。釣りばっかりやっていた。そういや私ってば釣りバカ野郎で、「どうぶつの森」や「牧場物語」でも釣りばかりやっていた。そんな釣りバカホイホイゲーのオリジナル版の中古価格はなぜかとんでもなく高かった。

 

 私だって買った時に2000円台は出したはず。ルーンファクトリー3といえば1、2に比べてやたら高いイメージがあった。次に出た4の方が安かったくらいだ。というのもちょっと前の話。今はDSの3がとても安くなっている。

 

 古くて手に入りづらい物を皆が今からでも簡単に求められるようになる。そういう観点から見れば、現行機対応版をリニューアルして出すのはとても良いことだ。でもね、これによってオリジナル版の市場価格が暴落することもあると知った。ルンファク3が良い例だ。その時、微妙に心にチクリと来るものがあった。

 

 私はゲームを売ることはしないのだが、仮に売るとしたらどれくらいでイケるのだろう、所要している分の価値は以下ほどか、なんて事を気にすることもたまにはあるじゃないか。そんなわけで、暇な時に色んなショップやヤフオクで相場を見たりすることもあるわけさ。

 で、DSのルーンファクトリー3なんか一番キテいた時には6000円くらいで取引されていたこともあったのに今は全然だぜ。

 Switch版が出るまではそれだけレアリティが高く、やりたい人も多くいたわけだ。そんなわけであんな強気な価格だった。マックスで伸びた時には定価を越えていたのではなかろうか。

 それがSwitchで出てやりやすくなった途端にストンと価値が落ちた。こんな事もあるのだなぁと知った。

 コレ、良いことのなのだろうけど、転売屋とかから見れば思わぬ損害だろうに。もっと速く売っておけば良かったと思った者も多くいたかも。

 

 私としても今持っているゲームがかつてプレ値だったのに、少し先の未来ではめちゃ安いなんて知ればちょっと落ち込むかも。ルンファク3のオリジナル版がこんなに安くなったことを受けてちょっとそこのところが気になってしまった。今では1000円くらいで買えちゃうとか。

 

 ゲーム的には10年、20年前の世界で生きている私は当然Switchを持っていない。

 でもラインナップが気になるから売り場を眺めたり、新作にはどんなのがあるのかな~とAmazonサイトをチェックしたりしている。

 最近気になるのは、古いシューティングゲームがSwitch版でまた出ていること。この流れもオリジナル版の価値を危うくするものなのではなかろうか。シューティングゲームって確かにプレミア化しやすいんだよな。なんでなんだろ?

 今気になるのは、あの大物シューティングの「レイディアントシルバーガン」がSwitchで出る事。なんか今度出るらしい。 

 マジかよ。さすがに私の方でも入手しているサターンのシューティングゲームだ。セガサターンのゲームもぐいぐい来るんだな。良いものを現代に復活させるのは良いことなのだが、こいつが発売したら今私が持っているサターン版の価値はどうなるのだ?気になるところだな。

 

 シューティングで結構お高い古いゲームならDSの「弾爵」を持っていて楽しく遊んだが、あれもSwitch版が出ないかな。そっちで出たらなんか欲しくはなるけど、そしたら私の持っている古いのが安くなりはしないか。

 これのDS版をちょっと前に遊んだ時、通信対戦機能がついているから誰かと遊びたいと思ったものだ。しかしそもそも出た数が少ないし今は令和だしってことで対戦相手がどこにもいない。Switch版が出たとしたら次こそは「弾爵」を複数人でプレイしたい。同じことを思っている一人ぼっちの「弾爵」ユーザーが120人くらいは生き残っているはず。

 

 なんだろうか。どうせ好きで集めて持っているから売る気はないのだけど、価値が落ちたと知ればなんかだかな~って感じ。

 死ぬまで持っていたとして、その時に資産価値として弱くなるとそれは落ち込むかも。遺産として下の世代に渡す時に価値が弱まっているとなんかがっかりさせるやん。

 

 とは言ってもオリジナル版が安くなって助かったケースもある。最近ロックマンエグゼシリーズがSwitchで全部出たのだが、そのおかげでDS版のエグゼ5がすごく安くなった。

 これもマックスで6000円くらいは行ったプレ値だったのに、Switch版が出て安くなったおかげで1000円台で買えちゃった。実は前から欲しかったけどバカ高いから困っていた。

 

 現在私はそこそこレアなゲームをいくつか所持している。大事に取っているが、こうしてリメイク天国が広がっていけばやがて全部ゴミほどの価値に落ちるのかもしれない。そうなると結構嫌かも。

 

 DSでお高いソフトですぐに出てくるのが「降魔霊符伝イヅナ」だが、なんかコレも新しくプロジェクトが動いているとか聞いた。こんな古いゲームだけど新たになんかやるのか。1も2も持っていて、現在はどちらも万越えで売られているが、ここでリメイクが出たらこれも安くなるのか。

 今終活中でゲームを消したい人は、今こそ売り時なのかもしれない。あくまでオリジナルの形にこだわる人もいるだろうが、ただやりたい人なら中身が同じ最新機器版で良いものな。そうなるとオリジナル版の人気が今より落ちるはず。

 

 プレイとコレクションの両方の面からレトロゲーム好きな私としては、昨今のリメイク続きが気になった。

 でもこんなリメイクラッシュの中にあっても尚都合からどうしても再販出来ないツワモノレトロが真に価値あるものとして生き残るのだろう。まるで蠱毒のようだ。

 

 サターンやドリキャスからもSwitch版を出せるっていうなら、次はサターンのキングオブクソゲーデスクリムゾン」をそのまんま移植で出して欲しい。これが出たら笑う。

 去年Vチューバーの周防パトラちゃんが実況プレイに挑戦していたが、その時もめちゃ笑われていた。まぁ分かる。頭おかしい世界だものな。

 というわけで、コンバット越前を令和時代に復活させるプロジェクトを誰か暇な人に頼みたい(←失礼)。

 

 それとサターンなら「リンダキューブ」かな。これもここ数年でバク上がりして今なら万越えで取引されているとか。これも持っているのだが、今からサターンを出してやる気にならん。

 この現代になればテレビ接続がメンドイ。そんなことを言うやつはゲーマーの風上にもおけないってな話かもしれないが、隠しきれない本音なので許してくれ。

 

 先行投資としてあの日レトロゲームを買いあさって価値を温めて来た者があるとすれば、もしかすると今後その価値が冷めるかも。買い時は良しとしても、売り時の見極めがダメならもう全部ダメだ。

 まぁ私は1円の価値も無くなったとしても今持っている分を売る事はないと思う。皆良き思い出達だし。

 

 では今後も移植によるレトロゲーの価値変化に注目だ。

 

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