こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

もがいた15年。KAT-TUNと紅白

 去年のが昨日くらいに思えるが、もう来月には次の紅白歌合戦が放送される。つまり今年が終わる。

 マジで今年も早かったな~。コロナとかいう謎の病気に怖い想いをしつもも、かなり楽しんだ一年だった。

 

 で、一月後に迫った紅白出場歌手もすっかり発表されたのが2日前の金曜日のこと。なんとそこにKAT-TUNの名前があるではないか。これはまさに彼らの持ち曲の一つ「青天の霹靂」とイコールする現象が起こった。

 

 今日はそんなKAT-TUNの躍進について、とりとめなく語っていこう。

 

 

 V6、嵐を欠いた事務所は、今年の紅白に誰を持ってくるのよ!

 多くの国民がそんな事を想いながら迫る年末を生きたことだろう。

 

 キンプリ、スノ、ストの令和初頭の3強はまず固定で来るとは思っていた。

 去年はダテがコロナになったことで無念のキャンセルとなったSnow Manのリベンジに期待だ。復活したダテのことも応援している。ダテは亀梨くんを師と仰いでるらしいので共演出来て良かったな。

 

 後は誰かな~と楽しみに待っていた。

 10周年のお祭りイヤーだったので、キスマイ、セクゾが見たいとは思ったが、ここは来なかった。セクゾは5人に戻った時にまた来て欲しい。

 7周年でお祭りだったWESTも来て欲しかったな。でも無かったな~。彼らは今年はたくさんリリースし、各作品も良かったのにな。

 時代的には来てないけど、個人的に好きだからいつかココでエビも見たいと思っていたが、それは今ではなかった。

 連続出場は関ジャニのみで、JUMPも消えた。

 話題のなにわ男子が来るのかという期待もあったが、デビューしてから10日後くらいに紅白決定はやっぱり無かったよな。ここでなにわを出したらそれはそれで選考会議がどうなっているのさと荒れそう。

 

 結果、キンプリ、スノ、スト、関ジャニ、そして第5枠に紅白では新顔のKAT-TUNが来た。誰が来るのかと色々予想した上でもこれは予想外の結果だった。今更感は確かにある。だからココで来るとは想わなかった。

 

 数が減ったグループといえば、やはり良いイメージが先行することはないので、その観点からも今後はもう無いのかなと思っていた。それがここへ来て紅白の晴れ舞台に来れた。これは予想外の驚きであり、喜びでもあった。

 令和の時代に紅白のブランド価値なんてあって無いような物、という価値観も大いに頷ける。しかし、なんだかんだでこれも一つの箔。経験が無いよりはある方が良い。3人になってもう長いKAT-TUNだが、着実に良いパフォーマンスを見せてきた事が評価されたのだろう。

 

 確かに充電完了後のこの三人って調子良いんだよな。あの充電は間違いではなかったのだろう。良いグループになった。

 

 私はジャニーズを見る際、ステージパフォーマンスをメインに見るが、KAT-TUNの3人はバラエティでも何気にやり取りが軽快で、息もあっていて面白い。昨今よく見られるようになった上田くんをギャグ要員としてイジる風潮は好き。昔の上田くんなんて髪の毛サラサラで女寄りの中性的な見た目だったのに、今では勇ましい綺麗なチンピラって感じになっている。大きくイメチェンしたよな。

 

 最強の布陣を組んだ上で、十分な下積みを終えた。そんな盤石な状態で世に放たれたKAT-TUNだが、その盤石がどういうわけか、割と早期から怪しくなり、振り返ると15年でマジで色々あった。

 苦労が他よりも少なく行ける見通しが立っていた当初からは想像がつかない程、苦労のグループになった。こんな事になるとは、デビュー当時からも冷静だったあの中丸くんだって全く予想出来なかっただろう。

 

 結成時から丁度半額で3人体制になってしまった。数は減ってもパワー切れは起こさない。数の減少は、個々の経験値アップからのレベルアップで見事カバーして来た。

 見る人から見れば、視覚的に明らかな変化のあるこの状況は失敗の結果と取れるかもしれない。確かに、あの頃から6人のままで、それもハートを一つに邁進すれば、もっと上を狙えたとは思う。でも各々が離別の道を取った上では、現状が最善の仕上がりになっていると想う。

 結果、とても良い3人、とても良いグループに仕上がった。私は中丸くん推しである。

 

 紅白で何を歌うのかは知らないが、ここは15周年を記念してのシングル「Roar」を雄々しく歌って欲しい。

 可動中のアイドルには珍しく2年ぶりのシングルとなった曲である。マジでふざけんなよってくらい待たされたけど、待った分良いシングルに仕上がって良かった。このシングルは恐怖の5形態+ファンクラブ限定版が用意された。久しぶりのリリースだからということで、ファンの貯まった貯金を派手に切り崩しにかかるプロジェクトにもなった。まぁそこは良しとしよう。

 

 明るいお祭り舞台にはちょっとダークで暗い感じもあるが、この曲は歌詞を読めばマジで色々あった15年ものの軍団の足跡的なものが見えて来てジワるんだよな。

 中丸くんが美声で切なげに歌い上げる「叶えたかった理想が段々と幻想に変わっていく」の歌詞なんかがそうだ。希望たっぷりで始まった航海も、途中でえげつない荒波に晒されれば、楽しいばかりでないリアルも見えてくる。KAT-TUNのこれまでの冒険がそんな感じだからやけにマッチした歌詞。

 入りこんだ迷路からの「出口はどこだ」と探すグループでもあり、そしてサビの歌詞通り「もがいた」15年間を辿ったのも史実に即している。

 15年目の晴れ舞台でやるにはマッチした曲なんだよな。内容はともなく曲が格好良い。

 

 Roarが主題歌となったドラマで主演を張った亀梨くんは、死んでてもおかしくないくらい毎度敵のクマ男にマジでボッコボコにされていたな~。ボッコボコにされながらも苦労の道を辿って晴れ舞台に立てて良かったな。これは心から拍手を送りたい。

 それにしても亀梨くんって本当に綺麗になったよな。今だから言うけど、デビュー前後のペーペーの時には、そこらの者より綺麗だとしてもチンピラ感が少々臭うお兄さんだった。その点があまり好きではなかった。

 30前後くらいから一気に良くなったよな。元が良かったんだから、余計な角が取れて磨けばそりゃ光るわな。先発組なら光一くん、タッキーに次いで王道の綺麗系アイドルに仕上がったと思う。今となってはミスタージャニーズって感じ。

 

 亀梨くんといえば、未だに引きずるのが、本来なら去年一年を使って世を盛り上げるプロジェクトとなったはずの「亀と山P」の黒くくすんだ暦、通称黒歴史問題。あれは、知るファンからすれば黒でしかない歴史だな。完成していたのであろうCDアルバムの一部くらい私にくれやって思う。

 グループを離れた活動が、合流時にグループに全く還元出来ないという悔しく情けなくもある過程を踏んだ。そんな事があっただけに、亀梨くんが紅白の舞台を踏めて良かったよな。まぁ例の件に関しては亀梨くんはもちろん、山Pだって悪いとは言わない。ただ時代の波と反りが合わなかった。そう理解して忘れるしかない。

 

 そんなこんなでおめでとうKAT-TUN

 もがいた先には希望の未来あり!

 

 

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