こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2021年のアニメ感想(10月~12月)その1

 遂に2021年ラストクールも終わりか~。今年もマジで早かった。

 

 今年も名作駄作ごちゃ混ぜで実にたくさんのアニメが放送された。で、しっかり見たんだよな~。楽しかったけど絶対に疲れた。

 アニメウォッチの趣味は視力と体力が命なので、心身の健康はいつだって気を遣っているぜ。これだけ見て未だに視力が落ちないのは、健康意識の高さと、その手の神様に愛されたおかげだろう。

 

 さてさて、今年ラストクール作品の顔ぶれを見てまず思うのは、ロボものが多いということ。別にロボットアニメ最盛期という時代でもないのだろうが、これは偶然が呼び込んだ嬉しい時代の波となった。

 最近はロボものが少なくない?見たいぞ!

 とか思っていたので、今年はマジンガーZアストロガンガーとかの古いロボ系アニメBDを見た。今はボトムズのBDを絶賛視聴中だ。今期はテレビでも新作ロボをたくさん出してくれたので、ロボと戯れたい青春の欲求が最大限満たされた。

 もうこの先二度と無いのではないかってくらいに、ロボット作品が集中したレアな3ヶ月間が楽しめた。

 

 その一方で、昨今この私も世間もそろそろ気づいているなろう系やりすぎな感じは控えめだったな。ロボに押されてなろう系が鳴りを潜めた時期だった。同じジャンルの同じような作品が集中するクールが連続すれば、当然食傷気味にもなりがち。時には薄味で攻めるべき。絶対に嫌いではないのだけど、確かに最近は警戒気味だったので、なろう系の動きには注目してしまう。

 

 あとは、ヒット作の待望の新シリーズ到来が嬉しい。

 ジョジョの6部を派手にスタートさせたのも良し。

 そして鬼滅の刃進撃の巨人も新シリーズが動き出す。といっても、二作は共通して序盤は昔のやつを流す軽いジャブから入った。楽しくも美味しい時間稼ぎとも取れる作戦を取ってきやがった。まぁ一回見たやつでも楽しいから良いんだけど、クール頭からさっさとやれや、と思う自分も確かにいるから参ってしまう。だが確実に言えることは、焦らしは後々効いてくる強いスパイスであるということ。ニ作の新作映像は年明けの次クールでも楽しめるので期待だぜ!

 

 てなわけで、性懲りもなく我が家のテレビにめっちゃ送られてくるアニメ電波を受信してはしゃぶり尽くした私の三ヶ月間の愛しき思い出と共に、今期各作品を振り返ろう!

 

 

海賊王女

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 日本にもいたらしいけど、海賊の最盛期といえばやっぱり西洋の世界をイメージするよな。というわけで、西洋風景を舞台に、美しき白髪ヒロインのフェナと愉快な海賊達の冒険が楽しめる一作になっている。

 西洋の海賊と思いきや、武装や戦闘スタイルは和風。侍や忍者も出てきている。何だか心地よきごちゃ混ぜ感。

 

 主役のフェナが元気で可愛くて好きだった。めっちゃ可愛いやん。現在はプリキュアでスケバンみたいなクールヒロインを演じている瀬戸麻沙美が、元気で素直で明るいフェナを演じるのもまた良い。瀬戸麻沙美の声っていいなぁ。

 海賊稼業にチャラチャラと伸ばしまくった髪は邪魔だ。というわけで、海に挑む前にフェナは美しいロングヘアーをざっくりと断髪する。まさかの断髪ヒロインか。ロングもショートもどっちもいけるなぁ。

 

 ユキマルは絶対にムッツリ。普段は刺々しいが、それとなくフェナをフォローし、照れると耳が真っ赤になる。これはお姉様方にウケる分かりやすいギャップ。そんなわけで、無骨に見えるこの男にもちょっと萌える。

 最終回でユキマルがフェナに見せた満開笑顔はとても良かった。最後に特大のデレで来たな。男のくせに。

 

 女海賊軍団達とフェナ達が戦闘を繰り広げた第三話では、槐の口から「柳腰に乳のデカい女は人類の宝だ」という正解の名ゼリフが飛び出した。これは良き思想であり良い趣味。確かに納得な良き言葉。

 

ラブライブ!スーパースター!!

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 五輪とかのせいで放送がスムーズにいかず、夏アニメだけど後半数回は10月分に回された。

 

 やっと5人揃って正式に「Liella!」をスタートさせ、アイドル大会に挑むが、惜しくも敗退。優勝を逃して悔し涙を流して終わってしまう。

 この悔し涙を、明日の強いアイドルを生む糧として頑張って欲しい。そんな彼女達の羽ばたく姿が見れるであろう二期を楽しみに待つ。

 

 二期がいつになるかは知らないけど、負けたままでは終われんだろうが。頑張って仕事して最高のアイドル番組を生んでくれよなNHK!

 

 推しの組み合わせはやっぱり唐 可可とグソクムシのすみれちゃん。この二人が揉めては仲を深める関係性が尊い

 見事センターの座を勝ち取ってグループの華となったすみれの進化の物語は良かった。すみれをセンターに持ち上げるべくしっかり動いたクゥクゥちゃんの愛が見える展開も良かったぜ。普段は喧嘩しているけど、結局は愛で繋がっているんだよなこの二人。

 

 恋ちゃんがパソコンでちょっぴりいかがわしいサイトを閲覧していた事がバレてしまうエピソードもちょっとおもろい。まぁ性別問わず年頃の若者ならそういうこともあるよな。

 

 アニメじゃなくてリアルの話だけど、先日放送したFNS歌謡祭でのLiella!のステージは良かったぞ。

 

 こちらの二期を見る心の準備はもう出来たが、そういえば先にニジガクの二期が来るんだよな。これからはそちらに頭のチャンネルを合わせて行かないとな。これだからラブライバーはやめられない。

 

キングダム(第3シリーズ)

 NHKなので、なんだかんだあって後半数回は10月放送に回された。

 

 強キャラが大集合しすぎのお祭り企画だった函谷関の大決戦も遂に終幕を迎えた。第3シリーズは、内容もそうだが、コロナのせいで放送が一年延びた事も含めてマジに「激動」なものとなった。

 こんな大戦争には絶対に兵隊として参加したくないと思った。絶対に胃が痛いし、槍で刺されたら痛みどころでなく死ぬし。本当に困った激動の時代だったんだな。

 

 これだけ強キャラクター勢揃いの大戦争の中に、羌瘣の姿が無いんだよな~。と思いながら見ていたら、10月からの後半回では羌瘣が無双するエピソードが展開する。

 女一人の復讐旅の終点までが描かれた。覚醒を迎えた羌瘣が見せるスーパーバトルが凄すぎた。格好良くて美しい女剣士の戦いが見れて良かったぜ。日笠陽子の声も良いんだよな~。

 

 来年には続く第4期の放送が決まっている。

 そもそも3期は去年春からのスタート作品だったのだから、そのくらい先まで作っている余裕はあるよな。というわけで、間をあまり挟まずに次回シリーズも見れて結果良かった。NHKはコロナに負けずに元気にアニメを作るべし!

 不敵な笑みを浮かべたセイキョウが「次は、俺の番だ」と言っている最終回のキービジュは印象的。あのムカつく弟キャラが次に何をやらかすのか、未来に期待だ。

 

 

ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン

STONE OCEAN

 

 やべぇな。好きなやつの続きが来たぜ!

 めっちゃ興奮してネトフリで一気に視聴したぜ。

 

 とにかくしっかり作っている。そもそも原作が強いから、よっぽどのヘマでもしない限りアニメもザコな仕上がりにはならないだろう。原作は古いのに面白いんだよな。面白さの概念は時代も飛び越えるよな。 

 

 ぶっちゃけ今期で一番ハマった作品。感想として言いたいこともたくさん出てくるぜ。ジョジョはやっぱり熱いな。

 

 前回の5部のブチャラティチームには、ジョジョでやるスーパー戦隊みたいな熱さを見ることが出来た。放送が終わって二年にもなるが、未だにブチャラティロスを引きずる中見た6部は色々と変わっていて新鮮。

 

 一番意外なのは、今度のジョジョは女の子で行くということ。主人公の空条徐倫は元気でおしゃれでイケメンな女の子。

 しかも女だらけの監獄生活を見せるというこれまた意外な路線で行くことになっている。 

 

 あれっ、この名字の人間にはどこかで会ったぞと思ったら、徐倫は日本のオラオラ系男児代表格 空条承太郎くんの娘だった。まじか、あいつ子供いたのかよ。

 そんな承太郎は敵にひとまずターミネイトされてしまい、そこを救うべく娘が鉄の海の中を力強く泳ぎ渡って行くのだ。泣かせるじゃあないか。

 そういえば承太郎も3部序盤では檻の向こうにいたよな。そしてやはり血がそうさせるのか、徐倫も父同様「オラオラ」も「ヤレヤレ」も言うちゃっきりガールなのだ。

 

 今かなり来ている若手女優ファイルーズあいが、クールに徐倫を演じるのが良かった。こいつはハマり役じゃあないか。なんか中の人も徐倫と似ている。

 

 奇妙な冒険をするには、これまでと比べてかなり閉鎖的な監獄の中で物語が進行する。BSで囚人もの、脱獄もの映画をやれば楽しく視聴しがちな私としては、このテーマ性はハマる。

 無実の罪で監獄に入ること、そしてオープニングに見える蝶から監獄映画「パピヨン」を連想することが出来る。あれも良い作品だったな。

 

 徐倫ストーン・フリーの能力はちょろちょろと糸を伸ばすもので、一見地味な感じもするが、この能力はアニメ映えして良い。うねうね動く糸が生む上質なアクションシーンには目を奪うものがあるじゃあないか。

 やっぱり血がそうさせるみたいで、バトルセンスが凄すぎる。女子だけど、図太く、分析力もあって勝負強い。精神力が激強な女子だった。

 

 徐倫の仲間達もやっぱり女の子なんだよな。バトルヒロインなら過去にはリサリサやトリッシュ、そしてヤバヤバ女の山岸由花子がいたが、今回はむさ苦しい男連中に混ざる華のポジでなく、普通にスタンド使い女子がメインでもバンバン出てくる。挑戦的試みだよな。

 

 最初は揉めるけど後にお友達になるグェスが面白い。こいつヤベェーな。テンションの危険なヤツが珍しくはないジョジョシリーズだが、グェスの死にかけの情緒はやっぱりヤベェーな。

 FFもちょっとやばいヤツだったな。

 

 エルメェスも格好良くて頭のキレる仲間としてナイスだったけど、顎が気になる。女の子なのに顎に黒いものが見えるのだが、あれってヒゲなのか?ヒゲヒロインなのかな。だったら攻めているな。

 シールをペタクソと貼って戦う彼女の戦闘スタイルには、共感と好感を覚えるではないか。なにせこの私も家具とか家電にアホみたくシールを貼るのが好きなお子様時代を過ごしていたからな。大きくなった今でも、シールを見れば、どこかに貼っつけたいという弱くはない衝動が出てきたり、そうでなかったりもする。あっ、ということは、エルメェスの顎もシールなのかな。

 

 ホワイトスネークの演じ手の名は、序盤だと「?」表記で伏せられている。声もやんわりと加工して誰だか分からなくしている。しかし、一人こっそり声優研究家をやっている私は、初見で「これ、関智一やん!」と見抜いたぞ。

 ピンチの場面で心を落ち着かせたい時には素数を数えるというプッチ神父の精神安定術は特殊なものだった。素数は自分に勇気をくれる数字とか言っているが、どんだけ突き詰めて考えても共感出来ない。この素数好き設定にはちょっと笑った。

 

 最後の毒ガエルを空から降らすウェザー・リポートの恐ろしい技は、そのまんまマジに恐ろしいと思えた。ケロロ軍曹ニョロトノは好きだけど、デフォルメ無しのリアルカエルはダメなんだよな。カエルまみれの徐倫とか、殊勝な趣味を持つヤツが反応しそうだぜ。

 

 野球のキャッチボールの賭けから始まる頭脳戦スタンドバトル回は面白かった。あんな何でもない刑務所の日常シーンから、よくもここまでの事件に発展出来るものだな。アイデア性が面白い作品だった。

 

 バトルに次ぐバトルでワンクール分まったく退屈せずに楽しめた。途中で終わっているので、続きも楽しみだ。

 

 今回はOP曲も女子グループが担当。こちらの楽曲も格好良くて好きだったな。OP映像がYou Tubeで公開されているが、10日で1000万回再生されていた。すげぇな。海の向こうのフレンズからもウケの良いジョジョ6部だった。

 

 格好良くて美しい徐倫に沼ったので、徐倫のフィギュアが欲しくなった。ちょっと探して見よう。

 

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