こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2023年のアニメ感想(7月)大遅刻の「NieR:Automata Ver1.1a」

 ヤバい。なんとかなるっしょと思っていた数日前の自分の決意が挫けそう。めちゃ暑い。これはもう降参かも。冬が懐かしい。早く冬になってくれ。

 早く冬を抱きたいと想いながらTUBEの名曲「夏を抱きしめて」を聴いてこれを書いています。

 

 そんな暑い中、冬発進のあいつがやっとテレビに帰って来た。そう、お待ちかねのニーアアニメである。

 

NieR:Automata Ver1.1a

 テレビアニメ「NieR:Automata Ver1.1a」は、2023年1月から開始だったわけだが、たった12話をやるのに約8ヶ月も時間を要した。

 大大大遅刻やないか。学校だったらそんだけ休めばもう登校日足らずの留年だろうに。皆勤賞の私から見ると「もう死んだんか?」って話だ。

 

 先日、放課後ティータイムorスフィアメンバー寿美菜子が結婚したニュースがあった。それきっかけで「けいおん!」のOP曲を懐かしんで聴いている。その歌詞に「遅刻はしても早退はNon Non Non! 」とあるが、このアニメは遅刻も早退も決め込んでくれたな。

 まず初っ端2、3話くらいは通常通り放送したのだが、その後しばらく休んで、再開したらゆっくりと8話まで放送した。だが3月中には放送完結が無理となり、ここで深めの降参宣言に出た。

 その後はサイレント打ち切りでも決め込んだのかってくらい間が空いて、7月後半になって9~12話を一挙放送した。

 こんなノロマな放送形態ある?天下のヨルハ部隊様は行き過ぎたルーズさを持っているようだ。

 いくら命もないのに殺し合うとは言っても、もっと早くに作品に命を吹き込んでよね。

 

 でも最後までやったならまぁ良し。終わり良ければ過程の事は忘れてもよかろうというのが我が国の国民性。

 私も別に怒っているわけではないし、ネチネチグチャグチャと文句を言いたいなんてこともない。ただ、ニーアアニメが持つ難航の物語は、単純に想い出として、もう一つは後の世への戒めとして記憶しておきたい(←アニメ見てるだけの人間が何を偉そうに)。

 

NieR:Automata Ver1.1a ジグソーパズル <2B (ヨルハ 二号 B型) >

 なんだかんだあってやっとテレビに帰ってきた2Bちゃん、それとおまけに9S。黒尽くめの覆面戦士ズに再び会えたこの夏がもっと暑い。

 ていうかマジで暑いな。暑いから家電をオンにしたくないくらいに思うが、オフにしていたらアニメが見れないし、ここにだって何も書けないし。こいつは困った。

 

 まぁこれだけ間が空けば「あれ?こいつら今まで何してたっけ?なんなら私もここ最近何してたっけ?」と記憶喪失気分が味わえる(←暑さで頭がちょっとだけイってる)。

 リアルだと皆大好きな鯵(アジ)が危険物な世界ということくらいしか覚えていない。

 

 とにかく2Bが美しい、格好良い、そんでエロい。このキャラクターに見る造形美はパーフェクト。

 後半パートだとゴーグルの下の美しい素顔もしっかり拝めるので嬉しい。ついでに9Sくんの素顔も見れる。彼の素顔はちょっとだけ呪術廻戦の五条先生ぽい。

 

 話の内容としても、多くのシーン風景を見ても暗い。そんなアニメだが、2Bちゃんがいればパッと花が咲いたよう。というわけでこの子だけ見れたらもう後は何でも良いっす。

 

 人間という種族が廃れたロボの世界だから、出てくる者もロボいヤツらばかり。主人公達のような高性能な人間態がいて、他にはアイボみたいなザコい高性能ガラクタも出てくる。出てくるロボ共のクオリティの幅がああまであるのもユニーク。小さいガラクタロボズは可愛い。

 

 オートマタとは自動人形を意味している。それを演じた石川由依は別アニメなら自動手記人形も演じているから人形系ヒロイン役で大成したってわけですねぇ。まぁ自動手記人形はあくまで「それ風」なだけでしっかり人間だったけど。

 

 バトルシーンが凄まじくスピーディーに描かれる。速いからちゃんと見ないと見落としがちだが、しっかり見ると2Bのパンチラも見えてしまった。これを眼福というのか。ありがてぇ。

 華麗なヒロインの2Bがイカツイ刀を手にして大立ち回りするのは一見ミスマッチだが、しっかり格好良い。

 感染した9Sを静止させるために2Bが取った行動が、手を使っての首絞めだったのは意外。物理オンリーな殺し方は人間が取る手段と一緒だったことが印象的。

 

 最終戦はよくあるボスの巨大化からの進撃展開に入っていく。石川由依の声の女戦士がそれに挑むので、ちょっと「進撃の巨人」な気分。そういや9S役の花江夏樹もそっちに出ているな。進撃は10月にラストが来るというので、そっちもしっかり放送してくれよな。

 

 最終戦ではリリィが戦女神と化して民衆にめちゃ推されていた。リリィを演じた種崎敦美氏の声は素敵。

 リリィも美しいヒロインで良し。それから指示を出してくる女司令官も良かった。

 

 アダム、イブの敵ブラザーズを下して無事終了かと思ったら、9Sが意識化でよく分からない不穏な何かと絡んでいるシーンが始まった。これが次章への布石となっている。

 キレイな顔した女子が普通に喋っていたと思ったら、急に深みある中田譲治ボイスになる。怖い。

 その女が邪悪にニヤけてフェードアウト。このオチは気味が悪い。あいつは一体なんだったのか。

 

  それとゲームをしたことがないから詳しくは知らないが、ネットの反応を見るにゲームと流れが違っているとか。アニオリで攻めたらしい。アニメならではの挑戦をしてくるその意気込みはナイスだぜ。

 

 12話のラストには、最終回なのに次回予告が流れた。これはつまり2期をやるってことか。調べたところ、どうやらやることに決定したらしい。マジか。

 

  ここまでに情けないくらい遅刻をかましてまだ続きをやるって、なんかすごい肝が太い。もちろんやる分には応援するし見るよ。2Bにまた会いたいし。

 でも次期放送はちゃんとスマートに放送できるんだろうな。同じ会社、同じ体制で行くなら二度目の痛いミスも無いとは限らない。

 小分けした劇場版みたく飛び飛びでやられたらテンポが悪いし、なによりも中身を忘れるから毎週ちゃんとやって欲しいよね。

 てな感じで、人が作った物を見て楽しむだけのくせして言う事は偉そうな私なのでした。

 

 本編は緊迫したドラマを描き、その後のおまけコーナーでは気の抜けた人形劇をやるっていうのもユニークかつ可愛い仕掛けで良かった。あの人形劇にもまた会いたいものだ。

 

 というわけで、大遅刻の末に正式に一旦のピリオドを打ったニーアアニメにおつかれを言いたい。そして2期でまた会おう。2Bのフィギュアが欲しいぞ。

 

 暑いので、これから私は家庭用かき氷機で氷を剃って一杯やろうと想います。

 

 

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