今年はW杯の年だったのか。
そういえば今年は、アオアシ、シュートの続編(←色々ヤバい)、ブルーロックと、楽しいサッカーアニメが連発された。それからサッカーとは従兄弟くらいの関係であろうフットサルの変なアニメも年明けに放送されていたな。
妙に球蹴りアニメが続くな~と思ったら通りでなわけだ。
サッカーの祭典があっただけに、オタク界隈もサッカーで盛り上がる一年となった。
先日放送の「月曜から夜ふかし」で、せっかくのW杯を見ていない人間にインタビューをしようという企画があった。私もめっちゃそれにあてはまるな。まったく見ていない。
サッカーのお祭りよりも、世界的挑戦ならアニポケでサトシがリーグ戦に挑戦する方が熱かった。そちらに集中してリアルの方のお祭り騒ぎに鈍感になっていたな。それにしてもサトシよ、四半世紀くらいよくぞ戦った。その末に手にした栄冠には、本人はもちろん、周囲をも巻き込む興奮と感動が宿っていた。
そんなわけで、サッカーやポケモンリーグで盛り上がった今年ファイナルクールのアニメ達をプレイバックだ。
悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました
今期アニメの週一枠としては最初期発進となり、それからストップ無しに続き、12月中旬には無事最終回を迎えた。完走としても最初期の作品になっている。調子良く駆け抜けた点は爽やかであり、そこが一番記憶している部分。
内田真礼が主演の方の悪役令嬢モノを2シリーズした後だから「もうええやろ」「去年もやったやないか」と言いたくもなるし、実際に言ったが、まぁそこは流行り物を擦る日本文化ということで、付き合い良く見るべし。それから今年春には男が乙女ゲームに入るやつもあったな。
乙女ゲーム+悪役令嬢の要素が昨今のオタク界ではブームになっているらしい。
微妙にロリっぽい今回の金髪ヒロインも結構可愛いかったぞ。高橋李依が強かな令嬢を演じるのが結構良かった。同僚のまりんかが仕事のし過ぎで体調を崩して休業したが、こちらの彼女も最近は出ずっぱりでよく芝居をしているな。ちょっと休めば?と思わないこともない。
OP曲も担当していた。すごく忙しいボーカルだな。歌うと疲れそうな一曲だったので、妙に耳に残る。
OPアニメの後半でスカート姿のアイリーンをモロなローアングルで映している。死角無しのモロ映しのはずが、スカートの形状的にチラがないのでありがたくないローアングルカットだった。
乙女ゲームの知識を持ってゲームに入り込んだのは主人公だけではない。花澤香菜が演じる敵ヒロインも同じ知識を持っている。可愛いのだけど、花澤ボイスの敵ヒロインは結構腹の立つ女だったな。こちらの方が真の悪役なのだな。
前世の記憶をキープしたまま転生してくる者が主人公以外にもいて、それらがバトルする展開も最近では結構見られるようになった。これはこれで面白い点。
可愛い悪役令嬢だけど、中盤からは男装を決め込み、男子学生として学園ライフを送る流れになる。方向性を変えて退屈させない工夫をしているのが分かる。
ラスボスの王子様キャラといい感じにラブラブして無事結ばれる平和な作品として、可もなく不可もなく普通に見れた。
ゴールデンカムイ 第四期
これも第4弾が来たのか。長く続くシリーズになった。
アクション、バイオレンス、そして一攫千金のお宝を巡る大ロマン、あとはアシリパさんが可愛いなどなどの要素が楽しい。そんな作品の新作なのでもちろんチェックするしかない。
今回もシリアスとおふざけの割合が黄金比で良い。このアニメの良いところはそこだなよな。おふざけターンは惜しみなくふざけるから笑える。
男の兵隊共の温泉シーンでは、滝湯を男子のシンボルに浴びて楽しんでいるのに笑った。男の入浴シーンなんかいらんと思う一方で、微妙な下ネタギャグ展開が面白い。
鯉登少尉の少年時代のエピソードも笑える。鯉登パパと鶴見中尉が拉致された鯉登を助けに行くバイクアクションシーンは無駄に迫力があった。バイクが爆破された後もハンドルだけを握って敵地に突撃する鯉登パパにマジで笑った。
鯉登少尉の変態チックな所も面白い。鶴見中尉のことを好き過ぎるのもおかしい。鶴見中尉がモテモテなアニメだな。
皆で映画を取る回もおふざけが見える楽しい回で良かった。アイヌの昔話の内容が男子のシンボルにフォーカスしたものである点は実にユニーク。この品の無さでは全国区の昔話にならないのに納得。
アイヌ飯のコーナーも健在。
今回はばあちゃんの口噛み団子が登場。噛んで作るのが待てないから口から直に頂戴とねだる白石の発想がバカすぎて最低。
杉元がアシリパに寄せる想いが分かる展開は真面目で熱い。殺しを専門にする冷酷な戦士になるか真人間でいるのかの繋ぎ止め役がアシリパだったからこそ、杉元はアシリパを戦いから遠ざけたいと思っていた。この兄心というか、親心が育まれる展開は良い。二人のこの関係性には感動出来る。
調子良く放送スタートしたものの、中盤から放送が急停止した。
スタッフが亡くなるという困った状態を迎え、制作と放送にストップを入れるしかなくなったという。残りの回は来年放送となるとのこと。楽しみに待つ。
ジョジョの奇妙な 冒険ストーンオーシャン シーズン3
まだ放送中の作品が残っているが、ここまで年末に迫ったからには、今作が今年最後の名シーン、名芝居、名演出が光る名作となった。そう言い切って問題ないだろう。
前の土曜日に最終回までイッキ見したが、火曜日を迎えた未だに興奮冷めやらぬ状態である。マジでめっちゃ良かった。
超展開すぎる最後は、なんだかんだでこれまでで一番美しい。
イルカは本能的に人を溺れさせないように泳ぐ、酸素は人類の最も身近にある猛毒、などのうんちくも学べるインテリアニメだった。
本当にこればかりはバカには描けない、読めない漫画のアニメ化作品だと言えよう。
運命論者のプッチ神父が良く口にする「運命」のワードを用いて感想を言えば、人類が本作を作り上げ、それを見た私が感動するのもまた運命というやつだったのだろう。
最後まで見た後にネットで色んな考察意見を拾っていくと、面白いものが見つかった。
エンポリオが辿り着いた最後の世界では、姿は見えずともキャラクターの会話からエルメェスの姉と承太郎が無事な世界だと分かる。そんな中話題に出ないF・Fはどうした?となるのが普通。
ファンの考察によると、最後に降る雨がこの世界のF・Fの姿だとか、知能を与えられない世界線ゆえ、どこかで元気にプランクトンライフを送っているだろう、などといった意見が見えた。なんだかこういうのを見るのも面白い。
雨がF・F説が一番美しいかもしれない。石の海を抜け出した先には恵みの雨が待っていた。
最終回EDで動いている星が、最後にはエンポリオ目掛けて落ちてくる演出は、繰り返し見てやっと気づく仕掛けだった。良く出来ているな。
「僕の名前はエンポリオです!」のラストシーンは、種崎敦美史上最強の芝居だったと思う。
見終わって気づくけど、ラストバトルのエンポリオ対プッチ神父の組み合わせって、ダイとハドラーでもあるんだよな。運命に導かれ、役者達も別作品で因縁の関係を演じたのか。良いな。
今一番家族に見せてあげたいアニメがジョジョシリーズだ。
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