年内決着が難しかった水星の魔女だが、新年が明けた一週目で無事一旦の決着を迎えた。良かった。
いやぁ~、すごい楽しかったな。
女子の主役もガンダムに乗れる時代が来たんだな。ガンダムが好きだけど女子に生まれた時点で私はガンダム乗りになれない。そう思った女優陣も多くいたことだろう。しかし、どこかしらの魔女になってしまえば、女子の声優だってガンダムに乗れる。これは1つの希望ではなかろうか。過去にもガンダムに乗った女子キャラはいたにはいたが、いずれもレアでイレギュラーなので、主役として乗り込むのはすごい。
新しい時代には新しいガンダムを。その心意気が良かったな。
そんな本作だが、先日遂に一旦の決着がついた。1期はここで最終回。次は少し待った頃に2期が来る。
年明けに去年の忘れ物の最終回をドカンと放送したが、なかなかに情報量が多く、楽しかったけど頭の整理が大変なことになった。
なんだかアニメを振り返ってばかりの人生だが、新年早々に終わった1話分だけは振り返っておこう。
最終回では学生の模擬戦闘ではなく、ガチテロリストとリアルに命を賭けてドンパチやることになった。学生達も伊達や酔狂でなく、マジに命をかけた青春のターンを生きることになる。なかなかの緊迫感だ。
こちらが水星なら、敵側には地球の魔女を名乗るヤツらが出て来る。そう来たか、セーラームーンみたいに他にも太陽系の惑星を冠する魔女キャラが出てきたりするのかな?
向こうにも二機のガンダムがあり、もちろん魔女も二人用意されている。なんかどっちも戦闘に慣れすぎていて怖い。
中の人に見る発見だと、井澤詩織が混じり気なしの人間役をやっているのが新鮮に思えた。井澤詩織がガンダム乗り女で出ている。
しっかり人間の役が来るのは久しぶりなのではなかろうか。去年だとメイドインアビス、シャドバFなどをはじめ、人外キャラのオンパレだったものな。
この敵側のガンダムが怖い。学生達を狙ってくるが、そこでニカ先輩がこっち側の人間が知るはずのないあっち側の識別サインを出してなんとか何を逃れる。
でも、その危機回避方法を知っているからには諸々怪しいわけで。それを同僚に見られてしまい、ここからはニカ先輩の立場も危ないのでは?となったところで1期での彼女の物語は終わった。
彼女がこんなスパイ女になるとは、初手だと見抜けなかった。意外と注目しておかないとダメなキャラになったな。
役者降板の都合もあり、宮本侑芽、白石晴香の二人でニカを演じることになった。どっちの声も良いな。とにかく日本の声優さんは貴重な方々なので、皆健康でいて欲しい。
主人公達が気になるのは当然のことだが、作品には男子キャラだっているのだ。男子キャラ代表 グエルくんの光と闇を織り混ぜつつ展開する青春物語にも注目。
現在はグエル改めボブとしてパンピーに混じって仕事中。ボブ名義になるまで都落ちしただけで十分きついのに、最終回に来てまだきつい目にあっていた。
テロリストの破壊活動に巻き込まれて怖い目に合う中、それと知らず父を討つ事になってしまう。
なりふり構っていられない戦況ではあったけど、よりにもよってそこでパパが来るかよ?
本当にきつすぎる。父を討った事でショックを受けまくりな彼は今後どうなる?
主人公コンビもだけど彼の事も気になる。もうこうなったら彼が男の覆面キャラに堕ちていくのではないだろうか。過去に傷を持つ闇落ち戦士になりそうで怖い。
普通に可哀想なので、グエルくんがまた光を掴めるようなサクセス性が欲しい。作家陣がグエルくんに厳しすぎるだろうが。正直見てらんないくらい可哀想だぞ。
死を感じた間際にスレッタを思い出した演出は気になった。こちらの二人も再会して何かあれが良い。
2期が来たらグエルくんにこそ注目だ。
そして主役はロボットのガンダムでもある。3機のガンダムが入り乱れての戦闘シーンには、興奮しないわけには行かない。
最終回のバトル、やべぇ~。この作画力で行くなら、年内放送が間に合わないくらいの準備が必要だったのにも納得出来る。
なんてスムーズに動くのだ。エアリアルの機動性がここまでなのか。そして火力もやべぇ。
やっぱりいくつになってもロボがドンパチやるのは格好良い!という熱は冷めないんだよな。
変幻自在の武器が超火力ライフルになり、テロリストを黙らせる一発をぶちかましていた。ウイングのバスターライフルもびっくりな威力だな。これはスパロボに実装されたら絶対にエース枠だな。
スレッタが外で戦っている時、中ではミオリネとダブスタクソ親父の親子物語が展開中。
なんだかんだで親子愛があった模様。死にかけの親父をなんとか助けようと奮闘するミオリネの前に敵の兵隊が!これは殺される!
と思ったところで王子様の如くスレッタのガンダムが登場。ここまでは格好良く嫁を迎えに来た騎士なのだが、その後が闇過ぎて怖い。
なんとガンダムの腕で敵兵をパチンして殺ってしまう。
ガンダムの腕力を前にすれば生身の兵隊など当然ミンチになるわけで。血まみれになった現場にスレッタは普通のテンションで登場。顔が笑っている。
助けてもらった相手に対してだが、ミオリネはこう思うわけ。「キモ怖い」と。
助けてくれたとはいえ、テンションが異常なのでスレッタは「人殺し」と罵られてしまう。蚊でも殺す感覚で兵隊をパチンしていたのはマジで怖い。
1つ前の回だと喧嘩してイチャつきもしていた二人なのに、その直後には人殺しを言う関係になっている。あれ、これは不穏。
ワンランク上の解放を迎えてガンダムで暴れまわったため、スレッタは精神になにかしらの異常をきたしたのではないか。怖いなぁ。
過去シリーズに見るバーサーカーシステムやゼロシステムみたいに、乗り手を好戦的かつ戦闘狂にさせる仕組みがエアリアルにもあるのでは?
エアリアルに乗り込む前には、スレッタを守って母が敵兵を銃で撃ち殺している。それを見たスレッタは、母の人殺しにビビっていたのに、次には平然とした態度で別の敵を殺している。この急な変化は絶対に怖い。何かある。
二人の愛が深まったラブなシーンではなく、嫁が旦那のことを「人殺し」と罵る恐怖のシーンで落とす。こんな不穏たっぷりな落ちなのか。新時代のガンダムは新しすぎて読めん。
ここから2期はどうなる?何をする?
そう考えると不安であり楽しみにもなる。1期の怖いオチは、良い子の皆に見せるには向かないおどろおどろしいものとなった。やってくれたな新時代ガンダム。
これは続きがどうなるかという考察というか妄想が捗る。
こんな感じでめっちゃ楽しいんだな。美少女ガンダムも悪くない。
新年が明けてからというもの、色んなアニメがわんさかやって来るので、水星の魔女2期まで退屈せずに待てそうだ。
2期を楽しみに待ち、見るまで健康に生き残ろう。
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