こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

ヤフオク出品デビュー、宅配屋使用もデビューで刺激的体験豊富な今日このごろ

 お片付けの春、未だ継続中である。とにかく部屋に物が多い。

 こいつらを少しでも消して行かねば。夏になってこの量だと暑いぞ。

 

 最近はありがたくも便利なもので、売るサービスなら宅配に出張というものがある。これらは家にいても事が進む便利すぎるものとして業界に確立しているとか。まぁ使ったこと無いけど。

 量が多く物がとても重い。そんな私には助かる現代社会向けサービスだ。

 

 これの使用も考えた。しかし、とにかく業者だって人間の集合体だから個人の都合で他人の足元を見るはず。こういう表現をするとすごく悪者みたく思えるかもしれないが、まぁそれも本当の部分を含むだろう。

 使う前からほぼくっきり見えている世界、それはすごく安く買い叩かれること。

 

 こちらが移動、移送をしない手間賃が引かれての安い査定なのだろうが、やはり収益にいつまでもどこでも執着するのが人の業、いや性である。

 

 家族に相談すると、実地で鍛えた商魂からの有意義な意見を得られた。

 個人売買は時間がかかるしトラブルがあったら自分で処理だから諸々面倒だが、こちらが値段を決められることから収益の面では良いかもしれない。業者は安く買うけど時短を確実に保証してくれる。

 時は金なりというが、ここは金と時間のどちらを取るかの判断だ。お前はどうする?

 

 という事を私の8倍くらい商売に詳しい我が家の大人ズから聞いたのだ。ウチの大人達はそこそこの額をせかせかと稼ぐ事で昭和~今日までを生きて来た商人なのだ。生の意見は生々しく参考していこう。

 

 そうか~。さっさと始末したいが、業者に頼むと安いから納得の査定はまず出ないだろう。始末する事に決定したとはいえ、人生を共にした仲間とも呼べる物品を旅立たせるのだ。ならば少しでも豪華に飾って見送りたい。それを叶えるのは金しかない。

 私は決して暇人ではない。だが時間を作るということに関しては人より上手い。それは確実な事だと自負している。

 急ぐことはない。ここはゆったりまったりと、こちらの納得出来る価格で引き取ってくれる魂の渡し手探しを行おう。

 

 というわけで、元々落札魔神をしていたヤフオクという夢広がる世界に出品者という逆サイドからダイブしてみた。

 始めるにあたってさすがにいくらか勉強がいる。発送までの手順とか料金とかまるで知らん。

 落札側は金だけ払えば終わりだ。しかも最近では簡単振込制度が確立して全部家で座っている間に終わる。ヤフオクの進化がすげぇな。ちょっと昔だったら銀行まで行って「どこよそれ?」っていう聞いた事もない銀行に高い手数料と共に金を振り込んでいたものだ。それが今だったら振込手数料無しでクレカやPayPayでマジに秒でペイが完了する。落札者サイドから改めてヤフオクの進化に感激。

 

 そして諸々勉強して出品に挑むぜ。

 まずは商品を紹介する写真の用意だ。ガラケーしかないから専門のカメラも欲しいところだな。写真を撮ると電池の減りが速い。困る。

 一品でワンショットとは行かないこともあり、たくさんパシャパシャして手間だな。

 

 値段決めはこちらで適当にやってしまえばよいが、厄介なのは送料の設定だ。これが制度を知らない者にはまるで訳が分からない。

 宅配、郵便サービスに送る側で関わるのは初のことだ。で、これが結構高い。物を運ぶのも意外と大変な事なんだな。

 

 先に箱詰めしておくか箱を用意して巻き尺でサイズを測っておく。次に重さもだ。

 巻き尺は手持ちがあり、重さは普段から米を持つので5、10キロ刻みでなら自慢の2本腕がヘルスメーター代わりになる。何でも経験しておくものである。

 

 ここで助かるのが、これまで数多の商品を買ってきた通販の箱なり袋を取っておいたこと。

 いつか何かの時にお役立ちの出番がくるかもしれない。てな感じで、物を捨てないヤツはいつだって来るかどうか謎の未来に期待して「残す」を選択するのだ。

 で、来たのが今回の梱包から発送での過程での活躍ってわけ。何でも取っておく習性が役立った。箱と紙袋が多くあるので、梱包資材の用意の手間が省けたぜ。

 ただ置いておけばゴミの箱や袋を見事役立てる未来を勝ち取った事で何か鼻高々だ。思い出したけど「はなたーかだか!?」ってゲームを出せば今ならかなり高値がつくだろうなぁ。まぁ今回ゲームは残しておくことにしたので売らないんだけどね。

 

 初出品の決定ボタンをプッシュする時が来た。これは間違いなく緊張する。「大丈夫かな~」てなる全員が通る不安の道だと思う。しかしなんだって初めての時はある程度緊張と恐怖があるものだ。そう思えば気分を軽くして決定を押すしかない。

 

 で、完了する。

 おぉ~すげぇ。私が用意した角度と明るさは完璧なのに機器の都合で画質が微妙な写真がヤフーに載っている。プチ感動。

 

 手持ちの謎のガラクタ軍団をドンドン出す。

 そして知る。お金儲けは甘くないと。

 マジで売れない。まぁ所有者の自分からしても「こんなん誰が欲しいの?」と思って出しているのだけど。

 にしても人間の飛びつきが悪い。ウォッチがちょこちょこついても肝心な入札がない。

 

 こちらの商売的仕掛け方も悪いんだよな。よくある1円とか10円とかの安いスタート企画があるけど。ホントに1円で行かれたら怖い。

 いざ手放すとしたらやっぱり最後の欲が出る。金になるだけありがたいが、やっぱり高く売りたいの本音が出すぎるのが良くない。

 相場よりマジで「微」ふっかけ価格で出したりしている。ちょっとくらい高い感じがしても、それぞれ物が古いから欲してもそこらの店にあるものではない。その特別感から金に余裕がある誰かが見つけてくれるかもしれない。とか思っている。

 まぁすぐに処分しないと怒られるという都合もないし、とりあえずネットに情報を出しておいて誰かがいつか見つけてゲットしてくれれば良いか。めっちゃ気長に釣りしている感覚で待ってみる。

 

 ホント何だか謎のガラクタから景品フィギュアにDVD、本とかを出したのだが、思った以上に人が寄ってこない。

 色んなものを10個くらい出して約2週間経過。ここで初の入札が来たぁ!

 これに食いつく人、絶対変わってる!と思いながらも嬉しい。

 

 オークション形式にしたのに結果1人しか入札せずでその人が1人勝ちだった。オークションの意味は?

 しかし嬉しい。マジで何か分からない謎のアイテムだったのに、割りと良い値段で買ってくれた。過去に同じ物が売れた例がなく、色々調べても相場が謎なものだった。こちらからすれば四捨五入してゴミなので、適当に値付けしたら買ってくれて良かった。

 捨てるゴミあれば拾うゴミ好きもある。そうして世の中はクリーンに回っている。感謝。

 

 で、初の宅配屋事務所に突撃。

 なんかすごいんだけど。もう全てが。

 物を売るのにこんな世界が到来するとは思わなかった。

 売れたら2次元コードとかいう普通に未知との遭遇の発明がこちらに届く。

 それを事務所の受付のお姉さん(明日はおっさんかもしれない)に見せたらどこの誰に送るのか分かってもう終わり。

 荷物を持ち込んで3分とかからず全部終わった。マジかよ、書類を書いて面倒すぎる~みたいなのが一切なかった。こちらの情報の記入もなく、こんなに早く終わるのかと感動。

 手順の簡略化の極みだな。このネットサービスはすごい発明だ。全部終わった時に「ホントにこんなので届くの?」って不安になったから思ったまま聞いてみたし。そしたら大丈夫だって言われて安心した。

 

 あのバーコードから情報を読取るのがすごい。こういうのは10年くらい前のガラケーの頃からでも、カメラで撮ったらサイトに飛べるみたいなのがあったけど、私は今年に入るまで未体験だった。

 ガラケーしかないのだけど、パソコンの画像をガラケーに飛ばしたのをまた読み取り装置で読んでそれで行けた。ガラケーだけでも使えるサービスだったのか~。

 最近はヤフーでもスマホ限定サービスで、ガラケー所有者は蔑ろにする内容のものが多く出てきたが、これはガラケーでも行けたサービスで安心した。

 スマホ限定のクーポンとかよくあるけど、あれってパソコン&ガラケー勢が悔しいから止めて欲しい。PayPayフリマにそのパターンが多い。ガラケーはまだ生きている発明だし、それを扱う人間はもっと生きていると各種サービス提供者に知ってほしい。

 

 というわけで、最近はそもそも物を売る事が初体験だったし、ヤフオクと宅配屋使用も初で生活に刺激が多い。そして売れるととても嬉しい。送る時にわずかに寂しさはあるが、売上でラーメンでも食うか!となれば嬉しいが打ち勝つ。

 今後も楽しく売って金にしよう。売上でまたコレクションを増やす事もあるかもしれないが、そこは都度考えよう。人生は上々だ

 

 

 スポンサードリンク