こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2023年のアニメの感想(4月~6月)その8

 いや~一気に蒸し暑い。梅雨時の洗礼をモロに食らっている今日この頃である。

 それでもアニメに燃える日々は続くから益々暑いぞ。

 

 最近は時間のやりくりが益々大変だ。

 アニメはここ5年くらいバカみたく量が増えて私の時間を楽しく潰してくれる。

 加えてまだ増える番組が各アニメのラジオ番組。最近は基本的にどの番組でもラジオがセットになっているな。一昔前ならここまでアニメにラジオ番組がくっついているなかったかも。

 

 アニメを好きになれば、自然と中の人も好きになります。それがオタクとして正解のロジック。

 というわけで、例えクソアニメであっても好きな声優が出ているならラジオはチェックする。

 それをやっているとどんどん一日の時間が楽しく潰れてしまい、残った時間の配分をより慎重に行わなければ!となるわけである。神経使ってるなぁ~。

 まぁ楽しいから良いんだけどね。

 

 アニメもラジオも楽しい。そんな日本は良い所です。

 

 では今日も今期アニメを振り返ろう。

 

 

絆のアリル

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 一流Vチューバーになりたい少女達の青春物語。

 Vチューバーアニメといえば「バーチャルさんはみている」を思い出す。

 一時は「技術がとにかくすごいし皆可愛い!」ということで私もだいぶお熱を上げたものだ。しかし昨今ではVの数が増えすぎて逆にこっちの時間が減った事で、この界隈を全然追えていない。今のVの事情はよく知らないのだが、アニメが来るあたりまだまだ人気産業なのかな。

 

 タイトルに「絆」とあることから、キズナアイが関係している物語になっている。

 キズナアイってちょっと前にプログラムが凍結したと聴いたが、こちらでも似た状況で失踪中になっている。それでも少女たちはアイちゃんの面影を求めて追いかけてVの道を登っていく。

 

 可愛い女子が出てきて学校で授業を受けて動画配信して人気を集める内容になっている。この手のバーチャルな学校があるのはなんかすごい。

 Vチューバーアバターがあるけど、基本的には実際の姿と同じような物を選んでいる。中の人もガワも同じで行くのは実際のVチューバーと違う点だな。

 

 皆配信中は微妙に横揺れしているんだな。あれは足が疲れないようにする動きなのかな。横揺れが気になる。

 

 内容は山も谷も特になしで普通に見て終わったって感じ。そこまで語りたい点もない。

 ヒロインは可愛かったっす。ノエルが一番良かった。

 

 ちょっとためになることは、ネットには嘘もたっぷりばバラまかれているので、フェイクニュースに引っかかるなと言っていたこと。得た情報を鵜呑みにするのではなく、その出処に信用性はあるのかを個人が見極めるべきと伝えた回があったの。その教えは心に留めておこうと思います。

 

彼女が公爵邸に行った理由

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 出た!令嬢が出る乙女ゲームみたいな異世界アニメ。

 最近はすっかりクールごとの常駐枠。

 

  気になる彼女が公爵邸に行ったのには、込み入った事情がある。でもその込み入り用もだんだん楽しいことになっていき、最終的にラブが芽生えるというものです。

 

 主人公が日本で受験して死んで小説の中に転生する。この流れが前期の「ろうきん」の導入とちょっと似ている。

 とりあえず殺してどっかよその世界に潜り込ませたい。この界隈だとその要素をパクるなりオマージュするのは、暗黙の内にオールOKになっているようだ。

 

 あくまでフリだけの恋人のつもりが、フリの実践中に本気になってヒートアップするというどこかのゲームにでもありそうな流れに乗って、レリアナとノアのラブの関係は続いていく。

 

 レリアナは可愛い見た目の割には図太い。女子が異世界に行く場合には図太いヤツの場合が多いかも。まぁ図太いくらいじゃないとこういう世界では生き残れない。レリアナの気が強くて少々じゃじゃ馬気質が見える点は割りと好き。

 体調不良で「水星の魔女」を一時降板した宮本侑芽がこちらでは元気に図太いお嬢様を演じていて良かった。キャラにマッチした芝居とボイスでした。

 

 ノアの俺様王子様の感じは初手だとムカっと来るけど、結局多くの女子はイケメンがコレをやるのを好む傾向にあると思う。

 一筋縄では行かないノアの難攻不落ぶりは特徴的。

 

 そんな性格がかなり違う男女カップルの愛の攻防戦は見ていて結構楽しかったっす。

 

 ラブラブするばかりに一生懸命とは行かず、身分の高い女性同士特有の陰険なやり取りもあり。その中でレリアナが命の危機を迎える展開もあった。厭味ったらしいよそのお嬢様軍団は普通にムカついた。

 最後も一旦の死は乗り越えたが、レリアナの命を狙ってくる者はまだまだいるという危機感の中で締めた。平和ばかりが乙女ゲーム世界ではない。

 なんだかんだ楽しかったっす。

 

 梅原裕一郎はちょっと前にやっていて「悪ラス」でもヒロインの王子様ポジで出ていた。後半に出番が周ってくるキャラを演じた杉田智和もこの手の令嬢のアニメには連投しているな。出演者を見てそんな気づきもあり。

 

ゴールデンカムイ 第四期

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 大ロマン、スリル、バイオレンス、そして愉快な変態性。これら要素が渦巻く一攫千金の冒険譚第4段である。

 

 当初の予定だととっくに終わっている頃だが、これは制作チームに不幸があって放送が中断し、再会も思った以上に遅れた。なんだかんだあったけど、4期を完結させるまでに頑張った皆さんに拍手です。

 

 キービジュにデカく描かれている海賊房太郎が追加キャラで登場する。こいつの見た目が何かジョジョプッチ神父ぽいなぁと思っていたら、声が関智一で一緒だった。不思議な縁。

 

 日本に帰って来て藤元とアシリパの絆が更に深いものになっている現状を描いたのは良し。アシリパの強く美しく、緊張感を抜く時はとことん抜くヒロイン性は秀逸。

 

 やはりシリアスとおフザけのバランスが秀逸。作者はかなり剽軽者のはず。

 中でも印象的なのは宇佐美上等兵のターン。こいつのキショ怖さが際立ちすぎ。

 鶴見中尉と合流するまでの道場時代の回想はサイコパスチックで怖い。そして後半に見せた意外なシコシコ推理探偵能力はヤバい!

  あれはネタとしてヤバいものだが、そこを妙にコミカルに描いているからアニメの作り方もヤバい。宇佐美上等兵のジュニアから発射されたアレが宙を飛び交う描写はキショ過ぎて笑った。好きです。

 こんなキャラを作れる作家のセンスがヤバすごい。宇佐美の変態性が十分伝わるよう熱演した松岡禎丞の活躍も忘れてはいけない。

 

 房太郎と藤元達が船でやりあう時に一緒に乗っていたすぐに銃をぶっ放す郵便配達員も笑った。

 事態をややこしくするお荷物キャラなのに、声が小山力也という謎に豪華仕様だった。昔の郵便配達員は護身用にあのような危ない武器も持っていたという。恐ろしいことだ。

 

 相変わらず鶴見中尉のハーレムアニメの要素も出している。あの不気味に怖いおっさんがこんなにモテる世界もそうそうないだろう。

 キモいけど鶴見中尉も相当良いキャラをしている。このアニメは名物キャラがわんさかだった。

 

 私のようなラブが趣味な人間からすると燃えたシーンは、谷垣とインカラマッの愛の逃避行の回。 

 赤ちゃんが生まれる限界状態のインカラマッを連れて逃げる谷垣。そして追手はやり手過ぎる。ここの緊張感は良かった。

 妖艶なインカラマッをセクシーに演じる能登麻美子の芝居はとても良い。この人は今期だと色んな所に出ていたな。

 

 ずっとフザケている鶴見信者だと思った鯉登が、インカラマッの出産には真剣に協力したという意外な立ち回りを見せたのも記憶に残る。

 生まれた赤ちゃんは女の子だったのに、谷垣が「立派なイチモツだ!」と謎コメントしたのには笑った。初めて自身の子を得た出産を前にテンパった模様。

 

 なんか色々あってとにかく楽しかった。

 まだまだ金塊には遠い気がするが物語は続く。

 そして最終回ではファイナルシリーズの制作が決定した。こちらは進撃の巨人みたく詐欺は無しでスマートなファイナルへの道を辿って欲しい。

 今の段階でもう足掛け5年はやっているはず。全ての決着が付くまで後何年かな。原作の状況を知らんのだけど、来年には新作が見たい。

 

デッドマウント・デスプレイ

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 このタイトルは結構前にやっていた「デッドマン・ワンダーランド」を思い出す。もちろん関係ないっす。

 

 異世界から日本に転生してくる主人公の物語。最近はこっちのパターンもちょいちょいある。

 内容は今のところなんともだが、キャラは特徴があって良い感じかも。

 

 主人公の名前が四乃山ポルカなのは珍しい。キャラとしては薄まっているけど、名前のインパクトがすごいから耳に残る。

 

 いきなり主人公をキルしにくるミサキの歪なヒロイン性が目立っていた。メガネの可愛い子ちゃんだけどイカれた殺し屋女という見た目と中身がミスマッチな点が今となってはベストマッチ。

 この危険度マックスなヒロイン性は強烈なもので良かった。危ないけど可愛い刺激的なヒロインだった。そしてエロくもある。水瀬いのりがこういうヤバい役をやるのも結構いい感じだった。

 

 バーで働いているリサ姉さんもエロくて存在感があった。もっと出てきて欲しい。

 ここに訪ねてくるちょっと怖い警官コンビも印象的。

 

 怪人ソリティアの存在感もすごい。よく分からん変人で面白い。高橋広樹のちょっとキモい人の演技が光っていた。

 

 牢獄の中で銭天堂なみたいな店を構えている雑貨殿という怪しい商人がいたりと、なんか変な世界観で楽しい。

 

 最終回に出て来た屍神殿の師匠らしき女がなんかすごい格好をしていた。歪でエロいあの師匠の出番も今後の楽しみにしよう。

 

 今の所やっている事といえばポルカが凄腕の占い師をしているくらいでしっかり内容が見えていないのだけど、まだ続きがあるとのこと。続きは10月からというのでそっちも見ようと思います。 

 

THE MARGINAL SERVICE

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 人外の危ない奴らを相手取って活躍するお仕事人アニメだった。

 なんとなく雰囲気が前期の「HIGH CARD」ぽい。HIGH CARDが分割の2クール目に向けてチャージ中に繋ぎポジを担う枠になった。

 

 本編に良く出たワード「マージナルエクスプロージョン」は、個人的に今期のぷち流行りワード。

 

 最初はスタイリッシュな仕事師感が見えたのだが、隊員達の現場突入時の服装があまりにも現場向け過ぎる。いや、実用性を重視すればそれで良いのだが、おしゃれに作りたいアニメ事情には合っていない。

 普通に土木工事をやる人みたいな格好で来るから「え?」てなる。そういう職人を悪くいうつもりはないが、この作風、テンションでそのファッションは目立ってダサい。

 特にヘルメット。今すぐ脱いでもっと格好良いのに新調しろ。イケてるお兄さんのブライアンやセクシーなライラちゃんの魅力を半減させるあの工事用ヘルはミスマッチ。でもそのマッチしきらない部分が微妙に間抜けで面白かったりもする。

 

 チーム全体仕事も行うが、ブライアン、ゼノのバディ仕事のターンが多い。これはこれで今期の「Buddy Daddies」的ポジション作品。

 

 ライラちゃんのエロさが際立つ内容でもあった。任務中の芝居とはいえライラちゃんにキッスされたサイラスは絶対嬉しかったはず。

 

 ラバー・スーツに見るカリスマ性と絶妙なキモさも目立つ要素だった。最終回ではラバーがおいしいところを持って行ってた。

 

 声優が豪華なアニメだった。10年、20年越え戦士も多数。

 杉田智和中村悠一が共にマッチョお兄さんを演じ2人で張り合うシーンが面白かったっす。

 

koshinori.hatenablog.com

 

 

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