こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2023年のアニメの感想(7月~9月)その10

 秋はどうした?

 地球さんは夏の暑さでバカになって四季を忘れたのか。

 

 どういうことやねん。週末はちょっと涼しくなった気がしたのに週明けてここ2、3日でまた暑さがぶり返している。昨日と今日の蒸し暑さは9月終盤にしては異常。もう来週から秋クールアニメが始まるんだぞ。それでこの落ち着き無き暑さとは困る。

 

 未だに扇風機がしまえない。もう羽を休ませてあげたい。この夏で一体何回転したよ?トータルすると万単位で回っているんじゃないかな。知らんけど。

 

 もう勘弁してよね!それを言いたいばかりの暑い毎日。

 そんな暑い中でもまだまだアニメを見て振り返ります。一体この夏でいくつアニメを流してんだ。こちらの数も異常だな。

 ではいっぱい振り返ろう!

  

 

あやかしトライアングル

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 ニーアオートマタ、魔王学院Ⅱに次いでやっとゴールの1月クールからの大遅刻枠。別に怒っているわけではない。ただ、遅刻者ってのは遅刻しなかった他の者からするとめちゃめちゃ目立つから短くない期間覚えられているのである。そして人より記憶力が良い私だったらそれはそれはいつまでも覚えているってものよ。

 とりあえずこの夏におかえり、愛しきトライアングルラブ!

 

 とってもスケベで可愛い楽しい枠でした。

 女子2人に男子1人のなんともあやかいトライアングルラブが完成。キービジュにも写るメインキャラ3人だが、実質2人で最初からしっかりすっかりストレートラブに行ける感じだよね。この基本設定が不思議でマックスあやかい。

 ちなみにあやかいとは、同期放送作品「AYAKA ‐あやか‐」より生まれ出た今期のマイ流行りアニメ言葉(意味はそっちのアニメで調べてね!)。ちなみにどうゆうわけか本家よりもあやトラの方があやかい。

 

 千葉翔也がキャストのトップクレジットに来ている。彼も売れたよな。現在鈴代紗弓と一緒にやっている音泉ラジオがとても面白い!ので応援しています。良きイケメンボイスだ。

 番組放送がこんなに遅刻してしまったことで千葉翔也も「俺の番組なんでこんな事になってんねん?」て思ったことだろう。もしもどこかの焼き鳥屋とかでばったり見かけ ることがあったら聞いてみよう(←迷惑だからやめてくれ)。

 

 富田美憂が演じる心は男で体は清々しく女子な祭里ちゃんはとても良いじゃないですかぁ~。胸部のはち切れ具合がすごい。幼馴染がこんなことになるってすずちゃんの動揺は絶対にすごいことになっている。

 あのおっぱいだと心臓マッサージをしても振動が届いて欲しい箇所まで届くのかどうか。そんな私は心肺蘇生の講習をクリアした命に理解あるフレッシュ人間。

 富田美憂は前期やっていた変なアニメ「カミカツ」でも元男の女体化キャラを演じていた。年明けから通算で3クール女体化男子芝居をしているのだな。アイカツスターズに出ていたペーペーの時には、ここまでやり手な役者になるとは思っていなかったぜ。もはや声優としても一番星です。良き芝居でした。好きです。

 

 ユリという素敵分野ではもはや慣らしたものな市ノ瀬加那を相棒に迎えて良きユリユリしさが演出できていた。素晴らしいっす!

 

 真面目で奥手に見えるすずの方が割りとスケベで、個人的にはアリだけど聖人目線ではけしからんことを考えていたりする。スケベはなにも男子占有の領域ではないってことですね。それもリアル。

 

 クラスメイトの月丘ルーシーが結構好きだったので良き出会いとなりました。

 OPで顔出ししているけど延期決定までに登場しなかったことでずっと謎だった女がいた。それが香炉木恋緒。ピンクツインテの可愛い子ちゃんや~。気になる。

 この子が臭いフェチな変態チックな可愛い子ちゃんで良かったっす。女子もちょっと変態臭いくらいが付き合って面白い。そう想います。

 レオちゃんの声、可愛いくてなんか聴いたことあるな~と思ったら山根綺だった。今年に入って私の中で一気にガッっとキている一人なので嬉しい。好きな声です。

 

 女祭里、すず、レオの3人の中の人に注目すると、皆よそのユリコンテンツの「水星の魔女」声優だな。皆あちこちで良い仕事をしていて拍手です。

 

 すずちゃんが祭里を男子に戻そうとあれこれするうちにドキユリ展開(ドキドキするユリユリしき展開の略)に入って行く流れに私もワクドキする。

 祭里の女子の成分を抑えようとすずが頑張るも、成分の暴走により一時は萎んだおっぱいが余計にはち切れデカデカサイズになってしまう。あのシーンが面白い。昨日まで男子だったのに明日にはわがままはち切れボディになるとか、楽しそうと気の毒が50/50だな。

 

 いっぱいのお色気に加えてちょこっとの忍法アクションも楽しめた。こういうのも良き。

 マスコットキャラのシロガネのキャラポジがやはり「夏目友人帳」のニャンコ先生。どこかで企業コラボすれば良いのに。

 

 終盤ではすずが謎の出世をして人間なのにシロガネに変わってあやかしサイドのボスポジになる流れになった。すずちゃん、そんなに凄かったのか。

 

 祭里が男子に戻ったらその時が原作の最終回みたいな内容だと思うので、アニメでも簡単にはそこに行き着かない。

 祭里にとっては自身の姿を、すずにとっては好きな男子の姿を、それぞれを取り戻す戦いはまだまだこれからだ!の感じで最終回の締めとなった。

 

 楽しかったので2期をやるならその時には一生懸命見ようと想います。その時には遅刻はやめてね。ていうかもう日本アニメは完パケ以外次期放送枠に組み込まない方式を取れば良いと思う。遅刻に寛容は人間はどこを見ても多くはない。

 それとキャストが登場する番組「月曜はあやトラ!」もとても楽しかったです。憂鬱な月曜日に良き癒やしとなる成分を発する良き番組でした。出てくる役者の方々も好きでした。

 

SYNDUALITY Noir

SYNDUALITY Noir メタルアート

 

 SYNDUALITY 、それは放浪者を意味し、 Noirは黒を意味する。

 英検持ちなのでよその国の言葉の意味も知ってるぜ!を言いたい。それとNoirはフランス語。こちらは昔見た女子が銃をバンバン撃ちまくる「NOIR」というアニメ視聴時に辞書を引いて記憶しました。勉強って大事。

 黒を背負う放浪者にはきっと何かがある。そんな番組だった(はず)。

 

 こちらのアニメ、第一に言いたいことは絵が好き。美少女と楽しくご一緒するロボアニメなのだが、肝心な女子とロボの絵が良い。

 絵が下手でヒロインがブスなアニメもたくさんあった夏クール、その中でも女子が美しいことでここは癒やしのオアシスでした。人ってのはいつだってオアシスを目指し人生という名の冒険をしているのね。

 

 登場ロボ コフィンがサクラ大戦の光武っぽい。そんなにゴツくなくて機動性はまずますなリアルタイプロボなのか。サイズや戦闘力はボトムズくらいかなと予想する。

 このロボが格好良くて好き。乗り手によって塗装をユニークかつおしゃれに設定している感じも良い。

 ロボアクションも楽しい。オタクはロボットがドンパチやっていればそれだけで嬉しい生き物だから(←個人の感想です)、その要素だけでありがたい。

 

 ヒロインズは一人残らずイケてる。超可愛い。おすすめはエリーとアンジェのコンビかな。

 アイカツの紫吹蘭がもっとお姉さんになってエロくなったみたいな姿のアンジェのキャラデザがナイス。そして中身は大橋彩香なので余計にアイカツを思い出す。へごちんのちょっと低目の声の芝居が好きかな。

 いきなり出て来た謎女に好きな男の横ポジをかっさらわれる幼馴染女というエリーのキャラポジは絵に書いた負けヒロイン枠。でもエリーを推したい。最後には彼女に幸せになって欲しい。有能なツンデレ枠やないか。この枠を衰退させてはいけないからここは勝たせておいた方が良い。

 

 青山なぎさがラブライブ以外でも歌姫ヒロインをしている!彼女の出演にも注目。

 第一のヒロインのノワールもだけど、青山なぎさ演じるシエルも何者なのさ?と気になる女だ。

 シエルがカナタに言う「My Dear」って良き響き。日本ではあまり聞かないワードだな。

 

 作品キーパーソンのノワールちゃんの謎が深い。古賀葵が演じるこの手のボサッとしたミステリアス枠は良いなぁ。クール系の芝居がナイス。ノワールも可愛いけど本命はエリーで行きます。

 最終回で一歩進んだタイトル回収だったのか、ノワールが変身してホワイトからブラックモードになる。真の姿は黒ってことでこの名前なのか。名は黒なのに白い子なのはなぜ?と最初から思っていた点がスッキリした。

 サバサバして物言いがきつい黒いノワールもこれはこれで良い。この子とカナタが今後どうなって世界の謎が解けるのか気になる。

 

 カナタとトキオに見る兄弟感、師弟感も良かった。随分男になったカナタを見てちょっと寂しくなっちゃうトキオくんの心理を描くシーンにややキュンと来た。

 トキオとムートンのコンビに見るコントな感じも結構描かれていたな。あの2人も好き。

 

 謎の覆面男の存在が気になる。彼とカナタが出会った場所が、やり手のギャルに童貞を譲渡する例の社交場だったのは笑う。今期はココと無職転生Ⅱでも同じような現場がピックアップされた。男性の皆さん、童貞の扱いはお大事に。

 

 ノワールが別人に変身したのが一番だが、その他も色々謎が残るまま終わった。トキオと覆面男が知り合いっぽいのも気になる。

 どうやらゲーム原作らしいが、そっちに手をつけていないので何も知識がない。分からぬ。

 しかし安心、なんと来年1月から2クール目をやるとのこと。やったぜ。

 ヒロインが可愛いのと中身を見てもキャラが好きで楽しいからもっと見たいと思っていた。今期の中ではかなり愛せた枠だった。ヒロインの水着回がとても良かったので続編でもそのサービスカットをもう一発やれば良いと思う。

 

好きな子がめがねを忘れた

好きな子がめがねを忘れた 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER)

 バカの日記みたいなタイトルだが侮ってはいけない。三重さんの可愛さは尋常ではない。それと小村くんのキモさも。

 タイトルだけで舐めてかかったけど、こいつは今期のダークホースだった。意外にも良い。

 

 一話冒頭いきなりぶっ込まれるダイナミック盗撮アングルはマジで意味がなく、それでいて面白いから笑った。あの手の多角的カットが得意なGoHandsがやるにはまったりな日常アニメとなったのは意外。今期はコレと「デキ猫」の良作二作を放ったGoHandsの活躍が素晴らしい。他の変なアニメばっかりやっている会社はココを見習え。

 

 介護が無いと私生活がやばい。そのレベルで目が悪いくせして毎度メガネを忘れて学校に来る三重さんがいて、それを助ける小村くんがいる。その関係性が続く内にラブの花が咲く。脅威の忘れん坊癖が導く小さな恋物語にキュンキュンするクソ暑い夏でした。夏に見るともっと暑くなる2人の関係が可愛い。

 

 三重さんの頭の毛量がすげぇ。シャンプー絶対面倒臭いだろうに(←気にするのそこ?)。

 近づかないと見えないからとパーソナルスペースの基準値を平気で越えて男子の小村くんに接近する三重さん。これは親なら絶対怒る。

 この雑なまでにガバガバなツッコミどころが目立つ点からどうしても「阿波連さん」を思い出す。あいつも距離感のおかしい可愛い女だった。

 メガネが無かったら目を細めて見る癖ってやっぱり多くの人が持つんだな。うちの従兄弟ががそう。三重さんも見えないからと目を細めると目つきが悪くなるが、それはそれでイケメンで良かった。ちなみに私は死ぬほどアニメを見ているくせして視力は2.0でメガネ要らず。

 

 三重さんがまるでおバカ女子と思ったらそうでもない。初手から見えていないふりをしてコンタクトで小村くんに接近し「そんな顔してたんだ」と笑顔で確認するアレは駄目だろう。あれにはヤラれる。意外にも心理的に童貞をジェノサイドするテクをお持ちのあざとさレベルも高いメガネ女だった。令和メガネ女の超新星現るだな。

 演じた若山詩音のボサッとした可愛い子ちゃんの喋りも良い。クール系で可愛い系も含む役柄がイケるんだな。

 

 この手のアニメはメインヒロインを可愛く作るのにリソース全振りで行けば及第点突破が出来るものだが、このアニメだと周辺の女達も結構可愛いし、2人の恋の盛りたて役として少しは貢献していて良し。男子もイケメンの東くんがいたりとキャラ配置がイカす。それに有名声優も起用していてナイス。

 そして三重さんだけでなく相棒の小村くんにも注目出来る。彼がしっかりとキモいんだけど、それはそれでリアリティがあって共感と好感が持てる。等身大の良さがあると思う。彼自身も自認するキモさも許せる範囲の可愛いものなので安心。

 

 好きな子のメガネを流れで持って帰ってしまったらそれは好きな子の一部ってことで十分な興奮材料になるわけで。そう思って自室に保管したメガネにまで三重さん本人を見て悶絶する小村くんの長い夜を描いたエピソードはアホなんだけど割と分かる。なので楽しめた。コイツ、ちょこちょこおかしけどホント楽しくて可愛いやつだな。人生に暇しなさそう。

 

 メインの男女2人が関わる場所は主に皆がいる学校、それも教室。そのくせして他の人物は己らの世界から弾かれて死んだのかってくらい、2人のマイワールド全開で順調なる大接近が叶っている。ここもツッコんでしまうポイントだけど、これぞ「好きめが」クオリティと楽しんでおこう。

 

 1クールでゼロからの関係値がかなり進んでいる。

 小村くんは最初からややキモレベルで三重さんに沼っている。三重さんは徐々に小村くんの事が気になってすっかり気に入っている。小村くんの顔をもっと見たいけど視力が悪すぎるからどうしよっってなるレベルで小村くんを求めているのにはキュンとくる。

 こいつらとにかく楽しそうなんだよな。

 最終回の公園で互いの顔をしっかり見つめ合うシーンは美しい。キュンキュン来た。ココまで来ると完全にデキている2人じゃないか。もうキッスしろってばと思いながらあのシーンを見ていた。

 

 小村くんが学校以外でもっと三重さんに会いたいと詰め寄った最終回終盤シーンは良かったぞ。よく言ったぞ男の子!と褒めてやりたい。

 これは2期が見たい。評判が良かったみたいだしなんとか頑張ってください。

 

 おしゃクソメガネの相性で親しまれているオーイシマサヨシを迎えて三重さん、小村くんが歌うメガネが無い無い言ってる間抜け歌詞のED曲も楽しかった。3人のユニット名が「マサヨシがめがねを忘れた」なのはウケる。それと製作の名義が「製作委員会がめがねを忘れた」なのも響きのアホさが強めでウケる。

 

 若山詩音、伊藤昌弘がMCでお届けする好きメガラジオも楽しかった。アニメでは落ち着いた喋りの若山詩音がラジオだと元気なおばさんみたいなテンションで喋るのが面白い。えらく雰囲気が異なるんだな。このラジオも楽しかったっす。

 

Helck

第1話 勇者ヘルク

 四角い顔したおっさんがニコッと笑顔で「人間滅ぼそう」とまるで京都旅行でも思いついたテンションで言っているキービジュを見た時には「マジで何なの?このアニメ」と思ったものだ。そうだ京都行こう!の感覚で潰されては困る。

 

 弟殺しの罪を背負って魔族サイドに加担する人類ヘルク。底抜けに明るい、優しい、めちゃ強い。その彼が持つ謎と闇。きっと複雑な真実が待っているであろう物語の根っこに迫る展開が気になる。

 

 基本的には元気なヘルクの間抜けな言動やピウイがピーチクパーチク囀るのが楽しいギャグ展開で行く。その根っこにあるシリアスさも作品の魅力になっている。

 ギャグとシリアスで魅せるファンタジーであることから同期放送作品の「ワンルーム勇者」ともややテンションが被る感じ。

 

 登場ヒロインのヒュラ、ヴァミリオが好きだった。ヴァミリオちゃんがキャンキャンうるさく言う割にはノリの良い素直な子という点が萌え。

 クールな女戦士のヒュラの声を前田玲奈が低い声で演じているのが印象的。低い声の芝居も良いな。そこと敵対する戦力にいる戦士には近藤玲奈演じるキャラもいた。失礼ながらたまにごっちゃになる前田と近藤のダブル玲奈共演なのは何か上がるものがあって嬉しい思い出。

 

 ピウイが面白くて可愛い。遠目に見るとSUUMOのマスコットキャラの緑の毛玉と結構被って見えてくる。

 この変な鳥もすっかりレギュラーで、ヌルっとヘルク、ヴァミリオのパーティに加わって久しい。名物キャラだな。

 もはやここまで年季を入れてやってしまうと人外をやらせたら右に出る者は無しの井澤詩織が、性懲りもなく見事に人外を演じている。これがナイス。「水星の魔女」で珍しく人間の女の芝居を見たと思ったら通常モードの人外でまたまた魅せてくれる。中の人はイケてるお姉さんなんだけど、変な声が映えるキャラにしっかり変な声を当てているから稀有なお一人。

 

 これから第2クールに入り、ヘルクと亡き弟の過去がしっかり分かってくるようだ。なんか面白そうだしピウイがキモ可愛いのでもっと見たくなる。よ~~し続きもしっかり付き合ってやろう。

 ヘルクが仕事にとっかかる前に言いがちな「よ~~し」が好きです。私も良く言います。言ったからにはその後の仕事をしっかりやります。その行きで次クールも戦い抜こう!

 

koshinori.hatenablog.com

 

 

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