こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

神アイドルにだってなってみせる「プリパラ 3rdシーズン」その1

「プリパラ」は、2014年7月から2017年3月まで放送された全140話のテレビアニメ。

 シーズン1~3に分けて放送された。今回はシーズン3の全51話を見た分を振り返ります。

 

 シーズン2を見て更にプリプラ熱が燃え上がった。でその勢いのまま3も見てみた。かなり楽しくて1週間くらいで見てしまった。連続視聴して全然キツくない。楽しいっす。

 楽しくふざけて時には心熱くなり泣ける。そして終始可愛い。これはもう一級娯楽作品だな。優勝。

 

 今の子供達はこんなワンダフルな世界をもう見れないのか。これはBD-BOXをもっと売って下の世代に布教した方が良い。そう思える会心の出来でした。

 

 ではゆっくりたっぷり振り返ろう。

 

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今回のテーマ

 今回は遂に神アイドルが誕生します。セインツ以来長らく誕生しなかった神アイドルを我々のパラ宿に降臨させる。その目的でシステムが動き出します。メガネ人間達の書き入れ時だな。

 

 プリパラの女神ジュリーが退化して赤ちゃんのジュルルになり、らぁらママに育成される新ターンが到来する。らぁらはママをしながら神アイドルを目指す二足のわらじを履くことになって人生が忙しい。それと学生もしてるし。

 

 神アイドルを目指す乙女たちの聖戦が今始まる。萌えて燃えての熱いアニメになっているぞ。

 

 神アイドルを降臨させたこのシリーズをもって本作は神アニメへと昇格することになるのだった(←私のアニオタライフ年表ではそうなっている)。日本アニメ史に残る女児アニメ神格化の時を見よ!

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 こういうノリでアニメを見ています。するととても楽しい人生になれます。

 

ジュルルの育成要素

 3からの新要素が赤ちゃんの育成。これはおジャ魔女プリキュアでもやっていることだだな。主人公よりもっと幼い赤ちゃんを出すことでメインの女子ズの成長を濃く見せる手法である。

 

 まだ小6のらぁらが育児に奔走する姿はとても印象的。小6の幼女にママ味を感じることになろうとは、なんか不思議な気分。後半になるとらぁらのママ役も板についていた。

 もちろん育児は楽ではない。小6にこのミッションはきついと思うが、過去には「ママは小学4年生」なんてアニメもあったことだし、それよりも年上のらぁらなら大丈夫だ。

 しかし育児は時間を持っていかれる。そのため学業が追いつかずらぁらちゃんは学校のテストで1桁台の点数も出す始末。学生として終始優等生でやって来た私からすれば100点満点で6割も取れないならゴミ成績の感覚。1桁台は間違いなくゴミ学力だな。

 これには校長先生もオコです。らぁら1人で育児はきついってことで、他のアイドル達や校長先生、らぁらのママも手伝ってジュルルを育てて行く。今回は皆で育児、皆ママドルです。

 

 ジュルルが校長先生の巨乳に反応するのも印象的。ふざけたおばさんだけど作中で一番巨乳ヒロインでもあるんだよな。それから校長先生とリナちゃんまでがデビューしてライブしてるのは笑った。業界初の掃除機アイドル誕生だな。今思えばリナちゃんの存在はコンテンツカオス化のトリガーだったのかもしれない。ごく初期からカオス設定だったものな。

 

 赤ちゃんヒロインのジュルルがとても可愛い。ちょっとずつ喋るようになり、らぁらママもそこには感動しちゃう。親子の絆が見えるのにもほっこりする。やっぱり親子の愛って尊い

 無邪気に元気よく「ママァ!」を言うジュルルは愛らしい。うえしゃまの赤ちゃんも声良い。クレヨンしんちゃんのひまわりの役が交代とかになったら彼女が後任で行くのもアリかもしれない。今の内に推しときます。

 

 3では上田麗奈が無双している。ジュルル、ジュリー、あじみ先生の3役をこなしている。それぞれ芝居のカテゴリーに分けると赤ちゃん、女神、狂人となる。役者として3つの味を届けてくれて楽しかった。

 あじみ先生だけを見るとふざけた役者のイメージも生まれ兼ねないが、今回の女神役で芝居も歌もちゃんと出来ると世に広く理解されたと思う。彼女にとっては役者として大きく経験値を稼げる現場になったことだろう。そんなうえしゃまを今後も推します。

 

 みれぃがジュルルを引き取ったりドレシの3人で合宿に連れて行ったりと、赤ちゃん+各アイドルの変わった絡みが見れて良かった。皆のママな所が見れて楽しいぜ。

 みれぃが赤ちゃんの面倒を見ていることで、みれぃ激推し勢の雨宮くんがアホな妄想を始めるのが面白かった。あいつヤバいって。そこが好きになるんだけど。

 

 面白かったのがドレシ3人で育児をするところ。レオナがママでシオンがパパの感じになっている。間に子供を挟めば二人はお似合いカップル。パパとママの性別が本当は逆になっているんだけど。

 育児でもドロシーがフザているから面白い。こいつ何でこんなにダメなの?ってくらい育児向けではない。食い物をあげてゲームで遊ぶくらいしかやっていない。女神に好かれることをすればスーパーサイリウムコーデがもらえると考え、もので釣るという実に打算な動きを見せている。ドロシーの図太いキャラ性が面白い。

 3人でライブしたのにふざけているからってことでドロシーだけスーパーサイリウムコーデがもらえないのは笑った。これは育児と女神をナメんなって言ってる内容なのだと思う。ジュリーの采配もベストでした。

 ある程度落ち着いた人生の中で心に余裕が生まれると、こういうどうしようもないヤツの事も簡単に許せるようになり、むしろ可愛く思えてくる。このエピソードでドロシーがもっと好きになった。

 

新アイドル達

 そりゃ新顔もバンバン来るわな。完全なる新作アイドルもくれば、既存キャラでの新ユニットも登場する。新しきプリパラアイドルムーブメントに注目だ。

 

 今回シリーズでは前シリーズの都度メンバー入れ替えシステムは無しで、元の3人ユニット体制ライブに戻っている。まぁシステムですから。

 全アイドルが出揃った状態で最高の3人組を探すのが楽しいシリーズでもありました。私は最推しのふわりちゃんがいるトリコロールが好きです。

 

TRiANGLE(トライアングル)

 神アイドルを生む方向性を取ってからすぐにやって来る謎のアイドルがじゅのんだった。誰やねんこいつってなる。

 次いでぴのん、かのんと「のん」縛りのキャッホーなアイドルがやって来る。来る時は決まって1人で、なぜ3人セットで来ない?となり、それは作中でもキャラに突っ込まれている。これは何かある。

 

 で、こいつらの正体はなんと真中家の妹ののんちゃんだった。お前プリチケ持ってたのか。全部のんがついてるから勘の良いヤツなら一発目で気づいたかもしれない。私は意外と気づくのが遅れた。ボサッと生きていてはダメねって気づきになりました。

 

 これのすごいのが1人3役で全部のんちゃんがやっていたこと。のんの持つ3つの世界観がコレなのかぁ~。そしてそれらがクロスしてこんな可愛くて面白いことになるのかぁ~。試行錯誤して先発アイドルにはない世界感とアイデア性を生んだのんちゃんがすごい。小学生でここまでの事が出来るとはやるなぁ。将来が楽しみだ。そんな「のんエンタメ」に高いインテリジェンスを見たぜ。姉貴よりも頭がいい子なんだな。

 3人のアイドルはコンセプト、キャラ、発声も違っている。演じる田中美海の芝居もそれぞれ違って来る。これは田中美海が本気を出しているな。歌唱も含めた演じ分けが素晴らしい。

 

 クールキャラのじゅのんの中2感がバカっぽくて好きだった。のんにこの世界観があったのが意外。蝶をあしらったじゅのんの衣装が格好良い。この中ならじゅのん推し。

 

 2人分は先に映像を収録してライブで3人パフォーマンスを行う。そんな技術活用と努力が見えるのんのステージに感動した。

 持ち曲の「かりすま〜とGIRL☆Yeah!」は良曲。耳に残るキャッチーな曲。これのパフォーマンスは素晴らしく可愛い。すえぇ良いじゃんてなった。

 

 のんがすごいと分かる面白い企画だった。アホな兄貴に対抗するためにここと組んだウサチャの覚悟も応援したくなる。シーズン2ではちょこっと顔出しくらいだったウサチャが今回ではアイドルマネージャーデビューしてずっと出てくる。そこも今回の注目要素。

 

 今回はアイドルもマネージャーも下の世代が押し上がってくる下剋上劇が見えた。そこも面白い。

 後には姉貴と一緒にOP曲も歌うようになるのんの快進撃がすごいっす。

 

NonSugar(ノンシュガー)

 トライアングルは世間にネタが割れてしまったし、やるならコスパがよくない。というわけで一時凍結。のんも兼役無しの3人ユニット結成を目指します。

 ここで選ばれたアイドルのちり、ペッパーの二人がまた厄介で面白い。こいつらも結構ネタっていたな。正式結成してライブまでにかなり揉めることもあった。なかなかスムーズに行かない軍団なんだよな。

 

 こっちではのんが通常アバターで活動。姉がぶっといツインテだったのに対しのんはムチみたいに長いサイドポニー。これはカワユイ。

 

 ちりのキャラ設定がおかしくて笑える。

 抑圧と解放の精神バランスの関係から、プリパラの中と外でちりの性格がまるで違っている。これはネタ要素で面白い。意図的にキャラと見た目にギャップを出したみれぃの時と違い、こっちはマジでそうなっている。これどういうこと?こんな現象が起きるのもシステムだからの一言で片付くのか。ちりちゃんのメンタル的健康についてちょっと心配です。

 扱いが面倒くせぇ女だなとしっかり思える反面、可愛くてそれはそれでオモロイ。というわけでちりが推せる。なんだかんだで高圧的にツンツンくる美少女お嬢様が好きっす。

 これ大森日雅だったのか。先週くらいに結婚発表したよね。おめでと~。

 他メンバーの中の人はWUGの付き合いで聞き慣れたボーカルだが、彼女の歌声はあまり聴き馴染みがなかった。良いボーカルじゃないか。声も好きになったので思わず私もかしこまってしまう。

 

 ぺっぱーも面倒くせぇやつなのだが、ちりとは事情が異なる。野人上がりのためまずコミュニケーションがスムーズに取れない。話が通じないのはダンチで面倒くせぇ。こんなのもアイドルになるのか~。プリパラも自由すぎて面白い。獣を狩って食うまさかの野獣アイドルの誕生です。

 ママはリアル猛獣で初期だとそもそも人間としてまともに付き合えない。これはふわりの時と同じく校長先生がスペシャルレッスンしてなんとかしたらしい。校長も面白いよな。意外と教育熱心だし。

 

 お嬢様のちりからすれば清潔感と常識に欠けるペッパーは生理的に無理。二人の不和が目立ってこれはどうなるの?と心配になるばかりだった。これをまとめるのんは姉よりも苦労人。のんちゃんにかかるストレス量がすごそう。

 

 ウサチャも大変な想いをしている。3人を組ませて立派なアイドルユニットにするのに命をかけている。肉食のペッパーに食われることを覚悟して頑張るウサチャも可愛いので応援したくなる。

 兄のウサギと兄になりたいと立候補してくるクマがアホやっている内に妹はしっかりサクセスしていた。クマが脳内妹って言ってるのがキモ面白くて笑った。

 兄貴と兄もどきの二匹に対してだんだん口が悪いウサチャの図太いキャラ性も良かった。あれくらい言ってやった方が良いと思う。それからウサチャの中の人はアイカツ声優だった。

 

 校長先生プロデュースのアイドルサバイバルの回が面白かった。急に始まったけどさも毎年恒例のテンションでやっていた。とちおとめらぶちゃんも校長先生のサポート役で頑張っていた。らぶちゃんも好き。

 サバイバルを頑張るのんの横でちりとペッパーがダメダメ過ぎるから、私ならキレてクロスチョップを打ち出しているところだ。のんが精神的にも追い込まれていた。あそこからよく解散せずに今まで頑張った。

 

 田中美海山下七海はシリアス性とダーク感が強いWUGアニメと比べて随分楽しくポップなギャグアイドルものに移ってきたものだな。その分リラックスして芝居出来たのかなとかも思ったりする。

 

新ユニット
Gaarmageddon(ガァルマゲドン)

 シーズン2の段階でもガァルルが合流して3人ユニットになってはいたが、都合があって3人揃ってプリチケをパキる儀式はまだだった。

 今回もアロマゲドン時代の曲を2人でやってガァルルはメイキングドラマのみ参加というちょっと変わった形でライブをお届けしていた。

 最近は「でび&えん☆Reversible-Ring」をめちゃ聴いている。最初聴いた時には一発でグッと来る感じはなかったが、後になって脳内で繰り返される効果があり、気づけばめちゃ聴いている。

 基本2人ともふざけているけど間違いなく可愛いと思う。みかんは天使だし、あろまはステージ上だと色気も感じるステージの華だった。

 

 ここにガァルルも本格的に参加して正式な3人曲が完成します。3人曲を完成させて正式にユニットで動くとなると決意のパキリ儀式を行うことになる。

 ファルルの時にはパキったが最後で機能停止してしまった。じゃあガァルルも危ないのでは?となって一悶着起きるが、ガァルルはガッツがすごいからやってのけます。噛み癖が抜けないお子様かと思いきやここ一番で魅せてくれるからガァルルが好きになる。ユニット結成儀式でのパキリシーンにはちょっと泣けた。

 

 3の序盤の方ではこの3人にも結構スポットが当たっていた。あろまとみかんの事が2の時よりも好きになれる内容だった。

 あろま考案の新作ドレス資料をコンテストに提出した時、ドレスデザイン画と間違ってカレーうどんのレシピを出していたのに笑った。間違いにしても内容が間抜け。

 落ち込んだあろまがデカい鍋焼きうどんの鍋に入って寝ているのが可愛い。

 

Tricolore(トリコロール)

 2の最後でパラ宿を離れたひびき、ふわり、ファルルで結成した新ユニット。なんて美しい3人。

 私の最推しのふわりちゃんが再びプリパラ界に旋風を巻き起こすぞ。ふわりちゃんの再登場がマジで嬉しかったっす。マジ可愛いわ。めちゃときめく。超好き。ふわりちゃんが神ドルです。

 女子に宿るマックスの可愛さと清潔感が凝縮したふわりちゃんが素敵すぎました。ビジュに見る主人公感もなかなか。ふわりちゃんを引き当てたトリコさんは間違いなく幸せの青い鳥です。

 

 ひびきに対して嫁感を出しているふわりちゃんが可愛い。この二人はやっぱり一緒じゃないとな。

 

 実力者達が結集したチームなのに出だしが上手く行かない。そこにドラマとネタが詰まっていて良かった。

 ユニット結成の儀式は友情の契でもある。しかしそこでひびき様に拒否反応が出てしまう。幼い頃のトラウマから友情とか友達のワードを口にするのに嫌悪感を抱いてしまうのだ。これは半分ギャグチックに描いているが、もう半分では結構シリアス。くるくるちゃんピンチである。

 言って欲しい言葉を言えないひびきに焦れるふわりちゃんが、ネギを構えて活を入れに来るところが勇ましい。何でネギ?とは思ったけど。ネギが気になるシーンでした。

 

 さっさと儀式を済ませないと「角る」と焦れるユニコンの発言も印象的。前から言ってて普通に聞いてたけど「角りまちゅよ」って改めてなんだよ。よそで全く聞かないワード。まぁコレは角で刺すっていう普通に怖い暴力なんだけど。

 

 ファルルとふわりがスーパーサイリウムコーデをゲットしてもひびきは女神に認められず、ドロシーのもらえない記録を更新してもっともらえない。これに笑う。

 ひびきの苦労が見えるところに人間らしさを感じる。ゆえに愛着が持てた。ネタキャラとして公式からすっかりいじられているひびき様の変わりようにも注目。

 

 すったもんだの末に無事パキれてチーム結成出来て良かった。ハラハラしました。

 そして放った3人曲の「Mon chouchou」が素晴らしすぎる。優雅で高貴で楽しく可愛い。なんて美しい楽曲なんだ。感動した。アニソン感が薄くて普通の感じで聞けちゃう。

 

 優雅な感じだけど意外と振り付けが激しいかも。疲れそう。

 高い身体能力を持つふわりちゃんが曲中にロンダートをしているのは格好良い。私も出来るし、なんならそこからバク転も行けちゃうぞ。でも危ないだけで出来ても特に意味がない。プリパラダンスの中でアクロバットの動きがあるのはレア。 

 ぶっちゃけ後半のトーナメント戦はこの曲を披露したトリコロールが優勝だと思っています。ソラミには悪いけど……。

 

 

 

 

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