こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

ご機嫌プリパラ宇宙旅「劇場版プリパラ み〜んなでかがやけ! キラリン☆スターライブ!」

「劇場版プリパラ み〜んなでかがやけ! キラリン☆スターライブ!」は、2017年3月4日に公開された劇場版アニメ。

 

 プリパラの映画って結構出ていたんだな。テレビだけの人間だったので、劇場版の事を知らないままだと人生損するところだった。今はしっかり知って見たので損失分も回収完了っす。

 

 プリパラもまだまだ新しいものっていうイメージがあったが、今からだいたい6年半も前の映画なのかぁ。当時1年生で映画を見たヤツはもう卒業ってわけね。そう思えば時計の針も休みなく進んでいるんだなと分かるもの。

 

 映画の途中でメガネシステムが応援上映についての注意をするシーンがある。そういやたまに聴く言葉だけど応援上映ってなんだ?体感したことがない。

 しばらく劇場に足を運んでいないものだから、新時代ワードやルールについても疎いんだなこれが。

 聴くところによると最近は4D上映ってのがあるとか。なんでも風や水や熱波も起こして作品中で起きる現象、状態とリアルをリンクするスタイルの新時代発明なんだそうな。すげぇな。

 ニンテンドー64で2Dの壁を割って3D世界の実現をしたのにビックリしていたあの時代が如何に古いことなのかが分かってくる。時代は3を越えて4Dだからなぁ。これはすごい事になったものだ。

 

 そんな人類の、または諸々の文化、発明の進化を想いながらもプリパラ映画を見た感想を書き殴っていこう。私は手がデカいから殴った時のヒット面積もデカい。ゆえに破壊力と痛みを伝えるのに長けるのだが、文章での暴力は無しだぜ。節度あるストリート上がりのオタクですから。

 

劇場版プリパラ み~んなでかがやけ! キラリン☆スターライブ! *Blu-ray Disc

 

内容

 遂にプリパラも宇宙進出を果たす時が来た。

 今回一行が目指すのは宇宙ツアー。といってもプリパラ的宇宙であってマジ物の宇宙とは非なる世界。ここでは擬似的宇宙を「ぷちゅう」と呼ぶ。「う」で始まろうが「ぷ」で始まろうが大気圏を抜けた先はワクワク冒険がいっぱいなのだ。ぷちゅうとか笑う。

 

 アイドル達は色んな惑星を訪れてライブをし、ぷちゅう規模で素晴らしきアイドルパワーを示すのだ。超楽しいアイドル宇宙冒険が見れます。

 それと今回もふわりちゃんが可愛いからそこをしっかり見るべし!

 

感想

 プリパラ映画は能書き少なめにさっさとやりたい事をやらすべく話を進めがち。今回もそうですぐに本題に入っていく。

 事の始まりについての詳しい説明は地上を抜けてサクッと済ますってことで、映画がスタートしたらすぐにもカウントダウンが始まって宇宙船の打ち上げシーンに入る。

 カウントダウンはプリパラアイドル総員で行う。15の所はテニスプレイヤーのらぶちゃんが読み上げるのがなんか嬉しい。一回得点を決めたら15(フィフティーラブ)って言うもんね。体育の先生になんでテニスは1点なのに15も入ってるのさ?って尋ねたら「そんなんどうでもいいからさっさとサーブを決めな!」と言われたことがあったっけ。先生は私の腕に注目していたので早く次のプレイが見たかったのだ。うむ、コートの上が懐かしい今日このごろ。

 

 ぷちゅうを目指すロケットの中で人工知能による案内が流れるが、どうやら声が雨宮くんなようだ。今回は人工知能もどきとして管制塔から喋っている変人メガネくん。

 雨宮くんのみれぃ激推しの心も漏れていた。雨宮くんまで映画に出るとは今回の映画は楽しいぞ。 

 プリパラといえば結構な変人が揃っているのも要素の一つ。雨宮くんはその要素を牽引する1人だと言えるだろう。3シーズンやる中で順調におかしく、そして面白くなっていった稀有な男子キャラ。何気にあの変人メガネのことも好きでした。システムではない天然の変人メガネの雨宮も推せる。

 

 アイドル達が訪れる惑星は太陽系っぽいものだった。

 貝がたくさんあるから海王星、プリパラ名物でもあるメェーメェー言う羊がいるから冥王星など、微妙にアホくさいプリパラクオリティなネタ設定になっていた。笑って見れる範囲のしょうもなさが心地よい。

 

 水星は水っ気が多い癒やしの星ということで、アイドル達の水着シーンが見れた。

 劇場版で水着シーンがあるなんてすごいご褒美要素じゃないか。

 

 各惑星で簡単なゲームをして勝ったアイドルはライブが出来る。それがぷちゅうツアーのルール。システムなんで仕方ない。

 ここは皆が平等に勝ち星を上げることで順番にライブをさせる。そりゃそうだなよな。

 この時にはシーズン3のアイドルが全出しとなっているので、シーズン3で活躍した3人1チームのアイドル軍団達が名曲のオンパレを繰り出してくれる。

 この映画だけでシーズン3のアイドル達と楽曲の魅力を総ざらい出来る。そして新曲もありだから復習と新学習が叶ってお得。

 

 ノンシュガーのライブも銀幕で見れるようになった。ちりちゃんは改めて良いな。美しいし格好良い。

 ノンシュガーの絶対にこいつら合わないだろうっていう3人凸凹の個性が揃っている感じが良い。これはこれで外から見る分には良いメンバーバランス。のんちゃんとうさちゃはチームをまとめるのに骨を折っているのだけどね。

 ペッパーのペロピタについては、たとえ美少女からされるとしてもちょっと遠慮したいかも。美少女でさえ許容範囲ギリだから、それ以外は絶対にクロスチョップでの応戦となるだろう。あまりおすすめ出来ない親愛の表現だと言えるだろう。

 

 ついでにその前のトライアングルのライブもあり。これも良かった。トライアングルの曲めっちゃ良いよな。これがカリスマートガールか。

 ぷちゅうだからの特別現象か、のんが分身してトライアングルメンバーが一度に全部に出てゲームに参加しているのが良い。私はじゅのんが好き。

 

 何気にネタ枠のうっちゃりビッグバンも出てライブをしている。改めて面白い。イントロ部分であじみ先生が空中横回転しているのに吹く。

 メンバーのキャラ性がネタっているけど、ヘビメタな感じの曲調とライブパフォーマンスはちゃんと格好良いから見応えがある。

 

 ガァルマゲドンが「アメイジング・キャッスル」を披露した時のケモミミ衣装が超可愛かった。この歌も改めて楽しい。めちゃライブ映えする曲だな。デカい映画サイズで見たかった。あろま可愛すぎだろう。

 ガァルマゲドンがライブをする前には天ぷらがいっぱいある天王星での大食い対決をしていた。みかんとガァルルが食いすぎてめっちゃデブになっている絵が可愛い。でもシステムを通したらすっきり体型に戻るんだな。さすがシステム。にしても具は何でもいいから天ぷらが食いたくなる。

 

 目立つ見所はそふぃのライブが格好良いってことかな。ソロ曲「Red Flash Revolution」がマジで格好良い。めちゃ上がるんだけど。私の心も解放されて小鳥ちゃん化が進んじゃう(←見た人しか意味が分からない表現)。

 ライブをやる前にはなんかエロい感じの服で客を煽っている。あの演出も良い。あの服と煽り方はもう虹ヶ咲のカリン先輩だろ。中の人が一緒です。

 梅干しパワー炸裂で超痺れるライブだった。これは映画館サイズで見てみたい。

 ソフィに接近してきた梅干し星人ズがここでの追加キャラだった。梅干し星人の声が山口勝平だった。ベテランの有名人起用なのに劇場版の特別感を見た。

 それとソフィのクラゲコスが映画でも見れて良かった。何気にひびき様ルートでもクラゲ服で出てくるから面白い。

 

 今回の映画にもプリパラ名物の分岐ルートがある。もはや分岐しなきゃプリパラじゃない。人生はルート分岐選択の連続だと教えてくれる教養コンテンツでもあるんだな。じゃあ選んだ行こう!

 

『らぁらのコース』

『ひびきのコース』

『みれぃのコース』

 が用意されている。

 

 ぷり信者になってしまった私ならみれぃのルートを第1候補で見たいところだが、ひびき様についていけばふわりちゃんに会えるってことでそっちも良い。しかしなんだかんだらぁらちゃんのぶっといツインテは最強ってことでそこも捨てがたい。あのツインテをムチみたいにして殴られたらちょっと痛そう。

 とかなんとか思っている間に全部詰め込み編集のBDは順調に再生されていくから悩んでいる時間が無駄。

 

 らぁらルートでは、みれぃより先にアイドルのなおに会っていたらというぷちゅう的パラレルワールドに突っ込んでいく。そして待望のなおちゃんとらぁらが2人でやる「Make it!」のステージが見れる。こんな世界があるなんてそれはそれで無敵でしょ!

 なんだかんだ作中時間ではらぁなおが最古参のカップリングで癒やしなんだよなぁ~。

 なおちゃんの語尾が「~なお」とか安直過ぎてひびき様に敬遠されそう。

 

 なおちゃんとキュピコンは中の人がナンジョルノ(南條愛乃)なので歌が達者。それとキュピコンもちゃんと出ていたから安心した。キュピコン以外も喋れるよってわざわざ映画で言っていた。

 そういやキュピコンはシーズン3後半でもアクシデントで宇宙に行ってしばらく帰って来れなかったんだよな。あいつだけ2回行ってんのか。

 

 みれぃのルートも面白いパラレルワールド。アイドルのみれぃがいなくて外の世界のポニテメガネ委員長のみれぃが3人になって登場する世界が見れる。これは雨宮くんのファン熱がめちゃ湧くって。

 アイドルのみれぃ、そして検事と弁護士のみれぃのお硬い3人衆での絡みとなっている。検事と弁護士の服もアイドルみたいに可愛いな。

 前々からみれぃは変身無しのそのままでもイケると思っていたんだよな。変身なしのライブが見れて良かった。当時のリスナーからもその意見あったんじゃないの?で、この企画が上がったのかも。どのみれぃも可愛かった。

 この世界ではみれぃがアイドルにあるまじき恋をしているからってことで恋愛裁判にかけられる。これはもしやパラレル雨宮くんがお相手じゃないのか。楽しい想像も膨らむコースだった。

 

 ひびき様ルートはなんか宇宙海賊的な格好良い船での冒険になっていた。プリパラ的キャプテンハーロックみたいな感じかな。

 ふわりちゃんの海賊ルックスが可愛すぎる。ここにめちゃ注目!

 

 ひびき様も基本は強気だけど押しに弱い。ふわりちゃんやファルルに微妙に尻に敷かれている様子が見えた。

 ひびき様が1人で持ち曲「純(ピュ)・アモーレ・愛」をやろうとしたら、チームメンバーの自分達もいるのに1人でやるの?とふわりちゃんがあくまで笑顔の圧をかけてくる。これを受けてじゃあチーム曲に切り替えるかとなるひびき様もすっかり丸くなったものだ。

 ふわりちゃんは意外にも怒りなき笑顔の恐妻なのかも。あの感じで迫られるならそれはそれで良いかも。

 

 私のお気に入りナンバーの「Mon chouchou」披露に興奮した。何回見ても良いステージだな。優雅で格好良い。曲も良すぎる。

 歌い出し部分で「君たちの全てを奪う」と歌ったところで観客が「うばってぇ~」と叫びを上げるのが面白い。ここ以外でもライブシーンでは客の煽りがたくさん聴こえてそれぞれ内容がウケる。ライブ時の観客の笑える叫びもプリパラ名物。

 

 新曲「Neo Dimension Go!!」も披露。宇宙船の上でのパフォーマンスが格好良い。SFチックなステージにSFアニメ好きとして反応してしまった。砲撃の中でも堂々としたライブを行うスペースオペラな感じがあって良かった。

 

 最後はなんと14人もステージに上がってライブを披露。すごい。プリパラ的ビッグバンが起きている。

 皆揃って宇宙的要素を感じるデザインのドレスを装備。これがちょっとだけ「アイカツ」のフューチャリングガールのドレスデザインぽかったかも。アイカツも好きなんだよな。

 

 というわけで、地上に押し込めておくだけでは勿体ないパラ宿の精鋭達の宇宙もといぷちゅうデビューが叶う素敵な劇場版でした。楽しかったので1日に2回見ました。

 

 そのエンディングでは次シリーズの新アイドル 夢川ゆいが顔出ししていた。そしてめが兄ぃとレオナがダンプリに潜り込むことで次回シリーズの要素紹介も行っていた。レオナはどっちの世界にも行けるハイブリットアイドルだったんだな。

 

 ぷちゅうで繋がれアイドルの輪!

 私は宇宙規模でプリパラを愛しています。

 

 

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