こうして楽曲に軸を置いてギャルゲー史を振り返ると、一体何本出してんだ?ってなる。まぁ自然な反応だわな。
我が国はオールジャンル含めた全体で見てアホみたいにゲームを出しまくっている国である。言葉が悪いがそれがリアルな手応えだ。それだけの数出ていることは誇って良い歴史だと言えよう。
その中で絞ったこのジャンルだけでも数がすごい。人生を賭けて挑んでも全部遊びきれない量だ。やっぱりギャルって、美少女って強いんだなぁ~。可能性が無限ですなぁ。
こればかりは時代や文明の進化に左右されることなく、人の美意識として定着して廃れないのかもしれない。美を求めるのは究極的な原子欲求だものなぁ。私も美しいものが好きです。
ではそんな美しき日本文化でもあるギャルゲーを彩った名曲達をたくさん振り返ろう。全てのゲームとそれを彩った音楽に感謝。
- My Sweet Lady / ave; new feat.佐倉紗織(学☆王 -THE ROYAL SEVEN STARS-)
- メチャ恋らんまん☆ / 榊原ゆい(天神乱漫 -LUCKY or UNLUCKY!?-)
- see-saw!! / 茶太(さくらさくら )
- ほんとにほしい魔法の呪文 / Rita(スズノネセブン!)
- Mighty Heart~ある日のケンカ、いつもの恋心~ / KOTOKO(つよきす)
- ねぇ、...しようよ! / KOTOKO(姉、ちゃんとしようよっ!2)
- キスのひとつで / 佐咲紗花(ちいさな彼女の小夜曲)
- Golden Mission / 佐咲紗花(金色ラブリッチェ )
- raspberry cube / 松下(ラズベリーキューブ)
- 夜明けのベルが鳴る / 安田みずほ(彼女のセイイキ)
- 冬に咲く華 / 美月琴音(彼女のセイイキ)
- 二人だけのカーテンコール / 浅葉りお(アオイトリ)
My Sweet Lady / ave; new feat.佐倉紗織(学☆王 -THE ROYAL SEVEN STARS-)
蕩けるような声で歌う格好良い曲調なのが印象的。音が上がって下がってのサビ部分は聴いて心地よい出来になっている。まずまずの中毒性があるといえよう。
「恋に少し臆病で」の歌詞にウブなギャルの感じがしてキュンと来る。私には全然ない気質ですね。
ゲームに出てくるギャル共は皆プレイヤーにとってのMy Sweet Ladyでした。
メチャ恋らんまん☆ / 榊原ゆい(天神乱漫 -LUCKY or UNLUCKY!?-)
視聴一発目からも感じる明るさと可愛さがクセになる。神様も呆れるくらいとことんまでに陽気ソング。私の気質、音楽センスともマッチする。
これまでたくさん歌って来た榊原ゆい中でも、この路線の作風や歌い方が一番好きかも。
何気に振り付けもあり。ゲームをやれば確認できる振り付けも可愛らしくて好き。
see-saw!! / 茶太(さくらさくら )
陽気で楽しげな演奏の中に出てくる「愛と理性のシーソーゲーム」の歌詞は、意味合いとして深めなワードで印象的。男と女でラブをするならいつだってそのシーソーゲームのプレイ中だものなぁ~と納得。
全体的に多幸感に包まれた楽曲の中で特にその要素が出るのがサビで繰り返す「さくら」のパート。サビ部分でなんだかとても幸せになれます。
ほんとにほしい魔法の呪文 / Rita(スズノネセブン!)
乙女のラブに満ちた「ほんとにほしい魔法の呪文 」の内容が少しずつ解放されていく歌詞構成にキュンとくるものがある。繰り返し回ってくる各サビパート後半部分に答えが出てくる。全部繋げて口にするともっとキュンと来る。良き良き。
これを聴いたなら愛に満ちた魔法の呪文をたくさん言いましょう。そうして世界はピースフルになるのです。
Mighty Heart~ある日のケンカ、いつもの恋心~ / KOTOKO(つよきす)
総員強気なツンデレ娘との恋愛を題材にしたゲームの主題歌である。ゲーム性が主題歌にもしっかり現れていて、歌詞には恋に素直になれないツンデレ娘の正直なマインドが落とし込まれている。
この曲で歌われているツンデレ娘が面倒くさいけど、そこが可愛くてときめいてしまう。すごい可愛くて良い曲じゃないか~と高く評価します。
こんな性格じゃキスは遠いかな、恋も逃げるかなと歌っている歌詞部分は実に正直で切ない。恋しちゃっているのに恋愛に向かない人間なんだなと分かる。
恋するツンデレ娘が裏腹な態度に出るのは本気の証拠だし、それに気づかないようじゃ男としてアウトだと言ってるのは、ツンデレ式恋の方程式解説になっている。
曲もキャッチーで可愛良いノリで良いのだが、歌詞がすごく的確で萌える。
KOTOKO先生必殺の萌えセリフパートも聞き所。ここも強気な感じで言っているのに注目。ハマります。
ねぇ、...しようよ! / KOTOKO(姉、ちゃんとしようよっ!2)
お姉ちゃんだからといって決して恋愛に万能なわけではない。キュンとくる事を仕掛けられたなら、萌えて怯んでしっかり女になります。そんな都合が見えてくる正直なお姉ちゃんマインドが散りばめられた歌詞が可愛い。そりゃお姉ちゃんだってお姉ちゃんをやる前に女ですから。
KOTOKO先生が歌う女はとても可愛い。良き女性像を現した歌詞世界に萌えでした。
そして曲もとにかくノリが良くて最高。
キスのひとつで / 佐咲紗花(ちいさな彼女の小夜曲)
夏の終わりに見る情熱的な恋は如何かな?私は好き。そしてその他の皆さんもきっと好き。
夏の恋が味わえる素敵ソングです。
伸びやかなボーカルが映えるサビパートが気持ち良い。格好良く歌う部分だがちょっと切なくて泣ける。
ラスサビでは演奏を一瞬途切れさせて歌詞の「ねぇ」の部分だけがしっかり聞こえる粋な仕掛けを使っている。あの部分が一番高まる。
Golden Mission / 佐咲紗花(金色ラブリッチェ )
話題の金髪娘ズホイホイゲーム主題歌である。金髪娘なら大いにウェルカム。全部まとめてかかって来い!の勢いで聴こう。
ゴージャスで優美な演奏だなぁ。最近のギャルゲソングはこんなに派手で格好良いのか。
「微熱のうちに会いに行っちゃえ」の歌詞が印象的。キムタクが言ってそう。
ちゃんと治せよとは思うけど、完治なんて待っていられないこの想いがある。その勢いで完遂するのがゴールデンミッションだ!
raspberry cube / 松下(ラズベリーキューブ)
すごい!ご機嫌ロックサウンドすぎる!
最近のギャルゲソングはここまで弾けたロックバンドサウンドで攻めて良いのか。業界の常識が変わってきたと知った一曲。
凄まじい疾走感の超格好良い曲なのに、歌っている内容は恋する乙女のキュンな青春が弾けたものとなっている。この一見ミスマッチな感じが新鮮な心地よさとなって私のハートを掴んだ。
好きな人の横で笑っていたい、歩いていたいのミニマムな願いから始まり、最終的にはキスしたいし一生分はしゃぎたいとマキシマムな願いを歌っている。まぁ乙女ハートなんて得てしてそんな感じで欲張り屋さんなものだ。
恋は甘くて酸っぱくてなによりも楽しい。そんな恋する乙女の真実を歌った清いナンバーです。
夜明けのベルが鳴る / 安田みずほ(彼女のセイイキ)
好きの想いを全部伝えるのは難しくてもどかしい。そうこうしている内に夜明けのベルが鳴っちまうから時間が足りない。
そんな都合を歌った「言葉って意外と不便だ」の歌詞が深い。人類の叡智が紡いだ遺産の「言葉」すら複雑なラブに用いるにはまだまだ円滑化に向けて改良の余地がある。深い考察が捗る一級ラブソングだな(←考察になっているのかどうかは不明)。
2番サビの「あと何度好きって言えるかな」の歌い方にめちゃ気持ちが入っていて泣ける。
なんだかんだ考えても「君に出会えて良かった」の想いは確実に言える。そんな簡単にして素直な人の心も見えて清い。思わず愛しちゃう一曲。
冬に咲く華 / 美月琴音(彼女のセイイキ)
バイオリンで始まるイントロがおしゃれで格好良い。
ラブを何ともおしゃれかつインテリジェンスあふれる表現で伝えている。そんな歌詞がナイス。これはバカだったら絶対書けない歌詞だなって思った。
聖域と書いて「シークレットメモリー」と読むのはおしゃれで格好良い。
二人だけのカーテンコール / 浅葉りお(アオイトリ)
素晴らしすぎる壮大なバラードだった。
内容がたっぷり詰まった2時間半の大作映画のエンディングでかかっていそうな主題歌だな。うっとり酔いしれます。そんな感じの想いで受け止められる劇場感ある名曲です。
序盤は静かなピアノ演奏で始まり、どんどん音が追加されて盛り上がってくる。この心にジワジワくる構成が良い。
遠くに聞こえるギターサウンドはどこかで聴いたことがあると思ったらラルクの「DIVE TO BLUE」だな。限りなくそれっぽい音色。
籠の鳥は狭い世界を破って力強く羽ばたいて行く。そんな希望を感じる勇気のバラード。
ラストサビの歌詞「愛したこの気持ちは雛鳥の刷り込みみたい」は、心に刻まれる珍しいフレーズ。鳥の刷り込みに例えてラブを綴るとは、ワード選びと発想がナイス。
聴けば永遠になれる名曲です。
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