ギャルゲーの最大の魅力と難点は、とにかく遊べ過ぎちゃうこと。物事を評価した時に魅力と難点が一致することもそうそうない。珍しいことだ。
支払った価格に見合った分たっぷり遊べたならそれは元が取れて良い。同時に時間が持っていかれる。金と時間はイコールなわけで、金の面でお得な想いをしても時間は引かれてしまい、はたして残ったものはプラスかマイナスか。そんな変な脳内状態になることもあったりなかったり。
やっつけるのにとにかく時間がかかることから、我が家の積みゲーを増やす要因になるのがこのギャルゲーという困った一級発明なのだ。存在に感謝する一方で消化しにくいから後がつっかえる。そんな罪な役回りも持っているのだ。不思議ですね。
マリオとかゼルダならここまで時間は掛からない。物によって長短の違いはあれど、だいたい30~50時間くらい遊べちゃう。そんなの待っていればそりゃ次々と新入荷分が積まれるわな。その数もう数えるのも嫌な領域。多分死ぬまでに買った分全部のクリアは無理かもしれない。ていうかその次々用意するのを止めろよとは家族一同からツッコミを食らっているのだが。
まったく人ってのは欲望が途切れないものだ。まだクリアしていない分がある内でも街で見かけたら欲しくて買ってしまうのだからな。金があるのも問題だな。財布にいれる額を制限した方が良いかもしれない。
しかし欲しけりゃとにかく買え、次はないかもしれない。在庫は限りがあっても金は生きていれば後からでも稼げる。というのがジイさんからの教えだ。
それはそれで格好良い生き方だが、後から困りそうでもあるわけで。まぁどういうアクションを取るかはケースバイケースだな。
というわけで、積みゲーが捗る要因のギャルゲー様を盛り上げた楽曲達をまだまだ振り返ろう。涼しい秋はギャルゲープレイに最も向く時期だぜ。
- This may be the last time we can meet / 山本麻里安 (Memories Off)
- 届かない恋 / 上原れな(WHITE ALBUM2)
- ダ・カーポ~第2ボタンの誓い~ / yozuca*(D.C. 〜ダ・カーポ〜)
- Hey Darling! / 松下(ワガママハイスペックOC )
- Girls' Carnival / ユウカ(Making*Lovers )
- Love♡Vacation / 松下、Nayuta(かけぬけ★青春スパーキング!)
- Girl Meets Love / 片霧烈火&鈴湯(花咲ワークスプリング!)
- Golden Route / Duca(金色ラブリッチェ-Golden Time-)
- Floating up / KOTOKO(カルマルカ*サークル)
- さくらとことり / はな(向日葵の教会と長い夏休み)
- コイスル★フローライト / Akira(ななついろ★ドロップス)
- ロマンシングストーリー / 彩音(Memories Off #5 とぎれたフィルム )
This may be the last time we can meet / 山本麻里安 (Memories Off)
タイトルが意味するところは「会えるのはこれが最後かもしれない」という切実なもの。
ピアノ演奏とボーカルだけでしっとり聴かせる静かなる曲になっている。普段は賑やかな曲を好んで聴くが、たまにはこの音の少なさも心地よい。
ゲームのテーマにもなっている「かけがえのない想い」をしっかり歌っている。
この一瞬が最後かもしれないからしっかり今を感じて生きる。その想いが伝わってきて泣けます。良き生き方。
好きな人に向けて自分の事をいつまでも忘れないでと願う一方で、いつまでも忘れないでいるとそれはそれで疲れることからたまには忘れても良いよとも言っている。気遣いさんの心が見える素敵な歌です。
届かない恋 / 上原れな(WHITE ALBUM2)
切ない。格好良い演奏に乗せて歌うのは冬に訪れた切ない恋心。
冬の恋がいつだって楽しいばかりと思ったら大間違いだ。出会ってくっついて離れて、それらを総括して恋愛である。だったら届かない想いもきっとある。
大人なラブソングでした。好きです。ちなみに私は届かなかった恋を経験したことがありません。全部届けています。
ゲームに出演した米澤円が歌うバージョンも良いです。
ダ・カーポ~第2ボタンの誓い~ / yozuca*(D.C. 〜ダ・カーポ〜)
誰でも彼でもとは言わないが、多くの者に第2ボタンを取ったり取られたりの青春があったことでしょう。そこを越えて卒業しても約束したあなたとの関係性はきっと変わらない。そんな卒業×ラブな事を言ってる素敵な一曲です。桜が舞うあの頃にまた聴きたい。
Hey Darling! / 松下(ワガママハイスペックOC )
こんなにギターを暴れさせてもいいの?縄でもつけた方が良くない?ってくらいにロックしている。イントロからギターが格好良い!ワガママロック天国だな。
恋する乙女の青春が暴れまくった歌詞内容が可愛い。困らせたいくらいワガママに愛す乙女ハートに萌えます。
Girls' Carnival / ユウカ(Making*Lovers )
めちゃめちゃ可愛い歌だな。女の子は頑張る、そして可愛いから大丈夫だ。ご機嫌カーニバルなノリでそう言ってます。
めっちゃギャルの事を歌っているのに、なんだか従来のギャルゲーソングぽくないポップな仕様になっている。
キラキラした明るい曲なので、天気の良い朝にお着替えしながら聴きたい。そして目玉焼きの乗ったトーストを食いたい。そんなイメージで聴ける一曲です。
Love♡Vacation / 松下、Nayuta(かけぬけ★青春スパーキング!)
まずゲームのタイトル名がすごい良いなぁ。私がこれまでやって来た活動に名前をつけたらコレと同じになる。気が会うコンテンツ。
楽曲内容はといえば、恋にときめく夏がめちゃ弾けておる。爽快フレッシュ常夏ラブソングだ。
夏は暑いから家にいたいとグダる一方で、恋のやり時でもあるから大人しくしてばかりはいられない。じゃあ全部夏のせいにしてやるしかねぇな。と己の夏の恋愛ライフを鼓舞する可愛いアンセムです。(←説明が雑&下手)
Girl Meets Love / 片霧烈火&鈴湯(花咲ワークスプリング!)
なんて楽しくて可愛いデュエットソングなんだ。相棒を見つけてヒトカラ+1で楽しみたい。(←じゃあヒトカラじゃないじゃんのツッコミが欲しい)
サビの歌詞「あっちもそっちも会いたい未来騒いでいる」には、可能性たっぷりの未来を感じることが出来る。心地よいフレーズです。今日の私から見た未来がちょうどそんな感じなので共感が持てる。
「君に届け始まりの季節」も希望を感じる歌詞で好き。
「Yeah!」とか「もう一回!」の合いの手も可愛くて楽しい。
Golden Route / Duca(金色ラブリッチェ-Golden Time-)
イントロのギター演奏でなんだか懐かしい想いに浸れる。
ロックで格好良い演奏だが、ゆったり目でどこか郷愁に駆られる感じもする。とにかく心地よい。
こいつは黄金の夕焼けが見える海辺をかっ飛ばしながら聴きたい。
「猛ダッシュしてゴールデンルートみつけよう」のサビ歌詞は印象的。わざわざ言語化しては来なかったものの、考えてみれば私がいつもやっていることだな。自分の人生と照らし合わせて共感が持てます。そういやギャルゲーって人生だったと気付ける。
Floating up / KOTOKO(カルマルカ*サークル)
もうめっちゃ夏。聴けばすぐにもあの夏の日の記憶が浮き上がってくる。そんな夏に聴きたいギャルゲーソング。
KOTOKO先生が元気に歌うアップソングは超心地よい。
おそらく日本で一番ギャルゲーソングを歌った音楽家なのではなかろうか。ギャルゲーをやればKOTOKOの声ありな青春だったものなぁ。感謝です。
さくらとことり / はな(向日葵の教会と長い夏休み)
大好きなあなたに向けた愛と感謝が溢れているハートフルソング。軽快で爽やかな楽曲テンポも心地よい。
ごく身近な範囲にある愛を最上のものとして歌っている。そんなミニマムからマキシマムにまで至る清いハートを歌っていることにまずはキュンと来て、程なくして泣けて来る。愛に溢れた人間の心を歌った等身大のラブソングです。
サビに至るまでのBメロの構成がトリッキー。ちょっと歌いづらい箇所なのがポイント。
コイスル★フローライト / Akira(ななついろ★ドロップス)
めっちゃ優しさに包み込まれているかのような心地になる。そんな綺麗な一曲だ。
テーマに愛と星の要素が含まれている作品なので、星を見ながら聴きたくなる。
ゲーム曲としても良かったが、アニメ化した際に最終回の一番良いところでコレを流したのにもやられた。アニメのおかげでもっと良い評価になった曲。
ロマンシングストーリー / 彩音(Memories Off #5 とぎれたフィルム )
グランドエンディングでかかる曲だけに大団円感がすごい。
これは聴いた一発目から理屈を要さず「良い歌だ!」と感じれるものだった。とにかく聴いて心地よい。それとメロディラインに泣ける。
途切れたフィルムだって再び回りだす。そんな感じでロマンシングストーリーの中では色んな感動的良い事が起きるのだ。
メモオフには良い曲がたくさんあったけどコレが一番好きだ。
スポンサードリンク