こしのり漫遊記

どうも 漫遊の民 こしのりです。

菓子は美味いが虫歯に気をつけろ「映画 Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ」

「映画 Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ」は、 2008年11月8日に公開された劇場アニメ。

 

 昨日で2月は終わりと思ったら今年は4年に一度のイレギュラー到来。本日は2の月第29の日、つまりは閏年デー。私の心もウルっています(←思いついたから言ってみたかっただけの意味なしフレーズ)。

 そんな閏年にはアニメ見ましょ。中でもプリキュア見ましょ。というわけで過ぎゆく2月にバイバイしながら見る今月ラストアニメだ!

 

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 今回はお菓子だらけの国「デザート王国」に行ってプリキュア5の楽しい青春と大バトルが展開する。プリキュアって映画をやる毎にあちこちの知らん世界に行って大冒険するんだな。忙しいギャル達。

 

 皆でナッツハウスに集まって夢原のぞみ生誕祭を楽しく行うところから物語がスタートする。すごい底力を持つ夢見る乙女が生まれたありがたい日です。おめでとう。

 始まっていきなりのぞみとココがいちゃついてる。こいつら銀幕に来てもラブいな。そしてココってマジにイケメンだな。正体は間抜けな声のねずみなのに。

 

 これまでテレビ版の敵は映画だとお休みの法則が出来ていたが、今回は最初の方だけブンビーさんがやってくる。こいつがのぞみ生誕祭に乱入してケーキを化け物に変えたあげく強奪してしまう。

 誕生日に自分のケーキがデカイ化け物になって、それと肉弾戦をすることになるとか絶対嫌だろ。しかも食えないままケーキがどっかに行っちゃうし。

 

 ていうかブンビーさん、デザート王国と契約して仕事しちゃってるし。これはエターナルサイドから許可を取っているのか。アナコンディさんに知られていないのかな。

 

 誕生祭が潰された所で来訪者あり。デザート王国からやってきたチョコラちゃんがめちゃ可愛い。想った以上に萌え萌えしていた。演じた川田妙子のロリチビ声は耳に残る。「あずきちゃん」で泣き虫なあの子をやっていた時から声変わってねぇな。良き良き。

 

 誕生祭は一旦置いといて、皆揃ってデザート王国に転移します。転移方法が結構荒く、高い所から地上に落とされる。そこの気遣い薄いのかよ。

 この時のすごく良いポイントを見逃すな!ギャルがスカートを履いて高い所から落ちてくるとなれば、気になるのはスカートが風でなびいて中身が見えちゃうこと。プリキュアでそれがあってはいけません。だからってことで、かれんさんは落ちながらスカートをしっかり押さえている。着地した時にはチラ回避出来て良かったと安心していた。一連の動作にかれんさんの乙女な部分を感じてキュンでした。割りと初っ端のこのシーンだけ巻き戻って数回楽しみました。そんな私は相当なかれんファン。

 

 デザート王国が夢の国すぎる。森も川も家も菓子で出来ている。滝はジュースが流れ落ちているしで、どこを見てもカロリー天国。世界の何処を齧っても甘い菓子ってことでプリキュア達もめっちゃ食っている。

 かれんさんは、食うのは良いけど「太らないかしら」と乙女のクエスチョンを口にする。これに対するチョコラちゃんの説明では、この国の菓子はいくら食っても幸せになるだけで太らない。だから食いまくって問題ないってことで全部解決。

 すげぇ。サンドイッチマンがネタにしているアホみたいな理屈のゼロキロカロリー理論がマジになった世界だ。あのゼロキロカロリーの話、バカすぎてすごく好き。

 楽しそうだから私も潜り込んで家屋を倒壊させるくらい喰らいたいぜ。

 

 ていうかこういう世界観なら、シビレッタのばあさんのファンタジー世界引き込み能力でも叶いそうだな。あのばあさんから悪意を抜いた上で想像させれば可能かもしれない。

 

 平和に見える世界だが、実は蝕まれていた。菓子を食ったら付き物となる怖い現象の虫歯を想起させるムシバーンという悪者が、女王様とその家臣を操って悪者野郎にしていた。もう名前からして虫歯建設株式会社の回し者としか思えない敵が来たな。

 

 王女の部下のビター、ドライのイケメンズは、プリキュアを騙して攻撃を仕掛けてくる。ダークイケメンズも今回の見所。菓子の世界だけに甘いフェイスで騙し討ちってか。

 

 敵さんはプリキュアを菓子にしてしまおうという魔人ブウ的発想の作戦を仕掛けてくる。うららちゃんをチョコにして食っちまおうっていうのか。それはそれで悪くはない想像世界が広がるような。いや、やっぱりあかんだろ!

 

 今回もバトルシーンが激しい。映画版ともなれば張り切ってアクションシーンを作っているなぁ。ホントよく動いてくれるから楽しくなっちゃう。

 

 今回も前作映画のように、皆さんが精神的悟りの境地に達する中で肉弾戦を捗らせていく。のぞみの誕生日ということで、仲間のプリキュア達は友情や愛情を今一度噛み締めながらイケメンズに拳をぶち込むのである。

 ビターとドライのイケメン達をプリキュアがボコボコにしているのが印象的。いつもならもっと人型から遠ざかった化け物を相手に拳をぶち込んでいるから気にならなかったけど、こうしてしっかり人、しかもイケメンを殴っているギャルがいるとなるとなんかすごい風景に見える。腹に顔面に問わずめちゃめちゃぶち込んでいた。

 しかしこれも愛ゆえの鉄拳。そのくらいやらないとムシバーンの強い洗脳は解けないのである。

 うららちゃんやかれんさんに殴られるなら1、2発くらいは我慢出来そうなものだ。私は痛いのにあまり耐性がないのでそこまでが限界です。

 

 イケメンがボコボコにされるバトル2連戦だから、イケメンが憎いBから始まるサイクなお友達が見ればスカッと出来るかもしれない。ちなみに私はその例から漏れまくっているので、イケメンがボコられるのを見てちょこっと胸が痛みました。←何の告白?

 

 ココも操られて覆面戦士になり、キュアドリームに襲いかかってくる。なんかタキシード仮面感がする。

 普段はイケメンのココも、戦闘時となれば守られるばかりの弱いねずみだ。このアニメは女子が強いけど、イケメン達は戦闘力無しの印象が強い。しかし今回は敵からもらった戦闘能力サービスがあるので、ダークココが闇のフルーレを持って戦っている。洗脳が解けたらザコなのにね。操られているとはいえ、ココが戦っているのが珍しい。

 

 そしてそんなココの暴走を沈めたドリームのキッスが映画最大の見せ場。敵の力でおかしくなった王子様を何とかするならお姫様のキッスしかない。キッズもその親御さんもわんさか集まってくる銀幕版でキッスをかましたとかやるじゃんか。

 夢見る乙女の底力、ここにあり!それが分かる美しいキッスシーンでした。萌えました。

 普段は結構アホの子だけど、やはりここ1番でしっかり萌えとキュンを飛ばして来るセンターヒロインのドリームってばすごい!大変萌えました。キスシーンは巻き戻って複数回見るしかなかった。

 

 ミルキィローズも女王様に接近するムシバーンを遠ざけるために孤軍奮闘しておる。ミルキィローズは格好良いよな。2シリーズ目から投入して良かった成功の要素だわ。

 メタルブリザード発動シーンも格好良い。メタリックなバラとかオタクはだいたい好きなやつだから。

 戦闘後に力尽きてミルクに戻っちゃう所も可愛い。シナモロールみたいなミルクちゃんも作中のちびキャラの中で一番可愛かった。

 

 最後はボスのムシバーン戦。大塚明夫ボイスはザ・ボス声だったな。

 このおっさんが強い。プリキュア5人でかかっても全部投げ飛ばしてくる。飛ばされたルージュが、顔面から地面に落ちて顔がめり込んでいるシーンが痛すぎる。乙女が顔面から大地にダイブとかやめてあげて。

 

 ボス戦でプリキュアがピンチ過ぎるとなったその時、冒頭でアナウンスがあったライト振り振りタイムがやってくる。可愛いチョコラちゃんがライト振り振りタイムへとご案内してくれた。

 この視聴者参加型のライト振りシーンをギリギリ違和感の無い感じでぶっ込む工夫点にもナイスポイントを上げたい。

  

 ライト振り応援で溜まったパワーがドリームを進化させてシャイニングドリームになる。これは格好良い。なんて神々しいんだ。でっかい翼を生やしちゃって。まるでセーラスターズ。

 光り輝く乙女の底力で虫歯野郎をねじ伏せて「完」でした。

 

 ムシバーンの抱える食っても食っても満たされない苦しみの都合は結構分かったな。

 一度でも飢えによる空腹の苦しみを知ればこれに共感出来てしまう。私も腹が満たされない苦しみなら短い期間ではあるが味わったことがあるので、彼の想いが結構分かったかもしれない。

 最終的に菓子は皆で美味しく食うのが一番!と言っている清い内容だった。冒頭で台無しになったのぞみ生誕祭も最後には無事開かれていて良かった。思えばえらい大騒ぎな誕生日になったな。還暦を過ぎても絶対忘れんだろ。

 

 ED曲が意外過ぎた。「三船美佳&THE TRA★BRYU with Renon」という軍団が歌っている。どういう発注でこの人達が担当になったのだろう。彼らはプリキュアファンだったのかな。当時を知らなすぎる。ただ、何でも無いようなことが幸せだってことは知っている。

 そういえば今回は主題歌を歌っている人達が声優で出てくることもないし、その他タレントをゲスト声優に迎えることもなかった。ゲスト声優はプロの方々だったが、皆有名人達で良かった。デザート国の女王様を演じた土井美加の声が好きでした。

 

 今回の映画を見たらめちゃスイーツが食いたくなった。

 ナッツが豆大福を好物にしているきかっけで、私も食うしかねぇ!となり、豆大福を買ってきて食ったらめちゃ美味かった。

 お菓子とか虫歯の要素が出てくる楽しい映画を見た後なので、より一掃気合を入れて歯磨きをしよう。しっかり磨いて今日はぐっすり眠るぜ。

 

 同時上映の5分しかない短編映画「ちょ〜短編 プリキュアオールスターズ GoGoドリームライブ」も一緒に見た。マジですぐに終わるけどこれまでのプリキュアが総出のお祭り企画で良かった。

 初代、スプラッシュスタープリキュア5の全戦士揃い踏みだった。

 去年公開したオールスター映画では78人もプリキュアが出たが、この時にはまだ3シリースのみで10人くらいしかいない。少なっ!って想った。

 今となってはシリーズを越えて皆さん何度も顔合わせをしているのだが、この時はマジでお初だった。互いに自分達以外にもプリキュアがいたのかっ!と驚いていた。いたんです。

 そんなお初な皆さんだが、即興で連携して敵の化け物をリンチ状態にして片付けていた。めちゃ強い。

 短い作品だがアクションシーンはよく動いて躍動感が凄い。やっぱりプリキュアの肉弾戦シーンは熱い。

 最後はアイカツの映画みたいに皆でステージに上がり、踊って歌ってのライブをして終わり。可愛いし華やかで良かった。

 

 2月中はプリキュア5をたっぷり楽しんで人生が潤った。プリキュア最高。

 

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