こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

カエル達と魔女退治「映画 ふたりはプリキュア Max Heart」

「映画 ふたりはプリキュア Max Heart」は、2005年4月16日に公開された劇場版アニメ。

 

 現在20年も続いているプリキュアシリーズ初の映画作品である。プリキュアの銀幕デビューがここだったのだな。

 ていうか知らんかった。映画やってたんだ。20年前の映画だけど令和に入って初めて見ます。基本的にテレビだけの人だから、プリキュアもそうだけど仮面ライダースーパー戦隊も映画はノータッチで行く場合が多いんだよな。そんな家庭の都合がある。

 

 調べたら観客動員数が76万人を突破しているとか。ほぅ~すごい。ゴミほど多く入ったのだな。そこにいない私ってば、寂しい時代の遅れ人(多分そんな言葉は無い)。

 

 1時間10分で良い感じにまとまったとても楽しい映画だった。これは名作かもしれない。良いものでした。今後親戚のチビッ子にオススメしようと思う。

 

映画ふたりはプリキュアMaxHeart

 

内容

 ある日、謎の戦士がプリキュアに襲撃を仕掛けてきた。そいつの正体は「希望の園」からやって来た7人のカエル戦士だった。

 生意気にもプリキュアの力を試しに来やがったカエル達は、プリキュアの力をしっかりと認めた上で、希望の園の侵略を企む魔女を何とかしてくれと頼んでくる。

 話が急だし、ひかりちゃんはお店の手伝いで遠出は勘弁しての状態なのだが、行かないことには話が進まない。というわけでプリキュア様御一行「希望の園」の冒険にレッツゴー!

 かくしてプリキュアとルミナスは、希望の園を守るため悪い魔女と戦うのである。

 

 そんな感じでカエルと戯れる銀幕特別編が熱い!

 

感想

「お前達がプリキュアか!」と言っていきなりプリキュアに襲撃をかけてくる声がめちゃ孫悟空。ほのかのおばあちゃんも演じている野沢雅子がカエル軍団のリーダーポジも演じていた。悟空だけでなく「ガンバの冒険」の感じもする元気なチビの芝居が見れました。ばあさんと元気なカエルをしっかり演じ分けるあたり役者ってすごい!

 

 希望の園からやってきたカエル達が実にカラフル。カエル戦隊です。

 喋るカラフルなカエル戦隊達を見ると「これはケロロ軍曹だな」と思ってしまう。そういえばこの時期だと、ケロロ軍曹も元気に放送していた頃じゃないかな。ケロロの映画はちゃんと全部見ました。

 

 今回は光でも虹でもない「希望の園」というまた知らん異世界に行って冒険が始まる。映画だけの特別な感じで楽しい。

 プリキュア達にもプライベートがあるから長旅は勘弁してとなるが、そこはサポートが優秀。あっちの世界に長いこといても地球に帰ればほぼ時間が動いていないという時のマジックが叶う。便利な異世界転移サポート。浦島太郎みたくなったら困るものね。

 

 いつもと違う世界、違う敵だからテレビ版のいつものあいつらはお休みだった。テレビ版の敵達は、例の屋敷でケーキでも食って坊っちゃんをあやしていたのだろう。とか勝手に予想しながら見ていく。

 

 希望の園でプリキュア達を迎えてくれる女王様の声を聴けばやっぱり分かる声優らしからぬ特別感。これは専業の方ではないな。特別のゲストのやつだろ。

 そう思って最後のテロップを見ると工藤静香だった。工藤静香ってプリキュア声優だったのか。しかもシリーズ初の映画作品に出ているとかやるじゃんか。ディズニーの「ヘラクレス」のメグだけの人じゃなかったんだ。関係ないけどメグはなんかエロくてよかったな~。重ねて関係ないけど工藤静香といえばの名曲「黄砂に吹かれて」はめちゃ聴きました。

 そんな歌唱が達者な彼女は主題歌も担当している。今日まで知らなかった。演技でも歌唱でもプリキュアに関わっていたのか。名誉なお仕事じゃないか。子供に誇れるぞ。

 それと工藤静香演じる希望の園の女王様は、光の園のデカい女王様と比べて等身大サイズなので安心しました。やぱりあのデカさは不便。

 

 希望の園には、ふじぴー先輩そっくりの王子様がいる。ちょっと臆病な彼の心の成長も描いています。ふじぴーはイケメン。そのイメケンにヒヨッてデレるなぎさちゃんの乙女な所を見るのも本作のお楽しみ要素。

 

 希望の園のパーティでなぎさ達がドレスアップするのが結構ご褒美タイム。普段はそんなの着ないもの。なぎさのチャイナドレス姿が見れたのは良かったっす。ここだけのレアコス。

 そのパーティーを楽しんでいたら口の悪いのカエルのスクエアと口論になってなぎさちゃんが会場をエスケープしてしまう。おのれクソガエルとなりそうなところだが、彼にもちょっと事情があるみたいだから堪えて静観しよう。

 怒った勢いで走り去るなぎさがやっぱりスポーツギャルってことで、すごい段数の階段を普通に駆け上がっていたのに驚く。シンドいだろ。どんだけ走るんだよと思った。

 

 今回のバトルが思った以上に激しい。そこは強く印象に残る。

 敵の魔女とやりあうバトルの回数が多く、バトルシーンも長い。よく動くアクションで楽しかった。めちゃ肉弾戦していて良い。

 そして敵が強い。最初は襲撃されるままにこっちが被害を出して戦績では負け。次もプリキュアがダウン状態で仕留めることが出来ない。プリキュア達もカエル戦士達もかなりボロボロになっている。魔女が思った以上に暴れん坊だな。勝生真沙子の魔女ボイスが良かった。

 

 魔女の移動手段が空飛ぶ幽霊船なのはイカす。カッチョいいから乗りたくなる。

 昔空飛ぶ幽霊船のアニメ映画を親に見せてもらったが、あの時からボロボロの難破船デザインがなんか好き。

 

 カエル戦士達があんな見た目だけど思った以上に戦闘出来る。特に説明、ツッコミがないが、カエル達は当たり前のように腕を伸ばして殴る攻撃に出る。ワンピ―スのゴム人間みたいなバトル。バトルトードみたいでもある。

 

 カエルのスクエアは、よそ者のプリキュアの戦闘介入を良く思わず、二人一緒でないと戦えないとかダメじゃんみたいなこと言ってめちゃ煽って来る。うざいっす。

 最初こそコイツはうざいから踏み潰してやろうと思ったが、後になっていいヤツと分かる。後にデレて来る面倒臭いツンデレ野郎だった。でもそういう面倒臭さが嫌いではない。

 なぎさ達が元の世界に帰る時にはめちゃ泣いてた。意地っ張りさんだなぁ。 

 結果スクエアは愛せるツンデレカエルだった。カエルにも色んなヤツがいる。

 スクエアを演じた松岡洋子の元気な少年声も良い。懐かしい声だな。この親しみ湧くガキボイスは好きだわ~。

 

 スクエアが指摘した二人変身の弱点を突かれるシーンもやって来る。ここへ来て改めて二人一緒でないと変身出来ないという作品の特徴と弱点がピックアップされた。

 なぎさがいない状態で襲撃を受けた時には、現場にいてもほのかが変身出来ない。肝心な時に戦えない歯痒い展開が印象的。

 そこでルミナスが一人で応戦するがボコられてしまう。推しているルミナスが傷つくのは可哀想。

 

 負傷したことでひかりは一時戦闘パーティから離脱となり、復帰した後半でも痛いのを食らうことになる。ルミナスがかつてない程ボロボロに追い込まれた戦いだったかもしれない。心が痛みます。

 

 最終戦が熱い。

  こっちの世界の力とコラボしてプリキュアが金色に輝いてパワーアップする。超サイヤ人やGガンのスーパーモードみたいだ。格好良い!

 あの金ピカバージョンでの戦闘は格好良い。金色に光って強くなるとかオタクならだいだい好きなヤツ。

 ゴールデンプリキュア化してのエキストリーム・ルミナリオでぶち抜いて魔女撃破となった。やっぱりアレを出す時には、反動でぶっ飛ばないようプリキュアがめちゃ踏ん張っているのが印象的。お手軽発動とはいかない必殺技なんだな。

 

 肉弾戦や爆発シーンもありで迫力のバトル展開が楽しめた。映画でもめちゃ戦闘していて良かったっす。普通に名作でした。それとたまにはうるさいねずみを忘れてカエルと戯れるのも悪くないと思えた。

 

 やっぱりプリキュアは最高。青春にはいつだってプリティとキュアが必須。

 先日は待望の新作 わんだふる犬キュアの放送もスタートしてなんか色々楽しいので、これからもプリキュアとご一緒しながら人生をエンジョイだ。

 

 

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