マジかよ。もう春じゃねえか。
年末年始にたくさん食ってはしゃいだのがさっきのようだが、あれから早いもので1クールが経過しちゃってるやんけ。
年明けからたくさん始まったアニメも続々終わりを迎える時期になった。今回もゴミから良作まで様々ありました~。お陰様で人生に退屈が訪れる隙が死にました。ジャパニ―ションよ、ありがとう。
しかし1クールってのは、人生を振り返るのに良いタイミングになると思う(というテキトーな個人の感想)。というわけで日々「人生をやる」を楽しむ私は、その内容をしっかり振り返りたいのだ。
じゃあ今回も毎度恒例の1クールごとのアニメ振り返りをやるぞ!
昨年12月のケツにもこれをやったのがさっきの感覚なのに、もう次とか速すぎるなぁ~。とか思いながらも、この1クール振り返り企画が好きなので楽しく行こう!
GREAT PRETENDER razbliuto
だいたい100分くらいで終わる配信作品。前作アニメがもう3年前なのか。しっかり時が刻まれていやがる。
歌詞なしの軽快なOP曲が好きだったので未だに聞いている。今回の新作でもその曲が流れてテンションがあがりました。
というわけで詐欺師達の宴アゲイン!
今回は女詐欺師ドロシーが主役で行く危険な中にもロマンスとワクドキありな詐欺師~ズドラマが展開した。詐欺師ってやっぱり頭が良くないとだめだね。
エダマメら前作のメインキャラも脇の方にちらちら映る感じで出演していた。懐かしいっす。思えばエダマメ役の小林千晃の声と名前を覚えたのは、3年前の前作が初だったかも。
絵もシナリオもおしゃれかつ軽快に進行するものでスマートに楽しかったっす。飛行機を使ってあちこち移動しての大冒険だった。
序盤の市場のシーンで登場して以降ちらほら出てきた臭豆腐って何だろう。初めて知った。臭いけど上手いものらしい。いつか食ってみたい。
ドロシーの顔の特徴は、大口のカエル顔という情報が敵さんサイドでシェアされている。
カエル顔って悪口だよね?と本人は言っているけど、これって一般的に褒め言葉か悪口がどちらなのだろう。カエル顔が好きだという殿方もいるではなかろうか。という顔の趣味について無駄に考えてしまった。
最後のドロシーとジェイのキッスシーンは爽やかで良かったです。男女が出会ってすったもんだの末にヤバい冒険のハッピーエンドを迎えたなら、やはりラストは爽やかにキッスだな。よりハッピー感が増す。
というわけで、訳あり色黒カエル顔女もたまには悪くない。この感想で締めれる楽しい時間だった。
今度はまた1クールものシリーズをやってくれても良い。
詐欺師はきっと22世紀に入っても絶滅しないと思うから、生き残ったやつらで面白いドラマを生んでくれ。それと私の所には来るな。
異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。
はい来ました~。タイトルからして地雷枠。土をかけることなく剥き出しのままセットされた地雷だな。じゃあ皆避けれるって。でもそこを敢えて避けずに突っ込む私の飽くなき好奇心とガッツ、それと心の余裕があったことで全話視聴の未来に繋がった。その未来の先がコレを書いてる今だ。
タイトルから予想した分に外れなく、やはり程度の低いものである。ぶっちゃけ私レベルのクソアニメ耐性がないと30分×12話も戦っていられない。
非常に低クオリティゆえ、有意義な時を生み出すには長けないコンテンツだと言い切れちゃう点に困っちゃう。不毛な時間を嫌う者には向かない。だがその「不毛」こそをしゃぶり尽くして味わいたい反逆の快楽追求思考が我が胸には宿っている(病気まであと一歩かもしれない)。だから見るのです。
おめでとうございます。今年初、今期初の主人公即死からの異世界転生枠でした。3が日からも放送していて、ぶっちぎりの死に際でした。
放送期間を見ても1クールものとしては開始から終了までも一等賞だった。放送はスマートに駆け抜けた。
そして真におめでとうなのはそのクオリティ。既視感バリバリ量産型にも程があるしょうもなさ。シナリオ、キャラ含め全く面白くない。そして絵が下手。よって今期全作の中で1位のクソアニメです。これなら転生無しでおばさんのまま酷い目に合いながら死物狂いで続けるOLライフで勝負した方が良かった~(という元も子もない感想もあり)。
私はクソアニメハンターなので、その観点からココとの出会いが嬉しい楽しい大好き状態だった。このタイトルだからまともなアニメではないと読めていたが、それでもトップを取るまでとは思わないので、その点ではダークホースにも思えた。
なにせ今期はクソアニメーカーのMAHO FILM(←ファンです)作品の「外科医エリーゼ」の放送があった。エリーゼがクール1のクソ枠と取ると思ったら意外に良くて、なんなら普通に楽しかった。もっとクソかと思ったら全然良かったという逆のガッカリを仕掛けてくれた(まぁ楽しいなら良いことなんだよ)。あのMAHO作品が意外にも見れる物を作り、その裏で従来のMAHOレベルくらいすってんころりんドン滑りのダークホースが誕生してしまっった。この異世界もふなでは意外すぎる強いカードになった(逆の意味でね)。
MAHOは真にクソアニメーカーのポジを追求するならエリーゼよりもこちらを担当するべきだった。でもホント最初はMAHO作品ぽいなと思ってもふなでを見ていたから、MAHO以外だったのにびっくり。
制作の「EMTスクエアード」は今後もっとマークしよう。ていうかさっき会社の経歴を調べてみたら、私も楽しんできた変なアニメばかり作っているな。うむ、香ばしいクソアニメーカー臭が心地良いぞ。
主人公が萌えないロリ娘だけど、中身は前世のおばさんがしっかり入っている。主人公の周囲はよく見れば男子ばかり。主人公を含めた人間キャラを全てを除外してまで輝かせなければならなかった肝心要のもふなで要員、つまりは可愛い獣系の演出も予算と画力の関係で無理だった。長々と何が言いたいのかというと、もふなでたい癒やしを感じるような可愛い世界、絵ではないこと。
今期はコレ以外にも「ドッグシグナル」というもふなで要素が売りのはずのアニメがあったが、残念なことにあっちも絵が可愛くないことでもふなで欲求が満たされない。
そんな中、今期で一番輝いたもふなで激カワ枠は「わんだふるぷりきゅあ」だった。萌えも癒やしもニチアサの破壊力には敵わない。あっちは可愛さがカンストしている。
主演の加隈亜衣が全部を背負って支えているコンテンツだった。これが一番の感想。この意見はネットでもちらほら見かけたぞ。やっぱり皆思っているんだな。制作サイドは加隈亜衣にたくさんありがとうを言ったほうがよい。それとごめんもなさいも。
こんな変な異世界アニメなのに、大ベテランの有名人 古谷徹が主人公の親父役で出ている。ここはめちゃくちゃ少ない注目ポイントの一つ。
加隈亜衣と古谷徹に助けられすぎ。にしても加隈亜衣のロリ声は素晴らしい。すげぇ声してるな。プリキュアに出ている裏ではこんな変なアニメにも出るから、役者も現場の高低差を味わえる刺激的職業なのかもしれない。だがどんなクソ作品であったも必ず役者の肥やしになる。ゴミから名作まで全部で芝居を学べた方が本人のためだろう。にしても彼女は最近変な異世界系に良く出ているなぁ。
全話見たわりにはふわっとした記憶しか残らない仕掛け。そんな中一つだけ良いなと思ったシナリオ部分がある。
主人公がゴブリンの巣に行った後に、大蜘蛛のお母さんを殺るしかない流れになる。これを受けて、全部の生き物と仲良く平和に過ごしたかった主人公は、チート能力があっても狩る者、狩られる者がいる生態のあり方には干渉出来ないと知るのだ。
チートが通る異世界でもどうにもならないことがある。生態バランスや食物連鎖のリアルをちょっとばかり伝えた印象的な展開でした。ここだけはちょっとだけグッと来たね。
それからEDアニメの可愛い人形劇は良かった。謎に力を入れて作った動画。あっ、本編じゃ戦えないと原作の段階で見抜いたからED映像に全部賭けたのか?
前期クールではポーションのクソアニメの歌を担当していたharmoeがまた同じようなクオリティのアニメのED主題歌を担当していたのも印象的。このアニメはharmoeの二人にもありがとうと言った方が良い。
ぶっちゃけタイトル負けして頑張りが足りないっす。そんなアニメを全部見てこれだけ言いたいことがある殊勝な人物は私くらい。どんだけクソアニメあさりが好きやねん。
明治撃剣-1874-
アニメーションは綺麗、魅せるドラマ性もなかなか。急に出てきた良作和風アクションでした。
ちょっと前にやっていた「REVENGER」ぽい。メインキャラの一人 修羅神狂死郎の歩む道はリベンジャーと取れるものだったし。
熱血漢の男ポリス 折笠静馬、修羅の道を行く復讐者の修羅神狂死郎、光と闇それぞれのサイドにいるいずれも「漢」をメインに据えた痛快和風アクションだった。この対照的な二人をメインに描く奥深きストーリーが魅力。
修羅神狂死郎はもちろんコードネームで本名ではないが、すごい強そうで格好良い響き。和風中2イズムが出たネーミングセンスかも。毎クールアホみたくたくさん見ていると、キャラ名や作品名自体も覚えられないことが多い。そんな中、修羅神狂死郎はスッと頭に入ってくる親和性ありな中2ネームで良かったです。キャラも格好良かった。
静馬も感じの良い男で好きだったし、なによりも中村悠一の声が綺麗で良い。あっ、そういえば彼は声優アワードでなんかすごい賞を取っていたのでおめでとう。
でも私とてしはもう一人の主役である修羅神サイドのターンが好きだった。明治日本の修羅として、同期放送作品「異修羅」に殴り込んでも良かったかもしれない。
裏で糸を引く悪者ボスの平松武兵衛を渋く且つ悪く演じた山路和弘の芝居も心地良い。あいつはクソ野郎だったけど良い芝居が映える良き悪者だった。
静馬と澄江がやっと出会えたのに、最後は悲しいことになった。澄江の辿った道も悲しき女リベンジャーだった。切ない。
澄江を演じた黒沢ともよは、同期放送の和風アクション「戦国妖狐」でも途中退場するヒロイン役で出ていた。今期彼女が演じた役は死んじゃう系が多い。
だらだらせずに全10話の見やすい形でお届けしたのも良かった。最近は12、13話が長くて苦痛な作品(↑上述したもふなでがまさにそう!)も多くある中、こちらは退屈せず短く見せて優秀。
悶えてよ、アダムくん
すばらしい!拍手です。
今回も問題なくエロス全開で行くショートエロ枠。
健全安心でそれがちょっとストレスなYouTubeサイズだと、1話3分×8の短い物語の中でワクワク、ドキドキ、そしてギンギン出来るタイパ最強のコンテンツです。長いだけで言いたいことのないどこぞの変なアニメもこちらを見習え。
前作の潜入スパイのアホアニメ(←褒めてます)に負けないくらいこっちもアホい。そしてスケベ。もうあらすじだけでバカすぎて笑える。ドスケベド阿呆アニメじゃないか。こういうの最高に好きっす。
タイトルの「アダムくん」とはそういう意味だったのか。早々にタイトル回収完了だな。
この世界では、男が謎のウイルスに感染して不能、またの言い方をすればED状態になっている。「終末のハーレム」みたく男をコールドスリープさせるようなことはなく、男は男としてその状態のまま普通に生きている。でも不能ってことで、生殖動物としては死んだものとカウントされている。よって女性が優位。
そんな中、主人公のアダムくんのみは主人公特権でギンギンに元気印。40億のイブに対して立つ男は1人のみ。というわけでアダムくんとイブだらけの青春物語がスタート。
全方位何をどうやってもスケベハーレム展開直行にしかならない上手い設定作りに拍手~。
アダムくんが不能ではないことが世にバレたら貴重なギンギン男子として実験動物にされちまう。じゃあ黙っておくしかないのだ。でも高校生の男子なんて寝ても覚めてもエレクトラな毎日だから隠すのがムズい。つうわけで4人にヒロインズにばれちまう。バレたからにはもう楽しくなっちゃう。
ヒロインが4人もいてこの短い尺だから、真っ当な恋愛のようにゆっくりじっくり精神的繋がりの深め合いなどやっている暇はない。というわけで、この枠の作品全てに通ずる早々におっ始めるスタイルで行くのだ。マジですぐやるから。もうフラグを立てて抜いてを速攻でやっちまいます。こいつは爽快だ。
すごいなぁ。アホくてスケベな男子脳を持ってすれば、一本道で生成出来そうな夢妄想だ。この直球すぎるスケベ思考で描く世界観なら、逆に考えるのに長けるAIには描けないのではないか。人のスケベさがロボなんぞに負けるはずがない。希望が持てます。
男子ってホントこういう事ばっかり考えているからな。その正直なるしょうもなさを描くスマートなクリエイティブ思考が私の好み。←結局アニメなら何でもスキスキ言って見るねん。
男子ばかりがスケベでは終わらない。女子だって全男子が不能だったら悶々とした日々を送るしかない。よって女子のスケベ心も成長して然るべき世界になっている。
そうして女子だってスケベであるから、男子とのソレが封じられたら困る。その都合も落とし込んだハーレムラブコメになっているのだ。
まぁそうだよな。相手は選ぶが、誰かいないと女子だってダメになるよな。アダムくんはイケメンなので4人のヒロインズに気に入られます。
この枠は、男女問わずの性に関する正直な人間性を描く教養の枠とも言えるのです。この枠を強く養護して推すファンの一人です。
先生ヒロインの方から土下座してまでやらせて欲しいと言ってくるのはウケる。人類が精神的に限界突破を迎えるのって3大欲求のどれかでお預けをくらった時なんだろうなぁ。そんな事を思った。で、今回はその中で性欲をテーマに人が切羽詰まった感じを見せてくれた。教養があります。
しかし楓先生の声、素晴らしいなぁ。
アダムくんはイケメンで4人のヒロインも可愛かった。全部イケるぞ。萌えます。
面白いのは、男子が不能ということで変わってくる社会通念や市場のあり方。
不能なら性的にこちらが脅威にさらされることはない。だから男女で体育の着替えを分けないようになっている。女子からは、ハリボテのシンボルをぶら下げた犬くらいに思われている。人から性欲を取り除くと、性別の概念も揺らいで来るものなんだな。これ、頭がおかしい内容なようで、結構マジっぽい所を突いているかも。それがあるから男女を分けるんだよな。
不能な男はセクシーコンテンツを必要としない。需要が死んだことで、エロ本業界がやばいくらい縮小している。だからアダムくんにとってエロ本は希少なお宝になっている。これも面白い。皆仙人みたくなったら性的コンテンツなんて何も売れないんだな。じゃあエロが支える産業もあるってわけだ。
ボーイッシュなヒロインの杏季ちゃんが、女子用のエロ本としてココの先輩作品の僧侶と交わるワンダフルエロ漫画を買っていたのもウケる。そういや僧侶の性欲から開幕を迎えて栄えた枠がココだものなぁ。やっぱり坊さんは徳が高い。煩悩は賢く飼えってことね。
つうわけで素晴らしい作品でした。2期でまた会いたいと思います。
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