こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

映画「聲の形」を見たで。

 

 去年のアニメ映画「君の名は」のヒットの影にちょいとばかし隠れる形になったような気がするがこっちもすばらしい作品だった。ちなみに「君の名は」は見てない。

 まずタイトルのことだが「聲」の字が難しくてなんだこれはってなった。変換してもでてこないしね。ネットで「蟹」の形ってネタにされてたのを見てウケた。

 内容に関しては聴覚障害者、学校でのいじめ、自殺、恋愛に友情とさまざまな要素が入っていた。様々な要素ありだが、単純に青春群像劇として僕は楽しめた。数人からなるコミュニティ内での立ち回りに四苦八苦しながらも各人前に進んでいくという希望的な展開は心に刺さるものがある。しかも歳をとる度にね。「青春してんな~」と思ってみてしまう。

 

 聴覚障害を持つヒロイン硝子は学校でいじめにあう。いじめのシーンをがっつり描かず軽快な音楽をバックにながして度重なる嫌がらせシーンのハイライトをお届けするという演出は印象的だった。陰鬱な様子を見せられのが苦手という人にもそのへんはだいぶライトな表現になっていると思う。

 小学校時代にいじめの首謀者だった主人公の将也は、成長して高校3年生になるまで後悔の念で良心の呵責に苛まれれる。そういうこともあって独学で手話もおぼえちゃうし、すごい奴だな。子供のころって人の痛みとか迷惑なんて考えずに行動をおこして大人になって振り返ると実に恥ずかしいと思いがちなものだ。将也には共感するところがいくつかあるな。 

 心に傷持ちの将也は、他人との関わりを絶とうとして特殊フィルターを発動する。それというのが将也の視界に写る学校のお友達の顔に大きなバッテンが貼られるというもの。将也のイメージ世界ではそれは穏やかでない現象がおこっている。この演出はおもしろい。アイデアものだね。このバッテンだが、後に仲間達との親交を深めていくことで一人二人と顔から剥がれていく。将也の心の変化、周りの人間へ対する意識の変化がわかる。一回は剥がれた植野さんの顔のバッテンが、再び将也からの不信感をかったことでまたついちゃうのは可愛らしい演出だとおもった。最後は学校の皆のバッテンが一斉に剥がれ落ちて将也の閉ざされた心が開放されるという絶景がみれた。

 最初に仲間になるアフロの友達が愉快で良い。ヤンキーに借りパクされる将也のチャリのおばさん仕様なことに笑えた。やたらと川に飛び込むし川にパンを投げ込むという印象がのこる。絵なのにパンがうまそうだなと腹が減る映画だった。あと硝子のおばあちゃんの作るシソジュースの存在な。どんな味なのか気になった。他に将也のお姉ちゃんが顔出し登場なしでマッチョな外国の旦那がいたりで気になるとこもあった。

 

 映画をみる前に「誰がどの子をやるんだい」と配役を確認して西宮硝子役の早見沙織の名にまずは目が行くわな。設定上仕方ないがはやみんの声がほとんど聞けない。モノローグでの語りとかも無しでこれでははやみん不足と思った。しかしBDではオーディオコメンタリーでしっかりとお声を拝聴できたので安心です。

 

 みんな大好き京アニの作品なので絵は抜群に綺麗である。演出から音や光の効果まで気合がはいっている。花火をドッカンドッカン上げるシーンは劇場で見ればその映像美と迫力もまた一入だったに違いない。BDでの視聴だったのでそこはもったいなかったな。思えば、劇場に足を運ばなくなってから久しく「ガメラ2 レギオン襲来」を見に訪れたのが最後だ。ちなみにジャンルはまったく違えどこの「ガメラ2 レギオン襲来」もすばらしい映画なのでみてないヤツはチェックだ!

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                    ↑ おもちろいよ^^