こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

今さらだが「ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち」をプレイする その3

 ドラクエⅣの第五章では別々の場所からスタートした仲間達が一同に会するという燃える展開が楽しめる。

 プレイヤーが初めて勇者を操作することが出来るようになり、他の仲間達はソフトに搭載されたAIによってオート操作が可能となる。戦闘がスムーズになってこれはありがたい。

 そして昔のゲームにあるあるのイラつく点であるオートターゲットが無い戦闘のイライラもこの第五章ではかなり改善される。

  

ドラゴンクエストIV 導かれし者たち

 

 

第五章 導かれし者たち

 第四章までで仲間達のストーリーを描き遂に一番重要な第五章である。

 我らが主人公の勇者が初登場する。勇者はスタート時に男と女で性別が選べる。私はもちろん男を選択した。この男勇者はとりあえずドラクエⅠ~Ⅵの中で一番カッコイイと私は思う。

 

 勇者は人間と交わることを禁じられた天界人の女と人間の樵の男の間に生まれたまさに禁断のハーフなのである。そういう訳で地上人と天界人の血が交わったミラクルパワーを秘めているのである。

 その後は本当の親ではない人間の夫婦の手によって暖かく育てられていた。

 

 この章ではいきなり勇者の身に悲劇が襲いかかる。初っ端にして私の涙を誘ったエピソードが展開する。

 

 17歳の勇者は静かな村で穏やかに暮らしている。

 

 街の真ん中のお花畑ではキャッホーなパンピーが昼日中だというのに横になって寝ているではないか。

 そいつに話しかけるとなんと幼馴染のシンシアであった。

 お花と戯れるこんな穏やかな日々がいつまでも続くと良いのにと彼女は口にする。この何気ない平和を祈る少女の願いは無惨にも砕かれることになる。

 

 バケモノ共に勇者の居場所がばれて村はバケモノの襲撃を受ける。

 

 街の自警団や両親に守られて、まだ弱い勇者は地下室に逃げ込む。村人総出で勇者を守り抜く姿に泣けた。そして幼馴染の女の子のシンシアまでが勇者を守るための犠牲となる。シンシアはモシャスの呪文で勇者そっくりに変身して勇者の身代わりとして敵に討たれる。

「シンシアー! 俺は・・・弱い!!」と怒りと悔しさのこもった一言が私の口をついて出た。シンシアの死に涙した。

 

 勇者の首を取ったと勘違いした敵は引き上げていった。

 地下室を抜けて地上に出ると村はめちゃくちゃに荒らされていた。シンシアが寝転がっていた花畑はよりもよって毒の沼に変わっていた。そして花畑の真ん中には恐らく彼女の形見と思われるアイテム「はねぼうし」が転がっていた。悲しいけどこれ人類存亡の未来がかかった戦争なのよね。

 「この帽子は・・・売らん」そう誓った。

 

 シンシアを弔うために「よしだたくろうかまやつひろし」の歌う名曲「シンシア」を歌った。シンシアは南沙織のことで彼女の愛称である。死んだシンシアも南沙織並の良い女だったことであろう。

 

 第五章の冒頭部分のみで10分と登場しなかったであろうがシンシアは絶対良い子。ちょっとしか出なくてもベストヒロイン。

 

 ここから7人の仲間と合流するための冒険が始まる。

 

 まず姉妹と出会う。

 姉のマーニャは路銀が尽きかけているからということでカジノで金儲けをしていた。妹ミネアに占ってもらったところ「あなたの周りには7つの光が見えます」とか言われた。こういうの燃えるね。

 

 途中でホフマンという奴から馬車と馬のパトリシアを譲り受ける。このホフマンは結構好きなキャラである。

 ホフマンは共に冒険した仲間からの裏切りにあった過去を持ち、そのため心を閉ざしていたが「しんじるこころ」という実体があって良いのかというようなアイテムをゲットして持っていくと心を開いてくれる。

 途中まで一緒に旅をした心強い仲間であったが、宿屋のせがれである彼は親父の後を継ぐ修行をするために冒険から下りることになる。仲間との出会いと別れも今作の魅力である。

 

 アリーナ姫一行を発見するが、不甲斐ないことにクリフトが流行の病のために病床に伏せり、ブライがその看病をしている。そしてアリーナ姫はというと知らない奴らのパーティに混じって薬草探しの旅に出ていた。

 クリフトの病気を直してやって無事に三人とも合流。

 

 大出世したトルネコは大きなトンネルを開通されて円滑な市場ルートを確保した。しかし余計なことをしてくれたとモンスターの恨みをかって狙われる身になっていた。トルネコと合流して船をゲットする。

 

 最後にライアンと合流する。

 ライアンはキングレオ城で兵士に捕まったと旅人の男から情報を得る。そしてなんとビックリなことにこの旅人の男こそあのホイミンであった。「僕は旅人のホイミン」と聞いて私は「ホイミン・・・ホイミン・・・あ!お前か!!」とあいつを思い出す。

 ホイミンの野郎立派になりやがって・・・

 キングレオの怪物をぶっ倒した後にホイミンに話しかけるとライアンさんにありがとうと伝えてくれとライアンへの感謝のメッセージを預かる。そしてホイミンは再び旅立っていく。

 ライアンとの旅の中でホイミンがどのようにしてホイミスライムから人間になったのかは作中では語られない。それは旅の苦楽を共にした道連れであるライアンのみしか知らない永遠の謎である。

 このホイミンの旅の決着がかなり印象に残っている。これには「良かったな、ホイミンよぉ・・」と私は一言漏らし、かなり酒が美味く飲める状態に仕上がった。

 

 で、8人全員集合した時の達成感な! この時はテンションが上がった。

 

 ここからの冒険がちょっと行き詰まるところもあった。なんといっても船入手後はマップの広さを思い知らされ場所が覚えられないし、どこにいけばいいのか迷子にもなった。マップの広さに混乱したのはドラクエⅡの時も同じだったと思い返した。

 

 8人揃って敵のデスピサロを討ちにいくのだが、この敵側にもしっかりエピソードが用意されていて感情移入したものだ。

 ピサロはロザリーという女を愛していたが愚かな人間の手によってロザリーは殺されてしまう。その怒りから「進化の秘法」を使ってバケモノのデスピサロに変身して人間を滅ぼすという設定なのである。ピサロも可哀想なんだよな。後で、人間を使ってロザリーを襲わせたクソ野郎が誰か判明するのだけどね。

 

 第五章の旅は本当に長い。長い旅の末に遂にデスピサロと対決だ。デスピサロは最初はエスターク王の姿で登場するが、闘いの中でかなり長い過程を追って完全体の怪物に変身する。

 画期的な演出がこの変身にアニメーションが用いられている事である。90年代に入ればファミコンソフトも色々なことが出来るようになっているなと思えた。他にも第四章で闘ったキングスライムにも変身シーンでアニメーションがっ入っていた。

 デスピサロの顔がお腹にもついていて、合わせて顔が二つあるという何とも歪で恐ろしいデザインであった。そして強い。

 ラストバトルは勇者、ライアン、クリフト、ブライの4人で挑んだ。ここで初めてパーティが全滅した。強くて勝てなかった。

 その後はぐれメタルメタルキングを狩りまくってレベルアップしてやっと倒した。

 

 遂に迎えたエンディングが良いんだよな~。

 マスタードラゴンに天界に帰れと勧められるが勇者は地上で暮らすことを選ぶ。

 気球で仲間達を順番に家へ送って一人また一人と別れていく。寂しい・・・

  

 このエンディングでぐっときて泣けるところがトルネコが家に帰って息子を高い高いするシーン。平和すぎる・・・。トルネコの嫁ネネも今作のグッドヒロイン

 

 次にマーニャ、ミネア姉妹が仇討ちを果たした報告のために父の墓参りをするところ。その後劇団に帰ってステージで活躍する二人を客席から見ていた勇者がゆっくりとステージを背にして立ち去るシーンだな。哀愁が漂っておる。

 

 最後に勇者が村に帰る。

 私は彼がどのような想いであの荒れ果てた悲劇の村に帰るのだろうかと考えて泣きそうになった。勇者がシンシアの好きだった花畑に行くとシンシアの姿が見えて二人は抱き合う。すると仲間達7人が出てきて物語が終了する。

 このエンドはどういうことだろうかと考えさせられる。シンシアは殺されているので精神世界的なところで勇者にだけ見えたということだろうかと考えた。勇者の心の中だけにはいつまでも彼女がいて姿も見える。でいいだろうと思う。

 

 こんなにエンディングで目頭が熱くなるのって他には「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」くらいかな。あとムジュラ程ではないが「エストポリス伝記」のラストもじ~んと来たと記憶している。

 

 とにかく良かった。手に汗握る楽しさのゲームだった。キャラにすごく感情移入して楽しめたな。

 

 最後に勇者と7人の導かれし者たち、合わせて8人のメインキャラクター達に言えることが「コイツら8人マジ最高だぜ!」である。

 

おわり

 

 

koshinori.hatenablog.com

 

koshinori.hatenablog.com