こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

オリンピックも恋も遂に決着「YAWARA! Special ずっと君のことが…。」

YAWARA! Special ずっと君のことが…。」は1996年7月19日に金曜ロードショー枠で放送されたスペシャルアニメである。

 そういやずっと見ていないな金曜ロードショー

 もう懐古主義丸出しで生きていこうと決めてからは、アニメは除いて他の新作映画は見ないってことになったんだよなぁ。

 

 約一時間半ある本作でアニメ「YAWARA!」の物語に決着が着く。

 

 柔の祖父滋悟郎の野望である、柔のバルセロナ五輪金メダル獲得と国民栄誉賞獲得が物語の最終目標なわけだが、テレビシリーズではバルセロナへの切符を手にした段階で終わり、その先がアニメになっていなかった。

 この作品はバルセロナの次に行われたアトランタオリンピックに合わせて放送された。4年遅れではあるが、ファン達に柔のオリンピックでの戦いの模様を届けたという素晴らしい作品になった。

 

 それにしても、バルセロナ五輪の時にはテーマソングを元気に歌っていた光GENJIが、4年経った次のオリンピックの時には解散していたと思い出すと、この世の儚さを思い知るぜ。

 

 

 本作をもって柔は遂にオリンピックで金メダルを手にし、次いで国民栄誉賞も獲得する。こうしてめでたく滋悟郎じいさんの野望が達成される。

 そしてテレビシリーズでは決着がつかなかったもう一つの問題である柔の恋にも遂に決着がつく。

 柔道家としての目標、そして普通の女の子に憧れていた柔の願望の両方が叶えられ超絶ハッピーエンドを迎えるのである。

 最後にはテレビシリーズからずっと見てきて、実に良い物語だったとしみじみ想うことになる。

 

YAWARA!スペシャルずっと君のことが…。

 

 作品の見どころは、テレビシリーズでも登場した柔にとっては良き友人にしてライバルであるジョディ・ロックウェルとの一戦。

 柔が強者と認めた大柄の柔道家のジョディは、TVシリーズでは怪我をしてテレシコワに敗北し、公式戦では柔と対戦していない。二人の初めての公式戦がやっと見られた。二人が戦う初舞台がオリンピックの決勝とはスゴイ。

 ジョディも一応は滋悟郎先生の弟子なのでやはり強い。辛くも柔が勝利したが、中々迫力のある一戦だった。個人的にはTVシリーズラスト部分での本阿弥さやかとの戦いに次いで「YAWARA!」史上二番目に印象に残る一戦だったと想う。

 柔はテレシコワとも戦ったが、そこはあっさり編集されて一本を取ったところのみテレビに写った。TVシリーズでは柔と一度対戦し敗北したテレシコワが、柔との再戦を熱望している描写があった。あれだけ柔戦に絞ってトレーニングを重ねて、負けた所だけを映す雑な扱いを受けていた。まぁ、早送りして届けないといけないテレビアニメ版なので仕方ないとは想うが。

 

 柔の父である猪熊虎滋郎が本阿弥さやかの次に育てた対柔用選手のムルソーとの一戦も印象的であった。この感じは「キャプテン翼」で翼の元を離れたロベルトが、敵チームの監督として現れ、自分が育てた選手であるサンターナを翼に当ててくるというアレを思い出した。

 

 柔はライバル達を倒し、滋悟郎の野望通りに金メダルを獲り、国民栄誉賞もゲットする。柔道家としての目標はこれで達成される。

 

 オリンピックと同時進行で登場人物達のややこしい恋のゲームも展開していく。ここで活躍するのが新聞社の邦ちゃん。相変わらずウザ面白い。かなり好きな人物。登場してから最後まで人間関係を引っ掻き回してくれた。

 松田が相手しれくれないからとわがままを言って、最終的には無免で現地民の車をかっぱらって街を暴走する。しかもブレーキが壊れて止まれないので、ちょいちょい施設を破壊し、最後は池に突っ込んであわや溺れ死にするところであった。裁判物の騒ぎを起こしている。

 テレビSPに来てもまだ松田の彼女のふりをして、柔と松田をくっつけないようにあれこれと工作している。抜け目がない。

 松田がはっきりと柔が好きだと宣言して、はっきりと邦ちゃんを振る。これまでずっと柔の邪魔をしてきた邦ちゃんだが、振られてからはふっきれて恋のアシストをしてくれる。しかし、松田と柔がお互いを好きだとをはっきり言わないから、裏で邦ちゃんが勘違いして傷つき、そして風祭も悲しむことになった。

 お互い好きならちゃんとしろと叱咤する邦ちゃんは初めて良い女に見えた。失恋してからの言動が格好良いというおいしいキャラを持っていった。

 松田と柔の気持ちがはっきりしたら、それまでは柔を追いかけ回しながらさやかお嬢様との結婚から逃げていた風祭がついに正式にさやかと結婚してしまう。最後には「しんちゃん」「さーや」と呼び合う仲になる。風祭は本当に面白いキャラだった。

 

 ラストは一流記者になるためにアメリカに修行に行く松田を追って柔が空港に走り、はっきり好きと言ってハッピーエンドを迎えた。柔道物語も恋物語も実に長かった。

 そして二人が抱き合って、ZARDの歌う主題歌が流れる。

 うん。これは良い終わり方だった。

 これにて「YAWARA!」完結!

 

 他に印象的な点は、柔の高校の後輩の須藤くんが再び登場すること。こいつは不良のくせに熱いヤツで好きだった。実は学校を卒業してから寿司屋で板前をやっていて、寿司の出来がなってないと先輩に注意されたが、その時テレビに映る柔を見て頑張ろうっていう顔になっていた。

 

 富士子さんと花園くんの娘の花園富薫子(はなぞの ふくこ)ちゃんの声がこおろぎさとみだった。てか顔が花園くんなのにこれで女の子なのか。

 「クレヨンしんちゃん」のひまわりを演じたことで、赤ちゃん声優の代表みたいになっているが、ひまわりよりもこっちが先だから、キャリアの浅い内にも赤ちゃん経験があったのだと感慨深く想った。

 

 一月くらいかけて「YAWARA!」のBD-BOXを見終えた。これはとてもおもしろかった。あと、あまり有名ではないのかもしれないが、アニメよりも先に浅香唯主演で実写化していた。

 輝く女の子を描いた面白いアニメだったので姪っ子が大きくなったら見せてやろう。

 

YAWARA! Blu-ray BOX3

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