コロナが流行りだした頃からお家での時間が増えた。その関係でYoutubeをよく見るようになった。
プレイヤーよりもコレクター寄りでゲーム好き好き人間を長らくやっている私が見る動画は、やはりそっち関係のものが多い。
最近はレトロゲームがブームらしく、コレクターも増えた感じがする。その手の動画を上げる者がわんさかいるのだ。いや、というかレトロゲーム好きは昔からたくさんいたけど、動画にしてまでオタク声明を上げる者はこれまでいなかったということなのかもしれない。とりあえず、最近のYoutubeを見ると、レトロゲーム好きが多いと分かる。
全く知らない人間が、全く知らないこんなゲームを買って来ました~!みたいな事をやっているだけの動画なのに、見ればなんだか落ち着くし面白い。眺めるだけでも楽しいのがゲームの良さでもある。
最近はこの手のいわゆる開封動画みたいなのを結構楽しんで見ている。その人間にはまるで興味が無く、買って来た物を並べるだけのこれといって工夫の無い内容なのに、出てくるゲーム自体は工夫の塊が産んだ商品なので面白く見ることが出来る。
ここへ来て改めて思うけど、アニメやゲーム目当てではYoutubeを見るけど、しっかり人間が出てくる純粋なユーチューバーという人間を目当てで見ようとは思わないんだよな。思えばこの私は、他人への興味が薄い人間なんだな~。
謎のゲーム福袋開封の動画とかがおすすめ一覧に出てくると、福袋って何が入っているのだろうと気になって見てしまう。
諸々の福袋の存在には興味を示すが、自分では恐ろしくて買えないんだよな。とんでもないクソを掴まされることもあるからな。店としては、セット売りにして、いつまでも在庫倉庫に残る不良債権を一掃したいという魂胆をいくらか含んでこのキャンペーンを行っているのだとは思う。
不思議なんだよな。他人の買い物を見るだけでこうも気になって視聴してしまうのは何でなのだろう。まぁ他人様自体でなくもちろんゲームを見たいのだが。
ここへ来て意外な面白みを見つけてしまった。最近はこの手の動画が好きになったことがちょっとした自己の変化だと気づいた。
で、そんな楽しい開封動画を見て別に思うことがある。
これはコレクターのライバルを増やす危険行為でもあるのでは?
彼らは中古屋で買い漁った戦利品を上げて自慢して来る。
これを見て「こんなゲームがあるのか、ならば欲しい」「というかこの趣味自体が楽しそうなのでなんとなく明日から買ってみよう」
てなことを視聴者が思うようになると、ただでさえ求めにくい中古屋の一点物商品をゲットするための競争率が上がる。
実際にこの私も、彼らレトロゲーム配信者の紹介を受けて「初めて知ったけど、いいなコレ!」と思って中古屋に商品を求めた事がある。
自己にとって新しい発見になるのでありがたいが、その他の情弱な民もまた情報力をつけて私のライバルになってしまうのでこれは考えものだ。
もしかすると、すごい影響力を持ったカリスマオタクが「このゲームが良い!」と褒めれば、それまで世間的には認知度が低かった安いゲームが、一気に人気になって高騰化するなんてマジックも起こり得るかもしれない。まぁそこらのオタクにそこまでのカリスマ性や説得性はないとは思うけども。とは言っても時代はオタクにとっては追い風だ。この点のジャンルはのびしろが無限なので、そこは注意だぜ。
日本に腐る程同志がいることだろうが、この私もジャンクあさりが好き。ジャンクあさりスポットとして有名なのがハードオフだ。
先日も私がジャンクゲームをあさっていたら、私が去ったすぐ後にもヤバげなオタクがたくさん買っていった。タッチの差でコレが買えなかったもしれない。そう思うと怖かったなぁ。
あのオタクももしかすると、お家に帰れば戦利品の報告をYoutubeで行っているのかもしれない。ライバル増加となると怖くなるぜ。
そんなこんなで、楽しく見といて何を言うのだと自分でもツッコんでしまうが、あんまりたくさんの人がレトロゲーム関係の情報を叫ぶのはちょっと止して欲しいかもというのが本音。
地球の端っこで名もなきオタクがこっそり楽しむ趣味であってほしい。最近ではメジャーな趣味になりつつもあるのか?ってっ感じ。
ネットが普及してオタクも生まれやすくなったからゲームコレクターとして以前程のびのびとやっていけないぜ。
それとは別に、中古屋で普通に安く買い、それにプラスアルファした金額でよそに流すというケチな転売ヤーというのもいると聞く。
昨今のレトロゲーム収集の事情がちょっと変わって来たなと敏感に反応してしまう今日この頃なのである。
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