こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

ラブライブで振り返るレトロゲームの良さ

 本日はレトロゲームラブライブが好きなオタクが、両者に寄せる愛を書き殴る平和な一日になればと思う。 

 

 現在NHKにて絶賛爆発大好評放送中の「ラブライブ!スーパースター!!」がとても楽しい。毎週しっかり見て、その後は幸福感に浸っている。やっぱりアイドルっ素晴らしい。

 

 そんな本作の第7話が昨晩放送された。もちろんバッチリ見た。

 この回なのだが、ちょっと異質にして面白く、そしてオタク的に興奮する仕掛けが見られるものだった。

 

 第7話では、恋ちゃんの悩ましい青春模様が展開するのだが、その悩ましさの中に多分に楽しさが見えるのだ。そこがミソ。

 その悩ましくも楽しい恋ちゃんの青春のお供の正体は、テレビゲームという人類最高峰の発明だった。

 

 前回ストーリーで恋ちゃんは、高校2年生にして初めてビデオゲームに触れた。多分ニンテンドースイッチ的なそっくりな別の何かに触れて感動していた。ちなみにこの私、未だにスイッチに触れたことがない。聴いた話によると、コントローラーが壊れやすいとかなんとか。

 

 で、あの流れが最新話にも生きていて、第7話で恋ちゃんはテレビゲームにハマりまくってしまい、廃人沼まであと数歩の所まで迫ってしまう。コレは完全にウケる。

 

 アニメ第一期では、動画配信という文化と発明を知らない堅物な世間知らずとして描かれた。今回は動画配信よりもっと身近なはずのゲームを知らないと発覚し、それを知ったからには堅物の恋ちゃんもゲームという無限の快楽世界に沼ってしまう。

 

 いきなりサニパの曲で音楽ゲームに挑戦し、その後はスマホゲーで遊び、家には往年の名機が勢揃い。凄いことにゲーセンにある筐体も家に入れている。

 金持ちが金のかかる趣味に興じればここまでイケるのかという実態が見えた。沼りすぎ。

 

 ではその驚異のラインナップをどうぞ

   ↓

 

 すげぇ!

 これが葉月恋コレクションだ。

 

 今では収集困難な古の名機が勢揃いである。

 

 ものすごくハードとは言わずも、ソフトの領域をとっくに越えたやや重めなレトロゲームコレクターの私の家にもだいたい同じ物が揃っている。

 

 色々ツッコミながらも、これらの古いハードをちょこっと振り返っていこう。

 

 一番手前の丸いのは「たまごっち」ぽいな。

 深夜にお漏らしの世話をしてよってうるさいから電源を切ってしまった思い出のあるあのたまごっちである。たまごっちって一時はどうにかしているってくらい人気だったと2つくらい上の世代の人間から聴いたことがある。

 たまごっちの本家は、もちろん「たまごっち」と命名されたものオンリーなのだが、本家を上手いことパクった亜種もたくさん出たと言う。ビギナーならコレもたまごっちシリーズと思って手に取って満足したことだろう。

 我が家にもそれらが結構転がっていた。恐竜を育てる「ギャオッピ」、ネコを育てる「ねこっちゃ」、ペンギンを育てる「ユキペンギン」、他にはなんとかっていう犬を育てるやつもあった。今思えば普通にフザけたパクりラインナップなんだよな。笑える。

 究極のヤツでは「タマゴウォッチ」という名前も形状も一緒やんけ!というかなりの猛者もいた。

 この手の物は、おそらく本家よりも安くて入手しやすかったのだろう。それでいて「何かを育てる」という需要が満たされる点では同じやんけ、ということから我が家の先祖もこの手のパクったぽい何かを結構遊んでいたようだ。その残骸を遺産として私が管理している。

 

 一般家庭に手配するには最も厄介だっネオジオROM、そこよりワンランク下がるものの、親にねだるには十分にハードルの高いツインファミコンまであるじゃねえか。 

 去年の暮れにとあるゲーム屋に行ったら、箱説無し裸状態のネオジオROM本体が3万円くらいで売られていた。誰がこんな価格で欲しいの?と思わずにはいられない。

 この私は運と人生における精進が良かったのだろう。なので10年くらい前にハードオフで箱付き完品を1000円で購入出来た。今だとありえない安さだ。

 当時だと処分が面倒なゴミ扱いだったのだろうが、レトロゲームブームが来た今ではお宝だな。ネオジオで遊ぶ「餓狼伝説」は、スーファミ版のガビガビ伝説の数倍綺麗だった。

 

 ツインファミコンはゲットならずだったが、ファミコンディスクシステムは別々で持っている。専用アダプタを購入すれば別だが、ディスクシステムの起動にはデカい缶電池がたくさん必要だった。その点はガキ泣かせだった。

 

 前の方にはセガサターンもあるし。今期のセガサターンを崇める枠は「異世界おじさん」だけではなかった。奥にはその後継機のドリキャスもある。

 セガサターンには、今のラノベの楽しみ方に通ずるようなものがあって、対応ソフトは本当に玉石混淆だった。まぁ押し勝ってゴミみたいなゲームの方が多かったけども。でもそこに出オチネタ的な面白みがあって好きだった。

 

 歴戦のラノベハンターはこう言ったことがある。

「良いラノベに出会おうってなら、二桁どころではなく、100か200手に取ってやっと一つ面白いのが見つかれば儲けもの」

 

 実に勝率の低い賭けだ。サターンもそんな感じだった。サターンの持つ程よいクソゲー対応ハードな感じが愛しかったのだ。

  

 人類には早すぎた感があって普通にいらなかったサテラビューも写り込んでいる。私は好きだったけど周囲からはバカ重い黒き弁当箱と揶揄されていた初代X boxの勇姿も見える。

 初代X boxもハードオフで1000円で買って帰ったのだが、本当に重かったぜ。これで遊んだ「ジェットセットラジオフューチャー」はめっちゃ面白かったな。

 

 連結ユニットでHuカード、CD-ROM2の両機が横並びになったPCエンジンもある。

 ほぼ「ゼルダ」な内容の「ニュートピア」というソフトが良かったな。

 

 というわけで鬼のような良作ラインナップで嬉しい。

 

 この後には花澤香菜ボイスのやり手のメイドさんが、ニンテンドー64やX box360ぽいヤツも部屋に運んでくる。すげぇな。ここまで描いて映していいんだ。

 今度NHKでゲーム機の歴史の番組でもやってくれればいいのに。

 

 ラブライブでこんなアイテムが見れる日が来ると誰が思ったことだろう。今回は最高の神回じゃねえか。

 

 それにしても良いじゃないか、葉月恋。これだけの発明に囲まれて廃人沼へのナビゲートを受けているとか、既存の全スクドル史上最もリア充していると言っても過言ではない。

 

 ゲームが楽しすぎて生徒会の仕事や作曲の仕事に遅れが出ているのは、「ゼルダ」をやりたいからって理由でテスト勉強をしない我々と同じラインで生きているじゃないか。親近感が湧くぜ。

 

 ゲームにハマって作曲が遅れていることがかのんちゃんにバレたら初期のやさぐれモードで毒を吐かれるという恋ちゃんの妄想もウケる。恋ちゃんの脳内に存在するかのんちゃんの冷たいキャラ性はどうしたんだろうか。

 伊達さゆりのやさぐれ芝居は個人的にツボなので、今後はやさぐれ芝居を売りにした女優として売り込むのもアリだと思う。

 

 そういえば前回では、新人アイドル達から下剋上を食らうすみれの妄想が見られたが、あれも面白かったな。悪い顔をしたきな子が「すっ!」しか言わないアレも好きなシーンだった。

 

「禁断のセカイ」がちょっぴり好きな堅物生徒会長という点から、他よりもとっつきにくいアイドルのイメージがあったのだが、今回の話でめっちゃ恋推しになったわ。

 

 葉月恋というキャラの魅力を押し上げるため、公式さんの方では慎重にお当番回の製作を進めたはず。一歩間違えばマイナスイメージが育つキャラ崩壊設定にもなり得たかもしれない今回のコレは、なかなかの挑戦だったと思う。よくぞゲーム大好きキャラでGOを出したな。どんな会議でこうなったのだろうか。結果的にとても良かったと思う。

 

 あとは、意外にも恋ちゃんとメイちゃんが禁断のセカイの入り口くらいまでは行く関係になっているのも尊くて良かった。

 

 というわけで、ラブライブを見てレトロゲーム熱が湧いた良い週末でした。

 スクドルもレトロゲームもマジ最高!

 

 

 スポンサードリンク