「アイカツ! 10th STORY 未来へのSTARWAY」は、2022年7月15日に公開された映画。翌年2023年1月20日には新規カットを追加した進化版も生まれました。最高です。
先日BDで視聴して感動しました。BD版は劇場公開版と違いOP、ED映像を付けたテレビサアニメぽくしたのを3話分にして収録。1話ごとにありがたみを感じながら見れます。
あいつもコイツも私も、皆が愛した一級アイドルアニメ、それがアイカツ。その歴史も10年を越えてしまった。そこで周年記念ってことで作られたのがいちごちゃん達のその後を描いた今作。よくぞ当時のスタッフ陣、役者を再結集して素敵なプロジェクトを実行してくれた。感謝します。私はアイカツが大好きです。愛するアイドルを追いかける青春、これもまたアイカツだな。
メインで出ていたSoleilの中の人3人にとっては、声優活動初期の思い出の仕事になっているはず。諸星すみれ、田所あずさ、大橋彩香、中の人3人も好きです。役者の成長も10年分見て楽しめるものでした。なんか涙が出る。
先月になって気づいたのだけど、You Tubeでアイカツ公式チャンネルが誕生している。今年になって新しくそんな素敵なことをやっていたのか。
ここでテレビ版のアイカツが見れる。嬉しくなって見て行く内にまたアイカツ熱が湧き上がる。
つっても昨年の初めから10周年だってことで全作BDで再視聴したのだけど。でも良い物は何回見てもやっぱり良い!アイカツは最高なのだ。
そんなこんなあって私のアイカツ熱も燃える中、10年目のアイカツ最前線の物語を視聴したわけである。大変感動したので感想とかを書き殴っていこう。
内容
いちごちゃん達の世代のアイドルも遂に高等部の卒業を目前に迎えた。次の進路に向けて皆が考えて悩み、その先で素敵な一歩を踏み出します。
Soleilの3人も卒業後は別の進路を歩むことになり、活動休止してそれぞれが未来に向かって旅立っていく。そしてその先でまた道が繋がって3人の運命は交差する。
そんなアイドルとアイドルが繋がってウィンウィンにしかならない10年目のシャイニングラインを辿る奇跡の物語です。最高っす。
感想
マジで神々しい神アイドル達がてんこ盛りのお祭り企画でした。内容を無視した上で見ても視覚的に大満足。
始まって早々いちごちゃんの「アイカツ、始まります!ふふっ」がめっちゃ久しぶりに聴けた。何度でも始めてくれ、ちゃんと見るから。あのふふっの笑いが神。
オンパレで再会したのが既に懐かしい。3年くらい前だったけか。あの時はまだコロナがどうこうとか言う前だったような。
あんな謎の病気が流行する中を生き残ってまたアイカツの新作が見れた。この事に感動だ。
いちごちゃんから始まってのの、りさコンビまでの全スターライトアイドル、ドリアカ勢、堂島ニーナやあまふわの2人の地方勢力まで久しぶりに見れて超嬉しい。ドリアカの皆も好きだから映っているだけでも良かった。
コレ用に作った新たなOPアニメも最高。コレを見るだけでアイカツアイドルの歴史が見えてアガる。
アイカツ史上トップクラスで泣かされたあかりちゃんの決意の断髪シーンもOPアニメで振り返っている。アイカツ史総ざらいが完了する良きOP映像。
いちごちゃん達が卒業ライブで使う写真を選ぶシーンでは、地下の太陽こと三ノ輪ヒカリの決めショットも見られた。モグラかってくらいいつも眩しがっているあいつが好きだった。キュアドリームに似ている。
こうも楽しいお祭企画があるなんて穏やかじゃないことこの上ないからまずはオムライス食いたくなってもオケオケオッケー!(←病気ではありません)。
さくらちゃんの北大路劇場、かえでちゃんのスカイダイビング登場、美月先輩の「そんなものなの!」など、あの日愛した女達のおきまりのあれこれも見れて大変懐かし嬉しい。ユリカ様もずっとツンツンデレデレしていて可愛い。
久しぶりに見るスターライトの制服は「その長さでええのん?」てくらいにスカート丈が短い。そんな気づきもあり。スターライトの制服は可愛いなぁ。
お話はあかりちゃんがスターライトクイーンを取ったその先の世界から描かれる。
テレビ版ラストではいちご、あかりで組んだユニット「コスモス」のライブをやるぞ!となった所で終わったはず。今思えばドラゴンボールZのラストで悟空とウーブが仲良くなってどっか行ったアレみたいにも見えるよな。
今回はその先のコスモスのライブも見れるから金を払った価値があったってもんよ。
当初くそザコだったあかりちゃんがいちごちゃんと肩を並べて堂々とライブしているのには泣く。二人共やっぱり歌が上手いなぁ。
アイドルである前に当たり前に人生を歩む人間でもある。そんなわけで今回は各員が未来に向けて進路を決める内容が濃く描かれる。とにかく応援したくなるぞ。
いちごちゃん達にとっては中等部に次いで二度目のスターライトでの卒業式が待っている。今回は遂に高等部を出て退寮することになります。マジに学校とお別れだ。
中学の卒業の時におとめちゃん、さくらちゃんで披露した「オリジナルスター☆彡
」にはマジで泣いたと思い出します。高校の終わりにも泣かされます。
楽しい思い出を惜しんで現クイーン寮のあかりちゃんちに皆が集合しているシーンが尊い。次のクイーンは誰になるのだろう。
クイーン寮の退寮時におとめちゃんが引き出しにめっちゃ菓子を詰めて去るのは可愛い。嬉しいけど賞味期限を気にする内容を歌った北大路劇場も楽しかったっす。おとめ、さくらのクイーンコンビも最高だな。これには思わずラブユーなのです。
学校を出たらどうしても皆の進路はバラバラになる。中学の時と違って今度ばかりは本当に皆バラバラだから寂しさの度合いがまた違ってくる。
以前はいちごちゃんが留学したけど、今度はあおいちゃんが海外留学の進路を取ることになる。マジかぁ、遠いなぁ。
ここで気づくことがある。いちごちゃんが留学すると知った時にはありえない量の涙を流して我先に泣いたおとめちゃんが、あおいちゃんから報告を受けた時には悲しみながらも涙は流さない点に成長を感じました。
いちごが留学する時には、泣いて聞く案件ではなく応援するべきだとあおいちゃんが言っていた。そのこともあっておとめちゃんは泣き虫のくせに我慢したのだと思う。クイーンにもなれば泣き虫も治ります。
あおいちゃんの留学報告をしたのは朝飯の時だった。おとめちゃんが食っているプリンがぷるぷる揺れるカットが数回入る。あの揺れ具合が良かった。ホント子供舌でお子様ランチみたいなメニューが大好きなんだな~。そんなおとめちゃんの食の趣味が可愛い。
ここの所は「スキップとローファー」や「マーダーファルス」で低めの声を発している黒沢ともよのラブユーなキャピキャピした芝居が見れるのはありがたい。まだこの声でイケるのか。おとめちゃんの芝居が好き。
そんな黒沢ともよもちょっと前に結婚しましたね。おめでとう。これからも推します。
卒業タイミングでSoleilの活動休止が宣言される。マジか~と声が出た。
本格的にこれまでとは違う運命が動き出している。
私の推しの蘭ちゃんは芝居に本腰を入れ、いちごちゃんはソロアイドルでやっていく。仲良しの3人が別の道を行く、これもまたリアルなアイカツだな。
互いを思い合って別れを受け入れる3人の関係性は実に尊い。アイカツの良さはここにあり、皆ライバルだけど皆仲間なんだよな。想い合う心が美しい。我々も学ぼう。
もう退寮が近いからということで、今の内にルームメイトのあおいちゃんにたくさん「おやすみ」や「おはよう」などの挨拶が言いたいいちごちゃんの気持ちは分かる。大変分かる。
仲良しの友人だっていつまでも一緒にいられるわけはなく、いつかは別れが来る。だからこそ残りちょっとの2人の時間を愛しく思うその気持はピュア。これは尊きユリカツも進むってものだ(←ちょっぴり不純でごめん)。
蘭ちゃんとあおいちゃんが2人で将来の話をするところも良い。とにかくあおいを応援したい真心を告白する蘭ちゃんが素敵。
今回の蘭ちゃんの言動を見ると、こいつ仲間や学校、仕事が大好きやないかと大変好感が持てる。卒業ライブのMCでもめちゃ良いこと言ってるし。
初登場時には仲良しでアイドルをしているいちご、あおいコンビを影から覗きながら「仲良しごっこが出来るのも今の内よ!アイドルをナメんな!」的な事を言ってる嫌味ったらしいヤツだったのに、そこから即光堕ちしてずっと良いやつやんけ。マジで蘭ちゃん推せるわぁ。へごちんの10年の活躍を見ても誇らしい。
注目なのはぐっと大人になったアイドル達の姿が見れること。
今度はプリキュアでも大人時代のをやるっていうし、時代はあの日の女達の大人びた今を求めているんだな。需要だよね~。
未来の世界ではいちごちゃん達世代のアイドルが22歳になっている。魚でいうとここからめちゃ脂乗りがよくなってくる旬な時期。
そしてらいちくんも19歳の姿になって登場。あいつ同級生のノエルちゃんとあおい姐さんのどっちを選ぶねん。外国に行ったあおいちゃんと再会するシーンはなかったけど、会ったら感動して卒倒するんじゃないの?
確かに姉ちゃんの友達は蜜の味とも誰かが言ってたくらいだから、彼の思考はまぁ分かる。
そのあおいちゃんは髪型が変わってグッと大人っぽくなっている。可愛い。
それからいちご、らいちの実家の弁当屋は今も健在で売れ行きが良いとの情報もあった。それは良かった。
大人になったいちご、蘭、ユリカ様、かえで、そしてらいちで集まって鍋を突くシーンがかなり印象的。こんな可愛い子ちゃんに囲まれて飯を食ってるらいちくんは幸せ者。鍋ににんにく、トマト、伊勢海老と何でもアリになっていた。
大人になったアイドル達のオフ時の絡みにリアルな大人の感じを見た。仕事の話は極力しないっていうプロの流儀があるんだな。なんかここでの会話シーンは妙にリアル。こういうこと言ってそうって感じ。
中学生時代から見てきた女達が成人を越えて酒を飲んでいるシーンには「おおっ~」ってなる。失敗なく酒が出来るようになったこと、これが大人になった一つの証ていうか基準でもあるものな。
さくらちゃんに勧められてかえでちゃんが日本酒にはまっている情報も何かリアル。ユリカ様が微妙に酒癖悪いのも可愛い。酔ってらいちくんに絡んでいた。ていうかユリカ様とらいちってこんなに仲良かったのか。
ここに参加出来なかったおとめちゃんは温泉を売り出す「らぶ湯~大使」の仕事をしているらしい。なんて可愛い任命。大人になってもラブユーしているおとめちゃんにラブユーなのです。
ユリカ様とかえでちゃんが結構ラブラブしているのも良かった。かえでちゃんめっちゃしっかりしている。好きになりそう。かえでちゃんがすごいイケメンになっていて良かった。
蘭ちゃんは芝居でバーテンバー役をやった経験があることから、シェイカーで酒が作れるやり手のお姉さんになっていた。酒を作っていちごちゃんに飲ませてあげる所が格好良い。私も飲みたい(←下戸だけど頑張る)。
蘭ちゃんは運転免許を取ってイカす車も飛ばしていた。絶対モテそう。
あおいちゃんは留学先の卒業に向けて課題とかを頑張っている。経験者に聞くと、卒業論文は人生全部を振り返った中でもかなり上位に来る面倒くささがあるとか。とにかく楽な作業ではない。
本編では時間軸が行ったり来たりしていて、2話で大人になった未来が描かれ、3話で肝心な高校の卒業ライブが描かれる。これが素晴らしいライブで楽しすぎた。
アイカツランキング1位を取ったいちごちゃん、スターライトクイーンのおとめちゃんの2ショットで売り込むライブ宣伝ポスターが素敵。我が家の寝間に2枚欲しい。
時代が選んだ女傑勢揃いのスーパーライブだからチケットの倍率がやばくて高額転売されてそう。会場にはゴミほど客が来ていた。
TriStar、ぽわぷり連合軍で披露した「Signalize! 」はマジで懐かい。テレビアニメ初代OP曲でアイカツといえば最初に思いつく一曲だな。オープニングアクトがこの豪華メンバーなのもすごい。美月先輩、よくぞ駆けつけてくれた。欲を言えば希望一杯の門出のココで絶望ステッが見たかった。洒落が効いて良いじゃないか。
そしてしおんたんもちゃんといるぞ。そこにも感動する。公式が普通に忘れている、覚えていても止むなく割愛するという不遇処置にならずに済んで良かった。
テレビ版だと初期からずっといたのに、いつも取ってつけたような理由でステージから遠く離れた地に追放されてなかなかステージに上がらないアイドルだった。最終的には忍者になったんだっけ?
演じた瀬戸麻沙美は当時どう思ったのだろうか。自分が演じる子はいつまでステージから追放されてんのって思っのたかもしれない。
10年目の今作ではしおんたんもステージに登ります。しっかり見よう。
Luminas、Soleilの新曲も続きます。怒涛のスーパーライブが可愛すぎる!やっぱりスターライトは良い所だ。レベルがたけぇ。
すみれちゃんも良いんだよな。ぴったり揃った重めの前髪がナイスです。もう清原にこかされるような事はない。
今思えばひなきを演じた石川由依のここまで明るいテンションの芝居も珍しいかも。
Soleilの新曲「MY STARWAY」が良すぎる。ちゃんとノリノリで楽しいけど、アイカツ魂もしっかり歌っていて泣ける。最後のところが完全に「SHINING LINE*」のメロディーや!この仕組みはファン泣かせ。作り手が分かってんなぁ。
アイドルがアイドルを導き、その導きの物語に感動した我々も心を引っ張られる。この結びつきの現象全部をひっくるめて奇跡のシャイニングライン。
その一期一会の奇跡を描きたいのが作品の目指す所だったんだな。実に素晴らしい。感動したし萌えまくった。
織姫校長とりんごママが電話するシーンのBGMが「Wake up my music」なのも懐かしくて良かった。
アイカツ、今思えば何もかも皆懐かしい。この懐かしさもまたアイカツなのだな。
アイカツ、やるじゃねぇか。もはやただの女児向け作品ではない。今回のはグッと大人向け仕様だった。絶対泣くやつやん。
ごめんけど当初おとめちゃん、ユリカ様はフザているのかと思った。でも超素晴らしいアイドルになっとるやないか。Soleilの皆の絆も最高だ。100点満点です。
次はあかジェネの10thもやろう。珠璃とか凛も好きだったし。それかヒカリの地下伝説でも良い。
やっぱアイカツは最高だな。これかもアイカツしようReady Go!
では腹減ったのでとりあえずオムライスを食って寝よう。
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