昨年の夏休みが終わったか終わらないかくらいの時のことだ。You Tubeでアイカツを配信していると知った。
まず公式チャンネルが存在していたんだぁ~という気づきからの、今後はこのチャンネルと一緒にやっていこうと決意表明に繋がる夏の物語があった。
で、先週の配信で遂に無印アイカツが最終回を迎えた。あっ、同時配信しているスターズの方ももちろん見ています。
あかジェネのラスト数話はブラウン管に火がつくレベルで本当に熱かった。それが終わったとなれば涙も流れるし血液の温度も上がるってものだ。とても楽しかった。
本放送が10年くらい前の作品が再びフィナーレを迎えたのかぁ。何度味わっても素晴らしきフィナ―レには、感動と喜びとちょっぴりの寂しさがつきものだ。この切な心地良い感覚が嫌いではない。10年越しにまた私はキュン&うるリな青春の一時を味わっている。
コレ、ホント良いアニメだと思う。アイドルアニメとしての観点抜きに、ただ人間の成長に見る熱いドラマとして良い。そこに泣ける。加えて可愛い子ちゃんオンパレ状態だから萌えて楽しい。それと使用楽曲も本当にレベルが高い良曲ばかりで素晴らしい。曲もマジに良い。去年の夏頃からは楽曲も日々聴いて楽しんだ。
10年も前の女達だけど皆今日も光り輝いていて可愛い!全部イケる。あと合流が遅れた北海道組とはもっと長くご一緒したかった。
そんな無印アイカツの終盤戦についてちょっと感想を言いたい。感動したからなぁ。
あかジェネ編後半は怒涛のスターライトクイーン戦となり、週も月もぶち抜きの熱き長期戦となった。リアタイで放送を待っている時には、数週間に渡ってハラハラしたものだ。見ていた人は全員そうだったはず。そういやあの時代だったらYou Tubeなんて全然見たことがなかったなぁ。
ここでやっぱり思い出すのが、すみれと清原の事件なり事変のや~つ。さすがに色褪せにくい内容だから、当時を知るファン達がYou Tubeにコメントを打っていたな。
氷の女王すみれちゃんが大事な一戦で尻もちをつく。見たくなかった景色なようで、それはそれでレアだから決して悪くない景色なようで、そんな複雑な想い。
またこのシーンが周って来たということは、清原のアレも10年くらい前の事なのか。パワプロでは強打者としてお世話になりました。勝ちを多く上げさせてもらいました。
この頂上決戦をやるってなら、全員に花を持たせたいってのが作る側の愛としてはスタンダードなものだと思う。でもすみれちゃんに最後の最後で試練を与えたコレはマジで読めない。清原の事は抜きのノンテロップで見ても大変ショックでした。
コレはどんな感じで本が決まったのだろう。すみれにこの厳しい道を敷くことに反対したスタッフもいたのかもしれない。
久しぶりに見ると、頂上決戦では長いこと紅林珠璃が暫定1位をキープしていたと気づく。珠璃のステージもめちゃ良かったので、彼女が優勝でも私は納得したけどね。珠璃が剣舞をぶちかますあのステージは格好良かった。
終盤になってひなきが暫定1位を奪取する。こうなったら続くすみれ、あかりがそれぞれひなきを抜いて1位を奪い合う最終展開になるのかと思いきや、すみれちゃんがまさかのアレだからな。当時見ていたすみれ推しのお友達はショックだったろうに。
これは私が思うに、すみれちゃんに失敗させないとあかりがトップを取れないからと結論づけるしかない。
すみれはやっぱりやり手で強いから、あかりがいくら鍛えたとはいえ、本調子で最高パフォーマンスをやられたらすみれを抜くことが出来ない。多分そう。
色々考えるはあるだろうけど、私はこの考えで行くかな~。
すみれがアピールを成功させていたらそのまま1位ぶち抜きだったはず。それでも最後にあかりちゃんが見せたステージはマジで素晴らしかった。あれは泣く。
クイーンを取る決定打となった「START DASH SENSATION」のソロステージのCGの完成度ヤベェ。あの歌良すぎだろう。ホントあのステージは可愛いし格好良かった。誇らしいっす。
当初は受験失敗の補欠繰り上がり組でマジザコだったのに、よくぞあそこまで跳ねた。叩き上げのクイーンとなったことで親近感が湧く。今までのクイーンは天才肌だったものなぁ。おとめちゃんとかカリスマ出まくりだもの。
思えば2代目主人公の物語の出発点をあそこまで厳しい位置に設定したのも意外だったよな。いちごちゃんには一流アイドルの血が流れていたから、最初からアドバンテージがあったわけだ。比べてあかりのスタート地点は随分後ろに下げられたな。
そのあかりちゃんも断髪して程よい毛量に持ってきて色っぽくイケてるギャルになってまぁ~。セナさんとも良い感じになるしで大人びたよな。
最初は全然だったあかりちゃんの進化にドキドキとワクワクがあって良かった。
最終回泣いたわ。灼熱のアイドルメモリーを見たことで体内水分が蒸発し始め、その過程で目から雫がこぼれる。涙活が進みます。
終盤でソレイユ、ルミナスの連合でぶちかました「カレンダーガール」も素晴らしすぎた。
なんてことない毎日がかけがえない。ガキの頃には分かりゃしないそれが大人になる程分かってくる。そのような内容の歌詞が真に意味するところが本放送から10年も経てばめちゃ分かってくる。10年越しに教養があるコンテンツだな。
毎週興奮しながらアイカツを見ていたあの日々こそが、振り返ってみればかけがえのないビューティフルメモリー。そういうことなのか、カレンダーガールは聴いたその日からしばらく経って効いてくる3年殺しなり10年殺しな作品だったのか。すごい長期スパンで楽しませに来る神曲だな。それとサンデーとかマンデーとかの曜日の英語を覚えて学べる点でも教養がある歌だった。
You Tubeの視聴者コメント欄を見れば、私同様フィナーレにうるりと来たファン達の暖かいコメントがぎっしり。これを読むのも結構楽しい。
私はヤフーニュースでも興味あるタイトルだけを選び、記事内容は完全スルーしてユーザーコメントだけ読んでいる。あそこの記事は結構フザケたヤバいのが多いから、時間をかけて読むことはせずとも生きていける。でも最近はこの手のユーザーコメントを読むのがなんか楽しいから密かな趣味にしている。
You Tubeで見れると知ったのが遅かったため、私はあかジェネ後半から配信合流組だったわけだが、この配信も1話から毎週やってきたわけだ。となると配信初期からの視聴組は、リアタイ時と同じくだいたい3年半の物語を追って来たことになる。
懐かしの番組として配信する際にもちゃんと1週間に1話のペースだったのか。ここで青春2周目の者もいれば、今回が初めての者もいたことだろう。
配信から入った者にとってもかけがえのない青春のコンテンツになっていたようだ。配信の方でも1からお世話になったと感謝のコメントが見られた。皆良いこと書いてるんだよ。読むと結構泣ける。
すごい愛されたコンテンツだったのだな。私もしっかり愛した作品だ。そう改めて分かるものだった。
作品は古くとも作品が宿すスピリッツは廃れることなく最新時代でも受け入れられる。あの日の熱いアイドル活動が今日になったら冷めているなんてことはなかった。今日見ても熱かったっす。皆可愛いからバンザイ!
そんな無印アイカツも配信が終わったところでまた1話から再配信が決まった。こうなったらエンドレスで楽しもう。また1話から見ます。
アイカツは大変良い作品です。ただの女児向けアイドルアニメと侮るなかれ。これから下の世代に布教して行こうと想います。私が信ずるのはアニメが持つ無限の可能性です。
スポンサードリンク