こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

目指せアイドル一番星!「アイカツスターズ!」

アイカツスターズ!」は、2016年4月から2018年3月まで放送された全100話のテレビアニメ。

 

 人気作となった初代アイカツ!に続くシリーズ二作目である。

 

 リアタイだと第2部のマジで後半くらいしか見れていない。私にとっては物語全体の空気もよく掴めないままに三作目のフレンズの方に移行となった。

 もしかするとコロナで地球は終わるのかもしれない。その可能性はゼロではない。では地球がある内にやり残しはなるたけ潰しておこう。という思考の流れから、当時は色々と忙しくて見れていなかったけどいつかは絶対見ようと思っていた本作を初回からちゃんと見よう!ということになった。

 で、見た感想とかを書き殴っていこう!

 目指せアイドル一番星!ゆめちゃんめっちゃ可愛い。

 

第36話 虹の向こうへ

 

 アイカツスターズとは、スイーツ屋の娘の虹野ゆめがアイドル一番星を目指す熱きサクセスストーリーである。

 前作に登場したクセ強めアイドル 栗栖ここね以来のスイーツ屋発のアイドルだな。まぁそんなにしょっちょうスイーツ屋アイドルも出てこないとは思うけども。ゆめちゃんもここねに負けず劣らずのあまふわなでしこ感があって良き。てかあまふわなでしこって何?

 

 アバンタイトルで「いつかアイドル一番星になるっ!」とかゆめちゃんが意気込んで毎話の物語がスタートする。この初手で既に「お前が優勝!」って思えるくらいゆめちゃんは可愛い。

 なにをどう見ても可愛い次代主人公の物語に期待と興奮が高まるのだった。

 

 もふもふしたツインテのゆめちゃんを見たファーストインプレッションは「ゴールデンレトリバーぽい」だった。そんな訳で、毛質にわんちゃん感のある可愛い主人公である。

 当時新人だった富田美憂が演じている。女子成分と男子成分が8:2くらいの声の仕上がりが好き。いや~ここから巣立って売れっ子になって行ったんだな~と思いながら今見ると感慨深いものがある。

 富田美憂ともう一人いるゆめちゃんの歌唱パート時の中の人の声はクセがすごい。歌は上手なんだけど、それとは別になかなかクセのある珍しいボーカルではある。

 

 激しく違和感があることもないが、前作と比べるとやんわり絵のタッチが変わっている。しかしとにかく可愛いアイドルが出てくることは同じなので、安心して可愛いがいっぱいの新世界に入って行けた。可愛いがいっぱいって最高だよな。

 

 今度のアイカツでもアイドル学校を舞台にした物語が描かれる。相変わらずアイドル学校はどこの学校も規模がデカく土地持ち、金持ちって感じがする。 

 四ツ星学園に入学してからゆめのアイカツがスタートする。

 

 ゆめのアイカツは景気よくビギナーズラックとなり、おかしいくらいに実力以上のすごい初ステージパフォーマンスが完成した。これがなんだかおかしな現象だぞと周りから怪しまれることになる。

 すごい力を発揮した後には喉をはじめ体調が悪くなる。こんな感じで、一部のアイドルとアイカツシステムとの間に起きる謎めいたファンタジーっぽい要素が序盤に見られた。上手く行ったと想ったら結果不穏なスタートにもなっている。

 

 ゆめやひめ先輩に見られる目覚めるアンノーンパワーの存在がキーとなる要素にもなっていた。前作にはなかった不思議系要素だったな。この謎現象に潰されることなく強く乗り越えて大成するという試練の物語でもあった。

 

 初代アイカツには神崎美月という一話の段階で皆のトップに立つとんでもないボスキャラがいたが、今回でも同じく学校には序列1位の強者のアイドルがいる。しかも4人で1チームの強くて華のあるアイドル集団。これはアガる。

 四ツ星学園の名にマッチしたカリキュラとして、アイドル学校のコースは4つに分けられている。それぞれのコースのトップ4人が結集した最強チームが「S4」である。男子が喜びそうな四天王の要素をアイカツに持ち込んできやがった。そんな訳で序列1位の4人組にワクワクする。

 己を鍛えてやがてはS4入りすることが当面のゆめの目標となる。

 

 そのS4なのだが、困ったことに美しい。ゆずちゃんだけは元気なガキの感じが見えるキュートさがあるが、あとは大人っぽくて美しい。ツバサ先輩カッケェー。夜空先輩はエロ美しい。

 S4の内3人を前作のソレイユの中の人3人が演じ、ひめ先輩は津田美波が演じている。

 

 S4なら香澄夜空推し。この作品はとにかく香澄姉妹が美しい。頑張るゆめちゃんのことは当然応援するが、姉妹アイドルの存在も光っていたな~。

 香澄姉妹の愛の物語は良い。序盤に見える微妙に不穏な姉妹仲には注目してしまう。 

 可愛い妹の真昼ちゃんは、お姉ちゃんのことが好きだけど倒したいライバルにも想っている。だが姉は強くてなかなか勝てない。そこに多少のストレスや嫉妬が絡み、結果的に姉に辛くあたるという、やや病んだ精神状況に迫るハラハラ感が好きだった。

 なんだかんだあっても姉妹ですっごく仲が良いという点には萌える。お姉ちゃんが妹スキスキ人間なのも可愛い。前作の蘭ちゃんとは全然違う甘々お姉ちゃんの芝居を見せる大橋彩香の活躍も良かった。

 これにプラスにして男兄弟のあさひ君も男性アイドルトップ集団「M4」の一角を担っているから香澄家の血はすごいと思える。お父さんとお母さんも偉い。

 

 美と武道の二足の草鞋でアイカツを行う真昼ちゃんの瓦割りチャレンジもユニークで良い。あんなに可愛いのに空手家という点には萌える。テンションが上がったら道中でも急に瓦割りを始めるのは面白い。

 かつて猪熊柔にハマって行ったのと同じルートがここに見られる。強い女子は格好良く、そして萌えるのだ。

 

 平和なアイカツで行くと思いきや、序盤はゆめとローラの仲が微妙に悪い。こいつら仲悪いのかなと思いきや、早々に共にデレ始めて仲良しになっていた。そこには安心。

 仲良しな二人がライバルである点も結構強めに描いている。最初は自分よりも格下だったゆめにいつしか勝てなくなる事で自分を追い込むローラの物語にも注目出来る。ゆめを応援したくはあるが、ローラがあんなに勝てないのはちょっとストレスでもあった。システム上仕方ないとはいえ、あんなに自分を追い込んで頑張ったローラがS4になれないのは悲しい。ローラ推しは悔しいだろうな。あとローラもゆめも髪を降ろしたオフ時の方が可愛い。

 

 全部良かったけど、ゆめ達の同期なら真昼ちゃんが良いかな。真昼役って宮本侑芽だったのか。こんなに前からいたんだ。

 香澄姉妹がライブで共演し、対決も行う展開は熱いし萌えだった。第1部終盤展開でのS4戦で現役S4メンバーに唯一勝てたのが真昼だったのも格好良い。お姉ちゃんから妹へS4ジャケットをたくすシーンもジーンと来たよな~。

 惜しくも先輩達に負けて泣いちゃうゆめとあこちゃんにも萌えだったなぁ。

 

 次点であこちゃんが気になる。ちょっとユリカ様臭もするネタっぽいヒロインのあこちゃんもかなり可愛い。最近はスクールアイドルもやっている村上奈津実が演じていた。これも知らんかった。アイカツに出ていたのか。声、可愛い。

 男性アイドルのすばるきゅんラブがすごいあこちゃんの暴走ぶりも面白くて可愛い。というか自分だって男を魅了するアイドルなのに、別のアイドルにガチでお熱を上げるとかどうなの?とは思う。推しのアイドルが男のアイドルにはまっているって、ファンからしたら複雑なのではないだろうか。そこのところはプロとして気をつけろと、すばるくんの同僚のかなたくんから注意されることがあった。プロアイドルではあるが、パンピーらしくミーハーな精神も持っている点で親近感が湧くのがあこちゃんだった。

 

 あこちゃんがお熱を上げる男のアイドルも出てくるのがスターズからの新要素だった。学校で育成するアイドルには女子部だけでなく、男子部もある。そんな男子の頂点4人はM4として幅を利かせている。まるで「花より団子」みたい。

 前作のあかりちゃんと瀬名さんのちょっと何か起きそうな男女関係の要素が受けたのか、今作ではもっと男が出てくる。ゆめ達とM4メンバーがやや余計にお近づきになるヒヤヒヤ&ドキドキ感も楽しめる。

 すばるくんとゆめちゃんの仲がだんだん怪しい。そしてすばるくんに近づく過程で意外にもかなたくんと因縁めいた仲になって行くあこちゃんの物語にも敏感に反応してしまう。

 

 コア過ぎる女子アイドル萌えからすると「男を出すな!」のブーイングが来そうなものだが、私は男女のドキドキが好物なので、やんわりくらいなOKである。すばるくんがゆめちゃんを冷やかす序盤の関係性には、セーラームーンのまもちゃんとうさぎちゃんの関係ぽさが見えて和みもする。ていうかゆめちゃんめっちゃ可愛いな。

 

 ゆずとリリエンヌこと白銀リリィの仲良しカップリングにも萌える。

 中盤から登場する白銀リリィも魅力的なキャラだった。古今東西の誰かしらの格言やたまには自分の格言も混ぜつつ力強いをセリフを吐くのだが、本人は病弱という設定には光るものがある。

 こちらのアイカツでも、クリスマスにはアイドルが木を切リ倒す運命からは逃れられない。アイカツの根っこにあるのはガチの物理なのである。

 斧も良いけどチェーンソーもね。ということで、リリィがチェーンソーで木を倒すシーンにアイカツの真髄を見た。面白い。

 そのシーンでのチェーンソーの作画がやけに良かった。まぁチェーンソーは神すら切り裂く神器だからな。そりゃアイカツにも使うわな。

 

 そして忘れてはいけないアイドルがゆめと仲良しの七倉小春ちゃんの存在である。前作で言う所のしおんたんこと神谷しおん的扱いの、序盤からずっといるのにライブをしないアイドルである。

 序盤こそ絶妙にモブ臭いアイドルだったけど、校内4つの学科合同で行う演劇では、意外にも出来る女優の顔を見せた。そこからなんか気になる可愛い子ちゃんになっていった(私とあさひくんの中で)。中盤からはあさひくんが急に小春ちゃんに沼っているのだが、まぁそれは分かる。

 アイカツヒロインには珍しいメガドル枠を担ったのが小春ちゃんだった。前作ならオフ時のユリカ様がメガネをしていたが、フルタイムでメガドルをやるのは小春ちゃんが初か。なんだかんだで推せるし貴重なヒロインだった。

 それなのに途中で転校して本編退場になるのは悲しい。ゆめとちゃんとお別れ出来なかった点は後味がやや悪い。

 

 今回は学校のコースが多い分、先生キャラも増えている。

 校長先生は真面目そうな男の先生になっている。しっかり者と思いきや、アイドルのイベントで予想外に予算を使ってしまって学園の運営がちょっとやばいなんて間抜けなことにもなっていたな。

 ゆめ達を導くロック女のアンナ先生も美しくて格好良くて好きだった。この感じで神田朱未が演じていたんだ。CLANNADでの弱々しい女子の芝居の印象が強いからロック女をやるイメージがなかったな。

 先生キャラも個性的で良かったではないか。

 

 ゆめがS4の座を掴んで栄光のS4ジャケットを羽織ったところで第1部はおしまい。一年目でこれだけのことをやるとは快進撃だ。

 ちなみにローラが掴んだたいやきの気ぐるみを着るキャンペーンガールの仕事が、全アイドルのアイカツの中でベストワークスだったと思う。

 

 そんなこんなで一年分のアイドル達のアイカツが大変面白かった。

 波乱の第2部もこれからじっくり見ようと思う。

 これだからアイカツはやめられない。レッツアイカツ!

 

 

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