こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2022年のアニメ感想(1月~3月)その4

 

 

プリンセスコネクト!Re:Dive Season 2

アニメ「プリンセスコネクト! Re:Dive Season 2」エンディングテーマ「旅立ちの季節」

 ペコちゃんカワエエ~!ヤバいですね! ←それに尽きてしまえな楽しいアニメ二期だった。

 毎度の事、今期も変なファンタジーがわんさかあったわけだが、冒険ファンタジーならコレとダイの大冒険だけでもう十分満足だった。

 

 一期のようにダラダラゆるゆるなグルメ冒険は薄く、事態は結構シリアス。ちゃんと冒険してめっちゃバトルしていた。もっと頭がバカになるくらいに萌え萌えで攻めて来るのも良いが、これはこれで楽しい。

 

 OP曲はやはりこれがコンテンツのアンセムという事で、一期から続投のまま変更は無し。潔し。

 しかしOPムービーが進化している。これでもかってくらい女子達てんこ盛りで全部出しなムービーになっていた。90秒のOPアニメにしては情報量が多くて楽しい。OPアニメも良かったぜ。

 

 キャルの雇い主の悪いヤツが国全土を巻き込む大いなる企みを表立って展開させた。主への義理立てもあれば、美食伝の仲間達への友愛もあることから苦悩するキャルちゃんの青春が濃く描かれていた。そこを救ってあげようと奔走するペコちゃんはプリンセスよりもナイトだった。敵にはキャルのナイトのようだと指摘されていたし。

 可愛いお姫様なのに結構追い込まれて激しく出血するレベルで負傷する。変態ではないけど、戦って負傷するペコちゃんには、普段とはまた違った萌えを催した。キャルペコの友情にはグッとくるものがある。

 

 最終回のスーパーバトルは迫力満点。画も頑張っている。

 最後の最後で美味しい参戦をして勇者の意地を見せたユウキくんの活躍も良かった。これまでは化け物にすぐ食われたりして格好悪い所ばかり見せていたが、最後には泊がついたな。そこらの異世界ファンタジーにいがちな、美少女に囲まれるだけの唐変木な主人公との格の違いが見えた。後半のユウキくんはかなり頑張っている。

 

 美食伝メンバー総動員で行う最終回の大立ち回りには興奮したぜ。 

 なんか壮大ですごいバトルが終わった後のさっぱりスッキリな大団円にちょっと感動した。

 これは良かった。もう一度とは言わず、何度でも繋がりたい物語と女達がここにある。

 

 

リアデイルの大地にて

リアデイルの大地にて 第2巻 [Blu-ray]

 SAOみたいなネットゲームにダイブしたまま死んだ女の話。SAOの放送から10年経ってもまだゲームとファンタジー世界を合体した似た要素の作品が上がってくるんだな~。でも聞く所によると、この作品は原作が古いからその手の作品だと古参のヤツらしい。

 

 イキったキモいブス男主人公の異世界ものだと痛くて参るところだが、こちらはマイルドな見た目の少女ケーナが主人公なので安心。見ていて嫌悪感はない。

 どうせ似たような異世界ファンタジーをやるなら少しでも華をもたせるために女子が主役の方が良いかもと最近は考えるようになった。

 

 主人公のケーナだが、どうせそうだろうとは思ったけどめっちゃ強い。今期のチート女だった。

 主張少なくサバサバ系で味も素っ気もない女だった。ちょっと前にやってた異世界女だとクモ子なんかはうるさすぎたので、ケーナくらいプレーンなヒロイン性で丁度良いと思う。

 

 現実ではその手の経験ゼロのケーナだが、こちらでは知らん間に子どもや孫が増えていて、後半では幼女の養子もゲッツする。ほっこりファミリー劇も楽しめるアニメ。杉田ボイスのおっさんドワーフみたいなのも息子にいるのか。それはウケる。

 小野大輔名塚佳織ケーナの子供達として参戦。ケーナの子ども達の声優がベテラン勢だったな。

 

 毎度緩い冒険を展開して一箇所定住型ではないものの、ちょっとスローライフ感がしなくもない。

 お話に関しては普通って感じで、すごく面白い事もなく、別段濁った要素もない。空気な感じ。子供達や孫達と平和に戯れるケーナの物語にはほっこりしたので、見どころはそこくらい。

 

 ケーナの体は逝ってしまったらしいが、魂はゲーム世界で生きて幸せなオチを迎えたっぽい。最終回では楽しく冒険して家族に囲まれて満足していたので良かった。

 

 ハッピーエンドで締めたのは良かったが、そういやコイツ何しに冒険してたんだっけ?ながら見をしていたらこんな感想も出てくるので困りもの。

 

 OPは唐沢美帆、EDは田所あずさがそれぞれ歌っている。歌手が転スラフォーマットだった。

 

 

賢者の弟子を名乗る賢者

賢者の弟子を名乗る賢者 第3巻 [Blu-ray]

 もうここ数年で勉強した。最強、チート、転生、賢者などがタイトルにつく作品は大体が危ない。賢者枠については過去作の「賢者の孫」でも勉強済みだ。あれもなかなかにアレな感じだったな。

 で、私の危機感知能力もたいしたもので、やっぱり思った通りアレな出来のヤツだった。

 

 第1話のオチであり作品のハイライトシーンにもなった、たっぷりの間を溜めてからの「ワシ、可愛い」には笑った。

 これもいわゆる出落ちアニメで、ジジイがロリ少女になって冒険するというおかしな設定に笑うもの。1話の「ワシ、可愛い」が初手にしてハイライトなので、2話以降勢いづいて行くことはない。


 肝心なヒロイン化した主人公爺さんだが、絶対にブスではないが、めっちゃ可愛いのかといえばそこまででもない。めっちゃモエモエまでは行かない。

 確かにあんな爺さんで冒険はきついが、ロリになるってのも笑えて集中して見れない。


 メイド役で堀江由衣が出ていた事は嬉しかった。そこは良し。

 

 

天才王子の赤字国家再生術

【Amazon.co.jp限定】天才王子の赤字国家再生術 (全4巻セット/発売日順次お届け)(セット購入特典:アニメ描き下ろし全巻収納BOX&クリアポスター付き)[Blu-ray]

 もしかするとそんなに天才でもないのか?

 もしかすると王子の周りがバカなのか?

 そもそも天才の定義とは?

 そんなことを考えてしまう。

 

 そんなに天才感もなかったような気もするのだけど……。そもそもフローリングの掃除とかしながらの視聴枠だったので、そこの所の判断がしっかり出来る程集中して見ていなかった。すまん。


 とりあえずタイトル長いわだし、「天才」というチート的ワードがある時点で何かヤバげと思ったらやっぱりそんな感じだった。お話は別にうんともすんともって感じで、ヒロインのニニムを愛でてそれで終わりって感じかな。ニニムが地毛の白髪、よそ行きでは黒髪の2パターンの魅力を見せてくれるのは良い。あとうるさいおっさんのお偉いさんが窓から落っこちて死ぬ事件は間抜け過ぎたな。

 

 ついでにニニムを演じた高橋李依についても語っておこう。今期ではオリエント、高木さん3でもメインヒロインを演じ、素敵な声をたくさん聞かせてくれた。とても癒やされる良いお声。

 

 第一話を見た段階で、同期放送の現実主義勇者のアレと一緒やんけと気づいたのは私だけではないだろう。被り要素があることで両方を軽視して見てしまうのはまぁ仕方ないかな。


 主人公がベラベラうるさいのはこの手のジャンルではお約束だけど、気になるのはウェインの髪型ダセェ。ノンスタの井上と同じヤツだよな。主人公はイケメンでもないけど、相棒のニニムは可愛かった。

 

 ながら見していたから勘違いなのかもしれないけど、途中でキャラの顔変わってね?何か目つきがキツくなったような。後の回に迫ると最初可愛かった女子キャラがややブスに見えて来たような。そんな感じの感想も出てくる。

 

 現実主義の方のアニメも含め、この結果にたどり着いたことで、作品作りに挑戦した意味はあったと言える。それというのが、やはり楽しいファンタジー世界にお硬い政治を掛け合わす方程式はナンセンスなものなのかもしれないということだ。とかなんとか言ってもあくまで私個人の意見である。なんだかんだ文句を並べても、ナンセンスかどうかが分かるまで挑戦した作り手のスピリットは尊敬するだけで貶すことはしてはいけない。

 

 

異世界美少女受肉おじさんと

「異世界美少女受肉おじさんと」 2 [Blu-ray]

 おっさん二人がタッグ勇者として異世界に向かう。そんな異世界で展開するおっさんずラブなわけだが、本当におっさんだときつい。そこで片方の冴えないおっさんをロリ美少女にするというすごいアイデアをぶっ込んで来た。相棒のもうひとりのおっさんは渋い眼鏡イケメンなので、視覚的にものすごくマイルドにした異世界×女体化×BL×バカでお届けする新進気鋭のファンタジー。アホみたいな設定のアニメだったな。

 

 手を変え品を変えなんとか食い繋ぎたい異世界ファンタジー業界の産んだ新たなる出落ち要素だった。マジで大小発明の宝庫だなこのカテゴリー。

 今期だと「ワシ、可愛い(爆)」のアニメと同じ出落ち要素のおっさんの美少女化がここにも見られるのが印象的。似たアニメが同時に出て来るくらいだから、美少女になりたい願望持ちの疲れたおっさんが一定数いる模様。

 これがつまり世のおっさんが持つ願望として少なくないものなのか。ブ男からイケメンじゃなくて美少女になりたいんだ。思いついたことも無い願望なので共感は出来ない。そういえば、ちょっと前にはおっさんが美少女Vチューバーになる「バビ肉」というワードと現象が流行ったとかなんとか聞いたことがあるなぁ。異世界ファンタジーには世のトレンドが反映されるらしい。

 

 イカの宗教やナイトプールが設置された協会の連中を倒したりの珍道中を、頭空っぽにして眺めるものだった。

 美少女になった方の勇者の能力は、「女神転生」で敵にかまされて鬱陶しかった「チャーム」。そりゃ可愛いには可愛いくて絶対にブスではないが、歯がギザギザの魚人スタイルだしチビすぎるのでそんなにしっかりとは萌えない。演じたM・A・Oの少年チックなロリヒロインボイスに助けられて最後まで視聴出来た。

 

 アホみたいなアニメではあったが、最終回はええ話やった。

 同級生男子に寄せる憧れと嫉妬の想いが濃く出た展開となり、そこには人間の真実性を見た。神宮寺が橘の事をいっぱい好きだと分かる愛の展開は清い。

 これはアホな異世界ものに終わるだけでなく、男の友情の美をスマートに見せる良さも兼ねた作品だった。

 

 今度は本当にずっとおっさんのまま冒険する硬派なファンタジーで臨むが良い。

 

 

ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note- 特別編

 正月にやっていた特番のやつ。

 

 あの頃のケイネス先生とウェイバーに会える。懐かしい。ケイネス先生の絶妙に詐欺師臭い雰囲気は嫌いじゃないと言いたいがやっぱり嫌い。

 

 なんと蒼崎橙子が出ている!

 いいよな。こういう格好良くて美しいお姉さんはとても良い。

 

 久しぶりに友人と会う同窓会で厄介な事件が起きる。これだから久しぶりに来る知人の便りとかは危ないんだよな。同窓会には一生出たことのない私はこういう面倒はスルーできるはず。

 

 

魔法科高校の劣等生 追憶編

 いかにして沙織が「さすおに」化を迎えたのか、その大いなる歴史の序章が学べる番外編が年明けを盛り上げた。

 その昔には兄を軽視していた時代もあった沙織だが、落ちるべくして達也兄様の魅力に落ちて行った。その納得な心の変遷が分かるものだった。チビの頃でも沙織は美しい妹ヒロインだった。

 兄妹愛は美しく、沙織は可愛い。それに終始した潔い特番放送だった。

 さすおに、ここに成る。全ての劣等生は、明日の優等生になる可能性を秘めた卵なのである。そんな悟りの境地に立ったところで視聴終了。

 

 

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