こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2022年の良かった曲(9月)

 

 9月も後半に突入した。日暮れも早くなってそろそろ平和に秋の夜長を過ごせるのかと思いきやまだしっかり暑い。残暑といえども熱気が残りすぎ。蒸し暑くてイラつく。日本の夏は厄介すぎるぜ。

 

 本来ならこのくらいになればゆっくりまったり音楽を聴いて秋の夜長を楽しめそうなものだが、生憎今年はそうはいかない。蒸し暑い中でややイラつきながらもしっかり楽しんだ曲を振り返ろう。

 

 今回は9月を彩った強ジャニーズソングをプレイバック

 

Trust Me, Trust You. / Sexy Zone

Trust Me, Trust You. (初回限定盤B)(DVD付)

 

 11年目だぜ。これが円熟期と納得できるだけのオーラをまとった今のセクゾは最高の形だと思う。

 松島くんがこんなに整った仕上がりになるとはな。未来ってのは読めないものだぜ。デビュー時にはチビすぎやんと突っ込んでいたものだが、今となっては侮っていた事をごめん、そして期待を越えての成長にありがとうと二言セットで言葉を送りたい。

 

 11年も経てば今回のようなおしゃれソングも歌えるようになる。イントロの入りから綺麗でやや幻想的。昔ならやらなかったような珍しく、そして難しい曲を新曲に当てて来た。

 サビはゆっくり目に入り、そこからテンポが上がって来る二段階盛り上がり構造で格好良い。英詩をしゃれおつに歌うのも良い。

 後半の風磨ラップも良し。ジャニーズラップの系譜も脈々と受け継がれている。

 

 今回楽曲のプロデュースは平井大という孤高のシンガーが行った。なんだかスナフキンみたいな旅人感がある出で立ちの人だったと記憶している。

 Mステにたまに顔を出しては、自分の出番以外のトーク席でも勝手に歌いだしちゃう面白お兄さん。彼はこういう曲を作る人だったのか。知らなかった。

 

 これをMステで歌った時は最高に決まって格好良かった。でもこの回はセクゾ以下二組のみの出演で、1時間をたった三組で回すという変わり種回になっていた。丸ごとSP以外でこれだけ数が少ないことってもしかして初なのか。2011年に大地震があった直後の放送だってもっと人が来ていたぞ。

 おいおいMステよ、9時台に移った時くらいから怪しいとは思っていたが万策尽きかけてるだろう。

 こんな暇な回だっただけに、セクゾの出番が来た時には全集中で見て楽しむ事が出来た。

 

TraceTrace / King & Prince

TraceTrace (初回限定盤A)(DVD付)(特典:なし)

 

 9月はセクゾ、キンプリが2週連続でシングルをリリースしてくれるから楽しい。どちらも頭文字にTが2つ並ぶタイトルなので、9月はTTソング2曲を楽しくループした。ありがとう。

 

 お~今回は永瀬廉センター曲だ。彼が主演している信長の変なドラマの主題歌。キスマイの玉ちゃんの「信長のシェフ」の時にもチビの偉い坊っちゃんの役で出ていたよな。そう思えば彼も出世した。かつて同じグループでしのぎを削りあった仲の西畑大吾も今回のドラマに一緒に出ているのはエモい。

 

 前々から思っていたけど、ここは何も平野に固定せずとも順繰りでセンターを変更して問題無いと思う。一強の軍団ではなしに全部がエース級で固めているのだから誰が来ても違和感がない。実際に今回も含め各曲のフォーメーションダンスでは5人それぞれがセンターにくるようになっているが、どれでもしっくり来る。体型や顔のバランスが良いからどれがセンターでもまとまりある5人軍団に見えるのだ。最近は神宮寺が赤丸ドカンで伸びているので、彼がセンターに来るターンが嬉しい。

 

 で、今回の第10作目のシングルなのだが、歴代シングル表題曲の中でも一位の傑作かもしれない。

 会心の出来すぎてびっくり。まずは楽曲、そしてそれに乗せてのダンス、全部引っくるめてめっちゃ格好良いのだ。

 せっかくの記念碑となる10枚目で手を抜くもはずなく、絶対に良い物に仕上げてくるとは思っていたが、まさかここまでとはな。こいつら、右肩上がりに良いから怖い。やっぱりキンプリって先輩を追い越して先に出て来ただけのことはあるのだな。無意味にプッシュされた軍団ではなく実力がすげぇ。

 

 ドラマは全く見ていないけど信長感ゼロのおしゃれな近未来ポップスだった。

 ダンス振り付けの世界観にアンドロイドの要素がありとのこと。確かに独特なBGMでアンドロイド感が溢れ、Perfumeとかの曲でもありそうな演奏。

 センターがコロコロ入れ替わるフォーメーションチェンジが頻繁に行われる。スムーズでビューティフルなフォーメーションチェンジも格好良い。

 

 ボーカルについてだが、初見で気づく違和感がサビまでがソロなこと。これってシングル曲で取る戦法としてはレアではないか。サビはユニゾンが基本だし、それで安心するからてっきり全員の声が聴こえると思いきや一人ずつだった。何気に歌唱力も武器にしている軍団だけに、個々の声をしっかり聴かせるユニゾン封じの仕組は助かる。

 

 岸くんと神宮寺の歌声はセクシー。

 珍しいことにラップパートもありな点は楽しい。前作の「ichiban」でヒップホップでも完全に行けると手応えを掴んでの方向性チェンジなのかもしれない。

 カイちゃんのアンニュイな感じのラップが最高じゃないか。彼はダンスも素晴らしい。

 

 永瀬廉ソロパートで始まり、終わりも最初と同じ歌詞で永瀬で締める。始まって巻き戻しが完了したみたいな感じに、正確無比なアンドロイドの要素を感じないこともない。楽曲のこの仕組も良し。

 

 今回はカップリング曲も優秀。そしていつもより新曲の数が多い。3形態全てゲットすれば新曲が6曲も聴ける。それぞれの出来も素晴らしく良い。

「My Treasures」は、ギター演奏が元気すぎるハッピー感多めの楽しい曲。

「秋空」は懐かしい。あの偉大なる「GlassFlower」に押し負けてセカンドシングルカップリングになりそこねたものの、未だ忘れられることなく今回CD化された。こうしてみるとキンプリの歴史も深まったものだ。まだ岩橋がいた時代の曲だものな。秋を迎えつつある今聴くとジワる。

「Nothing compares」は、他とはもう1段階毛色が異なるクールな味わいのあるおしゃれソングに仕上がっている。英紙をバリバリ歌うこういうグループになったのはすごい。夜のドライブ、夜のワイン飲みなどのおしゃれな夜のお供にうってつけな曲だと思う。まぁどっちもやらないんだけど。とにかくとても格好良い。

 

 

 

 というわけでジャニーズが楽しい。なんかワクワクする。

 今回はセクゾもキンプリも良い意味でアイドルっぽくない格好良い曲に仕上げてくれた。どちらも本当に良いグループになった。これからもジャニの明るい未来に期待だ。

 

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