マジかよ。始まったばかりだと思っていた2022年も気づけばラストクールに突入。もうスーパーに行ったらお節の注文が始まっている。毎年この時期になると、ちょっと寂しくなった後から結構ワクワクしてくる。
今年も新クールを迎える度に、優劣問わずわんさかとまだ見ぬアニメに出会って来た。そんな2022年の出会いもこれがラスト。
で、10月からの新クールを迎えてからだが、マジで恐ろしい量のアニメが雪崩込んでくる。何が恐ろしいって見るのがマジで大変。じゃあ止めろとさっそく家族から突っ込まれるがそうは行かない。
お前たちがたくさん作ってテレビで流すなら、私も負けずになるたけ受け止めてやる!
とか思いながらも、留まること無く流れる時間の中で、己の体力と勝負しながら多くの新作を見ていくのだ。
特に恐ろしいのは土日にぶち込まれる量。私は人一倍それ用に時間を作る努力をしているが、ちょっとの趣味でアニメを見るなんて人だと、いくら休日とはいってもこの量は捌けないだろう。それくらい土日にアニメを流している時間が長い。
これだけ数があればしっかり絞りこんで見る手間が発生するだろうが、私は家で見れるのは全部見たいので検討なしで全部見ている。
特に土曜後半から日曜午前の放送作品が多く、ニチアサは録画したのを見るだけで半日+αが終わる。
せっかく天気が良い中、これといって意味なく散歩するという趣味に興じる時間も奪われる。日々前を通るけど一生曲がることがないであろう曲がり角に、暇を用いてあえて突入することで知らない景色を見る。アニメだけでなくこういう散策も趣味なのに、アニメのおかげで自室に缶詰になるから他の趣味が捗らない。
という幸せな悩みをお兄ちゃんに打ち明けたところ、「幸せでしょうもない悩みだな~」と自分で自覚した分に1ディスりをプラスした返答があった。
というわけでこの秋がとっても楽しい。アニメを見るばかりで色づく山の衣替えを見る余裕もない。テレビも良いけど、時期を見て自然とも仲良くしようと思う。
ちゃんと面白い物から、よく映像化しようと思ったな~と言ってしまうしょうもない物まで、この秋も実に豊富なラインナップである。これだからアニメは良い。面白い作品は普通に面白い。そして一般的に面白くない物は、その面白みの無さを追求する点で一風変わった面白みが生まれてくる。純粋に楽しみつつ、時にはひねくれた物の見方で楽しむことも出来る。アニメから生まれる快楽は無限である。
たくさんスタートする秋アニメもだいたい出揃った頃だから現段階をちょこっと振り返ろう。
期待の新作の「不滅のあなたへ」2期は、10月が半分過ぎた今になってもまだやっておらず、23日からスタートだという。ラブライブもそうだったけど、NHK作品だとちょっとスタートが遅くなるのな。というわけで不滅の事は抜きにして他のヤツをざっくり整理していこう。
まずは普通に期待値の高い人気作の続編枠が多く確保されている。秋は大滑り回避枠が豊富でアニメビギナーに安心なクールになりそう。
アイドリッシュセブン Third BEAT! 第2クール
宇崎ちゃんは遊びたい!ω
ゴールデンカムイ 第四期
SPY×FAMILY 第2クール
TIGER & BUNNY 2 Part2
ピーター・グリルと賢者の時間 Super Extra
不滅のあなたへ Season2
BLEACH 千年血戦篇
ベルセルク 黄金時代篇 MEMORIAL EDITION
僕のヒーローアカデミア(6期)
ポプテピピック TVアニメ―ション作品第二シリーズ
魔入りました!入間くん 第3シリーズ
マブラヴ オルタネイティヴ 第二期
メガトン級ムサシ シーズン2
モブサイコ 100 Ⅲ
ヤマノススメ Next Summit
弱虫ペダル LIMIT BREAK
令和のデ・ジ・キャラット
↑
お~!こんなに続編枠があるのか。日本にも愛された作品が多いってわけだ。愛無くして続編はありえん。
ベルセルクは映画版にプラスアルファしたニューバージョンだという。すげぇなコレ。いつの漫画やねんってのが第一のツッコミ。まさか令和時代になっても見れるとは。
ベルセルクといえば、ドリームキャストで出たゲームが無双シリーズみたいで面白かったということを一番に思い出す。でもドリームキャストでゲームが出るよりずっと前から漫画もアニメもあったから改めて歴史がすごい。
そして令和時代の再会に驚く枠といえばでじこ!お前まだ生きていたのか!
名優沢城みゆきを掘り起こしただけで時代の大アシストなのに、その他にもオタクシーンを色々と盛り上げた功績も残した。てかコレもドリームキャストでゲームが出たな。あとアドバンスでも。あれら古いゲームハードが最新だった時代から戦っているとか歴戦の勇士すぎる。真田アサミの「目からビ~ム!」がまた聴けるのは感動。
弱ペダもめっちゃ待ったな。永瀬廉主演で実写化したヤツだって懐かしいのに、アニメの前作はそれよりもっと前。
何ヶ月も放送して数キロ進むだけ。そのくらい全体としてはスローな話なのに、毎話の内容はスピーディーという心地よい矛盾が楽しい作品だ。
久しぶりに御堂筋くんに会えて嬉しかった。これでもかと口の悪いヒールキャラなのに愛されるのは天から得た才能。良い所がたくさんある作品だが、彼一人を生み出しただけでもやった価値があるアニメ。
今回シリーズからはNHK作品になった。NHKも目敏く人気作品を見つけては自社コンテンツに取り込んで行くんだな。アニメに詳しい人材を置いているようだ。
国民の皆様から理解を得て集めた潤沢な資金でしっかりと良いアニメを作って欲しい。キングダムとラブライブの続きを全部やりきるまでは頑張れNHK。
ゴールデンカムイはスタートしてさっそくフザケている。骨太ストーリーをバイオレンス・アクションで魅せるのがメインなのに、要所要所で必ず大小様々なおふざけがある。そこに笑える。これも期待する。
宇崎ちゃん、ピータグリルはどっちも2年ぶりくらい。コロナが流行し始めた時くらいに前作やっていたと思う。
宇崎ちゃんは相変わらずスゴクデカイ。ピータグリルは男のアホで愚かな要素が集約された楽しいバイブルだ。
ヒロアカがもう6期に入ったのはすごい。そんなにやってたのか。可愛いお茶子ちゃんとは中の人(あやねる)もセットで長い付き合いになったな。
スパイファミリー2も来た。これってびっくりするくらいに人気になっているっポイ。いくらかは情報操作も手伝っているのだろうが、日々ネットでアゲ記事を見るんだよな。あまりに見るからそこまでか?とつい疑ってしまう。まぁ原作を背負っている雑誌社やアニメ会社でも社運を賭けて売りたいのは当然だから推すのは分かるけど。
でもちゃんと見ればこれと言って落ち度がないんだよな。そこは間違いなく優秀。私も普通に楽しく見ている。
悪いところが何もないからアゲ記事がいくらでも書けるんだな。とか考えながら可愛いアーニャとこの秋を楽しむ。
ポプテピピックも来たのか。
びっくりだ。ちょっと前にやったと思えばもう4年前か。2018年アニメだった。時間が経つのが速い。
この作品では日本の凄い声優達のタッグが複数見れるからそれだけでお得。そして俳優 蒼井翔太の本気が見れる枠でもある。1話目からフザけていたなぁ。ボブネも相変わらずキモくて面白い。
往年の人気作の新作枠も楽しい。
「うる星やつら」は2022年版としてリブート。声優は総入れ替えで新しく始まった。ええやんか。昭和のはDVDで全部見たぞ。
ラムちゃんはもちろんだが、ワイルドな巫女のサクラ先生としのぶが好きだった。
ガンダムの新作「機動戦士ガンダム 水星の魔女」もスタート。これは期待値大だ。
今度のガンダムは女子が主役。ジョジョだって女子になったのに、ガンダムがまだだったのは遅い。「ポケ戦」のクリスも女子のガンダム乗りだったけど、あれはアルとバーニィの方が主役だった。完全に女子がセンターを張るのは意外にもなかったんだな。
ちょっと前にやった微妙なロボアニメ「境界戦機」では、これまた微妙なヒロインをやった市ノ瀬加那が、今度はロボアニメの主流で主演を張っている。出世したな。こっそり推していたから彼女にはめっちゃ頑張って欲しい。
女子でちょっとユリなガンダムが来る。それなら上等だ。暴れたくらいに新しい令和のガンダムを見せてくれ。そんな感じでサンライズが歩むこの秋に期待を寄せる。
モブサイコも来たぁ!
この意図的に死にかけた画力で第3弾まで来ようとは、当初誰が予想出来たことだろう。ワンパンマンとコレは主人公が死にかけたモブ顔すぎる。
最近の主人公、中でもラノベ主人公は特にモブ臭い顔をしていると思っていた。そこへくるとモブはその最たるものだな。なにせ名前な!
そして現在のアニメをシーンを彩るメインディッシュには足りない添え物達を忘れては行けない。そう、この私もその道の愛好家をしている転生とか剣とか魔法とかの異世界ファンタジー枠である。並べると目に痛いであろう物達をしっかり並べていこう。
悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました
ある朝ダミーヘッドマイクになっていた俺クンの人生
異世界おじさん
陰の実力者になりたくて!
新米錬金術師の店舗経営
転生したら剣でした
農民関連のスキルばっか上げてたら何故か強くなった。
不徳のギルド
勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う
↑
追放系のヤツのタイトルが特に酷い。
こんな具合にこの手の作品の数が多い。
まず気づくのが、車に轢かれて転生が導入の作品が3つもあること。そんなに轢かれまくってアホなのか。日本で生き残れバカ!と元も子もないツッコミが出てくる。
「陰の実力者」「転生したら剣」「ダミーヘッドマイク」は、どれも主人公が交通事故で死んで物語が始まる。
これら一覧の中でダミーヘッドマイクだけはちょっと作風が異なるもので、転生ものではあるけどまた日本にいるっぽい。日本でダミーヘッドマイクに転生して、美少女からお耳幸せボイスを頂くというもの。もしかすると史上最もまとまな転生後の転職先なのかもしれない。発想がアホすぎるけどナイス。ASMRアニメは去年にもあったけどアレも良かった。
「陰の実力者」もマイク同様今の所はフザケている。
1話目は騙された。日本でやる話かと思ったらフェイクで2話目からはいつもの我々の世界だった。
「中二病でも恋がしたい」の放送から10年が経った今年になってまた生まれた痛い中二病が本作の主人公。悪いけど普通にきしょい。冗談で見せるから笑えるのが中二病の良さであって、それをガチで見せたらキショいだけ。デフォルメしたカエルキャラは可愛いけど、生のカエルはどうしてもキモイという理論と一緒だな。
これは書ける人間と読める人間がぎゅっと絞られる話だな。
「剣」のやつはまともなのかもしれない。ヒロインのケモ耳が可愛い。
目を引く要素は主人公が剣であること。とうとう勇者も賢者もダメになった所でアイテムとして転生してきた。そう来るか。
一度ネタ切れを起こした異世界枠の現状をまたネタにして作った新たなる波だな。アイデアに拍手。
「悪役令嬢」のやつは前に内田真礼主演でやったじゃん。そこを高橋李依に変えただけじゃん。とか言ってもどっちも好きだから見るけどね。
「追放ビーストテイマー」も去年にやったじゃんか。勇者パーティーから追放されて可愛い子ちゃんとクスリ屋をやるみたいなヤツやったよな。しかしこのタイトル、そういう人向けですよと正直に隠すこと無く地雷要素がモロ出ているな。ヒロインは可愛いから見る。
↑
この2作は今ブームの悪役令嬢と追放系のヤツで、基本は以前やったのと一緒。
まさかの農民が主人公のヤツも出てきた。勇者の次には賢者で来たのに、その賢者枠も立て続けに死んでいるからな。まさかの一般人で来たか。
そして女子が主役の錬金術師アニメも来た。これは何か可愛くてほっこり。あぐぽんのOP曲もご機嫌。
こういうって同じような事をするなら可愛い女子が主人公の方が良いな。モブ顔で中身もキモイ男子が主人公のヤツよりもマシ。
「異世界おじさん」は再放送ばっかしやがって。これにもエンドレスエイト感を抱く。秋からは夏に延期になった分の続きをやるので最後まで見よう。
ギャルがたくさん出てとにかく楽しくて面白そうな枠が
ぼっち・ざ・ろっく!
4人はそれぞれウソをつく
恋愛フロップス
Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-
の4つだ。
ここらへんは安全な日常系、ラブコメとして楽しめそう。
今期は山登り女子、ASMR女子がいて、DIY女子もいる。青春パワー溢れる女子枠に期待。
世間的に多くの注目が集まる期待の新作が「チェンソーマン」だ。なんだその名前は?となり、とても気になる。
今のところ2話まで見たが、これは目が覚めるバイオレンス・アクションで楽しい。 頭がチェーンソーの歪なデザインの怪人が主役とか尖っていてナイス。
マキマの圧倒的お姉さん感をもっと見たくなる。楠木ともりのかつてない程のお姉さんボイスもグッド。
何も知らない中で1話目がなんか凄いことになっていたのが「アキバ冥途戦争」。
出オチだとしたらかなりパンチの効いたスタートになっている。35歳のメイドカフェ店員が無双する1話目は最高だった。これもなんかよく分からんけど楽しいので見ていこう。
「聖剣伝説 Legend of Mana -The Teardrop Crystal-」もスタートした。これはいつかのタイミミングでゲームを遊んだがいつだったか定かではない。懐かしく見ている。
ちなみに聖剣はⅡが一番楽しかった。
こんな感じで秋だけに飽きることなく楽しめる。今年も良いアニメイヤーだったな。
ついでに特撮だと新しく始まった仮面ライダーギーツも楽しいし。マジで青春に暇無し。
全部見終わった時には楽しく振り替えってまた感想とかを書こう。
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