こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2022年のアニメ感想(10月~12月)その7

 

ペンぺとピンピ

 You Tubeという名のでっかい海を航海中、たまたま見つけた謎のアニメ。

「えっ何?誰?」となるのが初見の反応として正しいものだと思う。

 

 めっちゃ気の抜けた顔をしたオスの犬と猫が出てきてだべるだけのアニメだった。

 電車やバスを待っている時、ふと周囲のおじさん達の会話に耳を傾けてラジオのように楽しく聴くことがあるじゃあないか(←ジョジョ風)。あれの感覚で見て聴いてマジですぐに終わる超短いアニメだった。

 

 ペンペとピンピ、それぞれのルックスがキモ2、可愛い8の割合になっている。ベストな脱力感が愛しいハマる世界観だった。ちなみに数回見終えて、どちらがピンピでどちらがペンペかまだはっきり覚えていない状態。ちゃんと覚えたら続きも見ようと思う。多分来年になっても続く気がする。

 

 こういう意味があるのかないのか良くわからない緩い世界観のアニメも結構好き。

 

僕のヒーローアカデミア(6期)

 5期後半にかけての段階でも戦況の激化は見えていた。がしかし、6期がここまで爆発的に激化を迎えるとは思わないからビックリ。

 今期一カロリーを持っていかれる枠になったと思う。1クールかけてやったことは、ヒーロー、ヴィラン両勢力を総動員しての大合戦だった。すごい緊張感だ。

 

 1話冒頭から一旦の休戦を迎える13話の尻まで、ずっと息をつく間も無い大戦闘で畳み掛けてきやがった。やべぇ。毎週脇から汗が出る。もう冬なのに。

 今期はネトフリでタイバニ2の新作もあったので、ネットとテレビの両方でヒーローと悪の合戦が熱かった。

 

 ビックリなのは、チャージ状態だった死柄木弔の力が解放されてからの流れ。周囲何キロにも渡ってぶっ飛ばしている。威力と規模が広いとんでもない技をぶち込んできた。スパロボでいうと、不意にぶっこまれる回避不可能なマップ兵器状態。急にチートかよってレベルで死柄木が強くなって怖い。芝居としても内山昂輝史上一番怖かった。

 

 一級のプロヒーローまでが殺られてしまうくらいヴィランの暴れっぷりがすごい。毎週展開する大戦闘の作画の迫力がすげぇ!

 序盤の火付け役だったのがミルコの戦闘。ミルコが化け物共を相手に大立ち回りする所は超格好良い。 

 目覚めたギガントマキアの侵攻もエグい。プロヒーローだけでは手が足らず、学生達も総動員で止めにかかっていた。

 

 序列一位のエンデヴァーが出てきても死柄木の暴走は簡単には止まらない。この頂上決戦にデクとかっちゃんの姿があるのがすごい。

 このアニメではお茶子ちゃんとかっちゃんが好き。敵ならトガちゃんも良い。

 かっちゃんが頭よりも本能を優先してピンチのデクを守りに行ったのには、純とした友情を感じた。荒くとも幼馴染に寄せる確かな友愛がそこにある。それが分かってキュンと来た。

 かっちゃんはベストはツンデレキャラ。男だけどこいつはこいつで幼馴染萌え要素があるな。愛せるぜ。そんなかっちゃんの活躍も嬉しいクールだった。

 

 お茶子ちゃんとトガちゃんのヒロイン対決も良かった。華と闇、それぞれを感じるヒロイン同士の絡みは他ではあまり見ないものだった。

 トガちゃんはダークヒロインとして秀逸な出来映えだな。作者もきっと愛しているのではなかろうか。

 

 ホークスと荼毘の二人には謎が多かったが、そこらの事もさっくり分かった。

 まさか荼毘がエンデヴァーの血筋の者だったとはな。こいつも悪いからムカつく。可哀想な過去があるけど、かなり頭がイっちゃってるので、轟くんにぶっ飛ばして貰わないとな。

 

 長らく沈黙状態だったベストジーニストとミリオの復活も熱い。ミリオの友達のねじれちゃんもめっちゃ可愛いぞ。

 

 スピナーやコンプレスの回想を見ると、敵側のコイツらにも信念があり、ヴィランとして青春しているのだなと分かった。なんだかんたで軍団のことが楽しくて好きだったと語る正直なスピナーには好感が持てた。そんな感じで敵側の心情の描き方も秀逸だった。

 

 怪我人続出で街を破壊から全然守れていない。この結果はヒーロー側からすれば敗戦とも見る事が出来る。相当きついことになっている。この状態で1クール目が終了。

 こんな状態からヒーロー達はどうやって復活するのだ。続きも見るしかない。

 

魔入りました!入間くん 第3シリーズ

魔入りました!入間くん 第3シリーズ Blu-ray 3 [Blu-ray]

 これも3期まで来たのか。歴史が深まったなぁ。

 今回は入間くん達のクラス全員がランク昇格をかけて修行し、試験を受ける流れが描かれる。

 

 入間くんの周囲にいるクラスメイト、各員を特訓する先生達にもスポットが当たる展開が楽しめた。先生軍団もかなり個性的だった。

 各話で色んな生徒達にスポットを当てていくことで、作品キャラを上手く売り込んでいた。

 

 最初は不良教師かと思ったバチコが結構良いヤツだと分かって良かった。

 入間くんとクララがちょっといい感じなのか?と見える色っぽい青春展開もありだった。アメリ会長がいるのに、そっちのチビに行くのか。まぁどっちも良いと思うけど。

 

 1クール目ラスト放送では、幻術にかった入間くんが両親のトラウマと対峙する展開が描かれた。そういえばこんな感じの酷い親だったと思い出した。「ハヤテのごとく」の親もあんな感じだったな。

 

 特別面白いってわけでもないけど、安心して見れる魔界の青春がそこにあるということで、なんとなしに見て癒やされている。

 

宇崎ちゃんは遊びたい!ω

宇崎ちゃんは遊びたい!ω 第1巻《通常版》 [Blu-ray]

 これもお久だな。コロナが流行がうるさくなってきた2年前の夏アニメだった。

 というわけで再び「SUGOI DEKAI」を楽しめる時が来た。ホント、デカかったわ~。

 今期はココと「惑星のさみだれ」とセットで、大空直美の年下チビヒロインの芝居が楽しめた。こっちは一部のみデカな年下ヒロインだけど。

 

 前作の段階でも、メイン二人の仲は十分に深まっていた。これ以上やることがあるのかってくらいにデキている。それでもその先にゆっくりと突っ込んでいく。

 今回はもうちっと踏み込んで桜井くんと宇崎ちゃんの男女仲が深まっていく様を描いている。

 そんなスローな男女ラブが大変歯痒いが、そのストレスこそが作品の味噌であり、なんだかんだで結局楽しい。

 

 前作のオチ段階に来てもラブの想いにしっかり気づいていないのは本人達オンリーであり、周囲は全てに気づいていた。周りの人間がそれを面白おかしく眺め、時には暖かく見守る。そんな団体芸が秀逸。メインの二人の関係が一番重要だが、二人を愛しく思ってあれこれ言ったりやってる外野の物語も結構楽しい。

 

 桜井のバイト先の喫茶店の親子に加え、今回は父も含めた宇崎ファミリーも総出で主人公二人の仲を見守っていくことになる。

 2期の面白みは、宇崎の父や妹も結構なターンに渡って恋模様に突っ込んでくること。妹もまた何の制御もなく遺伝子情報が胸部に出ていてSUGOI DEKAI。

 桜井がトレーニングジムでずっと会っていたおっさんが宇崎父だった設定もユニーク。宇崎父もかなりの曲者で面白かった。

 宇崎弟は女兄弟とくらべてとにかく冴えない。女にモテないけど、何かオスにはモテている設定はもっと掘っていくと面白そう。謎に弟を推している学校の同級生男子が気になる。

 

 桜井家の両親が意外にお盛んなことも判明。20くらい年の離れた妹が急に誕生したことに驚く桜井くんの反応は当然のものだろう。

 桜井家の父は杉田智和、母は伊藤美紀の「SHUFFLE」のカップルコンビで演じていた。懐かしき良きアニメ。伊藤美紀の声は好きだわ~。楓の空鍋事件も思い出す。

 

 互いの家に行くし、お泊りもする仲なんだから早く次のステージに行けと誰もが思いながらも、この距離感の愛しさに和む。そんなうざ可愛い後輩ヒロインアニメで良かった。3もやるならきっと見る。

 

シャドウバース F

 この秋からは3クール目に突入した。

 セブンスフレイムのメンバーが揃い、各員が仲良くなってチームは安泰。そう思ったら次なる大きな戦いがやって来た。

 今度は校内戦が開始。皆で集まって普通にトーナメント戦をやるのかと思ったら事情が違う。トーナメント表がエグい。セブンスフレイムが順に他チームとやり合うだけのものであり、こっちから見れば全員シード権持ち状態になっている。そんで負けたら終わり。この表を見た時には、セブンスフレイムにめっちゃきつく当たるなぁと思った。

 でも主人公チームだからそりゃ勝つわな。長らくボスの座にいたハルマを無事撃退出来た。

 次なるボスは白銀ミカドだ。ライトがこいつに挑むもあっけなく撃沈。負けては強くなって行く主人公なのね。

 

 校内戦が終わったら皆で海に行ってバカンスだった。女子キャラが可愛いアニメなので、水着で皆がキャッキャしていればそれだけでかなり和む。

 シオンが生身で遂に皆の前に登場した。レンとツバサと合わさって女子3人が仲良しなのは良い。

 フワリママとスバルはデキているだろう。コレは確定コースじゃないかな。バトル中も海でのバカンスで二人でいる時も、何か二人だけに分かる世界を作っている。フワリママには癒やされる。ママ味がエグい。

 

 年内ラスト放送でまたまた次なるステージに突入した。

 広い範囲をうろついて色んなヤツと戦う感じの大会になっている。遊戯王でいうとマリクの所らへんみたいな感じかな。

 

 ここからは懐かしの前作キャラもホイホイ追加。田部丘マイセル 、ジュスティーヌ姉妹も再登場していた。ジュスティーヌ姉妹の危なっかしい感じとセクシーな感じはとても良い。

 ヒイロ、ルシアも出てきて同窓会状態。懐かしいぜ。

 

 シャドバワールドも幅を広げて楽しめるようになったものだ。ヒイロとかが今後ライト達とどう絡むのかも期待。

 

 3クール目からNEWSがOP曲を担当するようになった。この曲のCDはまだ出ていないけど格好良くて好きだぜ。

 

SPY×FAMILY 第2クール

ピアノ・ソロ TVアニメ「SPY×FAMILY」第2クール Shinko Music Edition

 最近親戚のチビがアーニャにハマって「父」「母」を言ってくる。アーニャはめっちゃ可愛い。

 アーニャ役の種崎敦美は、同じチビでも性別の裏返った少年役もこなし、ギャルゲーなどでは可愛く、時にエロい芝居も出来る。つまりは万能な女優なんだな。良いお声。

 

 すごく平和で何の不安もなく見れる。安定の楽しめる枠。

 世間ですごい押し上げられているのは正直過大評価だと思う。でもとにかくパーフェクトにストレスの無い作品で、見やすいのは確かな話。良い作品だと思う。

 

 2クール目からは犬のボンドが新家族として仲間入りする。ペットも迎えて偽装家族も盤石状態となった。

 

 前回はドッジ、今回はテニスで超人スポーツ要素を発揮した。テニス回は週跨ぎで見せていて楽しかった。今回はテニスのイメージが強い。

 前期に放送していた超人テニスアニメのテニプリ新作が終わったので、今期のテニス枠はここで補った。

 マジでアホみたいに何でもありのテニスだったので笑った。テニプリでおバカテニスには大勢をつけていたはずだが、こちらはこちらでまだ新しい世界を見せてくれた。

 ネットの高さをいじったり、コートに落とし穴があったり、客席からもこっちを狙ってくるヒットマンがいたりとマジでやべぇ。公式が基本なんでもアリを認めている狂った大会が展開していた。

 

 ロイド達の戦った相手が清々しいまでにチート改造したラケットを使ってくるのにも笑う。刀狩りの張やガリアンが使う剣のように蛇腹状になってラケットの柄が伸び、人体では追いつかない分の捕球も可能にしてしまう。この発明が卑怯でバカ過ぎる。めっちゃ笑った。

 

 今回からはあやねる声のフィオナという女スパイも参戦。我こそが偽装家族のママ役をやりたかったというロイドガチ恋勢だったのはウケる。

 フィオナとヨルがテニス対決した時、ヨルがラケットのガット模様に沿ってボールを細切れにしたのは殺人スイング過ぎて面白かった。

 

 これが2期でなく、分割クールの二部だった。正式な2期は来年放送するとのこと。またアーニャに会えるな。

 これは最終的にどこを落ちに持っていくのだろう。そこが読めないので続きも要チェックや!

 

koshinori.hatenablog.com

 

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