こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

【正月の暮らし】今更だけどWake Up, Girls!って結構良いよな

 正月は餅と豆をたらふく食って楽しむ。決してそれらに飽きたわけではないが、もっと味の濃い物が欲しくなるってのも人間として正しき欲求である。そんなわけで、新年一発目のオープン日を迎えた瞬間、近所のラーメン屋に駆け込んで大盛りラーメンを食う。めっちゃうまい。正月は餅も良いが、ラーメンもいける。 

 

 食ってばかりではいけない。テレビも見るのだ。教養と快楽を得るならこのコンテンツに限る。

 先日はZ世代が選ぶ昭和のすごい声優50人を上げていくという素晴らしきオタク向け特番があった。その次の日には、イントロクイズのドレミファドンが放送した。これら正月特番が楽しい。

 声優は昭和時代からもすごい人が集まっている。速水奨とか玄田哲章とか大塚芳忠とかは仕事出来過ぎなすごい役者だと思っている。令和の人間にも紹介出来て良かった。

 最近気づいたが、私は知っている知識をさっさと引っ張り出すのに優れるらしく、聴いた事のある曲のタイトルをさっと言うのが人よりも早い。だからイントロクイズがかなり強い。

 ドレミファドンでめっちゃ答えるのを見た家族がキモがっていた。なんでや、まずはすごいって褒めろや。すごいよりも先に答えるのが早すぎることが不気味らしい。アニソンとアイドルのコーナーにかなり強いのだ。

 

 とにかく正月が楽しい。 

 そんな正月を迎えた後の今年一発目放送となるぼざろラジオも聴く。2022年末でアニメは終わったが、ラジオ番組は継続してくれる。助かるぜ。

 今は1クールで放送するテレビアニメが多すぎる。それらに番組ラジオがあるパターンも多い。こうなると、さすがにテレビだけで一杯一杯。ラジオまで追いかける事が可能な作品は一部だけだ。逆にアニメがくそしょうもない異世界作品だと、アニメを見ずに声優目当てでラジオだけは視聴というパターンが過去にあったりなかったりした。

 そんな都合から、ラジオまでチェックするパターンは私としては結構レア。時間の確保もきついからな。

 ぼざろはアニメもラジオも楽しい。青山吉能が1人喋りを頑張っている。愉快なお姉さんで良い声なのでお耳に心地よい。

 

 そんなラジオごと気に入った「ぼっち・ざ・ろっく!」というアニメ、世間的にも大変ヒットしている。それがしっかり分かる情報が新年早々入ってきた。

 なんとびっくり!先日、私も鬼リピする程に気に入っているとココに記載した結束バンドのアルバム、めっちゃ売れている。オリコン1位を取って7万枚以上も出ている。

 色んな都合で過去ほどCDがというか、メディアを「物」で買う人が少なくなった時代にこの数字はすごい。意外過ぎる。時代は無形かつ内容はたっぷりで楽しいを求めている。我が国の市場も矛盾したようなすごい状態になったものだ。

 

 オタクの領域にあるアニソンの、しかもシングルでなくお高いアルバムでこの枚数が出るのは近年だとかなりの異例。びっくりと同時にこれはかなり嬉しい。

 萌える女子のガワを抜きにして、単純に音楽としての需要が高かったのだろう。それくらい楽曲内容が素晴らしい。

 結束バンドよ、よくぞここまでに結束して頑張った!と胴上げしたい気分だ(主にキタちゃんを)。

 

 青山吉能がトップクレジットを飾るアニメでこのヒットは嬉しいだろう。本人にとっては、WUG(Wake Up, Girls!)に並ぶ役者としての代表作となったことだろう。

 そういえばラジオをやっているこの人は、すごいアイドル軍団にいたのだなと思い返す。

 先日放送の最新回では、青山家の姉貴とママから本人直々のボイスメッセージが寄せられていた。そこで母が「WUG」の名を出して娘の遍歴を語っていた。

 あっ、これって別に伏せないといけない歴史とかではなく、よその現場でも言っていいんだ。

 

 この回のこの下りから、最近益々気になってきたよっぴーの歴史がもっと知りたい。最近ならウマ娘にも出ていることだし。そういやももいろ紅白もウマで出走していた。あれって本家紅白と時間被るから両方交互に見て疲れるんだよな。まぁ楽しいんだけど。

 

 ぼざろ→よっぴーいいなってなる→じゃあWUG時代に遡ろう。

 というようなロジカルの下、私はYou TubeでWUGの動画をあさった。なんと有意義な正月タイム。

 

 いや~これは良いものだ。中にはマナー違反なアップ、会社の売上とかの都合上困るものもあるのだろう。でもサクッと歴史を知る教養を得るため、または布教のためのコンテンツとしては、この動画サイトは極めて優秀だ。めっちゃ資料が転がっていて気楽に見れる。数年分の歴史を数日で脳内に吸収することが可能だ。正月でも頭はなまっていない。むしろフルパフォーマンスが可能ってものだ。

 

 曲のPVもライブ映像もある。

 これはハマるなぁ~。こういうアイドルとかスポーツチームのようなすごい人の集まりを見ると、私は集と個、それぞれの良さをすぐに探すモードになる。それはつまり「好き」を探す好意なわけで、好きになれば直ちにハマるわけである。ウマ娘とかラブライブも、最初はアニメだけでいいやって思っていたのに、何かのきっかけで中の人のライブを見るとすぐにハマったものな。

 こういうのって触れるきっかけがなかったり、敢えて距離を取ったりするものの、見たらすぐに良い所に気づいてハマっていくんだよな。ハマりやすい体質だから、実はあえて特定のコンテンツと境界線を引いていたりもするのだ。

 

 申し訳ないが、WUGについてはアニメは見ていたけど、中の人の活動はノータッチだった。解散した今更見たら曲もパフォーマンスも良いと気づいた。アニメOPくらいならギリ覚えていたくらいだったな。

 関係ないけど、中の人のメンバーが被っている「ハッカドール」なら大変ハマって楽曲もチェックしていた。WUGの内3人が集まって歌ったハッカドールのOP曲は、7年も前の曲だが未だに聴いている。ホント、諸々捗るコンテンツだったぜ。

 

 WUGの持ち曲の中だと、「極上スマイル」「Polaris」のテンションが真逆だけどいずれも良曲と言える2曲がとにかく良い。

 

「極上スマイル」はめっちゃライブ映えするアイドルアゲソンだな。素晴らしく楽しいんだけど。ももくろぽいノリノリソングですごい中毒性がある。

 日本は元気ですって言ってる内容だな。コロナで弱った今こそ心のアンセムとするのが良かろう。

 

 ファイナルライブでの「POLARIS」の大団円感がすごい。万感の想いを込めての全力パフォーマンスだった。すごいキレイな曲だし、込められた想いが見えると泣ける。

 

 もっと色んな曲が聞きたいので、とりあえず初見からファイナルライブの映像をまるっと見た。正月に解散して数年経つアイドル軍団を楽しむことになろうとはな。人生何が起きるか分からない。

 

 このファイナルライブの完成されっぷりがすごくて湧いた。

 すげぇな。こう言ったらなんだが、なんでもっと上にこれなかったの?色んなコンテンツにかなり押されたのかな。

 確かにアニメはちょっとアレっていうか、地味っていうか、世間への受けが微妙だったような感じもしなくはないが、中の人はアニメより強くて良いじゃないか。

 すごいのが、CDで聴くよりもライブの生歌の方が強い。CDの方がしょぼく聞こえるくらい。

 

 だいたい5年くらいやっていたらしい。そんなにやっていたのか。

 初見のくせして、彼女らが5年間全ての思いをぶつけたこのライブ映像には熱くなるし、泣けた。

 メンバー達は、学生時代からもこの軍団に青春の一番濃厚な時期を捧げて頑張ってきたわけだから、たったワングループにも歴史と情熱がたっぷり籠もっているのだな。そんな事が見えると、諸々を知らなくても心にジワる。人間は想像する生き物なんだなとしっかり実感できるってもの。

 

 ファイナルライブに合わせて各員がビジュアル、技量、そして何よりもテンションを最高に仕上げている。皆ちゃんと可愛いし、めっちゃ格好良かった。

 初期の映像を見ると皆さんそこそこに芋臭いのに、5年後にはすごい格好良くなっている。

 

 青山吉能って年長さんなのかと勝手に思っていたけど、メンバーの中だと下から数えた方が早い年少さんだったのか。

 ファイナルライブのよっぴー、めっちゃ格好良いじゃないか。田中美海山下七海も涼しい顔して格好良く決めてめっちゃアイドルしている。

 こんな時代があってこんな事をしていたのか。これはリアタイ参戦していたかった。今更悔いるのだった。

 

 すげぇな。アイドル声優ってこんなにガチレベルなんだ。甘く見ていた。

 これとは別口ですごいのが、ガチでついているファンのオタク達の仕上がり。盛り上げるためのコールが完璧過ぎる。ファイナルライブまでくればオタクもそのコンテンツのオタクとして最高潮にブラッシュアップされているから仕事が優秀すぎる。

 この時分だとだいぶその時が迫ってはいたものの、まだコロナによる世界の異常が可視化されていなかった。だから皆が思い思いにめっちゃ叫んでいる。コロナ前に最高のフィナーレになって良かったな。

 

 オタクが強いと感じたのは「少女交響曲」という楽曲でのこと。この楽曲、前半はマクロスワルキューレが歌っていそうなバトル系の格好良さがあるのだが、サビはアイドルらしくポップになっている。そんな感じで変則的な仕上がりの面白い一曲。

 この曲でオタクが歌う部分が多すぎてすごい。オタクも歌詞を覚えていて、すごく良く声が出ている。

 これは現象として何かすごいものを感じる。私も仲間に入って合いの手を入れたい。

 

 ステージと客席、全部の人間の一体感がすごい。

 ファーストもセカンドも見ていない私が見ても、この連中は色んな事を乗り越えてここにいる。だからハートを重ねるのも自然で簡単な事として片付けられるのだろう。そう思って胸が熱くなる。

 

 語り継ごう、WUGというアイドルを。デカくて広い地球の中でたった7人しか選ばれなかったと思えば、それはすごいだけの事だ。

 

 今思うと、このくらいの時期ならアニメ界隈のみで見てもアイドル戦国時代だったのかもしれない。

 彼女達が現役でやっていた時期ならラブライブの「μ's」、「Aqours」はモロに、立ち上げ時の「虹ヶ咲」とも被っている。同時期くらいに売り込んでいた「i☆Ris」もいた。この時だとアイカツ、プリティーシリーズも現役でいたし、ずっといるアイマス軍団もやはり当時からいたわけだ。バンドリも出来た頃だろうし、A応Pってのもいたなぁ。それから私もハマっていたゆいかおりもこの時には活動中だったな。

 パッと思い出しただけでも、10年代真ん中くらいを席巻した連中の名前がこれだけ出てくる。そんな私も結構覚えが良い。すぐには思い出さないだけで、他にもアニメ×音楽をやるプロジェクトはたくさんあったはず。これらと戦って行くのは至難の業だったのかもしれない。

  

 今パフォーマンスを見ても、WUGは他コンテンツに引けを取らない素晴らしい出来だと想う。切り良く綺麗にフィナ-レというのもベストな形だったかもしれない。

 ワンチャン再結成とか無いのかな。ワンナイトだけでもいいから見たいかも。

 

 餅やラーメンを食って、正月特番を見て、ラジオを聴いてアイドルのライブを見ての忙しく楽しい正月となった。すごい色んな思考で色んなことをやって楽しんだな。

 そんなこんなで、とりとめなく色んな事をやったという正月雑記を終わろう。

 

 これきっかけでWUGのアニメをまた見てみよう。アイドルもアニメも良いものだ。

 

 

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