本日の「うたコン」でなんとマクロスFの名曲「ライオン」が聴けた。嬉しい限りだ。
NHK音楽番組の「うたコン」は、放送スタート時からなんとなくずっと見ている。
懐かし歌謡、演歌の中に、良い感じで流行ポップスも混ぜた秀逸なラインナップで毎週楽しく盛り上げている。
MCの谷原章介は目に見えて戯けているわけではないが、所々で絶妙に面白い。この人のMC技術にも面白みがある。そこもお気に入りポイント。
いつも普通に見ている感じで、前もって誰が出るのかというチェックも特にしない。
そこへいきなりドン!
なんとMay'n、中島愛、そして曲を作った側の人間の菅野よう子大先生まで光臨している。ありがてぇ。
谷原章介はとあるゲームで菅野音楽とお初となったらしい。貴重な想い出話が聴けた。
私と菅野音楽がお初となったのは、アニメ「天空のエスカフローネ」のOP曲「約束はいらない」だったと想う。あれも痺れる良い曲だった。当時16歳だった坂本真綾が歌っていた。今思えば世間的にガキの年齢であのように立派に歌っていたのがマジでスゴイ。
NHKで「ライオン」のパフォーマンスが見れるだなんて、素晴らしい日々だ。この曲は格好良いんだよな。大した理屈はいらない。ただ聴いて格好良くて気持ち良い。音楽はそれだけあれば良い。
銀河を股にかけるをスーパーアイドル二人で歌う曲だけに、とにかく強く美しい乙女ハートを伝えた内容になっている。強い女を感じるのが何かグッと来るんだよな。そりゃ、死んでいる場合ではなく「生き残りたい」のフレーズがリフレインするわけだ。
May'nが黒、中島は白の衣装で登場。白黒シンメもバッチリ決まって格好良い。ステージが華やかになった。
格好良く決めた二人を見れば、アニメの中のシェリル、ランカの歌姫ヒロインの姿も見えてくる。
この番組は、バックで音楽隊が生演奏するが売りになっている。CD音源とは異なるここだけの臨場感がある。その効果もあって今回の「ライオン」はより勇ましい。とにかく感動した。
最後の方は、テンションアゲアゲになった菅野先生がピアノ演奏をせずに踊っていた。あれはちょっと可愛い。
良いステージを見せてもらったぜ。
マクロスFがもう15年も前のアニメになった。そんなに前なのか。
そこからドカンと出て来た二人の歌姫のMay'n、中島愛も今やなかなかの貫禄がついた。二人共格好良くなったなぁ。
この二人がどちらも平成元年度産の素敵人間達であることが誇らしい。平成大好き人間として、この点はとても嬉しいのだ。
May'nは最近私がハマっているWUGとコラボした実績があるし、中島愛は後にはプリキュア声優にもなった。素晴らしい経歴。
あれだけ時が経っても変わらず良い声で歌い続けてくれていることが嬉しい。
15年経って聴いても良い物はやっぱり良いんだな。諸々懐かしい。色々と思い出すことがある。
「マクロスF」の放送は2008年だった。この年は「星間飛行」「ダイアモンド クレバス」「トライアングラー」など、本作発の楽曲が続けざまにバズった。二人の歌姫の間に挟まることで悩ましい青春を送るアルト君もイケメンで良かった。
見ている人もかなり多かったな。そうなると視聴者達は二人のヒロインどっち派?の楽しい論争をおっ始めるわけである。私も参戦した。
ランカにはマジで悪いと想うけど、お色気ムンムンだったのが大変良かったことから私はシェリル姉さん派だった。
世間的に明らかにこっちが優勢ということもなく、周囲の意見を聴けば良い具合に半々に人気が分かれていたと想う。というのが個人の手応え。どちらも良かったもんな。
これの前にはエヴァのアスカ、綾波論争もあったし。こちらは22世紀まで持ち越し決定の人類(の中のオタク)の命題となっている。どっち派?で揉めるのが、楽しいオタクの生き方なのだ。このしょうもない論争をやっている内が意外にも楽しい。
懐かしの「ライオン」を聴いてもう一つ思い出したが、歌姫ツインヒロインでどっち派?論争も楽しめる作品なら、これの一年前に放送していた「瀬戸の花嫁」のSUN & LUNARもなかなかホットな論争テーマだった。
ライオンだろうが人魚だろうが、今となれば何もかも皆懐かしい。
アニメって、そして音楽って良いよね。
というわけで、日本の格好良いアニソンよ、永久に不滅であれ。
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