こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会メンバー 楠木ともりにありがとう

 昨晩、A・ZU・NAライブの後夜祭番組の配信を見た。

 楠木ともりにとって、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会在籍時ラストの番組出演となった。

 この楽しい配信枠でともりるに会えるのもラストとなると、当然正座でリアタイするしかない。

 

 今回は3人共同じ髪型にセットして登壇。

 ビジュアル番長な並びで華やかだった。3人とも本当に垢抜けて格好良いお姉さんになったよな。

 

 番組の見所は、先日大変盛り上がったユニットライブの振り返りと、ともりるの卒業式だった。

 

 これを見るにあたってライブの方はもちろんチェック済みである。

 まるで素敵なファンタジックシーワールド全開の舞台セットはとてもセンスが良かった。

 このライブなのだが普通に可愛くて楽しかった。マジで簡単に感想を言えばこのようにまとめることが出来る。ライブを見てきた皆が共感してくれるだろう。

 

 ユニットを組んでからも長いもので、A・ZU・NAの持ち曲もかなり増えたな。

 新曲の「BLUE」はライブのリード曲になるから当然やるとして、個人的に一番楽しみにしていたのは、アニメ2期BD特典CDに入っていた「ロマンスの中で」だった。これを最後に見れて良かった。

  この曲がめっちゃお気に入りで、去年からずっと聴いている。こうしてブログにつらつらと想いを打ち込んでいる今この瞬間にも聴いている。

 

 メンバーがセトリ各楽曲について思いを語る中で、「ロマンスの中で」についてもしっかり話してくれたのは嬉しい。

 前田佳織里は、この曲の歌詞も世界観も綺麗だと言って気に入っていた。だよな。

 あぐぽんの言葉を聞いてそういえばそうだと納得した。それというのが、この曲はこれまでA・ZU・NAに無かったラブな楽曲だったということ。

 そういえばA・ZU・NAって遊園地系アイドルというか、言い方を変えればテーマパーク系アイドルみたいな感じだったから、賑やかソングばかりでこういうしっとり目な曲はなかったな。ユニット結成からこれだけ経ったタイミングで素敵なバラードが来たのは良い采配だった。

 

 この曲が聴けるチャンスは今回が最初で最後だったな。最後に聴けて良かった。

 曲終わりに、かおりん必殺の振り返りウインクを御見舞するパフォーマンスは最高に良かった。それについてもあぐぽんがツッコんでいたのはナイス。

 

 そんな楽しいライブが、アイドル楠木ともりとしてのラストステージとなった。

 その大事なライブで披露した大事な曲「CHASE!」のシャウトパートで微妙に声の出が悪かったという反省もしていたが、あれはあれで良き良き。少しくらいのミスがあった方が、今を感じる生の良さがあるってものだ。完璧に出来るのは当然良いことだが、微妙に足りていないのも人間らしさがあって愛せる。とにかく本人が結構気にしているその点もまたあのライブでの味わいとなっていて良かったのだ。格好良かったぜともりる。

 

 番組後半約30分くらいは、楠木ともりを送り出すしみじみとしたターンとなった。

 私が虹を知ってハマったのはアニメをやってからだから、2020年の終わりが迫った頃だ。彼女の5年の仕事の半分の段階からのリアタイとなる。でもCDやBD、その他ネットに落ちている過去映像で彼女の5年の仕事のだいたいを把握している。

 遅れて学習したとはいえ、5年分を見てきた者が卒業となれば、やはり胸に高ぶるものがある。

 

 で、さすがにこれは泣く。

 

 楠木ともりワークスの中で大きなウェイトを占める優木せつ菜とリンクした5年を語る時間には、ひたすら胸を打つものがあった。彼女の5年分が詰まったありたっけ想いを聴いて心が震えないわけがない。

 

 こんな未来が来るとは当初だと誰も読めなかっただろう。すごく複雑な想いで5年分の思い出を聴くこととなった。

 彼女がここまで成長して来た物語は、ニジライバーとして実に誇らしい。故に終わるのが寂しく悲しく悔しく、とにかく複雑。

 

 例の難病の事が分かったのは、5thライブ直前の事だったと語っていた。

 事の重大さ、緊急性を考えれば、あそこを卒業の場に選ぶのが適した判斷だったはず。それでも、我々ニジライバーにもうワンチャンスの猶予をくれた。

 結果フィナーレはユニットライブとなった。お別れまでに心の整理をする時間をくれた彼女にはありがとうを言いたい。

 

 踊れないアイドルをやる事に大きな葛藤があったと語っていた。これは本当に本人にしか分からない事だろう。

 見る人からはそれでもいて欲しいという願いがある一方、やはり不自然さが目立つという指摘もあっただろう。賢い人だから、どちらの意見も受け入れて色んな事を思ったはず。

 こういうレベルや規模の悩みは、普通の人が普通に生きていても経験しないはず。そんな大いなる難題を前に考える事はたくさんあったと思う。結論を出したことでそこから解放される分には、今回の事は良いきっかけだったと思う。

 大変な状態でもファンを楽しませるためにベストな選択をしてくれたことには、ありがとうと共にお疲れ様を言いたい。

 

 本来なら出来る人間が制限をかけられて全力の仕事が出来ないというこの状態は、第3者から見ても歯痒くて悔しいものだった。

 だから今回の事は仕方ない。でもやはり今回の事には納得した上でも強めのロスが残ってしまう。楠木ともりは逸材だと思うので、ステージを降りるのはやはり勿体ない。 

 

 彼女が抜けても同好会全体とユニットをより強くしていくと涙ながらに誓うかおりんの姿にも泣けた。送る側として優しく暖かくそして心強い。

 

 ソロアイドルのニジは仲間でライバルだから、グループアイドル同士の関わり方とはちょっと違う感覚もあるのだろう。戦友として称賛して送り出す。そんな女子アイドルの魂が見れた。

 

 ユニットライブには、観客として他の同好会メンバーも駆けつけたという。戦友達が見守ってくれるニジらしいチーム感が好ましい。

 

 楠木ともりの魂を引き継ぐ14人目メンバーの事は前々から気になっていたが、その事にもちょっと触れていた。

 もう決定していて、メンバーは知っていると言っていた。誰が来るのだろう。

 思いは様々あるだろうが、全部ひっくるめて優木せつ菜を愛して欲しい。つまりは二代目を快く受け入れて欲しいという、ともりる自らの願いも告げられた。マジで絶対に文句を言わず、次の人もウェルカムして推そうと思う。

 

 本当に良い景色を見せてもらった。ニジは良いグループだし、ともりるも熱くて良いアイドルだった。

 アイドルとしての彼女はもう見れないが、役者、歌手としてはこれからも活動を継続していく。彼女が出る作品はとりあえず見ようと思う。

 

 というわけで、我が人生に素敵なアイドルライフを運んでくれてありがとう。ともりるはスーパーヒロイン。5年間マジでありがとう。体を大事に末永く素敵な仕事を見せてください。

 

 

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