こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2023年のアニメの感想(1月~3月)その11

 

もういっぽん!

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 今期で間違いなく上位のまともな作品。すごく爽やかな女子柔道アニメでよかった。

 変な世界で変な設定の変で塗り固められたアニメが多い中、日本で普通の事を一生懸命やっているこの枠がどうしようもなく落ち着く。そして愛しい。

 

 格闘系ヒロインとはいえ、女子はしっかりと可愛い。過度に萌え萌え&エロエロなことはなく、健全でマイルドなヒロインズを楽しめた。

 

 氷浦とやりあって絞め落とされた未知の顔がいきなり酷い。うら若き乙女にあるまじきやらかした顔だった。導入からこの酷い顔で攻めるのはインパクトがある。ただの可愛いアニメではないから期待しろと言っているようだった。そんなわけで一話目から面白い。

 あの落ちた顔を多くの人間に見られたとなれば下手をすればヒッキーコースに行きそうなものだが、未知はそれこそ未知のガッツで突き進むので失敗を気にしないし恐れない。伊藤彩沙の元気な声が良い。

 

 滝川早苗はめっちゃ応援したくなる。早苗を何とか勝たせてあげたい。栄光を掴ませてあげたい。主人公チーム5人の中では一番好きかもしれない。

 

 南雲は未知の事が好きなんだなぁ。面を脱ぎ竹刀を置いて柔の道を歩む事で未知への友情を示した。

 南雲を温存した4人で全国クラスに挑んだ今回はあの結果となったが、次回作があるなら南雲安奈の覚醒ターンが見たい。

 姫野先輩は美しい。それから顧問の先生も。

 

 スマートに戦闘マニアな未知とは打って変わって氷浦さんは心に葛藤を抱えて戦いに出る。同チームに対照的なキャラを配置したこの組み合わせは良い。

 天音さんと氷浦さんとでカップルの揉め事みたくなっている関係性も印象的。天音さんは氷浦のことが好きだろうにと早々に見抜けたぞ。

 

 普通にキャラが好きだった。可愛いし皆元気で推せる。

 そして魅せるポイントはやはり試合シーン。アクション作画は結構迫力がある。乙女達のガチバトルに胸が熱くなる。

 特に最終回の氷浦対エマ戦は燃えた。エマもめっちゃ燃えていた。これには猪熊対本阿弥の戦いを思い出すくらいの熱を感じた。

 エマのチームメイトの小田桐も良かった。大西沙織の調子こいた女の声がマッチしていた。

 

 面白いし可愛かったのでこれこそ続編をもういっぽん!と景気良くやって欲しい。南雲のターンがこないまま終わっているから、彼女が試合に出る次の展開に期待する。

 

ひろがるスカイ!プリキュア

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 2月からスタートした新プリキュア。キュアヤムヤムとの別れは悲しかったが、次に出会う戦士達が可愛く格好良いので早々にロスから立ち上がる。私ってば心が強い。または神経が図太い。

 

 今回は最初はファンタジー世界で物語が展開する。そして逆異世界転移でソラちゃんが日本にやって来てましろちゃんと出会って美しきガール・ミーツ・ガールとなる。これはスカイも広がるわけだ。

 今期だと「冰剣」とか、その他微妙なクオリティの変なアニメでちょこちょこ名前を見かける関根明良が見事第一のプリキュア キュアスカイ役を射止めた。良かったね。これは大出世だ。

 

 キュアスカイが可愛いのにしっかりイケメンだからこれは昨年のキュアスパイスばりに女子に受けるのではないだろうか。一方激しく萌え萌えしているましろちゃんことキュアプリズムが激可愛い。推し枠決定かもしれない。ちょっと前のキュアコーラル的ザ・乙女感があって良い。

 キュアプリズムの変身完了前のちょっとだけ止め絵で見せるアイドルみたいなポーズがめちゃ可愛い。気づいた人は多いと思う。

 プリズム役の加隈亜衣の萌え声の破壊力はヤバい。加隈氏とは10年くらい前にやっていた「げんしけん2代目」でお初となった。あれから活躍を見て来て良かった。すっかり中堅になったところでニチアサの顔の王代に乗れたな。おめでとう。

 

 先日の第9話では、スカイとプリズムがスカイラブハリケーンみたいな技を決め、下になったプリズムがコンクリートに激しくぶつかってめり込むシーンが痛そうで妙に記憶に残る。なんかすごい技をやっている。

 

 今回からの目玉要素が常駐でオスプリキュアが出てくること。女声の男性声優としては超新星村瀬歩が遂に男子のプリキュアで出てくるのか。

 時代はジェンダーフリーとかユニセックスとかそもそも性別は二つでは割り切れないという多様性が極まった所まで来た。その証拠が男のプリキュアだ。

 野郎よりも可愛い女子が好き。それも正直なところだが、男がプリキュアになったって全然問題ないと思う。逆に全部女のスーパー戦隊で戦っても面白いと思う。男子だってメイキャップして戦うものだ。最近だとMattとかがそうじゃん。

 という訳で、新時代の潮流を見た最新プリキュアだった。可愛い男子だからセーフだったけど、例えばこれが稲田徹ボイスのムキムキゴリラ男だったら、その時は多分文句を言うと思う。

 

 ましろちゃんのお友達のあげはちゃんが格好良い。今回の4人も属性配置が良いな。あげはちゃんはイケメンで他よりちょっと大人っぽい。この子が今度活躍するのも楽しみ。

 

 敵の豚男を見るとトンカツが食いたくなる。ニチアサから揚げ物だって全然イケる元気な胃があると健康状態を確認出来た。

 

 ましろちゃんの家のばあ様は何でも知っているのな。このばあ様も用チェック人物かもしれない。

 

 古賀葵がずっと赤ちゃん言葉で芝居しているのも気になる。この赤ちゃんもいつかのプリキュアみたいに大きくなって変身してくれるような予感がしなくもない。

 

かぐや様は告らせたい-ファーストキッスは終わらない-

かぐや様は告らせたい-ファーストキッスは終わらない-(完全生産限定版) [Blu-ray]

 本作も歴史を重ねたものだ。新作をコンスタントに上げるからダレることなく、途中に何をやっているのか忘れることなくスムーズに楽しめた。この作品は作り手も役者も相当気分がノッた上で作られたものなのだと思う。それくらい愛と熱を感じる作りだった。とっても好きです。

 

 クールの代り目くらいにぶっ込まれた全4話のスペシャルアニメ。続編をやるやると言ってはいたが、気づけば放送していたのですっかり油断していた。油断していた所に大変楽しい時間がやって来てハッピー。

 

 今期の聖夜に一悶着ある枠は東リベだけではない。こちらも聖夜に面倒で面白いことになっている。

 

 前作のラストで熱烈キッスを交わしたは良いが、その後を続けるのが難しい。会長とかぐや様の関係は停滞、または硬直状態だった。諸々ヘタクソな二人だなぁ~。

 キスからミラクルを始めたことで、その間を諸々すっ飛ばしたからこうなる。気分のままに行った自分の誤ちを反省して脳内会議を行った結果、かぐや様がバグってしまい、とにかく七面倒臭いことになる。

 ノーマル、チビ、クールの3タイプのかぐや様揃い踏みの賑やか乙女脳内会議が面白い。チビかぐや様の「呼吸をしている」というネタで会長とお揃いだというのは、理知的なようで実はバカな発言だった。

 

 まずはこじらせかぐや様の暴走が悪い。そして会長もそこらへんの事情を汲んで動く察しの良さがなく、気づいてもグイグイいけない気っ風のなさがいけない。

 今回も順調に面白面倒臭い恋物語がバッチリ見られる出来だった。やっている事がトロくて、とても天才達が心理戦でやりあっているようには見えない間抜けな出来だった。二人ともお可愛いことで面白い。

 恋愛をするなら心理や理屈をゴネるよりも突撃ラブハートで行く私のような人間からすると、このようにウダウダ面倒臭い恋愛はやっていられない。でも見ていられないにはならず、見ていてとても楽しいのだ。自分にはないラブのスタイルが見れることで、共感は薄くともとにかく新鮮で面白いのだ。

 

 キッスから次の段階のドキドキ初体験までの手順は?移行までのタイムは?とかいうピンポイントでセクシャルな内容をあのかぐや様が上級者の仲間に問うシーンとかは色々面白い。

 そして判明。昨今の女子は、キッスから次の恋人の醍醐味であるソレに移行するまで40秒だったらしい。お早いこと。

 女子だってやることはやるから、やるべき時に向けてしっかりと準備をしたいのだ。それが分かるやり取りが面白い。

 

 香水の豆知識を聴けたのも印象的。香水って使わないし興味ないから初知識だった。

 人肌の体温と合わさって初めて完全体の良い匂いを放つらしい。使用後に真の効果を発揮するまでタイムラグがあるとも言っていた。使用者はお目当ての人間と会う時間も計算して香水の力を使う。なるほど、勉強になった。香水といえば瑛人は元気にしているのかな。

 香水を使用した後に会長から逃げ回るかぐや様の動きはやり手のアサシンのようだった。身体能力がすごい。けん玉を持って逃げる会長を追うところでも運動能力の達者な所を見せていた。こんなにすごいお嬢様だったんだ。二人が立場を入れ替えて逃げて追いかけてをやるシーンも面白くて印象的。

 会長渾身のクリスマスプレゼントがけん玉なのは笑った。しかも全部木の茶色で古風なデザイン。そんでかぐや様が意外にもけん玉が上手いのも地味にツボる。

 

 伊井野ミコがめっちゃ可愛い。かぐや様がミコに香水の使用法を教えるシーンはなんかエロティック。

 石上も青春の難関区を突破するために頑張っていた。本編裏主人公もしっかり青春していて良かった。

 藤原書記はずっとバカで面白い。

 

 メインの二人の周辺にいるキャラも相当面白い。今回はスペシャルなことに関係者総員出演で良かった。

 会長のパパが微妙にキモくて好き。あのおっさん実は占い師だったのか。

 まだ出て来た恋煩い診断の変な医者も面白かった。

 

 ふざけるターンもたっぷりだが、恋に臆病でめっちゃ下手な事にしっかり向き合う二人の心理描写は、文学的かつとても正直な人間心理が見えるもので良かった。

 好きな人には弱い部分を見せるギャップ萌えを狙うのか、逆に好きだからこそ強い人間性を貫徹するのかというレベルの高いラブの論争は聞いていて面白い。私はとにかくめっちゃ自由にな人間なので特に気にしない。

 

 第三者から見ればクソ面倒な恋の遠回りが、当人達にとっては最高に楽しいという結論が出ている。これは正解。青山譲氏が絶妙にウザいテンションで恋愛心理を語るナレーション内容も必聴だ。童貞はこの言葉を聞いて勉強しろ。

 

 好きな人と結ばれたいのは極当たり前の人間心理だが、叶えるまでは難しい。でもその難しいところに最大限やりがいと面白みがある。恋愛とは資格なく誰でも挑戦出来る最大の戦いであり娯楽でもあるのではないだろうか。とか語る私はそれが趣味の恋愛マスターです。

 

 楽しいアニメをありがとう。あの頃のキュンキュンを忘れなければ、じいさんになろうがばあさんになろうが、二人のキッスはいつまでもファーストキッスの味わい。それが真実だと分かるラブな良作でした。

 

ワンピース

ONE PIECE ワンピース 20THシーズン ワノ国編 piece.42 BD [Blu-ray]

 規模が広い大戦争すぎて未だ収束の兆しが見えない。

 ルフィが復活して3度目のカイドウへの挑戦に出た。不屈のゴム男だな。そこまでのナビゲートを行ったのが大人になったモモの助だったのは進展要素。しのぶちゃんの能力がまさかココで役立つとは思わなかった。

 モモの助が進化して空を飛んでまでしてもやっぱり最後はビビリが抜けないのはいい加減にしろと思った。ルフィもさすがにツッコんでいたぞ。志はあるけど、生来のビビリが抜けきらないのがモモの助のキャラ性だと分かった。

 

 サンジくんの改造人間化が進んでいる。これはびっくり。自身にサイボーグを感じて焦るサンジくんの心理が濃く見えた。

 これはどうなるのか。ロボ枠ならフランキー、それをも越えた超常現象の動く死体枠ならブルックがいる。サンジくんが人間離れしてまで掴む枠はないだろう。

 

 ゾロも復活した。もう今回は使い物にならないと思ったゾロがドーピングして戦場に帰ってきた流れは格好良い。ゾロの戦闘シーンの作画が格好良い。

  

 キラーとホーキンスがやり合うところも良い。相棒に信頼を寄せるキラーの物語も良いではないか。

 ローとキッドが組んでマムとやり合うところも面白い。ビッグマムはもう色々とチートだな。ババアがこんなに怖いアニメもそうは無いだろう。

 

 ワノ国編だけの話をしてもオチまでまだまだ長い道のりな気がする。でも楽しいので付き合おう。

 

デジモンゴーストゲーム

 これに関しては特に感心も感動もなくなのだが、なんとなく一話目から全部見ていた。

 一年+1クールくらいやったのか。意外にも長丁場だった。

 普通に見て普通に終わった感じ。デジモンもいつまで続くのだろう。ポケモンと同じくらい息長くやっているよな。

 

koshinori.hatenablog.com

 

 

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