こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

押入れの中にあった10年前の漫画読んでみた

 最近は完全アニメ人間にシフトしているので漫画を全然読まなくなった。そういう人、多いと想う。

 

 忙しい現代日本で戦う現役の現代人ならば、なにかと時短とかながら〇〇をしがち。この私もその例に漏れずしっかりと現代人をしている。

 どっしりと腰を据えて絵と文字を追う漫画読書は他の事と併用出来ない。そのため徐々に趣味時間からフェードアウトしていった。これは仕方ない。

 

 押入れを整頓すると、その昔楽しんだ漫画本がどっさりと出てくる。私という人間は購入した物を手放すことなくとりあえず保管して生きている。そんなのだから溜まる一方で大変だ。

 

 マジでめちゃくちゃある。色々な物が合わせて500冊くらい行ってるかもしれない。

 その漫画もここ10年くらい更新がない。

 消費税が5から8%になるって話が出たあたりから本とCDの購入は止めたんだよな。財布に出るダメージがキツイってのがきっかけで終了した趣味だった。

 今じゃそれも10だし、下手すればもっと上がるかも。ホント消費税って平成時代と共に到来した困った支払い案件。まぁそれで社会が上手いこと回るアシストにもなっているのかもしれないけど。

 

 積まれた本を取って行く。一番手間のが新しい本だ。

 それが「みなみけ」の第11巻だった。2013年8月発行になっている。

 購入して一回しか読んでいないのをずっと押入れにしまっていたので10年前の物にしては綺麗。新品みたいだ。

 どうやらコイツが私が買った最新にして最後の本のようだ。これ以降何か買った記憶もない。そうなると何か感慨深いものがなくもない。

 

 で、読んで見る。うむ、なかなか楽しい。キャラがめっちゃカワイイなぁ。

 可愛い3姉妹とその周辺の愉快な人達が織りなす低刺激コメディ。これは荒んだ世の中で荒んだ心の持ち主が読めば癒される。

 10年前も今も日本はそんなに世紀末感がなく、私はいつだって元気で心身ともにスタミナ抜群の疲れ知らず。でも何か刺さるんだよな。存在感に良さがある。良い作品じゃないか。

 

 これのアニメを見て気になって漫画も買って、そこから作家の歴史もあさって以前に書いた「今日の5の2」の漫画も買ってアニメも見てと、出来る限りの範囲でコンテンツをしゃぶり尽くしていたなぁ。楽しかったぜ。

 

 みなみけってまだやってんの?と思ってウィキで調べると、なんと今年に入っても新刊がリリースされ現在は23巻まで出ているそうな。 

 マジかよ。こっちは11巻止まりなのにそこから倍くらい出ていたのか。ちょっと読みたいぞ。でもこれ以上買うと邪魔すぎるから無いな。

 

 あの後10年間無事に続いていたのがすげぇ。またアニメやってくれよ。シナリオのストック溜まりすぎだろう。11巻の帯にアニメ4期のBD発売情報があったから、アニメも10年前にやって以降更新なしか。

 これきっかけで、アニメもまったやって欲しい願望が出てきたぞ。私はみなみけアニメ復活を応援します。チアキが好きです。

 

 久しぶりに腰を据えて漫画を読んだな~。

 途中から活字本の方が好きになってきたし、ゲームやアニメにものめり込むようになった。そうなるとなかなか漫画に戻ってこれなかった。だとは思ったけど、久しぶりに読むと漫画も良いもんだな。

 その作品が好きで買ったんだから、久しぶりにに見て嫌いとかしょーもなっ!とか想う事もなくやっぱり楽しい。

 単純に紙の上の絵と文字を追うという行為に充実感を得る。そういえば私は文学青年で、紙の上の世界を辿る事で気持ちよくなる人種だった。自分ってヤツのルーツも思い出したぜ。

 

 でもなんていうか、心身共にダメージになる内容や行為ではないのだが、漠然と漫画を読むって思ったより疲れるという感想も出てくる。

 やっぱり勝手に絵が動いてセリフも喋るアニメに慣れ過ぎたら、そこを自分で頑張って補う漫画の方がなんとなく疲れるみたい。

 そう思えば勝手に全てが進んで理解が捗るアニメって革命的にすげぇ~よな。令和時代の人間が今更感動を覚える事とは思えないが、今更そんな事も思えてくるから不思議だ。

 

 押入れの大部分を占めるこれらたくさんの想い出が詰まった名作達なのだが、とにかく邪魔だし重い。これは移動が大変だ。

 しょっちゅう読むものでもないし、現に10年間ノータッチだったし、そうなるといつまで置いておいてもこれといって得はないが、損もない気がする。

 

 う~ん、売ろうかなとも想う。

 でもいざ売るとなったら勿体ない。久しぶりに読むから全部新鮮な思いで読めそう。

 まぁとりあえず全部もう一回読むか!

 

 疲れるけどかなり楽しいぞ。これから青春の逆襲が始まる。その昔楽しんだあれこれを再度楽しめる。素晴らしいじゃないか。なんかワクワクしてきた。

 ここで再履修して完全にメモリー化したら、さすがに売っちゃってもいいかな。次に読もうって思うことはもう無いかもしれない。幸い保管状態がかなり良いのでまとまな中古品としていけそう。

 それか図書館とかが取りに来てくれるサービスでもあればな。廃棄でなく地域の有象無象に楽しく読んでもらえるなら本達も浮かばれるだろう。お金に死ぬほど困っているわけでもないから、そんな平和な進路も思い浮かぶ。

 

 漫画ってのも人の人生を豊かにする良いものだな。にしてもこの世には星の数ほど漫画あるのな。色んな本の帯に書いている同社の他作品紹介の一覧なんかを見ると、知らん漫画ばっかり。知らんだけでこんなに色んな作品があったのかという気づきになる。

 

 今回手に取ったみなみけもめっちゃ懐かしいし可愛い。これのアニメももう一回見ようかな。でも現在放送中の物も楽しいし数が多いから振り返りにも大変だ。

 こんな感じで前を見ても後ろを見ても日本のオタク界隈には楽しいコンテンツがわんさかと溢れている。こっち方面での日本文化の発展が素晴らしい。

 ここで楽しく生きていて良かったというのが本日の気付きでした。

 

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