なんと人生初体験。古いグッズを売った。春から売る人デビューしたぜ。
したくはなかったが、しないともうダメな段階に来た。デビューしないなら狂ったように燃やして価値あるお宝をひたすら無価値の灰に変える黒き青春を歩む事になっていただろう。それは嫌だ。
買うのはアホみたくやってきたけど、人に売るのは初めてなのでビクビク。
売る時に本人確認出来るものがありますかってお姉さんに聞かれて「あっ、本人っす!」と手を挙げて答えちゃった。すると遠慮なしにめっちゃ笑われたんだけど。
そのシステムも知らない素人中の素人だから普通に分からずに分かる範囲のアクションを取ったらプチ恥をかいたぜ。
お店にめっちゃ古いフィギュアとかを持っていった。
種類はドラゴンボール、けいおん!、ウルトラマン、仮面ライダー、スーパー戦隊シリーズ、ガンダム、イカ娘、その他なんでも。
我ながらジャンルがごちゃ混ぜで何にでも手を出していると分かる。まぁ日本には良い作品、良いキャラクターがたくさんだからな。ここに生まれてめっちゃ遊んで来て良かったと再度思えたぜ。
どうせ中古で買ったやつだからそれをまた中古店に出しても大した値は出ないと思ったら大体その通り。買った時の値と売った値があんまり変わらないくらいだった。
てか長いことしまっていたフィギュアを久しぶりに出すと何かネチャネチャする。ヌルヌルとかグチャグチャなど類似の感覚を並べることが出来るが、その中でも私はネチャネチャだ一番キライだ。なんかがっかり。自分の所有物がある日ネチャネチャしだしたら誰だってがっかりすると思う。タオルで拭いたらそれもちょっとは解消された。
フィギュアってのも確実に劣化するもので、その症状がこういう形で出るのか。初めて知った。
お店のお姉さんにココを見てみなと指示された。よく見ると塗料が溶けて流れたみたいになっている箇所もある。なんか雨だれみたいな、とにかく見栄えが悪い。
なるほど、こうなっては査定も落ちるわな。
やはり保管時の環境によって劣化の進行が左右されるという。部屋が暑い、湿気が多いとかが関係するようだ。これらはフィギュアのみに限らず本やゲームパッケージにとっても大敵なんだよな。健やかなコレクション環境の構築はムズいと分かった春だった。
かつて親しんだアイテムなので、売るとなると微妙に心が痛むが、まぁもう飾ったり遊ぶ物でもない。場所を取るので手放すのは仕方ないことだ。この手の決心って経験がないから、なんか変に緊張するよな。
この調子で売って少し物を減らそうと思う。いつまでも持っておけたらよいのだけどそうは行かないのだ。
コレクター完全卒業は考えていないが、今がディープ極まる感じなので、ココからもっとライトなオタクコレクターになって行こう。
今後はメルカリとかヤフオクを使って出品者サイドでデビューしたいんだよな。しかし困るのが郵便とか宅配ってものに関してまるで門外漢なこと。
これまで言いたいことは電話か直接、物を届けるのもガッツと足を使って直接。そうしてそっちの分野では未開人のごとく生きて来たわけで、宅配便はもちろん手紙すらろくに出したことがない。
物を送るルールが不明で、ちょっと説明を見ても分からん。案外複雑だな。サイズ、重さで料金も変わるそうな。適当に包んで送ると想定外の送り賃を取られて困るらしい。巻き尺を買でサイズを測って物を送るようにしなきゃ。
てか「巻き尺」って言ってたら家族から最近は「メジャー」と呼んで巻き尺はあんまり使わないって言われた。そうなのか。巻き尺って死んだワードなのかな。
それからメジャーといえば、野球のメジャーリーグの事を「大リーグ」って呼んでいたのだけど、それも最近の人は言わないよってツッコまれた。おかしいなぁ、私が家族の誰よりも最近の人間なのに。
しかし物を送るって事について改めて考えると、皆こんな面倒な事をしてこれまでたくんさんの荷物を私に送ってくれたのかと気づけた。
私が物を送った経験はゼロだが、私に送った人間ならわんさかいる。そうかぁ、そうなると皆になんとなく「ありがとう」を言いたい。郵便サービスって地球生活を豊かにさせる素敵文明だよな。
いつの時代の人間だよ!ってな具合のアナログな気づきと感謝が出てくる今日この頃である。
これから挑戦していずれは配送のため事務所に荷物を持ち込むことになるだろう。その最初の時は絶対に緊張する。こうしてメルカリ人やヤフオク民達は宅配童貞、または処女を越えて達人になって行ったのか。令和に来てまだこの分野を未踏破な私はきっと遅れている。
というわけでこの春は色々な気づきによる刺激が結構多い。
世界の郵便屋さんは頑張れ。応援しているぞ。
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