こしのり漫遊記

どうも 漫遊の民 こしのりです。

今年45周年のサザンオールスターズの好きな曲

 サザンオールスターズもなんと45周年。すごい。

 30周年の時に出したシングル「I AM YOUR SINGER」を良く聴いていたけど、あれが15年も前の歌だったのか。時代が深まるのも速いぜ。自分はあなたにとっての歌い手だと言っているわけだから、30年やってきた自信と実績がないとタイトルにバンと持ってこれないフレーズだよな。国民的音楽集団である証明となったシングルだったのだな。45年目を迎えたきっかけであの歌もまた聴いているこの夏。

 

 メンバーも皆おじいさんおばあさんの歳だな。それでも元気にバンドをしてくれるならファンも嬉しいだろう。私も先日のMステでサザンライブがたくさん見れてよかったと思っているぜ。

 まずはそのMステの感想も言いたい。サザン45周年スペシャルライブ回となったサザンパートは良かったが、その他のVTR部分が間延びしすぎていらんかったな。

 

 ここ数年よく思うことだから定期的にココにも書き込んでしまう事を今日にもまた書こう。それというのが、Mステが隔週番組にサイレントシフトして以降、久しぶりに放送したと思ったら撮れ高の少ないダラダラした長回しをするから色々残念になるってこと。

 出演者の問題でなくやり方だよな。マジで誰がリアタイで全部追ってくれるのってレベルで長い、その割には内容がない。キツイけどこれで嘘のない感想。

 

 ちなみに8月4日に放送した最新回では、サザンと一緒にキスマイも出ていた。メンバーのみっくんこと北山宏光在籍時の出演はこれがラスト。過去映像を振り返る所で結構グッと来た。

 みっくん好きなのになぁ~。ここで卒業は寂しいが、これも運命であり人の人生。仕方ない。

 みっくんが抜けてキスブサも終わるという。あの番組でもたくさん笑ったなぁ。ニカちゃん、千ちゃん、みやっちあたりの小芝居が絶妙にキモくて面白くて笑ったという想い出が強い。

 あれってラブが絡む小芝居は超ハズいよな。他人と羞恥心を共感する感情が極めて薄い私だが、あれはハズいだろうと思って見ていた。とても楽しい番組でした。

 

 で、話戻って、久しぶりにテレビで歌うサザンがとにかく良かったのだ。こうなったらサザンの振り返りがしたいと思うのが当たり前の感情。私のiPod内にあるサザン楽曲をおさらいする日々が続く事となった。

 やはり国民的バンドだ。良い曲が多くて聴きやすい。たまにクセが強すぎて何だコレな上級者向け音楽も出てくるが、有名所はやはりポップでセンスが良い。

 

 我がiPod内で再生回数が多かったナンバーをちょこっとだけ紹介して行こうと思います。

 

 ↓

エロティカ・セブン

 意外にも一番再生されています。オールシャッフルでたまたま、私の趣味で意図的に含めて一位再生。実はこの曲、めっちゃ好きなんです。

 ハマるリズムに怪しげな雰囲気がとても好ましい。王道ポップスよりちょっとハズレたラインくらいがツボだから、もっとポップな「TSUNAMI」「涙のキッス」辺りよりもクセ強なこっちの方がハマった。

 

 歌謡テイストながらもしっかりロックしている感じの妖しげな演奏は結果的にクールでよろしい。しっかり格好良い曲でもあり、イントロからさっそくそうだと言える。

 

 歌詞はセクシー&アダルト。小学生くらいの段階だと何のことやらな内容もしばしば。でもリズム感覚で良いならそれで楽しいと思って聴くのみだった。

 

「熱い乳房を抱き寄せりゃ自分勝手に空を飛ぶ」

「濡れた性ほど妖しげに五臓六腑を駆けていく」

「恋人同士だから飲むロマンティックなあのジュース」

 などなど、一体なんだか分からぬが、読んで聴いてをすればなかなか文学的でおしゃれな感じもする歌詞が大変特徴的。

 初めて聴いた時にはまだまだチビだったため、ロマンティックなジュースって何味よ?とか思っていたが、まぁそんなことはどうでもいいから楽しくポップに歌い上げる様を聴いて気持ちよくなれたらそれで良いのだ。

 この曲が好きな私もまたエロティカ・セブン

 

愛の言霊 〜Spiritual Message〜

 2位です。好き過ぎたからCDシングルを3枚持っています。ダブっているので欲しい人には、めっちゃ中古だけど新品定価で売っても良い。ちなみにカップリングで入っている「恋のジャック・ナイフ」も好きでめちゃ聴いた。こっちの曲はイントロがめちゃめちゃ格好良くて好き。

 

 で、愛の言霊なのだが、凄い曲に仕上がっている。これと似た感じの曲もそうそう無いだろうってくらい特殊な歌だ。とにかく構成として面白い曲。間違いなくハイセンス音楽である。常人では作れない。

 

 初めて聴いた時には、呪文を唱えているとかお経を読んでいるみたいって思った。サビの不思議なリズム感は異質だが日本人の心に響いて心地よい。

 この曲はどのパートを聴いても従来のポップソングとは異なる不思議テイストな感じがして、サザンの中でも特殊なジャンルだと思うのだが、世間的には結構受けてミリオンヒットを飛ばしている。こうもクセの強いちょっと変わった歌でもミリオンを飛ばしたってのが凄い。

 

 特に曲後半のラップ部分が格好良くて好き。ラップ詞では世の理的な深い事を言っているので心にも刺さる。どこか物悲しけどそれも人の真実だと納得出来るラップ部分も聴き応えがある。

 

 夏といえばサザンてくらいに夏向けソングが強いサザンだが、その中でもこの曲は魂の移動が盛んな盆時に聴きたくなる。

 

 そんなわけで言霊にはすんごい力があるのだ。覚えておこう。

 

C調言葉に御用心
C調言葉に御用心

C調言葉に御用心

 父がレコードを持っていてバリバリ再生しています。我が家でたくさん回ったレコードの1枚。

 演奏、桑田のボーカル、サビ部分の原由子のコーラス、それぞれがなんとも優しい。

 初見だとなんて優しいメロディ、ゆえに超心地よい!となったことで、いつまでも印象に残る事となった。

 しかし歌詞内容はなかなかにアダルティであり、小学生だと何を言っているのか分からないと思う。歌詞については歳を食う程味の良さが分かって来て好きになる。

 歌詞も曲もセンスが出すぎ。これは玄人にこそ受けるラインだと思う。

 

 歌詞始めが「いつもいつもあんたに迷惑かける俺がばかです」な懺悔ソングな部分も記憶に残る。正直かつ心の籠もった懺悔が出来るのは人生の美徳です。

 

 サザンにはちょっと爛れた男と女のラブな事情を歌う内容が多いかもしれない。この曲もそんな感じ。

 

 タイトルの「C調言葉」は、調子の良い事を言うって意味。軽薄にもC調言葉を操って言い寄ってくるヤツには気をつけろと言っている曲でもあるのだ。そんな私はどっちかというと人に向かってC調言葉を使う側の人間です。C調言葉も時には方便です。決して悪事を捗らせるのに特化したスキルではない。

 

海

 まったりゆったりした優しいリズムは間違いなくお天気な夏の海って感じがして良い。ザ・海ソング。海の日に聴こう!

 海へのドライビングの行きにも帰りにも聴きたい一曲としてお家でもたくさん聴いている(←?)。

 

 雰囲気的には爽やか綺麗ソングだが、歌詞はちょっぴり浮気性な人間の恋心を歌っていてしっかり純ではない。しかしそんな一夏の恋がしたくなる、実際に例もたっぷりあることから、ラブの真実を解いた嘘の無い内容だと言えよう。

 私も移り気な心が招く一夏だけのちょこっとラブが好きな質の人間です。だからこの曲で言っていること、めちゃ分かる。

 

 歌詞に共感できるかつての若者、本日のおじさんおばさんはきっと多くいるはず。この手のラブイベントを誘発するのが、海という名の不思議とデカい水溜りである。

 どうやら私、この手の綺麗に見せるのが全てではない男と女のラブの真実が見えるアダルティ楽曲が好きらしい。

 

 私としても「言葉じゃ言えない 好きよ」な感じみたい。

 この歌詞も印象的だ。ちょっと可愛い感じもする歌詞だよね。

 いつだかのMステで、サザン好きシンガーのaikoが、学生仲間とカラオケに行った時にはこの曲を歌っていたと言っていた。そして「好きよ~」の所は皆で合唱していたとも言っていた。この小話の内容が可愛いって思った事を今でも覚えている。

 

LOVE AFFAIR 〜秘密のデート

 キラキラとした都会の夜の風景を連想するかのような綺麗なイントロから始まる爽やかポップスだが、テーマは不倫であり、サブタイが示す通りの内容になっている。

 

 こういった並びで再生回数の上位が決まっているあたり、もう分かったぞ。私はちょっと不純要素ありのラブソングが好きらしい。サザンもラブな曲をたくさん持っているんだな。

 

 歌詞には横浜の観光名所が多く登場する。観光地ナビゲートソングとしても重宝出来る。しかしこの私は、横浜の地を1ミリだって踏んだことがないため、未だに幻の地の感覚で聴いている。まぁ別に行こうとも思わないけど。

 

 秘密のデート終わりに刻むのがベストな「この首筋に夢の跡」という歌詞には、不倫要素ながらもキュンと来るものがある。不純な中に見る綺麗で格好良いフレーズだな。良き言い回しだ。首筋に見える夢の跡は不倫における勲章です。でもたくさん作る事はお勧めしません。

 

「愛の谷間で溺れたい」というフレーズにも気の多い人間の不純さとリアルな願望が籠もっていて良い。世間的に褒められた事ではないのだろうけど、それを綺麗に聴かせる言葉で表しているのに高い文学性とセンスを感じる。

 おしゃれに決めた不倫物語がここにある。横浜にドキドキする一曲でした。

 

 これを45周年記念でMステに出た際に披露したのも良かった。欲を言えばエロティカ・セブンも一緒にやって欲しかった。

 

まとめ

 こうして振り返ると、サザンの放つちょっと不純なラブ要素がある曲がとても良い。そこのところが改めて分かりました。

 これだけリアルにアダルティなラブの事を歌えるってことは、メンバーもまた恋多き人間であるに決まっている。当たり前の恋からちょっと危ない火遊びまで、色んな経験があるのかもしれない。それくらい内容に説得性がある。

 

 グループ45年目の今年もサザンで夏を盛り上げよう。夏をあきらめている場合ではない。最後まで楽しんでやる。その意気込みで生きるがベスト。

 

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