こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

ガチャポンとプリクラは優良大衆娯楽

 昨日放送した「マツコの知らない世界」で、昨今のガチャポンとプリクラの事情を特集していた。

 これら2つのコンテンツは広く大衆に愛されたザ・娯楽である。大衆の一角であるこの私だってちょこっとは触れた事がある人生のお楽しみコンテンツだ。

 それについて色々思うこと、振り替えりたいことがある。じゃあさっそくやって行こう!

 

 まずガチャポンね。

 この番組に限らず、昨今ではちょこちょこ他の番組でもガチャブームがまた来ているという内容をお届けてしている。ちょっと前には「KinKi Kidsのブンブブーン」でもキンキの2人が楽しくはしゃぎながら回していた。

 で、最近のガチャポンって何かすごいな。そんなの作って、または集めてどうすんの?っていう奇抜な商品が多い。これは珍品コレクターの血が騒ぎそう。

 

 マツコの番組ではまさかの盆栽フィギュアのガチャが出ていたし。ニッチだなぁ。こういう変なネタ要素はなんだかんだハートを掴まれるんだよな。

 他には弁当フュギュアのガチャ、かき氷自体ではなくそれを削る機械のガチャもあった。もう今ではアニメなどのキャラからの商品化だけではないのだな。

 

 クソアニメやクソゲーハンティングを趣味にしているだけあって、バカっぽいものや笑えるレベルで下らないものにはついつい反応してしまう。なので変なガチャがあったら結構心惹かれる。

 

 最近はイケメンやイケてるじいさんが書いた手紙が入っているものもあるとか。コレにも笑う。

 どこに需要があるのか見当がつかない中で大喜利をした結果GOが出たみたいな感じだな。どんな企画会議でそんなものが出てくるんだっていうユニークな発想が多くて笑う。

 

 しかしそのラインでのホッコリ感、安堵感が欲しいのが我が国の国民性。というわけで、ガキから良い年をしたおっさんまで実に多くの者が日々ガチャガチャとあの愛しいレバー回転音を街に響かせているとか。

 その儲けも意外に多く出ているらしい。世界市場600億円だとマツコの番組で言っていた。600億円っていうと、一生どころではない。来世、そのまた次と一生分+αで働かずに生きていける額だ。莫大な売上じゃないか。

 この発明は80年代に誕生し、当時は消しゴムを売っていたとか。キン消しかな?にしても誰も生まれていない時代からあったのか(←?ですが個人の命の感覚です)。

 

 まぁ良いことだ。ガチャに溢れる世界って平和ってことだもんね。

 昨今ではガチャ脳が進みすぎて人生までガチャだと言うハイなのかノンなのか謎センスで思考する者も出て来たくらいだ。時代だなぁ~。時代も深まっておる。

 最近はガチャポン台だけズラッと並べた店も見るようになった。それだけで勝負出来るショップも出来たってのがブーム確立の証だな。

 

 私もまだまだチビの頃には主にバンダイあたりから出している特撮ヒーロー系やガンダム系のガチャを回していた。数100円の割には出来の良いフィギュアが入っていて感動したものだ。

 昔は100円から始まって高額なのでも300円だったと思う。それより上の額は回した事がないかも。

 今では材料費も上がったってことで300円からなんて普通。500円のガチャもあるし。そこまでになると回しづらいなぁ。

 

 最近はすっかり回さなくなった。チビの時にはそれほど気にしなかった金銭の価値について嫌って程考えるようになったからかな。

 個人で稼ぎを産めるようになったからには昔以上にレバー大回転が叶うようにもなった。同時に数100円を得るのにどんだけ大変な想いをするのかを知ると、それはそれで軽い気分で回せなくなった。不思議なものだなぁ~。

 金のことについては、無いなら無い、あるならあるで人それぞれ事情が変わってくるんだな。

 

 マツコが感想を言っていたが、最近のカプセルは簡単に開くらしい。カプセルも進化したのか。確かに一昔前だと子供の力ではちょっと回しにくいって思っていたものな。開きにくいことで余計に力が入ってカプセルを割っちゃうこともあったし。

 

 昔は貴重な金を使ったのに第2回転目で早々にダブって嘆いたこともあったっけ。そんな時には、全然知らんよその子が後から回したのとダブり分を交換したこともあった。そんなあるあるもマツコの番組で言っていたな。今だと大人の異性同士でそれやって出会いのきっかけにする者もいるらしい。素敵やんけ。

 

 番組でガチャの歴史に輝くヒット商品を紹介していた。その中にコップのフチ子さんが出て来た。

 あぁ~!コレあったわ!懐かしい!丁度一昔前のブームだよね。

 

 身内、知人のギャルにOLまで、女子ズの間で持っているヤツが多かった。女子人気が高かったのかな。

 色んなポーズのふち子さんがいたな。確か中にはパンツが見えるポージングのもあったとか。世の需要も考えている。

 微妙に古臭いタッチのOLキャラデザでノスタルジーだったんだよね。

 私は当時物を購入したことがないのだが、持っている者が多くいたので結構見たな。あれは素朴かつ可愛い、トータルで味わいのある傑作だった。

 

 フチ子関連で思い出すのがこれをパロったコーナーがスマスマにあったこと。スマスマのショートなコメディコーナーでは、デカいコップにOLに扮した草彅くんが捕まってリアルフチ子をやるというコーナーがあった。で、ツヨ子って名乗っていた。

 これはおフザけが生んだ産物だな。それがバカ過ぎて笑えた。当時は録画したのをリピートして笑ったものだ。私はSMAPなら草彅くん推しでした。

 そしてこのコーナーのナレーションが佐藤聡美だったので、声優好きにも嬉しいコーナーとなった。懐かしい話やぁ~。

 

 他のガチャの思い出といえばゲームの「シェンムー」のおまけコーナーでめちゃ回したな。それからパワプロクンポケットの確か2でも仮面ライダーをパロったヒーローのガチャを回すのがあって楽しかった。

 ガチャで振り返る我が人生メモリーも結構長い。 

 

 

 ガチャと同じくらい大衆に根付いたお手軽娯楽としてプリント倶楽部、縮めてプリクラというものがある。

 ゲーム好き、中でもセガサターン好き脳からすれば、プリクラといえばまずは「プリンセスクラウン(←名作です)」が思い浮かぶ。だがそれは今回の事と全然関係ない話。

 

 プリクラってまだあったのか。こちらはガチャ以上にご無沙汰。

 好き好んで、しかも金を払ってまで写真シールを作る趣味は無かったため、個人的にはハマらなかった。

 だが親戚はじめ身近にいるギャルと付き合う中で、仲間として引っ張られて撮影することはちょくちょくあった。ノリノリで写りたいって気はしないけど、かといって自分の顔にはまるでコンプレックスが無いため、いつシャッターを切られても問題ないっちゃ無い。なので誘いがあれば断る理由もない。もちろん金は全部向こう持ちだし。じゃあ写るかってノリで作ったのが今でも何枚か自宅に残っています。

 こんな感じでわざわざ鼻にかけるようなグイグイ主張はしないものの、根っこには許せる範囲のナルシシズムがある人間です。こんな私を愛しちゃう。

 

 それにしても私の生活環境を見れば従姉妹とかの親戚の大半がギャル、クラスも男子より圧倒的に女子が多かったため学校でもやっぱりギャルに囲まれる日々だった。

 別に嫌いでもなく迷惑にも思っていないが、こうもギャルまみれだと一体どうしたものかと思わないこともなくはない。この事情を話せば喜ぶよそ者達(男)も多くいます。

 

 このプリクラの顔面加工技術はいつからこうも露骨なものになったのだ。もう目が鼻のところに来るくらいデカく出来るのだ。これは笑う。

 そういえばこないだ会った親戚の女の子が天然でそのくらい目がパッチリとデカかったので、これなら加工無しで戦えるやんと思ったっけ。

 ギャルは目のデカさにこだわりがあるようだ。

 

 学校では一定以上自己愛のあるギャルがプリ帳なる素敵百科を持ち込んでいた。どこに売っているんだろうってくらい華やかでゴツ目の手帳だったような気がする。校則的にノータッチだったのか、特に没収とかもなく普通に教室で出していたな。

 あれを見せてもらうというか、見せつけられてよく眺めたものだが、意外と面白かったなぁ。顔をおもしろおかしくイジっているため、不思議図鑑を見るような感じで楽しめた。あれも休憩時間の愉快な時間潰しになったな。

 

 もう一つセットで思い出したけど「ラブひな」の大学浪人の主人公が、男子だけどプリ好きだった。彼が各地のマシンでソロショットを写してコレクションしていたのは面白い設定だったな。

 

 日本の楽しい大衆文化、それを叶える良き発明を知って振り返って楽しかった。

 マツコのこの番組は教養がある上質なものだと評価出来るね。

 

 そんなわけで、こういうオタク心にも刺さる文化や商品って素敵だと想います。日本よ、このままもっと娯楽大国の道を進め。

 

 

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