こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2023年のアニメの感想(7月~9月)その3

 暑すぎる。湿気も豊富だ。困る。

 9月後半でこれかぁ~。それまでフォルム的には好きな数字だった「9」の字が嫌いになりそう。一番寂しい月にしては暑さが喧しい。

 

 温暖化がどうのこうのって話題もあることから地球の未来が心配な今日この頃です。

 でもアニメはしっかり見るので感想を書きます。

 

 

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 なんか始まったぞヨハネのアニメ!

 ニジガクとスパスタの方に強くハマったけど、Aqoursもかつて親しんだ青春の仲間達。というわけでヨハネ達の物語をしっかり見て行きます。

 

 まさかこれだけの時を越えてこういった形でAqoursに再会するとは思わなかった。ていうかスターシステムを用いたそれっぽいだけの別世界の別人なのかな。タイトルにミラーとあるから、鏡写しのもうひとつの世界ってことなのかも。龍騎みたいだね。

 主人公は津島善子にクリソツだけど、本名は封印で終始ヨハネ名義で貫いている。

 

 内容はAqoursで行う異世界ファンタジーって感じ。歌の力で揉め事解決も行うので微マクロス感もあり。

 しかし異世界ファンタジーなら「もう行くの止めろ!」ってくらい同期に色んなヤツが行ってるからなぁ。ラブライブまでがそこに手を出したかって感じ。

 

 歌姫を目指して都会に行ったヨハネが田舎に出戻ってコミュ障を解消して行くという平和なエピソードが流れていく。田舎に馴染めないのに都会ならイケる!となるヨハネの思考はどんなものだろうとは思うが、とにかく行動に出たガッツは認める。

 

 結構ダメな所が多いヨハネのことを犬のライラプスが助けてくれて、その結果人間的に成長して行く。

 犬のライラプスが何故声を得てまた失ったのか。そのマジックのタネを明かすところはちょっと理解しづらいけど、そこにヨハネライラプスの姉妹愛が見えてキュンとなりました。

 ライラプス役の日笠陽子は、ニジガクでも八重歯の可愛いあの子の姉役で出ていたなと思い出す。今期はマジで色んな番組でこの人の声を聞く。アニサマにシークレット出演もしたし、ひよっちには忙しいクールだったな。

 

 以前の日本を舞台にやっていたアニメより今回のキャラデザの方が良かった。皆可愛くて美人。

 ヨハネの次に出て来たハナマルちゃんがすごい美人になっていた。あの異世界装束のハナマルちゃんは日本の時とは違う美があって良かったっす。こっちを見てハナマルちゃんへのラブが高まったずら。 

 

 ルビィちゃんちっさ!なんと今回のルビィちゃんは妖精サイズからのスタートでした。黒澤姉妹には大変楽しませてもらいました。姉妹ヒロインは大体好きなのです。

 マリちゃんがイカつい角を生やして出てきたので「どうしたの?」と画面に向かって呟いてしまった。

 ちょっとばかし姿を変えての再会となったが、昔の女達をまた楽しめて良かったっす。

 

 麦穂あんなってラ!のつくシリーズ常駐なのな。ニジガクやスパスタにもちょい役で出ていたし。

 

 最後まで見れば、どんな中2も頑張ればまともになれる、それとヌマヅは良いトコ皆おいでってことが分かる。そんな内容でした。

 

GAMERA -Rebirth-

 昨今は「令和になってまたコイツに会えるなんて!」という再会のコンテンツ(個人の都合)がコンスタントに出てくる。今回はまさかのガメラ大映のスターだぜ。

 

 ネトフリで1話約45分×6話で配信された。トータル1クール分のガメラストーリーが楽しめた。見事なるリバースです。

 

 コレ、とても良かったです。ワクワクして一気に見てしまった。やっぱりガメラって、怪獣って良いな!

 

 ネトフリはウルトラマンアニメを完結させた後にはガメラに手を出したか。良いアイデアだと思う。

 そういえばちょっと前には、やたらと難解なワードを出して「結局何なのさ?」って感じのゴジラアニメもやっていたな。ゴジラアニメよりもガメラアニメの方が好きでした。

 

 まず最初の見所は愛しの亀モンスター ガメラのアクションシーン。ガメラは問答無用で格好良い。ガメラの顔がイケメンだぁ~。

 ガメラがいるのは当然だが、他にも懐かしのアイツらが帰ってくる。ギャオス、ジャイガー、ジグラ、ギロン、バイラスと順番に出て来るぜ。

 懐かしい~まるで同窓会気分や!って行ったこと無いんですけど。

 

 いつだかの夏休みには「お前はうるさいし外に出たら悪さするからコレでも見てろ!」と言って親からガメラのビデオ全部盛りを与えられたものだ。あっ、愛の英才教育であって育児放棄や虐待ではありません。親には今でも感謝しているし仲良しっす。

 そんなわけで愛と懐かしみを持って新作アニメを楽しんだ。

 

 名物怪獣達も令和アニメ版として格好良くなっている。

 アニメで見るギロンの機動性と切れ味がヤバい。こいつが一番怖かった。実写だともっとノロノロしていた。こんなのが首都に出たら背の高い建造物は丸刈りだな。

 私の推しのバイラスの扱いが良い。設定上バイラスは他の怪獣とはちょっと違って優遇されている。登場人物もバイラスは他の怪獣とは違うと言っていた。

 これは嬉しいぜ。バイラスって実写だと微妙に間抜けな感じで普通にブスなんだよな。私はそこも含めてイイネ!と思って推していたのだが、ウチのお兄ちゃんや近所の子供からは「なんだこいつダセェ~」とバカにされていた。これは悔しい。

 今回のアニメでは一番原型をイジって格好良くしてもらっていた。これはこれで良かった。

 

 平成3部作に出たレギオン、邪神と書いてイリスは除外してもまぁ仕方ないとは思うが、何故バルゴンが出なかった?我が家ではかなり人気上位のガメラ怪獣なのに。ベロが伸びるのが間抜けでキモいって思われたのかな。とにかく言っておきたい、バルゴンを舐めるな。

 

 怪獣アクションと並行して描くもう一つのメインテーマは少年少女の友情。子供達が大冒険し過ぎだろう。

 

 舞台は懐かしの1989年。子供たちは小遣いを貯めて無線機を買おうと計画している。今日日の子供だったらまず手を出さないであろう古の娯楽だな。

 第1話で子供達が訪れるゲーセンに当時の懐かしゲーが並んでいた。アウトランなどの懐かしの筺体が置いていた。

 良い感じのレトロ感が漂う時代設定設定も良かった。

 

 トップクレジットに来る少年ボコを金元寿子が演じていたのが印象的。男子ボイスもやるのか。最初は誰だか分からなかった。

 ジュンイチを演じた豊崎愛生は、あのはなのポッポの幼少期役をしていたな。男子声は特訓済みなんだな。

 でもそんなジュンイチが実は女子だとは読めなかった。1話目でジョーが小便に行く行かないの話をした時に、デリカシーがどうのこうのって話が出ていたが、あれが女子に対して言うことかっていう伏線だったのか。

 ジュンイチが女子と分かった途端に意識し始めるブロディが面白い。ブロディはウケるキャラだった。最初はTAXだと偽ってただ人から金を巻き上げるだけのクソ野郎だったけど、その後ボコ達の仲間になって良い味を出していた。ブロディを演じた木村昴のウザいガキの芝居に普通にムカついた。良い芝居です。

 

 ジョーのキャラ性も好ましい。ジョーとボコの喧嘩シーンとか結構リアルにありそう。

 ジョー、ブロディと小便漏らす系のキャラが2人も続いたのは笑う。まぁ青春は漏らして学んでナンボ。

 ジョーが皆を助けるために犠牲になってしまったところにはちょっと泣きそうになった。最終回ラストカットでジョーから無線が入るシーンがあった。あれは生きてるってことだよな。でも生き残れる状況では無かったと思うけど。これの続きの話はないのかな。

 子供達が冒険して心がちょっぴり大人に成長するドラマも爽やかでした。

 

 子供たちの保護者コンビのタザキ、エミコも印象的。

 タザキさんは普段だと冷静なネゴシエーターなのに多分閉所恐怖症なのか、潜水艦のシーンでは取り乱していたな。

 怪獣、ガキ、軍人のおっさんばかりなところに華を添えるエミコさんは綺麗で優しいお姉さんで良いなって思っていたのに、後半からは悪者にシフトチェンジしていた。これはショック。ショートパンツで健康的脚線美を見せてくれる癒やしのポジだったのに。ここまで闇や狂気性を持った怖いお姉さんだったとは思わなかった。早見沙織のキレたやばめ女の芝居が怖い。

 遊びに来ていた怪獣好きの親戚の子に見せてあげようと思っていたけど、エミコさんの狂気性が分かってからは止めておこうってなった。コレは子供が見たら怖いと思う。

 

 主人公達とは絡まないけどちょくちょく出てくるキャラメルを食っている男性軍人と部下の女性軍人も印象的だった。待機中場面が続く軍人コンビだったけど最終回では出陣してちょっと活躍していた。

 

 最近は頭に「シン」をつければ何でもイケる風潮に乗っかってゴジラウルトラマン仮面ライダーと懐かしの特撮がリブートされている。この流れに乗って次はガメラもシンで行けば良いんじゃないかな。

 

 それと多分外来種なんだろうけど、最近は謎にデカい亀がこれまた謎に増えたよな。亀って可愛いとは思うけど、ああもたくさんいたら生態系に異常を呼び込みそう。「鉄腕ダッシュ」でも悪質な亀を退治する企画をやっていたし。

 というわけで、亀は好きだけど増え過ぎは困ると言ってこの素敵アニメの感想を締めよう(←どういう思考?)。

 

 

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