こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2023年のアニメの感想(7月~9月)その12

 私が愛した夏アニメ達がどんどん終わっていく。なのに夏自体はしぶとく居座って秋がなかなか来ないぞ。

 夏アニメの一話が始まった時も最終回の時もずっと暑かったなぁ。となるとどうしても外を避けて家にいる時間が長くなる。

 ここ1クールは脅威の自炊率を誇ったことから電気代がやや上がったな。まぁ外食するのと比べれば全然安いんだけど。

 アニメ見ながら美味しく健康な自炊飯を食う日々が続きました。飯を食うのが一番だけど、作るのも結構好き。

 

 

 飯もアニメも愛しいお年頃の私が見た夏アニメをいっぱい振り返ろう。

 

 

 

スパイ教室 2nd season

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 今期は英雄教室と並んで教室系が熱い。英雄も良いけど、時代的には美少女スパイの方がキている。なので私はこっち派です。

 どうせ殺られるならムキムキオヤジよりも可愛い子ちゃんに襲撃をかけられる方が良いよね。

 

 1期放送時は原作と色々変えたことで原作ファンにちょっと文句を言われたらしい。しかし原作を知らず、ただ極上の美少女達を楽しめたらまぁそれで良いかってくらいで見ている私からすると別に大きな文句はありません。

 2期も相変わらず出てくる女共が一人残らず可愛いのでグッドでした。ヒロインズの声優たちも有名人固めなのでそれだけでも満足です。

 極上先生はイケメンだし梅原裕一郎の声もクールで好きなんだけど、このロン毛設定はちょっとねぇ……。もっと髪切れよ。そうすればもっと良くなります。

 

 さてさて2期では1期後半で分断されたスパイ女達の内、描かれていなかったもう1チームの動向を追うぜ。あっちのチーム連中は一体どうなったんやと謎が膨らむ1クールのお休みを設けて2クール目が勢い良くスタートした。

 

 見た目だったら俺様系女子のアネットが一番好き。超笑顔のアネットがアップで写る放送前キービジュがとても好き。

 この子なんだけど、基本フザケていることで人間性の根っこが見えて来ない。この子の謎に迫っていく所が最初の見所。ともりるがバカな子の芝居をするのはなかなかお耳にありがたい。 

 アネットの出生が分かったところで結構エグい内容だったな。アネットの母親を名乗る女が出てくるが、こいつが優しいママンの皮を被ったクソ女だった。ウチの母親を見習え。

 昨今ママ役で出てきがちな斎藤千和がスパイなママンの役で参戦した。今年だけでも複数作品にママ役で出演している。同期放送の「青のオーケストラ」だったら優しいママをやっているのに、アネットのママ役は怖い。狂気と恐怖を出してくるクソママの芝居が光っていました。「ぱにぽにだっしゅ!」で奇跡のチビ女をやっていた頃が嘘のよう。

 

 そんな悪のママにはアネット自らが鉄槌を下すラストはスッキリしたぜ。俺様系女子をナメんな。

 

 アネットのママが出て来たややこしい事件を巡ってティアもリーダーていうか姉貴の才覚を出してくる。今回は全体的にティアが主役のターンがほとんど。となると演じるすみぺも本気モードです。

 ただのおっぱいが大きいスケベ女で終わるティアではなく、全体を見てまとめて作戦を成功させるしっかりしたお姉さんな所を見せた。スパイにしては甘ちゃんな事で心の痛みも知ることになるが、しっかり成長している。

 

 一緒にやっていくには難しいモニカをなんとかこちらに引き込むのに苦労したけど、結果よくやった。モニカとティアのキスシーンは思い出です。ユリ教室も開設したクールでした。ここを見たユリ好き紳士達はきっと「極上だ」を口にしたはず。

 作品全体のテーマは、娯楽性に見る「極上」だったんだな。きっとそうだ。

 

 ティアが藻掻いて苦しんで成長するサクセス物語が見れたのが良かった。とにかくティアが好きになるクールだった。黒髪の英雄バンザイ!

 

 リリィちゃんが格好良い見せ場を作るターンはあんまりなかったけど、最後には全然似ていない顔絵付きの手配書が全国に回って指名手配デビューしていた。あれは笑った。お笑い担当としては良い。

 

 すっきりと事件解決して落としたところで迎えた最終回はラブコメ要素もあってとても平和。1話前で最終回にしてもキレイな落ちだったけど、スパイ教室らしさがあるほんわかしたあの最終回もグッド。

 

 総じて極上だなアニメでした。極上って意味としても響きとしても良い言葉だな。私も極上を目指して日々邁進します。

 

呪術廻戦 懐玉・玉折(第2期)
呪術廻戦 渋谷事変(第2期)

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 随分久しぶりのテレビシリーズ。

 制作のMAPPAには、チェンソーマンは良いとして次にやった異世界ネットスーパーのしょうもないアニメはせんでいいから早く呪術2をやれって思っていたところだ。すまんと思う一方で素直に出てくる文句がある。そういえば伏黒恵役の内田雄馬異世界ネットスーパーにも出ていたんだな。彼を応援します。

 

 再会が嬉しいコンテンツだったが、1クール経過した割にはあんまり放送していない。それもそのはずで今回の放送フォーマットが特殊だった。

 まずは「懐玉・玉折」と銘打った全5話の過去編を放送。シリーズ放送が終わったら総集編をやったり、普通に休止したりで次のシリーズの「渋谷事変」開始まで結構待たされた。

 これは元々この計画なのか、作っていないからってことで待機させられたのか、どっちだろう。別に文句ってことはないが、違和感なフォーマットではあった。

 

「懐玉・玉折」では、五条先生がまだ学生時代だった頃の話が描かれる。当時は仲良しだった悟、傑の青春が描かれる。そして青春の終わりには辛い別離が待っている。

 これを見ると「NARUTO」のサスケくんの離反に悲しんだ過去を思い出す。青春は全員にとって分岐点の連続だから、進路が重なるタイミングの長短はマジでそれぞれ。一瞬でも重なってご一緒出来たらそれはそれで奇跡なのかもしれませんね~。そんな風に悟ってしまう。あっ、だから悟って名前なのか?

 

 過去編から入るとは知らずに見たから(←どんだけ情弱やねん)、私が中の人もセットで推している野薔薇ちゃんはどこやねん、おらへんやんけとあちこち探すこととなった。過去編だからいなかった。野薔薇ちゃん登場までだいぶ待つことになったが、こちらの過去編も楽しかったっす。野薔薇ちゃんのこっちサイドなのに微妙に敵キャラ風な感じがするヒロイン性が良いよね。

 

 五条先生はまだガキだった段階から強い。五条ファンにはありがたい一時だった。清々しく無双しておる。

 傑が闇落ちして向こうサイドに行く理由がそれでええのん?な感じだったのだが、まぁ思想は人それぞれ。

 開幕早々、一行は入ったら通路がループして出られない闇空間に閉じ込められることになる。チェンソーマンでもこういう仕掛けの施設があった。そこで歌姫が目立つターンがあって楽しかった。

 

 硝子も可愛いな。女子学生なのにタバコ吹かしてる。これは私の前でやったら注意のヤツだな。

 

 伏黒の親父が出てくる。親父が邪悪で強力。これをぶっ飛ばす五条先生はやはり最強。親父役の子安ボイスがまぁ悪い悪い。優秀な役者です。

 バトルシーンのテンションが高いな。過去編の5話分だけでも楽しかった。これがジャパニメーションかと思えるご機嫌なアクション作画だった。

 

 そして現代に戻って展開するのが「渋谷事変」。ハロウィンの渋谷がとんでもないことになる。「東京リベンジャーズ」でもそうだったけど、ハロウィンって何かととんでもない事が起きがち。無事でいたけりゃ家で大人しくしてろってことか。

 

 序盤はメカ丸の本体を狙って動き出す真人と傑の動向が描かれる。メカ丸と真人がやり合うところが凄すぎる。メカ丸が出してくる戦力がもはやガンダム。このアニメで巨大ロボバトルが楽しめるとは思わなかった。

 火力の高いビームをぶっ放し、それを変身しながら避ける真人。ここらのシーンのヌルヌル動くアクション作画は圧巻の出来だった。ここから見たら何このアニメ?ってなる。

 思えばロボだけでなくパンダが街中を歩いていたりもするから、割りとクロマティ高校みたいなノリの作品だったかも。

 

 ハロウィンで街に集まった連中は化物共の餌食にされます。人々が始末されるシーンはなかなかにグロい。これは子供には見せない方が良いかも。

 敵からしたら一番邪魔ってことで、五条先生が執拗に狙われることになる。五条先生のスーパーバトルが現代編に帰ってきてもまた見れるのは嬉しい。

 敵もマジで来るからあの五条先生もピンチに陥る。そして遂には封印という形で五条先生が捕まってしまった。マジか、五条先生無しで残りの敵をなんとか出来るのか。まさかこんな事になるとは全然知らんからビックリ。

 

 傑の頭が開いて何かやばいのが住み着いている。キモかった。

 傑に真人もムカつくので早くぶっ飛ばして欲しい。あとは虎杖や野薔薇ちゃんに頑張ってもらうしかない。

 

 おぞましいハロウィン事件に入る前には、虎杖の旧友の女子が遠くから会いに来てファミレスで語らうなんて平和な場面もあった。

 野薔薇ちゃんが自分よりも先に虎杖に恋人が出来たらムカつくって言ってるのはどんな感情から?虎杖のことは最低限男子として意識しているのか、いないのか、微妙な発言。

 

 9月内で渋谷事変は終わらないので、今後も楽しく見よう。ちょっと変わった放送スタイルだったけど、それもまた良かろう。もう総集編は無しでストレートに放送してね。ちゃんと覚えているから振り返りはいらんす。

 

はたらく魔王さま!! 2nd Season

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 今期はワンルームに閉じこもってダラダラしている勇者の話もあったが、こちらは魔王も勇者も良く働く。良いことです。

 よその世界から来た人間だってああもスムーズに社会人として生活出来るのだ。だったら現地民のお前達も絶対大丈夫だ!

 くすぶって引きこもっている諸君にはそのようにエールを送りたい。こんな私のちょっとの優しさと気遣いを褒めてくれ。

 

 しっかり一年ぶりに始まった2期のパート2。これだけ空くならもう3期と銘打っても良かったのではないか。

 相変わらず絵が下手。キャラデザどうこうでなく、動きとしても危ないシーンもあったかも。やはり1期からの変わりようがエグい。

 

 EDアニメのちいちゃんの作画は可愛い。ちいちゃんのファッションショーが毎度楽しめるEDアニメは良かったな。本編もあの感じで行けば良かったのに。Liyuuの歌も可愛かった。

 

 お話とかキャラ性、声優は好きなのでなんだかんだ楽しく見ました。

 異世界の揉め事が日本に持ち込まれるターンはこれまでもあったが、今回はその決着をつけるために勇者も魔王も異世界に帰還した。あっちとこっちを行き来するパターンは珍しい。で、最後はまた日本に戻って皆で狭いアパート暮らし再開で良かったっす。

 この感じで他作品でも異世界にいったバカな主人公を全部日本に強制送還出来ると面白そうだが、それはそれで迷惑なのでやはり異世界って島流しの先としてあって然るべき所なのかも。

 異世界で魔王が日本のバイクに乗って旅するのは珍しい景色で面白い。物品も普通に持って行くのか。

 

 異世界に行った後にエミリアとアルシエルが現地民に分からぬ符牒としてミョウガがどうのこうの言うやりとりが日本人から見れば間抜けで面白かった。ミョウガは美味いよね。親戚が甘酢漬けにしたのを今食ってるけど、コイツが結構イケるぞ。

 

 魔王が仕事先でキャリアップを狙ってバリスタについて学びを深めようとしたり、運転免許の勉強をしたりするのには、実にリアルな社会人感があった。すごく根が真面目じゃないか。魔王がこんなに頑張っているのだからサボってばかりの現地民は、今後をどうするかは個人の自由だがとりあえず恥を知れ。

 

 異世界に里帰りして1ヶ月もの間会社を無断欠勤したエミリアは、さすがに会社を首になったと最終回で分かった。こちらも真面目に働いて来たのに残念。最終回で無職になりました。

 1期放送から数えたら10年目にして会社を首とは、リストラの周期としても案外リアルなのかも。

 しかし最後には友人の鈴木さんとの友情は残ったので全てを失ったわけではない。エミリアは優秀だからすぐに次が見つかると思う。勇者のOL姿も結構萌えでした。

 

 労働は基本面倒臭いけど、やればそれなりの価値があるから決して悪いものではない。異世界バトルを通じてそこのところを学べる教養のあるコンテンツでした。それと家族で赤ちゃんを育てるホッコリ感もあって良い。

 私は人に働けとは言わない。ただサボらない方が良いとは言いたい。サボっている人生はつまらないものね。万国の労働者にバンザイ。

 

るろうに剣心明治剣客浪漫譚

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 令和の時代に流れて流れて帰ってきたぞ愛しき流浪人。というわけで緋村剣心、ここにカムバック!

 おかえり~。ついでに武装錬金も令和版をやっていいんだよ~。真っ赤な誓いももう一度。

 

 まず思った以上にOP曲が喧しい。とは言っても別に喧しいのが嫌いな事はない。この喧しさが令和式明治剣客浪漫譚の魅せ方だ。令和で明治ってややこしい。

 

 久しぶりに見るが剣心は格好良いし、薫殿もキャンキャンうるさいところが可愛い。

 剣心の声はずっと涼風真世で記憶していて、あれこそしっくり来る。しかし新しく斉藤壮馬が命を吹き込んだ剣心も良いっす。男の侍なのだから男の声優が声を当てても違和感がなかった。また剣心がテレビで「おろおろ」と「ござる」を言ってるのが聴けて嬉しい。

 剣心の剣戟アクションも格好良い。令和に入っても飛天御剣流は攻略が難しい一流剣技だな。

 

 声優総入れ替えだけど出てくる人間が豪華だしそれぞれがマッチしていた。

 鵜堂刃衛は平成版を演じた大塚明夫の怪演が未だに耳に残っているが、新たに演じた杉田智和バージョンも良い。キャラの持つ気持ち悪さと狂気さが良く出たナイスな芝居だった。

 刃衛の背中で刀を持ち帰る剣術は印象深い。カラーバットで真似してました。

 

 小市眞琴の男の子声が好きだから新しく弥彦を演じてくれてよかった。旧弥彦の人は今はカツオくん役をやっている。

 八代拓左之助も良いし、大西沙織の恵さんは色っぽくてとても良かった。大西沙織の声はエロい。

 

  蒼紫の下に着く御庭番衆4人の新規声優が大変マッチしている。火男役の落合福嗣はすごくマッチしている。小物感ある癋見を演じた吉野裕行の声も良い。

 ウチのお兄ちゃんも言ってたけど、御庭番衆は蒼紫様以外まるで化物みたいな見た目だな。式尉は緑に塗りたくったら超人ハルクだとも言っていた。

 

 皆見た目は怖いけど互いを想い合う良きチームなんだよな。そこにほっこりするからガトリングガンを前に倒れた4人の死が心に痛む。

 

 るろうに剣心といえばの兵器の木砲、ガトリングガンも出て来た。ガトリングガンをぶっ放す武田観柳がマジでムカつく。真殿光昭のクソ野郎の芝居が最高にマッチしていた。格好良い声なんだけど、この手の小悪党を下卑た感じで演じる時にも良い味を出すなぁ~。

 

 平成版アニメも原作マンガも見ているから内容は全部知っている。新しく綺麗になった絵と声優を楽しむのを優先して見ている。好きな声優ばかりで嬉しい。高橋李依の薫殿には萌えるな~。

 

 私の推しの巻町操がまだ出てきていないので、令和版の操ちゃんが活躍する続きが楽しみ。

 

 現段階では武田観柳をぶっ飛ばして蒼紫戦が終わった所。蒼紫様は超格好良い!

 長い獲物でなく小回りの効く小太刀で切るってのが良いな。あれが暗殺に長ける忍スタイルか。左之助のドデカ斬馬刀とのサイズ差よ。あんなもんダイターンザンバーやないか。

 それと蒼紫様の服どこで売ってんの?絶対戦闘向きじゃないだろ?邪魔やない?って皆言ってました。

 

 アニメをどこまでするのか知らんが、原作を全部やってもらって構わない。追いかけます。こっちも二重の極みの修行をしながら待つぜ。安慈和尚にもまた会いたいな~。

 

koshinori.hatenablog.com

 

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