今日でキンプリで5人時代の終了ですね。
分かりやすくハートを襲うロスがある。そんな中でも休み無く電波は我が家に届く。何って、アニメ的電波である。だから私はいつも通り見るのだ。
というわけで、5月中旬の段階で放送が終わっているアニメについて振り返ろう。
こんな半端な時期にも振り返りが叶うのは、3月終了分が伸びてケツが春に突っ込んでいるのがあるから。
事情は分かる。けれども結果を見ると、1月スタートアニメの中には情けないくらい放送延期が続出した。これも史上稀な事件。
未だに続きはどうなった?という尻切れトンボ状態の作品もある中、とりあえず遅れた分の中でだと「防振り」の2期と「UniteUp!」は遅れてごめんを言いながらもゴールテープを切った。とにかく走り抜いたなら拍手です。
久保さんは先日やっと続きがスタートしたな。それからゴールデンカムイもやっと続きが開始した。こちらの方がもっと待ったな。あっちもこっちもしっかり応援しよう。
ではそんな波乱な昨今のアニメシーンを振り返ろう。
痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。2
とりあえず絵が可愛い。可愛い子ちゃんがたくさん出てくるし、謎に声優も豪華。
メインどころは割りと若手が集中し、脇には10年戦士、20年戦士、もしくはそれ以上を配置している。有名人が多めでお耳的にも助かる。
放送遅れが出たとはいえ、たくさん待つような期待の内容でもなく、普通にゲーム世界で無双して終わりって感じだった。皆さんペット的お供をゲッツして楽しかったみたいな、簡単に終わる感想ではある。
ぶっちゃけ後半は何やってたんだかあんまり覚えていない。とりあえず他のチームの猛者と連携して派手にバンバン戦闘シーンをかましていたな~くらいのもの。アクションシーンの出来は結構動いて良い感じだった。
まぁこれは可愛い女の子が大盾を持ってブラブラして防御力を上げてっていう導入部分の間抜けさが出オチだったから、「キャラが可愛い!」という目の保養要素を抜けば特に何も残らないんだな。
出オチ要素を1期で使ってしまった以上、2期までで色々と限界だと思う。でも3期をやるに向けての布石となる新キャラを最後に出したのは色々と怪しい。
盾アニメなら「盾の勇者の成り上がり」も2期で天井にごっつんこしたから、防御力重視の盾アニメをたくさん続けるにはペース調整が難しいのかもしれない。防御も良いけどもっと攻めた方が良いというのも反省点。
食べて美味しいおかわりになるか蛇足になるか、そこは次を用意する手前の段階でしっかり検討した方が良い。サリーはとても可愛いかった。
UniteUp!
アイナナとかでもとても怖いと学べるアイドルのスキャンダルが出て後半部分がちょっと不穏になってきた。
出世のために先輩アイドルを怪我させた者がいるとかいないとかいうスリルあるスキャンダルが出てプロジェクトが危なくなる。
なんだかんだアイドル間で揉めることはあっても、最後はスポーツの力でぐっと深まろうということで野球をやっていた。
野球は球と共に心も投げて打ってするため、コミュニケーションツールとして優秀、とお兄ちゃんが言ってた。ちなみに私はサッカー派です。
青春野球アイドルアニメバンザイ。
最終回はまるっとスーパーライブを見せてくれた。何か楽しい。
毒っ気のない爽やかなアイドルアニメでした。
それから主人公のママの作るメシのセンスが変なのも印象に残る。
ULTRAMAN FINALシーズン
きっと誰かの誕生日であろう5月11日、Netflixにて全世界に向けて配信された。全12話の端から端まで熱かったっす!
もはや日の丸印よりも先行して思い浮かぶ日本の顔的コンテンツにまで昇華したあのウルトラマンのアニメの最後のヤツが来たぁ!待っていたぞ!これ、すごく好き。
実写勢からすると、ウルトラマン要素を最低限に入れたスーパーバトルものくらいに見えるのかもしれない。だが私はウルトラマンも仮面ライダーも良いし、アニメならドラゴンボールや幽遊白書もイケるので、とにかく格好良いヤツらがドンパチやっていればオールOKっす。アニメのウルトラマンも格好良い。ジャックだけまるでガンダム。
とにかく毎度のことながらアクションシーンがすげぇ。
つい先日、ウルトラの遺伝子の根っことも言えるウルトラQを再視聴したのだが、あの時代から色々やって来てこんなアニメが出来るまでになろうとは当時誰が思ったことだろう。時代、技術、作り手の発想、どれを取っても信じられないレベルで進化したものだ。
内容もシリアスとスリルに満ち、最後にはヒーローものの熱さが爆発する魅力もあってとても楽しめた。
同期放送作品の中には、緊張感無きゆるゆる間抜けアニメもいくつかあったので、それと交互に見ると落差が凄まじい。本当に同じ時代の仲間同士なのか?ってなる。
ファイナルの導入部から何か不穏。
敵討伐のお仕事中、ウルトラマンの力の暴走によって街が余計に破壊されてしまう。こうなればいくらヒーローといえど大衆からお叱りを受けるのだ。ていうか実写のウルトラマンのどれかのシリーズでもこういのあったな。戦い方が下手で街を壊しすぎていると街の人から叱られているウルトラマンもいたっけ。
街への被害出しすぎ問題から、徐々に人々の中でウルトラマンへの不信感が育っていく。最終的には怪獣や異星人でなく、ウルトラマンこそが災厄なのではないかという不義理すぎる概念が大衆の中に根付いていく。
ネットではウルトラマンによる街の被害まとめ動画が上がったり、討論番組ではウルトラマンは悪ではないかというテーマでああだこうだおっさんが喋っているなど、ウルトラマンへの当たりがキツくなる。可哀想。
進次郎が逆賊として追われる羽目になる苦しい展開に心が痛む。そこで登場したのがアラシ隊員だったのはナイス。実写版の毒蝮三太夫に顔が似てる。
ハヤタ、イデ、アラシの科特隊OBが結集するシーンは、懐かし同窓会状態で何か興奮した。
メフィストの目的の4人のウルトラマンの制圧については、一体誰の事?と謎になって気になった。ゆえにこの展開が面白い。
4人のウルトラマンにハヤタ親子とベムラーも入ってたのは意外。あいついつの間にウルトラマンに昇格したんだ。実写だと普通に怪物だったじゃん。
最後の1人探しがまさかああなるとは予想できなかった。ここへ来てアイドルヒロインのレナちゃんがメストラマンとして覚醒する。ウルトラの母ともうちっと若者ギャル風にした結構イカすデザインだった。
諸星すみれはアイドル活動の頂点女の次にはウルトラマンになったのか。めでたい。名前がなんかもうダンっぽいもんな。ウルトラと縁があるお名前だったのかもしれない。
それからここに出てくるモロボシさんは、セブンでなくレオの時の鬼コーチ仕様でキャラを作っているよな。
前作では異星人お姫様のマーヤが可愛くてお気に入りだったけど、今回もワルワルセクシーメス異星人枠が確保されていた。
初戦でタロウを圧倒した強い女異星人のバルキュアがとても良い。恐ろしく良いケツをしていた。M・A・Oの演技もエロくてよかったっす。この人も特撮関係の出演が多いよな。
タロウとの戦闘中に、テクニカルなズキュ~ンキッスを決めてくるバルキュアのアクションから目が離せない。まるでジョジョのディオばりのいきなりのスキュ~ンキス泥棒だった。私ってば何を書いているんだろう。
悪にも華が欲しいという点では、バルキュアの存在は合格。
最終回ではマーヤともセットで実は生きていたと分かってよかった。異星人ズが居酒屋で憩いの一時を送る落ちのシーンは好き。
北斗を演じた潘めぐみの芝居がイケメン過ぎるのも印象的。男性陣の中に1人女性キャストが混ざっているけど、違和感なく男子声を出せているのがすごい。今期では「推しの子」で可愛いアイドルの役をやっているのに、こちらではイケメンの芝居だからすごいなぁ。
ウルトラマンが越えて行かねばならないファイナルシーズン最後の壁がゼットンだったのはエモいし熱い。
ハヤタも因縁の相手を前に黙ってられないと老齢の体を奮い立たせてファイトしていて格好良かった。
ウルトラマン連合とゼットンがやりあう最終回のスーパーバトルのシーンが超格好良い。
レナもバリアを張る要員で参戦していた。バリアを張って守るという彼女らしい優しさが見える能力も良し。
エドがラスボスだったか。見た目がケムール、またはゼットン星人だからまさかとは思ったが、そのまさかの世界線に入った。
向こうもゼットンのパワーで作ったスーツで向かってくる。ゼットン式ウルトラマンみたいで何か変な感じ。
進次郎のスーツが最終局面で覚醒モードになるところは格好良い。
ボロボロになりながらゼットンに向かうウルトラマンを見て、一度はウルトラマンを災厄扱いした人々もウルトラマンを応援してくれる。皆の想いが重なる展開が熱い。テレビキャスターのおじさんがウルトラマンをガチ応援してくれるところにちょっと泣けた。
最後はウルトラマンと街の皆さんの想いが重なって力になるという熱いヒーローもの展開が見れてよかった。心が燃えたぜ。
すごく良かったっす。これで終わりは寂しい。追加で劇場版とかすれば?
こんな形を取ってウルトラマンをリブートさせたことについて、世間ではどう評価されているのか知らないが、とにかく私としてはこの作品がとても好きだ。熱意を持ってやっちゃっているとしか思えない。ウルトラマンはアニメにしても熱かったと分かりました。
でもエドがウルトラマンの力をもってすれば2分57秒で地球を征服できると話していたのはちょっと怖かった。そのくらいウルトラマンはクソ強いのだ。
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