こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

全然売れないぞ 現代におけるマンガとCDの価値

 いや~秋めいて来たなぁ。朝晩は割りとひんやり。今が一番過ごしやすい。

 こんな時期はお片付けや断捨離に向く。というわけで色々な物をヤフオクで売出中。

 

 で、思うのだが、CDとマンガが思ったほど売れない。え?こんなに売れないし、価値がないのか!と思うばかり。

 

 今でも中古買取り店はそこらへんにあるし、店内を見ればそこそこ人もいる。もしかして立ち読み勢ばかりで買う人って少ないのか。マジで売れない。

 これらの困る点は場所を取るし重いこと。そういう物は発送運賃もかかる。これは扱いにくい。

 

 特にCDは扱いが悪いなぁ。新品未開封の状態であっても「いらん!」とそっぽを向かれる。よっぽど珍しいものでもないと中古市場において現状CDはゴミみたいな扱いを受けているとか。

 一応ハードオフブックオフに「そこんとこどんな感じよ?」と聞いたら「ぶっちゃけ良い額は出ない」と返してきた。そうか、ダメなのか。正直なアンサーなのは評価する。

 

 CDの場合は名曲かどうかは高額条件にはならない。だって聴くだけならレンタルで良いし、そのレンタルだって今では廃れていて時代は配信。もっとお手軽な手段なら動画サイトでフル音源がアップされている。今更プラスチックのあのケース入りのが欲しいって人はかなり少ないようだ。

 

 一時の勢い任せで酷い量を買ってしまった。これらは何とか金に換えたい。でも金にならねぇ。

 新品ならたいだい1000円くらい。中古なら100円かそれ以下で買い集めた。100円で買ったものがそれ以上の値で出ていくことだって現状厳しい。ここまで元値を下回る額での売値になるとは、現実って厳しいし酷い。

 

 我々の愛した名盤が四捨五入したらほぼゴミの感覚でやり取りされるなんて悲しい。

 まぁハードオフブックオフに行っても100円コーナーにわんさかあるからな。一生懸命買った我々が悲しくなるくらいだから、一生懸命歌って収録した側はもっと「何だかなぁ~」な気分になるのかもしれない。

 

 なんでや!なんでこの流れになった。カセットやレコードなら再び流れが来ているっていうのに、CDは来ないのかな。もうちょっと今ある分を持っていたら価値が出るとかないのかな。

 とかなんとか考えるが、もう一回CDブームが来る未来が全然見えて来ない。やっぱり邪魔だよな。重いんだって。8cmの時はあんなに軽かったじゃないか。

 

 最近はCDの買い取りを止める業者も増えているという。賢明かもしれない。

 昨日はCDが値上がったという情報をヤフーニュースで見かけた。新譜が売れなくなっている現代に来て値上がりとか益々CDが離れが加速するだろう。

 邪魔だから懐かしいのも買ってもらえない。では、私の元に残った10年くらい前の名盤達は一体どこへ行く?可哀想。

 

 たまにジャケットを眺める分には楽しいけど、まず実機で再生することはない。もうめんどいもん。パソコンやMP3プレーヤーに落としたらもうそっちでしか聴くことがない。中身は未だに聴いているのに、本体自体がこんなに用無しになるなんてなんか不思議。

 

 漫画も楽しいのが結構あるけど、お店で聞くと買い取り価格やっす!そんなに出せないの?とビックリだ。

 元値の10分の1も行かない漫画もあるくらい。下手すると1桁額買い取りもあるらしい。酷いなぁ。まぁ店内のは100円で売っているから仕入れもそのくらいになるか。

 この本ってのも今では配信があるからな。古い漫画だって電子で読めちゃうから今更本物はいらんってのが世の流れらしい。本なのに本物いらずってコレ如何に~。

 CDの内部データ抜きなら平成初期からも出来るヤツはやっていたことだが、まさか本まで肝心な内部がデータになるとは。この未来は平成フルエンジョイ勢の私には見えなかった令和風景。時代もここまで来たか~。

 

 実物への所有欲ってのは現代人にはないのか。かくいう私も10年は新刊を購入していないと思う。

 ページをめくる、文字を読むの手間無きアニメに慣れた今となっては漫画を読むのも結構ダルくなった。人って文明、文化が進む毎に横着な怠け者になるのかもしれない。

 

 大事に持っていた物を手放すとなるとやっぱりある程度価格にはこだわる。処分が無料なら良いか~では終わらない。最後に欲っていうか、これまでその分野でコレクターをやってきた誇りや矜持ってものが湧き上がる。ナメくさった価格ではうちの子はやれん!の感じになるんだよな。

 

 日本人はマンガ本とCDが大好きってのがちょっと前までの印象だったのに、今は遠のいたなぁ。がっかりだ。

 なんか悲しくなった。今では安い価格でも引き取り手がポツリポツリと現れるのに割りと強めに感謝の想いを抱く始末。

 

 まぁ一冊5円だの10円だの酷い買い取りはスルー出来ているので良しとするしかない。

 

 そんなに上手いことお金儲けは出来ないこと、そしてCDと本の文化は廃れて行っているのだなと実感出来た秋でした。これも学びです。

 

 音楽も読書も楽しめる時期だからこのタイミングで売れ行きが良くなる事を願います。

 

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