こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

揚げ物を汁物にぶっ込む背徳的美味さ

 最近揚げ物をよくやる。何でも揚げたら美味いのだ。

 最近は貰い物の茄子、サツマイモ、蓮根などが我が家のキッチンを賑わせている。これらのベストな食い方は天ぷらだな。他にも色々あるけど私なら天ぷらにするのが一番美味いと考える。

 なのでさっそく油にぶっ込むのだ。

 

 元々美味しい素材がサクッ&カサっとした素敵な衣をまとったことで更にイケてる状態に仕上がる。

 ここで私が行う次なる行動がうどんを作ること。作ったら天ぷらをぶっ込んで天ぷらをうどんにする。コレがマジに美味いのだ。

 

 美味いならそれで良いかで終わらせればよいものだが、ちょっと引っかかるというか不思議に思うことがある。

 わざわざカリカリにしたのに、すぐにもその要素を欠く汁の中にぶっ込む。この過程を見ると天ぷらの運命って何なのさとも思ってしまう。

 

 汁にぶっ込んでふやかすならカリカリにした意味なくね?となりそうなものだが、私は衣が汁を吸ってグッズグズになったのがどうにも心地よい人間なのだ。

 前工程の仕上がりが台無しになるような次なる味付けが汁に浸すこと。それってなんか損じゃんと想いながらも、しっかり美味いからトータルで背徳的味わいとなって行く。

 

 う~む、天ぷらと汁物の代表格のうどん、この組み合わせを考えたヤツは一体何年前の世界に現れたのだろう。結構な挑戦的企画じゃないか。極論な例えを引っ張ってくれば、アイスを熱い汁の中にぶっ込むみたいな意外性ある挑戦だよな。でもこれで美味いから良いんだよなぁ~。

 

 最近ではコロッケ蕎麦なんてものもあるから、パン粉を使った揚げ物をうどんやラーメンにぶっ込むこともある。

 先日はカツを揚げたのをラーメンにぶっ込んで食ってみた。これも美味いんだなぁ。せっかくのカリカリ感がすぐにも死んでいくのだが、揚げたパン粉が汁を吸った状態の物も美味いんだなぁコレが。

 

 揚げ物って汁を吸わすと第ニ形態として美味しい顔を見せてくれるのだな。前から食ていたものではあったが、最近になって改めてグズグズになった衣が良いなって思うようになった。

 

 これからもどうせすぐにも汁につけてグズグズになるのを見越した上で楽しく元気にカリカリの天ぷらやフライを揚げて行こう。

 揚げてアゲての我が人生。それもまたグッドで無敵でしょ!

 

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