こしのり漫遊記

どうも漫遊の民こしのりです。

2023年のアニメの感想(10月~12月)その15

 今日は成人の日か~。成人といえばプリキュアが20周年で盛り上がっているな~。そのプリキュアも先日から新作情報が次々解禁され、タイトルや出演者も分かって来たぞ。ワクワクしますね。

 

 さっき始まったとばかり思っていたひろプリも終章突入でもう次か。こうして気づけば人生の中で2回目、3回目の成人式を重ね(40歳、60歳を迎えること)、あっという間に棺桶の中なのね。人生早回しで困るぜ。まぁ楽しいんだけどね。

 

 ていうか成人が20から18に早まったのか。いつから人生早送り仕様に変更したんだ?

 18ってまだ虫取りとかブロック積みとかして遊びたい年頃だろ?(←育って来た時代と環境、その中で得た価値観によって違いはあります。ていうか「セロリ」っていう歌の歌詞みたい)

 

 年が明けて1月になったものの、2024って数字にまだしっくり来ない。その2024年も開始からもう1週間経つのか。まだ紅白を見ていた大晦日気分のまま今を生きているような~。

 それもそのはずで、まだ2023年の振り返りが終わっていないんだよ。私の中で23年との完全決着はまだなのだ(←1人で勝手に居残って戦っている変わった趣味)。

 

 こうしてアニメ感想を書いているからこそしっかり気づくことがある。やっぱり23年ファイナルクールのアニメの本数の多さは異常。多すぎだってば!で、こっちも見すぎ!

 まだ全部振り返り切れんとか数が多すぎてヤバい。生態系でいうと異常な大量発生だぞコレ。てことは、事によると危険かもだぞ。

 

 そんな去年に残して来た戦いの決着をさっさとつけようじゃないか。まぁそうして戦っている人生も楽しいのだけどね。

 いつだってどこだって私は楽しいを探す時の旅人兼ハンターである(←やっぱりポエミーなお年頃)。

 

 

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 おっ!こいつはちょっと前に完結したと思ったらまた番外編みたいなのが始まったぞ。

 

 今回主人公が思った以上に鼻タレチビガキなんだけど。

 えっ!こんなに間抜けな小僧イラストだったっけ?前のメリオダスくんはもっとイケメンじゃなかった?

 主人公のパーシバルが小僧過ぎてショボいなぁ。大丈夫かコレ?

 早く綺麗に描けたからってことで、蛇の絵に無駄に足を付け加えてダメにするアレにならないか?(←蛇足というやつです)

 厳しい意見かもだし、もしかしたら杞憂に終わるかもだが、1クールみたところだと微妙に赤信号かもよ。

 

 パーシバルとおじいがめちゃ田舎暮らしで、パーシバルが世間知らずということから、ドラゴンボールの悟空とそのおじいとの暮らしを思い出す。悟空も最初は何も知らなくて「女子」というものさえ分かってなかったものなぁ。知ることは良いことで、知らんことは良いとも良くないとも言えんものだなぁ(←何の話じゃ?)

 

 襲撃してきたパーシバルの親父どしたん?めちゃ変な被り物しているし。 

 あの変な格好の親父を討つのが、とりあえず一つの目標になって今後盛り上がるのかな。

 

 ヒロインのアンちゃんはちょっといいかも。青髪で強気なお嬢様の旅立ちなんて応援したくなるじゃないか。この子の成長を見守ろう。

 

 お話は今のところなんともって感じ。なんとなく見送って行く感じかな。まぁ普通。

 

 懐かしのキャラも数名顔出しがあったので、今後本編にどう絡むのかちょっと気になる。まだ続くみたいなのでとりあえず見ていこう。

 

火の鳥 エデンの宙

 時間の事をいえばサクッと4話で見やすい。だが、短い内容の中でどっぷり考えさせられる事がある。そのため、いつものお気楽異世界アニメみたいに見終わったら「ハイさよなら」で軽く済ます事が出来ない。重厚な命の物語である。

 

 これはすごい話だったな。気が遠くなりそうなくらい長い期間の話で、規模としても壮大な内容。とにかく命について考えさせられる。

 

 これは親が漫画を持っていたので結構知っている。これまでにも他の章が映像化されていたな。そしてなかなか難しいけど、結構面白いファミコンゲームも遊んだぜ。

 

 地球から脱してよその惑星に第二の故郷を求めた人類が、その後どうなったかを描いている。

 よその星に移っていきなりの問題となるのが水源の確保。これがないと水分たっぷりな人間の体を維持できない。つまり死ぬ。

 そこをクリアした次の問題が命の半栄について。それまで通り順調に人間を増やせるわけではない。だって生活環境が違うのだもの。

 

 人類の希望の惑星 エデンで唯一の女がロミ。女が一人しかいないとなると、今後数を増やすなら何をどうやっても彼女がキーパーソンとなる。このロミの人生が作品の見所。

 で、このロミの運命を巡っては、一般的に性のタブーとなるあのカードを引っ張って来るしかないのだ。そこが映像化に向かないので、これまでこの章はアニメになっていなかった。満を持して映像化した今回もそこはかなりぼやかしている。まぁぼやかすべくしてそうなっているのだと思う。これは原作通りやりにくいため仕方ないのかも。

 

 ロミが13年のコールドスリープを選んだ理由がアニメだけでは分かりにくくなっている。選ぶしかない理由をはっきり描くのは避けたみたい。

 しかし13年のつもりが1300年というヤバい誤作動になっているのはマシンがガバい。これはマシンバグなのか、ロミの入力ミスなのか、どっちなの?

 

 息子のカインが結局母と再会出来ないのが可哀想すぎる。

 カインの物語を見れば、人にとって孤独とは克服が難しい恐怖なのだと理解出来る。あんなところで一人はやっぱり怖い。

 

 火の鳥という天変地異の賜物のおかげでイレギュラーに女子の用意が叶い、ロミが寝ている間にも人類は半栄する。 

 1000とうん百年かけて増えた人間と大きくなった文明だが、最後は人同士の争いによって自滅に持っていくことになる。これが虚しいし、なんかリアルかも。ゾットするラストだったな。

 地球から帰ったロミは、また空っぽの星から生活を始めることになる。どんな想いなのだろう。

 

 どこの人間も命が終わると思えば、最後に故郷を一目見たいと望むものなのか。ロミが最後に地球を見たいと願って旅立ったのを見てそんなことを考えてしまう。

 故郷の地球に行けば大気汚染が進んでまともに住めない状態になっていて、やはりエデンしかないと思って帰ったらエデンも滅びの星になっている。結局何を頼りに生きれば良いのか。

 1300年以上に渡るロミの人生の着地点がアレでは可哀想。

 

 浅沼晋太郎が演じた牧村が後半の重要キャラになる。地球の行く末の選択どうこう以前に、人類の存在自体が間違いだ的な事を牧村が言っている。

 不思議な巡り合わせによってロミ達はエデンで生き延びたけど、絶滅を延長させたところで、やはり滅びはいつか来る。それも人間自らの手で。話の落ちがそうなっていた。

 じゃあ牧村が言うみたいに人の誕生がそもそも滅びの始まりなのか。その方程式も全くの間違いではないような。

 火の鳥がエデンに命を繁栄させたことは、果たして幸か不幸か、どっちだったのか分からない。

 滅びるべくして滅びるタイミングってのがあって、それを延命しても結局は苦しく虚しいことになって逆に残酷なのかもしれない。火の鳥がこちらに寄越したのは延命の幸福か、それによる苦痛なのか、どっちの狙いで事に出たのだろう。考えても難しい。

 

 命を巡る物語の考察が捗るような、それでいて早々に暗礁に乗り上げてよく分からないような。何とも言えない感想が出てくる話だった。いずれにせよすごい発想と熱で描かれた秀作だ。

 

 最初は若く、次にはばあさん、かと思えばまた若返る。そんな命の時間を行き来するロミの芝居をそれぞれのシーンで切り替えた宮沢りえの芝居が忙しい内容となった。

 ロミの声は宮沢りえだったのか。これはスタッフロールを見ないと気づかない。ナイスなお声でした。

 若き日の健康的な赤髪の美少女だったロミが可愛い。そこは結構萌えました。

 

 しっかり生きて悔いなく滅べ。それが気持ち良い命の歩み方なのかもしれない。

 1000年もすればこんな話もフィクションだと楽しんで見てられないかも。リアルに起きるかもな。その点でも考えさせられたぜ。大変面白い作品だった。やはり手塚治虫は偉大。

 

BEYBLADE X

BEYBLADE X ベイブレードX BX-20 ドランダガーデッキセット 金属

 仮面ライダーウルトラマンポケモンも、長いことやっているコンテンツはいつか「X」にたどり着く。

 というわけで、ベイブレードもXとの邂逅を果たすことになったぞ(←オタクの言いがかり)。

 

 令和になってもまだ懲りずに「ゴーシュ~!」しているヤツがいたのか。私なんてとっくにコマ回し戦士を卒業して、あの日の相棒ベイも屋根裏倉庫の中だぜ。屋根裏倉庫って忍者の侵入口って感じがして楽しいから用もなく出入りしていたよな~。

 まず、まだコンテンツがあって、アニメをするくらい元気だったんだってことにビックリ。

 

 しかしベイブレードっていうのも相当昔からあったというからな。もしかして四半世紀に近いくらい歴史があるのでは?これもすごい玩具になったものだ。

 確かに単純だからこそやってみたらすぐにも面白い!に到達するからなぁ。シンプルなようでハズレなく良く作られた玩具だ。凄いぜ!

 

 そんなベイブレード最新作を見てみたら結構楽しかった。 

 最初に出てきた風見バードの名前と髪型がすげぇ。どっちについてもなんちゅう設定やねんって思う。

 同期作品だとビックリメンの主人公とこちらのバードくんがかなり印象に残る髪型だった。

 

 第一の戦士のバードが作中で一番ザコで全然勝てない。というのも相手取るのはベイのプロ達であってバードは素人上がりのザコだから。

 ベイにもプロがいるのか~。ハイパーヨーヨーにもプロがいたというから、どこの世界にも達人はいるもんだな~。

 

 初回からザコい地元の友達と組んで試合に出るも、相手のプロに瞬殺されていた。おまけにザコは消えろということで、相棒のベイをペンチでぶっ壊されていた。プロ怖ぇ~。バードくんの物語の第一歩が厳しすぎる。

 酷いけどそのくらいプロの世界は厳しい。調子くれたガキは家に帰ってな!ってことか。意外と殺伐とした業界なのね。

 初っ端のペンチでベイブレード破壊はマジ怖いって。ブロッケンGが人のミニ四駆をぶっ壊すのを思い出した(←いつの時代の話やねん!)

 

 3人1チームで戦って行くが、覆面戦士のエクス、動画配信者兼アイドルのマルチが強すぎることで何とか勝ち上がっている。勝ち点を上げているのは二人で、バードは戦力外だな。もうちょっと頑張れ。

 1クールかけてもまだまだバードがザコい。ここまでビギナーズラックと縁遠いザコいスタートも珍しいかも。負け無しで行くなろう系とはまるで違うハードコースだった。

 

 試合は一級娯楽の見世物であり、選手はプロである。プロの仕事場ならばチームにはスポンサーがつくという何かマジなモードで展開している。

 主人公チームのスポンサー企業が謎の寿司屋でなんかしょぼそう。特訓してくれるメイドのお姉さんがセットだから良いか。

 

 キャラデザはそこまで美しいものではないが、メインキャラのキャラ性や関係性は好ましい。

 

 なんか雰囲気良さげなので続きも見ていこう。ていうかちょっとベイブレード欲しいかも。次の休みに売り場を覗いてみよう。

 

レヱル・ロマネスク2

『熱き切磋琢磨』

 おぉ!コレ懐かしい。結構前にやっていた鉄道むすめアニメじゃないか。

「まいてつ」っていうゲームのアニメだとか。前のアニメ見た後にちょっと調べたらSwitchでゲームが出ていると分かったけど、本体を持っていないのでそのままお別れだったな。いつか本体とセットでゲッツしよう。お金を貯めます。

 

 鉄道の擬人化アニメのようだが、私は汽車はじめ船、車、バイクと乗り物関係の事は全然知らんからなぁ。徒歩とチャリでやってきた人間だからなぁ。元ネタが分かるとまた違った深い楽しみ方がありそうなものだ。

 

 予習しがちなインテリの私は、2を見る前に1をもう一回見てきました。

 これは熊本県アニメだったのか。行ったことのない御国だな。

 1では鉄道も金儲けの世界だからってことで、皆して物販品を考える物語が展開した。今回の集合では、どうしてこうも方向性が変わったのか、いわゆるASMRコンテンツとなる良い音を探そうという内容になっていた。

 そういや事前に偶然知ってしまったことだが、これのキャラでお届けする音声コンテンツがあるんだよな。聞いたことはないけど。

 これも最近たまに来るASMRアニメになったのか。私はこういう気持ち良い音を聞くコンテンツが結構好きで、聞いたらすぐ寝ちゃう人です。ASMRとかマジで眠いし心地よい。こういうのが流行ってもOKっす!

 

 結構専門的なことを言ったりやったりしていて感心。

 様々ある録音マイクの種類、録音方式、ミックスなどの編集説明までしていた。

 へぇ、こうして良い感じに音を撮っているのか~と学びになる。

 

 2期から出てくる鉄道娘の顔ぶれが変わっている。追加で出てくるのも可愛い。マジで出てくる娘が全部可愛いな。

 なるほど、こうして鉄道にも萌えがあり、鉄オタはそこも楽しみにオタ活してるのだなぁ。深いぜ。

 

 マジでちょっとしかないショートアニメだけど、新キャラを演じるのは人気者ばかりだな。そこも良し。

「むむむ」っていう名前の子がいるのは面白い。「ゆゆゆ」のアニメみたくな何かの省略系かと思ってしまう。

 ヒロイン達が音声収録に出かけた先各地でガイドしてくれる現地のお姉さん達も可愛かった。

 

 この可愛い子ちゃんが全部出てくるゲームがあるなら楽しそう。

 駅員制服をベースにして可愛い子ちゃん仕様にデザインした各員の衣装もイカす。

 

 というわけでお耳に心地よい萌える鉄道娘アニメでした。 

 

BURN THE WITCH #0.8

Don't Judge A Book By Its Cover

 年内ギリギリの12月超終盤に解禁された懐かしいやつ。

 結構前にも数話分やっていた「BLEACH」の久保帯人氏が放つもう一つの魂を巡る世界の物語。

 ガッチガチのバトルもののBLEACHと比べると、こちらはとても素敵にファンタジック。そしてほっこりさと萌えがある。

 同士が手掛ける2作でこうも方向性違いの世界観があるのか~。まずはそこが印象的。

 

 これが何だったかといえば、のえるちゃんのパンツが見たくなるアニメってのが一番しっくり来る感想。←いや、私の趣味とか願いではなく、登場人物のバルゴくんが終始ソレを願っていたという話なのだ。そのくらい彼のスケベな想いが濃く繁栄された楽しいファンタジーアニメです。

 

 キャンキャンよく吠える元気なニニーちゃんとクールに結構エッチなのえるちゃん。このツインヒロインの組み合わせはベストマッチ!

 そこにスケベ男子のバルゴくんというノイズを放り込むことことで生まれるなんだかんだ調和の取れたケミストリーが心地よい。

 

 敵は何らかの死骸を皮に被って社会に潜伏している。犬でも人間でも構わず、死んだ何かに入っているから要注意だ。結構厄介でグロいやり口で来るのなぁ。

 

 暴れまわるドラゴンをやっつけるアクション作画が元気。絵が綺麗でとても楽しいファンタジー作品でした。

 のえるちゃんが良いなぁ~と思うので、単発ものでなくもっとたくさん続くシリーズで見たいかも。

 

 ニニー、のえる、それぞれを演じる田野アサミ、山田唯菜がメインを張るのも珍しいような。

 のえるちゃん役の山田唯菜は、私が最近見てハマった「アイドルタイムプリパラ」のみーちるの中の人じゃないか。みーちるの暴れた面倒臭さを持つ女の芝居と全然違う。良い声じゃんか。

 

 また素敵ガールズバディに会えると良い。それとスケベボーイにも。キャラが活き活きと輝く楽しい作品でした。

 本作で景気付けしたところで、そろそろ来るBLEACHの新作アニメも楽しみに見よう。

 良い作品を提供してくれる久保帯人先生にありがとう!そしてこれからも応援しよう!

 それとウチのお兄ちゃんが、「久保帯人は何か面白い」と作品でなく人間を褒めていました。面白いなら良い事だ。

 

koshinori.hatenablog.com

 

 

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